心の雫

雨の庭を楽しむ1の方法

心、きらり。

雨の庭に私は佇んでいます。



雨の雫一粒一粒が誰かの
想いだったのなら、
おもわず両手を広げて
雨を受け止めようとするでしょう。

誰かの喜びであったり、
誰かの悲しみであったり…。

冷たく輝くその雫は、
まるで心の結晶。

それは、誰かの厳しさなのかもしれない。
それは、誰かの優しさなのかもしれない。

それは、顔も知らない相手なのかもしれない、
昨日道ですれ違った貴方だったのかもしれない、
それは、今日の私自信なのかもしれない。

美しい心の鏡には
美しい光の粒がキラキラ輝いているものなんだろうか。

本当の美しさはきっと、
静かに降り続けているこの雨の庭のような
ものなのかもしれない。
しっとりとぬれた雨の庭は、
心を潤す風となれ。

雨にぬれた花びらは、枯れたりなんかしない。
むしろ、強さを含んだその色は
美しい雨の雫をドレスにして
天井を仰ぎ見る、まるで女神のよう。

雨の庭。

もし、貴方がここに佇んだのなら、
何を考えますか?
悲しみますか?

雨は、悲しいだけじゃない。

美しいって呼べるものだって
貴方にも教えてあげたい。

美しいものは、いつも私たちの心を包んでいてくれる
モノばかりだから。


心が潤されていく。

美しさの中には強さと優しさが含まれているから。





トップへ
戻る