家を建てる
彼も私も"家庭"は知っているけれど
"家"を持ったことはなかった
フワフワとこの年まで
無責任に漂うように生きてきた
時代に流され
これといった意見ももたずに
ただぼんやりと年を重ねて・・・
今いくつもの気苦労を経て
雑事をかいくぐり
やっと姿を表しつつある我が家
いつまでもフワフワとしてはいられないな。と
地に足をつけて
次の世代を育てるために背負い込んだ大きな荷物
そして子供達の故郷となるその場所は
いつも明るく騒がしく
けれど暖かい場所にしていこう
ささやかだけど
かけがえのない我が家だから