父という理不尽な生き物。


  私が大学に入る直前、
  「えりちゃんが、このまま実家に帰ってこなかったら寂しいんじゃないの?」 という友人からの質問に
  「どうせ嫁に行くんだもんな。さっさといなくなって欲しいよ。」と言っていた父。


  さて、大学に入って1年後、私は今の彼氏と出会いました。
  出会ってすぐに意気投合、お付き合いが始まったわけです。
  初めのうちは二人だけの世界を満喫しておりましたが、しだいに父や母も電話越しの私の変化に気づいたようです。
  旅行に行くと言えば「誰と行くの?どこに行くの?どこに泊まるの?」と食いついてきます。
  旅行についてはさすがに嘘をつきましたが、デートまで隠すことはないかなと思い、彼氏の存在を打ち明けることにしたのです。
  付き合って半年経った頃、11月のことでした。

  えり 「あのねー私、彼氏できたんだよ。」
  父 「えっ!?お前、彼氏いるのか??」
  えり 「うん、もう半年くらいになるかな。年は22歳で・・・(←彼氏のアウトラインを説明)」
  父 「・・・」
  えり 「まぁ、いるって言っておきたかっただけ。」
  父 「えり・・・」
  えり 「何ー??」
  父 「男は経済力だぞ。」

  あのー、彼氏はまだ大学生なんですけど。
  経済力を求めるのは早すぎじゃないですか??


  2年が経ちました。
  あれから父との間で特に彼氏について話すことはありません。
  ある日の電話

  父 「元気かー?」
  えり 「元気だよ。今日は彼氏と花火を見に・・・」
  父 「風邪引くなよー。じゃっ。」  ガシャンッ(←電話を切る音)ツーツーツー・・・




  今だ父は彼氏の存在を認めたくないようです。






実家にて。


 またまた実家の話です。

 小泉改造内閣の顔ぶれが決定した金曜日、我が家は予備校へ行く弟以外が揃って夕食を食べていました。
 テレビをつければもっぱら新しい内閣の話。
 うちの家族も当然、その話になります。
 って言っても特に興味があるわけではないので人事への批判や政策論争などは全く無いのですがね。


 えり:「派手だよねー。他の内閣だったら目玉になる人ばっかりじゃない?」
 母:「安倍さん、若いって言ってもねぇ。」
 父:「俺と・・・同い年だ。」


 安倍晋三さん:現在49歳。お祖父さんは岸元総理。
          自民党幹事長で現在、総選挙のことで頭がいっぱい。

 うちの父さん:現在49歳。お祖父さんはギャンブルで持っていた土地を全て失った大ばか者。
          現在は禿げ上がってくる頭と出てくる腹のことで頭がいっぱい。



 この差は一体なんだろう・・・。






親の暴言。


 突然、実家から呼び出しがかかったので2泊3日の強行日程で行ってきました。
 ありがたいことに京都−茨城間は直通の夜行バスが走っているんです。
 採算が取れなさそうなバスだけあって学割が効かないことだけが残念ですね。

 さてさて、距離も距離なので私はあまり家に帰りません。今回も久々の帰郷でした。
 ガラガラとスーツケースを引いて家の前まで行くと、偶然ごみを出しに来た母親に会ったんです。
 開口一番、母は


 「なんか気持ち悪い色だねぇ、今回の髪の毛。」


 うわっ!!いきなりそれかい。ちょっと肩透かしを喰らった感じでした。
 でも私にも言い分があります。
 説明をしようとしたその時、「お、えり。帰ってきたな。」父親が登場。
 そして一言、


 「お前、今の髪の毛の色、似合ってないぞ。」
 





似合っていない、気持ち悪いと言われた髪の毛の色は
あなた達が生んだ娘の地毛の色なんですけど。






そっくりさん。


 「店長〜!!この魚、何ですか??」
 バイト先でまかないを食べていて焼き魚が出てきたので店長に聞いたんです。
 そして返ってきた店長の言葉は「えりちゃんの仲間やで。」
 なんだろうと思いますよね、普通。

 流すのもアレなんでちょっと突っ込んでみると、「サヨリ」という答えが。
 それでもなんだか意味がよく分からないので、首をかしげていると、
 「だからぁ、見た目はキレイだけど腹は黒いってこと!!」と言われました。

