穏やかな秋に。

紅葉色の、愛言葉
秋の色に染まった幻想世界

美しくもため息を漏らしながら
秋色の森の中を静かに歩きます。

湿った空気に秋の切ない香り

遠くの連なる山をみて歩けば
足元に生えている小さな花を見落とします

足元の花をみてあるけば
遠くに連なる山を見過ごしてしまいます

両方一緒に見たいのなら
そんなに足早にならないで
ゆっくり歩きましょ

たまには止まって静かにその世界、
眺めてみましょ

そんな足早にならないで
ゆっくり歩きましょ

大丈夫、
振り返っても
ちゃんと私はそこにいますから。

ゆっくり
年に一度しか訪れない秋という季節を
みてあげましょ

冬を迎えるために
もてあます生命力を
季節の色に預けた
秋色の世界、
ゆっくり見てあげましょ

そんなに足早にならないで。
今、目の前にあるそれらのモノ、
見落としたら
次に見るときには
同じ秋色でも
確かに今年とは違った色になってしまっているから




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