2002/10.4(晴れのちカミナリ)
最初の1本!

表題の1本はレンズのこと。
つまり一眼レフカメラを初めて買うときに「まず1本」買うなら?
ってことが今日のテーマである。
最初に言っておくが、かなり主観的な考え方になるかも知れないので、聞き流して欲しい。←読み流して?
例えば一眼レフカメラを買う前に、コンパクトカメラやデジタルカメラを使用しているなら、およそ、自分の好きな画角がお分かりであろう。
しかしカメラって初めて!っていう方にとってのレンズ選びはかなり苦戦する。
僕の場合オヤジのカメラを奪い(借りてのつもりが・・・)、最初の1本を考える必用はなかった。35mm-70mmF4.0固定のズームレンズだ。このレンズはトーゼン昔のものなので際だったスペックではなかったが、カナリの接写が可能なレンズだ。それにF値が固定っていうのも気に入ってた。しかしカメラを本格的にするつもりはモートーなかったので、使い方はお粗末なモノだった。
やはり35mm-70mmは使うには物足りなさは感じた。ズーム域が狭いのである。
当時最初の1本と考えれば、悪くはないけど。
何度か書いてる「標準レンズは何がいいのか?」と非常に似通った事をこれから書いていくかも知れないが、もともと標準レンズっていうのが、一番良く使うレンズの事だと、ここではそう解釈して欲しい。
最近はカメラにダブルズームをセットしたモデルが比較的多くなってきた。
各メーカーのスタンダードカメラがほとんどだ。
でも、触手がそのカメラに向かない場合。当然レンズ選びが必用になってくる。
現在多くのレンズが発売されてて買うのに本当に迷ってしまう。
カメラ歴の長い人でも人のレンズを見繕うのは難しい。
それは使用する人によって様々な選択があるからだ。
例えば子供や女性、お年寄りの方達。
あまり体力のない人たちにとって大きく重たいレンズは難しい。
出来れば体力的にあまり負担のないレンズの方がいいだろう。
誰でも言えることだが高価なレンズも最初の購入は難しいだろう。
まだ「カメラ(写真)」の扉を叩く前なんだから、いきなりお金をかけるのもいい方法とは言えないのだ。
じゃぁ、イカほどの値段が妥当か?
これは難しい。
お金をいくらかけてもいい人。出来るだけかけたくない人。様々だ。
そのため、いろいろな価格帯で同じような画角のレンズが存在しているかも知れない。
でも、値段の差は必ずレンズのスペックに反映しているので、値段だけがレンズ選びの根底にあるとは思えないのだ。
つまり、高くても必用なモノなら仕方がないのだ。
レンズ専業メーカーが存在する。タムロン、シグマ(カメラもあるけどね)、トキナー、コシナなどである。
こーいったメーカーは当然、レンズを主力に作ってるわけだから品質は問題は無い。←昔は安すけりゃオーケーって感じだったが。
しかも純正レンズより値段が安いときたもんだ。
純正レンズで候補が出来たら、レンズ専業メーカーの同じようなスペックのレンズと比較してみてもいいだろう。
それから型遅れのレンズ。中古品などもそうである。
光学的なモデルチェンジではなく操作性をリニューアルしたモデルに替わったモノである。
これははっきり言ってオイシイ。
モーター内蔵とか手ブレ補正とか三脚座の有無、またズーム域の変更で変わってしまった旧タイプのレンズである。
新品で購入するのには程度の問題はあるが、かなりのお買い得モデルとなっている。
ショップの中古販売などならほとんどがショップの保証期間を設けているので安心だ。
ま、初めてカメラとレンズを買う人がイキナリ中古っていうのも難しいかも知れないが・・・。
使用目的に合わせたレンズ選びが必用になるのは当たり前である。
広角側が好きな人、望遠側が好きな人、ほとんどをカバーできるレンズがいいっていう欲張りな人。様々だ。
だいたい一般的な標準レンズっていうのは画角の50mmが含まれたレンズをいう。
単焦点レンズの35mm・28mmが標準っていえばそうかも知れないが。←コンパクトカメラの単焦点はほとんどがコレ!
単焦点レンズの場合、ほとんどのメーカーが用意しているがあまり種類は無い。
明るさ(F値)によって2〜3種類を用意している。
これらは画角の違いはまったくなく、明るさ=値段という考え方になるだろう。
大きさや重さ、値段も大きな差はないだろう。。←一部F1.0なんていうのもあるが、こいつは例外だ。
で、問題になるのはズームレンズでの選択だ。
これは多くのモデルが用意されている。
価格で言えば2,5000円位〜220,000円位で、約10倍近い差がでてくる。
唯一の共通点と言えばズーム域ぐらいである。使用してるレンズの品質や造りはモチロン違うし、機能的にみるとマクロを搭載したモデルや、超音波モーターを内蔵したモノ。手ブレ補正機能が付いたモノ。高倍率ズームなど色々だ。
当然便利な機能は多い。
写した写真に関して言うと、マクロ機能が付いたモデルはかなりの接写が出来るので付いていないレンズには真似は出来ないが、モーターや手ブレ補正については写りに大きな差は出てこないだろう。←手ブレ補正はちょっと違うかな。。。
高倍率ズームは28-200mmとか28-300mm。28-135mmなんんかもそう言うかな。。。
当然テレ側の撮影では違いが出てくるだろう。
性格がいろいろである。
そんな中で最初の1本ってなると、やはり目的を考えないといけない。
値段の差が大きいレンズの選択でやはり気をつけないといけないのは、レンズの使いこなし術ではないだろうか?
いくら高いレンズを使っても、特性を知っていないと無理な話だ。
逆を言えば、安いレンズでも特性を理解していれば使いこなすことは出来るのだ。
うまく使いこなせば、ビックリするぐらいの写りが可能だ。
例えばF値の暗いレンズはどうしてもシャッタースピードが遅くなる。高感度フィルムを使用してみてはどうだろうか?
粒子の粗さが気になるなら低感度フィルムで三脚を使うのだってOKだ。
それからレンズは開放絞りよりも1段〜2段程度絞り込む方がキレイに写るのだ。お試しアレ。
マクロ機能に関してはクローズアップレンズって方法もある。
2,000〜5,000円ぐらいで買えると思うが、フィルターと同じように装着出来る。簡単だ。しかもF値は変わらない。←撮影距離の幅の制限はしかたがないが・・・。
モーター内蔵のレンズはさすがにピント合わせが速い。でもいったいどれくらい恩恵に与ることがあるだろう。無くてもOKだ!←きっぱり。
使って慣れろ!
これだけだな。。。
いろいろ書いたが、結局レンズ選びは自分で決めよう!ってことで。←かなりいい加減(笑)
でも、本当にそうなのだ。
僕もよくメールで聞かれるが、どんな機能なんだよ!って、言えても、絶対に買いだ!って、言えないのです。。。
レンズの性質をよく勉強してみてからでも最初の1本は遅くないと思うのだ。
一生懸命考えて選んだレンズ。絶対に愛着が湧くモンですよ。(笑)

ネオ

                             |Back