ぼやき、のようなもの、もしくは自己嫌悪

  

愛がきれいな感情だと思ってる奴等に渡せるものか、

届かない愛を抱えて、愛するものの幸せをただ願ってる

そんなさびしい気持ちを美化してくれるな

美しくなんかない

そんな、孤独

そこに吹き荒れる悲しみをどうしてくれるのだ

むなしさの存在を無視できるのか

  

「それは、あなたが本当にはその人のことを愛していないからだよ」

  

そんな言葉にだまされない

本当の愛ってなんだ?

おまえに何がわかるのだ?

私に何がわかるというのだ?

愛する人の幸せな笑顔を遠くから眺めて安心する

あの人は幸せなんだ、って

それでいい、そう信じ込むための労力を誰が口にするだろう

  

愛をただ賛美する奴等に決して渡してなどやるものか

  

  

  

嫉妬ってやつは、いつも醜くて処理しかねる

嫉妬ってやつは、対象と原因があるから生じるわけで、

時々、原因のほうから根本的に処理してみたくなる

そうすればもう2度と醜くなどならなくてすむ、なんてのは浅知恵で

きっとまた原因にうまく招かれてしまうのだ

限りない人間の欲望は、どう飾り立てても醜いってことを

どうしても認められない、

もしくは心の中では認めてる癖して、知らんぷりしてる

そんな、あなたを憎んでしまう

そんな、あなたを最初に壊してしまいたい

そんな、あなたがきっと嫉妬の原因

人はきれいなものを横目でうらやみつつ

それを踏みにじるか、永遠にただあこがれ続けるのだ

  

  

  

許せるか、許せないか

それは紙一重

許せるような気もするし、

許せないような気もするし、

つきつめていけばいくほど、

多様性のあるこの世の中では、絶対的な視点などあるはずもなく

結局は、許せる理由も許せない理由もあふれるほど抱えてる

選ばせるのはあなた?

  

<2001.3.20>

  

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