深夜労働と未成年

2008.6.5  

(掲示板より)


夜の仕事といえば昔は、バーやキャバレーなどの水商売を指すことが多かったのだが、
このごろはどうもさま変わりして、未成年者の多くが夜の仕事に従事するようになっている。

中学から不登校になり高校に行っていない子供たちや、高校を中退した子供たちは、社会問題化するほど急増しているのだが、
彼らの多くが学校に行かずにどうして生活費を稼いでいるのかというと多くはコンビニなどの夜の仕事である。

昼間働くよりも夜の方が2〜3割時給が高いから、彼らはその時間帯を選ぶし、雇う方も時給を100〜200円上乗せすれば、人の嫌がる深夜労働をまかなえるのであるからその方が良いのである。

こういう形で需要と供給のバランスがとれているのだが、本当にそれでいいのだろうか。

深夜労働の多くは未成年者である。未成年者はほんらい労働上保護されなければならない存在であるが、今では逆にこの未成年者にこそ人がもっとも嫌がる深夜労働が請け負わされている。

いってみれば学校にも行けず、将来にも明確な希望を抱けない社会的弱者である未成年者に深夜労働がまわってきている。

高校中退者の数は社会問題になるほど増えているが、ちょうどそれに比例する形で深夜労働への需要が増えており、そこにすっぽりと社会からスポイルされそうな未成年者たちが投入されている。

ワーキンブプアというのはこういう形で生み出されていることを実感する。




教育の崩壊