空のオベリスト
Obelists Fly High   1935

 外科医エイモス・カッターのもとに命を奪うという内容の脅迫状が届く。しかし彼は国務長官の兄の手術を手がけるために飛行機でアメリカを横断しなければならない。そこでマイケル・ロード警部がカッター氏を目的地まで護衛することになった。

 万全の準備をして飛行機に乗り込むロード警部。そしてカッター氏と姪のフォンダとアイザ、それとカッター氏の助手のティンカム。また飛行機の同乗者には劇作家、哲学者、牧師、心理学者が乗り合わせた。その空飛ぶ密室の中、カッター氏が酔い止めのカプセルを使用した際、急に苦しみだして死亡する。

 カッター氏にカプセルを渡したのはロード警部であった。犯人はどうやってカッター氏を特定して毒ガスをかがせることができたのだろうか?



 実はカッター氏は亡くなってはいなく、ロード警部が脅迫者の目を欺くためにカッター氏を仮死状態にする薬をあらかじめ用意しておいて、それを使用したのであった。

 しかし飛行機が乱気流にのまれ空港になんとか不時着した際、ロードがあわててカッター氏の容態を確かめに行くと、ロードは何者かに襲われ気絶し、その間にカッター氏は喉を切り裂かれていた。

 全員にこれまでの出来事とカッター氏が実は生きていたことをロードは告白し、飛行機が不時着してから小屋の中に全員が移動するまでのアリバイを調べ始める。そしてロードは兇器を特定し、アリバイによって犯人を特定する。

 しかし・・・・・・



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