2003/4.22(晴れ)
AF-S VR70-200mmF2.8(その2)

さて(←?)、試し撮りの感想を・・・。
もちろんAF-S VR70-200mmF2.8Gである。

撮影は思った以上にラクだった。(笑)
レンズが小さい(小さく感じるの間違い)ので、撮り回しは想像以上にヨカッタと思う。
例の三脚座は手持ちのため外す。脱着は非常に簡単で便利だ。
三脚座を外すとさらにレンズが細く感じられる。

フードもロック式のお陰で、確実に素早く取付が可能だ。

レンズの購入時に保護フィルターも買ったので、試し撮りは全て保護フィルターを使用したことになる。
テスト内容は2本。
●1本(ネガISO-400/36枚撮り)が手ブレ補正効果テスト。
●1本(ネガISO-100/24枚撮り)が実践テストだ。

手ブレ補正テストは静物をシャッタースピード400分の1〜4分の1へと段階を追って撮影をしてみたのと、電車・クルマの流し撮りである。
静物の手ブレ効果のテストは、結果からいうと20分の1が境になる。つまり20分の1より遅いシャッタースピードではブレが確認された。←但し3枚に1枚に手ブレの割合。
参考に、撮影時に肘をテーブルの上に固定した撮影では4分の1のスピードでもブレることはなかった。
段階を追って撮影をしたが、背景のボケ具合も変化があり、被写界深度の比較テストにもなった。開放値(400分の1)では素晴らしいボケ具合だ。

電車とクルマの流し撮りに関しては、AFのスピードが超音波モーターのお陰でストレスがなかった。この辺りはVR80-400mmと比べてもスバラシイ点である。開放値がF2.8と明るいので、AFの性能も当然いいとは思うが。
写真を見てもしっかり縦向きのブレは抑えられ、想像通りの出来映えである。

もう1本の実践テストだが、これは日を改めて朝、撮影をした。
被写体は靄(もや)のかかる雑木林と滝である。
撮影時間が朝ということと、天候が悪い上に雑木林の中ということで、シャッタースピードは60分の1以下である。深度を深くしたいケースではシャッタースピードを20分の1まで落としてみた。
出来上がった写真の印象はVR80-400mmよりも線が細いって事。
それに発色も偏った印象はない。
まずまずの解像力だと思った。線の細さやシャープさなど充分納得できる。
EDレンズが5枚使用されたレンズなので、妥協はしないだろう。(笑)
手ブレもほとんどの写真で確認はされなかった。

滝の写真も手持ちでスローシャッターが切れるのに便利だと感じた。
実質、三脚を使用する事を考えると、もっともっと重装備になるのでホントすごい。

ほとんどスナップ的な撮影になったが、本来三脚が必用な撮影だと思うと、このレンズの凄さには驚かずにはいられないだろう。

ネオ

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