猛虎館の惨劇
 現時点(H15・8)でのタイガースは、何というか…奇跡?(うわ、禁句)
ジャイアンツばかな私ですが、基本的に『プロ野球が好き』なので、タイガースの快進撃は見ていて楽しいです。

 きっと有栖川先生も今年は楽しくて仕方がないはず。そんな先生の『愛』が、この作品には溢れています(笑)。

 私の大好きなトラッキー大活躍!!(そうか?)  1番好きなシーンは、「カ、カッコええ詩ですな」 わははははは。感動している姿が目に浮かびます。
 「虎がキョジンから首位を獲ったんですよ」・・・今年のジャイアンツファンには辛すぎるラストです…。

 黒と黄色の縞模様の建物…どこかにありそうで嫌だな…。  ちなみに、うちの居間はどこを見てもジャイアンツ。ユニフォームにメガホン、フィギュアにカレンダーに色紙と、家族でばか。さすがに家は黒とオレンジではありませんが。うさぎ飼ってないし。

 
 あと、北村薫さんの「五人の王と昇天する男達の謎」がいいです! なんといっても有栖川先生が主役だし。ジャイアンツの選手の名前も出てきて、ニヤニヤしながら読みました。北村先生ありがと〜〜〜!!
 他の作品も意外性充分で、ホントにお徳な1冊ですねvv 「著者紹介(の代わりの阪神ファン歴)」もよい(笑)。

 今年の阪神の強さの秘密はこの本にあるんじゃないかと、ちょっと本気で思った。

   
テキスト:『新本格猛虎会の冒険』(’03.3 東京創元社)