2003/10.3(晴れ)
70-200 VS 80-400

AF-S VR70-200mmF2.8GとVR80-400mmF4.5-5.6のどちらがいいのか?
っていうメールをいただいた。
もともとココでも書きたいトピだったので、書いてみようかと思う。
ただし、先に書いておくが結果は出ない!←きっぱり断言。(笑)

さて、この両者だが僕自身使用したレンズでもある。
VR80-400mmF4.5-5.6を約1年使用した後にAF-S VR70-200mmF2.8Gを買い替えた。
まず、VR80-400mmF4.5-5.6だがもともと80-200mmF2.8Sからの買い替えでもある。
コレには理由があって、話し出すと長くなるが簡単に言ってしまうと、400mmが必用になったからだ。バイクレースを撮影することになったのだ。

80-200mmF2.8Sにテレコンバーター(×2)をつければVR80-400mmF4.5-5.6になることはモチロン知ってはいたが、やはりVR(手ブレ補正機能)が魅力的だった。
バイクレースも失敗が許されない。
そのため、AF-S 80-200mmF2.8D(旧ニッパチズーム)+テレコンとVR80-400mmF4.5-5.6でカナリ悩んだ。モータ内蔵を選ぶか手ブレ補正機能を選ぶかだ!(笑)

総額でテレコンの必用なAF-S 80-200mmF2.8Dは随分高くなってしまうのと、流し撮りを考えると手ブレ補正機能が付いたVR80-400mmF4.5-5.6のほうがメリットは大きい。←流し撮りじゃなければAF-S 80-200mmF2.8Dなんだが。当時標準ズームはAF-S 28-70mmを所有していたので同じタイプのAF-S 80-200mmF2.8Dは諦めるのにつらかったっす。(笑)

結果、VR80-400mmF4.5-5.6は想像以上の働きをしてくれた。
手持ちの撮影で、流し撮りのときに上下のブレはしっかり補正してくれたのだ。
それに400mm時のスナップは安心してシャッターを切ることが出来る。
まさしく、スナップ感覚で使える超望遠レンズだ。
使用した期間は約1年と短かったが、数々の賞もいただいたし、けっこう稼いでもくれたレンズである。

それからAF-S VR70-200mmF2.8Gの発売に合わせて買い替えをすることになったわけだが。
理由は簡単、モーター内蔵と手ブレ補正機能が搭載されたからだ。
Gタイプ(絞りリングがレンズになく、制御はカメラボディで行う)のマウントはあまり気に入らないが、現在F100をメインに活動しているので、まったく問題はない。

いずれ欲しいと思っているのがテレコンバーター(×2)である。
これさえあればVR80-400mmF4.5-5.6とほぼ同等のスペックになるからだ。
ただし、本で知ったことだが両者同じ400mmの時の解像度はVR80-400mmF4.5-5.6の方がいいそうだ。
ボケ具合はまったく同じである。

基本的に普段よく使うのにポートレートがあるため、大口径ニッパチズームは僕にとってメリットが大きい。
テレコンバーター(×2)を所有していないので、200mm-400mm域では撮影できないのがツライが、いずれテレコンバーター(×2)を買えばいいことでもある。
お金がかなりかかってしまう選択でもあったが、撮影会や仕事(何やってんだ?)などでポートレートを写さなきゃならないので仕方がないのだ。

ここまで読んだ方はAF-S VR70-200mmF2.8Gの方がいいと思ったでしょう?(笑)
でも、もし僕が大口径ニッパチズームを意識しなかったらゼッタイVR80-400mmF4.5-5.6にするだろう!
なぜなら、さっきも書いたようにスナップ感覚で使用できる超望遠だからだ。
AF-S VR70-200mmF2.8G+テレコンバーター(×2)なんかより断然軽くて安くて使い易い。
僕の経験上だがシャッタースピード1/4でも何とか撮れてしまうのだ。
これはAF-S VR70-200mmF2.8G+テレコンバーター(×2)では試したことは無いが、僕の経験(主観的でスミマセン)ではテレコンの無い状態で同等のシャッタースピードで1/4。
つまりテレコン使用時1段あげて1/8ってことにもなる。

スナップでも200-400mmは充分楽しめるので、僕はVR80-400mmF4.5-5.6を勧めたい。
僕も金銭的な余裕があるなら両者持ちたいレンズでもある。
この場合、圧倒的にVR80-400mmF4.5-5.6の方をよく使うだろうが・・・。

結局、被写体にもよるが何を撮りたいかである。

筆者:ネオ

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