 ・・・なんか3持ち上げられて、7落とされた感じです。
 でも持ち前のポジティブシンキングで、「え、美人ってことですか?」と聞き返すと、
 「見た目がキレイ!!」と念を押されてしまいました。
 つまり美人ではないってことね。


ニホンゴッテムズカシイナァ・・・




 そして昨日、母親からの電話で「バイトは頑張ってる?」と聞かれました。
 それでうまくやっているよ、という代わりに「この前、店長にサヨリに似てるって言われたの。」と話したら、
 
 「あんた、よっぽどなのね。サヨリってお腹まぁぁぁぁぁっ黒なのよ!!」

 だって。
 身内のなでフォローも無く、いきなり20くらい落とされた気分でした。


う〜ん、日本語って心に響きますね。
 






実家話(その1)


 実家に行って1日目。
 まずしなければならないことは、「えりの大学の学費を出してくれている婆様に会いに行くこと」
 
 婆様とはうちの唯一現存のおばあさんのことです。
 おじいちゃん子だった私はおじいちゃんが亡くなった後、ちょっとだけおばあさんへの接し方に戸惑いました。
 それだけおじいちゃん子だったんですね。

 でもまぁ、血の繋がったおばあさんな訳だし、しかも学費というでかいものを担ってくださっているので頭が上がりません。
 先月帰郷した時に顔を合わせなかったので今回は即、行きました。



 えり : 「おばあちゃ〜ん♪」

 おばあちゃん : 「・・・」 

 お父さん : 「えりが帰ってきたんだよ。」

 おばあちゃん : 「・・・」

 えり : 「久しぶりだねぇ、おばあちゃん。」

 おばあちゃん : 「・・・」

 お父さん : 「・・・」

 えり : 「・・・」







 おばあちゃん : 「えりか?えりなのか?!えりの顔はこんな顔だったか??」








 たかが3ヶ月、でもおばあちゃんにとっては孫(しかも初孫で唯一の女の子)の顔を忘れる3ヶ月だったようです。






京都に帰ってきました★
 

 お久し振りです、えりでございます。
 皆さん、覚えててくれていますかぁ??

 月曜日更新・・・なんて言っていましたが、ついつい今日(水曜日)まで実家にいてしまいました。
 しかもゴージャスリッチに新幹線、その上「のぞみ」での往復でした。(っても自由席ですが)
 だって安くなったし、乗ってみたいじゃないですか♪(本当は親持ちの旅費だったからです。)


 いや〜、実家っていいですね。
 寝てても朝ご飯は出来てるし、
 長風呂してても昼ご飯は出来てるし、
 気がついたら洗濯も終わっているし、
 「今日は○○が食べたいなぁ」なんて言えば晩御飯に出てくるし。


 マジ、私ってお嬢様?!
なんて勘違いするほどです。

 ってことでこんなわがままが通用するぎりぎりまで実家暮らしを満喫しました。
 私はあまり長居するとしいたげられるんです。
 なのでそこは見極めが肝心です。



 以前の帰郷で2週間という長期滞在をした時のことです。

 滞在3日目、父から「(アナログ回線のため)電話料金が高くなるからパソコンを使うな。」のお達しがありました。

 滞在7日目、母から「いつまでいるの?」と質問されました。

 滞在10日目、弟に「チッ」と舌打ちをされました。

 そして滞在14日目、電車の時刻を確認している私に「まだ帰らないの?」と家族全員で質問してきました。





 
帰るっ!!帰るようっ!!二度と来るかっ!!




 バカヤロウ!!

 

 ってことで長居は禁物なんですね。





ペット。


 私はペットを飼った経験がほとんどないんです。
 金魚とカメとガチョウくらいですかね。
 理由は、私自身がアレルギー性鼻炎ということで動物の毛に弱いということと家の事情というやつです。

 小さい頃は「どうしてうちはペットが飼えないのっ!!」なんて泣きついたこともありましたが
 自分のことさえだらしないうちの家族にペットを飼えるわけもないと最近になってようやく気づきました。


 さて、そんなうちの家族がなななななんと「ペットを飼おうかな」などと言い出したのです。

 
 理由はアレルギー持ちの私がいなくなったことと
 高校生の弟が大学に合格すれば来年は家を出るからです。
 つまり寂しいんですね。
 うんうん、かわいい娘は大学を卒業しても戻る気はないし、
 その上無愛想な息子までもいなくなるもんね。
 ペットくらい飼っていいよ。私も帰った時は面倒見るからさ。




 ・・・でもさぁ、なんでかな?










