2001/12.8(晴れのち曇り)
友人よ永遠に

「友人」と言う言葉を聞いて、皆さんはどう感じるだろうか?

僕にも友人はたくさんいる。
小学生時代からの友人、中学生時代からの友人、高校生時代からの友人、大学時代からの友人、社会人に成り立ての頃の友人、独立をしてからの友人。
知り合った時代によって、感じ方が違うかも知れない。

小さい頃からの友人よりも日の浅い友人の方が、腹を割って話せる場合もある。
仕事上のお付き合いだけでなく、それを越え、尊敬する友人、信頼できる友人、気の合う友人だってあると思う。

ショックな事があった。
仕事の関係で知り合った方の訃報である。

このホームページでこのような事を書くのは非常に悩んだ。
でも、今のボクは何故か書かかないと気がすまないのだ。
これを読んでいる皆様にお願いがある。
非常識だと思わないで欲しいのだ。
でも、ここまで読んで、非常識と感じた人は今日はこの先を読まないで欲しいのだ

彼との付き合いは10年くらいになるが、年齢が比較的近いのと、家も非常に近く、親しくさせてもらっていた。

彼は2年ほど前に手術をし、激ヤセをしてしまった。
彼はある小さな会社の二代目社長だが、手術後の経過が悪く入退院を繰り返し社員に任せてずっと休みがちだった。
そんなことで最近はほとんど会う機会がなかった。
でも、時々会うたびに、変わっていく彼を見て、ひどく心配をしてしまう自分がそこにあった。

以前、同じような人を見たことがある。
ボクが初めて尊敬できると思った人だ。

その人はボクの親父くらいの年齢の人だった。
ボクが社会に出て、初めてデザインのことや人との付き合いのこと、会社の経営の仕方など、いろいろ教えてもらった方だ。
年代こそ違うが年齢の違いに見られるギャップは全くなかった。
7年前に癌で亡くなられたのだ。
その人の事を思い出してしまう。
その時は、本当に悲しい思いをした。
ボクがその人のもとを離れて、地元に帰り6年間会社勤めを経て、独立(会社設立)した翌月のことだった。

しかし今回のことも、突然のことだった。
予想しなかったと言えば嘘になる。
でも、最悪の事態は予想したくないのだ。

彼は、僕と同じ頃から趣味でマッキントッシュを使いだした。
もう、8〜9年たっている。
始めた頃はよくマックのことについて語ったものだ。
パソコンが非常に身近になって、これからのデザイン業界のことをいろいろ模索でき、すごく楽しい時間を過ごした。
今の僕があるのも少なからず彼のおかげと言ってもいいと思ってる。

30も半ばにくると、色んな人たちとの出合いや別れを経験してきた。
でも、今回のような別れは現実として受け入れたくないモノである。
同級生が亡くなったとき、大好きだった人が亡くなったとき、家族や親戚が亡くなったとき、随分悲しい思いをしてきた。
やはり彼も同じである。
悲しい思いがこみ上げてくるのだ。
彼の奥さんや子供さんのことを考えると、なおツライ。

これからは記憶の中で生きていくことになるが、彼の人柄の良さは、誰もが忘れることはないだろう。

ドウカ、ヤスラカナ、ネムリニツイテホシイ。
ダイジナ、ユウジントシテ、ボクハ、ワスレルコトハナイカラ。

ネオ

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