FAYE WONG JAPAN TOUR 2001

            王菲日本演唱會 2001        その2

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 中には初めて聞くと思われる曲も歌っていたけど、そんなん関係なかったですわ。「矜持」の時に、フェイが出だしを間違えてしまって、「Sorry Sorry・・・」って言って歌い直すハプニングもあったけど、それも生でしか味わうことのできない体験。^^

 「開到茶靡」の時は、フェイの立っているステージの1部が上がりだしました。で、拡声器を用いて歌ってましたわ。ちょっと意外だったけど、バックスクリーンの映像効果もマッチしてて良かったです。

 「感情生活」が始まると、ステージの前に薄い幕が下からフワフワ〜って上がってきました。これじゃ〜フェイがハッキリ見えない。前回の武道館コンサートの時も、この曲時では、フェイの顔がマイクの先に固定された網のせいではっきりと見えなかったようです。———で、フェイが登場。 「あ・・・あれ?!」しばし目を凝らしてフェイの衣装に注目する。

「ダっ・・・ダチョウ?!」

 曲が終わると同時に幕も下ろされた。後になってその衣装が白鳥だった事を知るけど、これはやられた!ダチョウ(これでいく)の首がニョキっと伸びて、フェイの肩まで達している。後ろにはダチョウの尾が取り付けられている。フェイの衣装はほんと斬新で個性的ではあるけれど、今回だけはそれを超越してしまったようだ。いやっ、近未来は皆このような格好をする可能性だってある!(・・・んなわけねーよ!)でもフェイが動くと尾がそれにあわせてフリフリ動くもんだから、見ててかわいかったよ^^;

 ってその衣装のまま次の曲へ行くんかい!(「いくんかい」で変換すると「意訓戒」になるな) 大阪公演の時はダチョウの首がまっすぐ伸びてたらしいけど、ホントなの?ねえ?関西を意識してやったの?で、結局その衣装で8曲ほど歌ったんだっけな。

 「天空」が歌われたとき、多くの人が感動したことだと思います。

 で、「ウソコイ」の主題歌。フェイは日本語で「次は、ドラマ ウソコイのうた」って感じでメモに書かれた文字を読み上げていました。で、歌詞のほうはあまり覚えていないようで、フェイは下のモニターばかり見ていました^^;

 衣装がドレスに変わり、「EYES ON ME」。何度も聞いてるけど、これは名曲ですな。でも毎回歌詞を間違えたりしてるから、今回はどうかなと心配しながら聞いていたのは俺だけじゃないはず!で、フェイはまた下のモニターを見てました・・・。結果、やっぱり・・・だったね。^^

 次は誰かの曲を歌ってました。「Thank you for hearing me」って聞こえました。で、曲名はそれでした。うん、心にしみこむ歌でした。観客への感謝の気持ちを歌ったんだと思ってます。

 フェイは日本語で、「次は、最後の曲です」と。   「え?もう?!」   曲は「人間」。前回のコンサートもこの曲がラストでした。Yu Wongは寂しさをこらえながらフェイの姿をじっと見つめていました。歌が終わると、フェイがステージの下へ降りていきました。と同時に天井へ向かって金のテープが大量に打ち上げられ、それが観客の頭上にたくさん降ってきました。ものすごくきれいな光景の中で、フェイの姿が見えなくなりました。

 しばらく無言状態でボーっとしちゃいました。自分の中の時間の概念がどこかへ行ってしまうほど、言葉では言い表せない夢のようなコンサートはあっという間に終了してしまいました。

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