 飼う予定のペットがブタ

















 名前が「えり」なのは??




 (しかもミニブタじゃなくて本物の豚だって言うんだから泣けてくるよ。)






ウンチク話。


 ある日のパパさんと弟と私の会話。

 「日本のカレーはさ、インドのものではなくイギリスのものなんだぞー。」

 「そうなんだー。」

 「・・・・」




 また別な日

 「うみたなごはな、安産の縁起物だっていう地域と難産になるって嫌う地域があるんだぞー。」

 「ふぅん、難しいねぇ。」

 「・・・・」




 またまた別な日

 「ねぇねぇ、ボジョレーって他のワインと違う製法で造られてるって知ってた?」

 「そうなのか?!」

 「えっ?知らなかった??お父さんと同じく『美味し●ぼ』から仕入れたネタなんだけどなぁ。

 「なんだよ、親父の今までのウンチクってもとネタがあったのかよ!!」







 
ウンチク好きのパパさんにちょっとだけイジワルを☆ (‾ー+‾)






じい様。


 週末を利用して実家に帰るつもりなので今日は少しだけその準備をしていました。
 実家には用事があって毎月帰っているのですが、
 荷造りをしていていつも思い出すのはおじいちゃんのことです。

 旅行が大好きだったおじいちゃんは、
 旅行から帰ると真っ先に孫である私のところへ大きな荷物を持って会いに来てくれました。
 だから私にとって大きな荷物はおじいちゃんのイメージなのです。


 おじいちゃんは私に色々なことを教えてくれました。


 魚獲り(釣りではない)もたけのこ掘りも教えてくれました。


 旅行にもたくさん連れて行ってくれました。


 「塩で歯を磨くと良い」とか「トマトは砂糖をかけて食べるもの」ということも
 小さな私はおじいちゃんを見て知りました。


 おじちゃんがうちの母親よりも若い女の人と2人で写った写真を見て、
 私は初めて「人は本当に鼻の下が伸びるんだぁ。」と学びました。


 いかがわしいビデオを私がはじめて見たのもおじいちゃんの部屋でした。
 無知な私はただのプロレスビデオだと思っていたんですよね。





 
たくさんのことを教えてくれて、おじいちゃん本当にありがとう☆



 おじちゃんのおかげで、えりはこんなに立派な子になりました!!









 さて問題です。
 おバカな孫はどこから道を間違ったのでしょうか?






趣味。


 
『宝くじはたくさんの貧乏人が集まって1人の金持ちを作る』


 なんて言う人がいたそうですがそのとおりだと思います、ハイ。
 だとすれば我が家は貧乏人の役割ですかね。
 宝くじのチェックは毎年決まって私の仕事です。

 「はーい、宝くじ見ますよー。出して!!」

 こんな号令をかけると宝くじがどこからともなく出てきます。
 我が家はいつも決まった枚数だけを買うのでさっさとやれば15分で済みます。
 しかし、なぜか今年はいつもより枚数が多いぞ?



 「ねぇねぇ、お母さん。なんで今年はいつもより1.5倍の枚数買ったの??」

 「あぁ、いつもの量は『家族用』、残りは『おばあちゃん用』と『お父さん用』『お母さん用』よ♪」


















 
ドキッ!! ∑(◎_◎;) ・・・・・・もしや本気で熟年離婚狙い?!

 お互いに一財産築いたら別れようとか思ってるんじゃないでしょうね?!













 そう思うのには訳があります。
 娘から見てもとても仲の良い夫婦なんですが、
 最近思い当たるフシがあるのかなぜかお父さんはとても熟年離婚を恐れているんですね。
 お母さんにそれとなく聞いてみると「ふふふ。お父さんのことは嫌いじゃないのよ。」なんて微妙な返事が返ってきたり・・・








 ねぇ、神様!!


我が家の平和のために
いつまでも貧乏人役でいられますようにっ!!





 (ちなみに今年も投資の半額くらいという微妙な当たりでした。ヾ(´ε`;)ゝ ふぅ。。。億万長者には程遠い。)