校長と文科省の対立

     

2006.11.6  

ブログより


高校の単位不足問題が出てくる直前には、
東京大学による校長へのアンケート結果が公表され、
現場の校長たちの教育改革への強い不満が示された。

『教育改革は現場の実情を考慮していない』
『教育改革の速度が速すぎる』
そのような強い不満である。

そこにもってきて、今回の単位不足問題である。
これが関係者の間では公然の秘密であっただけに、
文科省が知らなかったはずはない。

文科省は現場の校長への見せしめのために、
そのような公然の秘密を持ち出さざるをえなかった。

一歩間違えば、文科省自身への批判ともなりかねないこの問題を取り上げたことは、
いわば『肉を切らせて骨を断つ』つもりである。

気づいてみれば、世間では学校と地方の教育委員会が悪いということになっていて、
文科省への不満は今のところ噴出していない。
文科省の筋書き通りかもしれない。

しかし今日、現場の学校長の中から二人目の自殺者が出た。




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