my dear 2

 

my dear 4

 

 

方程式

 

 

すこしずつ

視線を

合わせられなくなり

すこしずつ

何気ない

会話がへっていき

 

すこしずつ

二人の間の

空気が変わってく

 

恋のはじまりと

恋の終りには

同じ方程式が

あてはまるんだ

 

 

sameone

 

ダレカ

イイヒト

イナイカナ

こんな言葉

よく耳にするけれど

 

ほんとは

ダレカ  じゃなくて

アノヒト  がいい

 

ううん、

アノヒトじゃなきゃ

だめ

 

 

 

Blue Valentaine

 

 

イヤな予感はしていた

いつもの電車に乗り遅れた

仕事がはじまってから

パンストのでんせんに

気付いた

友だちに

髪がはねていると笑われた

 

帰り道で渡そうと

ポケットに忍ばせた小箱

ラッシュに押されて

少しつぶされていた

 

気付かぬうちにアノヒトは

会社を出て行ってた

追いかけようとしたら

雨が降り出した

 

大きな黒い傘を目指して

急ぎ足で歩く

赤信号たちが

ワタシの邪魔をする

 

どう頑張ってもうめられない

この距離は

ワタシ達の

現実なんだと思えてきた

 

その夜

こたつで食べた

チョコレート

今まで

食べた事がないくらい

甘かった

 

 

 

 

コイのおわり

 

あなたが望んだものを

わたしが望まず

 

わたしが望んだものを

あなたが望まなかった

 

ただ、それだけ

 

 

 

「一寸先は闇」

 

あと半歩

前に

進んでみたいけれど

一寸先は闇

怖くて踏み出せない

 

かといって

ひきかえすことも

できないくらい

 

ギリギリの恋

君への想い