定期テスト全部終わりました。実験レポートはまだ残っているけど、まあ一段落。 しかし不安。果たして4年生になれるのだろうか。人事は尽くしたので天命を待つしかないの ですが…。すごくどきどきします。
テスト半分終了です。書いたことが合っていれば、ぼくは4年生になれそうです。当初の絶望的観測よりは かなりましな気分ですが、進級が微妙なことはいまだ変わりありません。 しかしあんまり焦んなくなってきたので、いい気分です。
さて、最近漫画ばっかり読んでいて、これでいいのかと思うことがあります。いいんです。これで。 面白いし、漫画は。今は漫画に漬かっていたい、そんな気持ちです。留年へのプレッシャーを、漫画のおかげで どれくらい和らげたことでしょう。かなり和らぎました。で、最近読んだのが、 坂口尚さんの作品。前に書いた、「石の花」と、「あっかんべえ一休」です。 「石の花」は、4巻と5巻がなかったのを、輪西のYESで購入しました。読み切って一言、凄いです。 それに尽きます。人間の幸福について、真剣に考えることって、最近だと変な宗教がらみになりますが、 「どうすれば幸せに生きられるのか」という問いは、絶対に持っていたほうがいい、こんな怠惰な僕にそう思わせるほど、 この作品における作者の人間に対する深く、真剣なまなざしは読む人の心を打ちます。特に延々と続く、ナチスの強制労働所の 描写は凄まじいです。 いや、エグいとかじゃなく、違う意味です。フィー死なないで、と思いました。それでいて、「男の子と女の子のおはなし」なのがいいです。ぼくそういうの好きなんですよー。主人公の男の子とヒロイン が出てくる話ってー。いいじゃないっすかー…あと、「力こそ正義」なマイスナー大佐の思想は、深いです。そう簡単に反論できません。 Vジャンプとかガンガンとかにありがちな「力こそ正義だワハハハハ」みたいな悪役(しかも美形)は、全部駄目っぽく見えてきます。 是非読んでください。漫画を愛していると自認する方は必ず読んでください。「人間の幸福」とか、すごく面倒くさい話だけど、 読んでいてあまり疲れません。それがまた凄いんですけど最後はちょっとクサイけどね。
上段でかなり熱くなって書いたのを、後で読んだらきっと恥ずかしいべなー、と思ってます。明日読んだら消したくなるだろう。
で、僕べた賞めの坂口尚さんの「あっかんべえ一休」は、一休さんの生涯を書いた伝記物です。これもまた素敵です。一休さんはお坊さんなのに
酒は飲むしSEXもし放題です。なんか羨ましくなりました。でも世の中は足利義満、室町幕府、応仁の乱と戦乱の時代です。人はどんどん死ぬし、人の心も生活が荒む分どんどん荒みます。一休さんは悩みます。
仏教てなんだろうと。煩悩は無くならないのか、とか。
かなり字が多かったので、飛ばし読みした部分は、2回目、3回目と読んだときに冷静に読もうと思ってますが、一休さん格好いいです。60過ぎても恋人作っちゃいます。
それから、一休さんの話と同時進行的に、能楽を発展させた観阿弥、世阿弥親子が出てきます。観阿弥の能と思想を継承する人たちが、裏主人公です。この部分の描写がまた美しいです。この作者は凄いです。ぜひアフタヌーンで連載とかしていてほしかった。
でももう亡くなられていて、本当に惜しいと、不謹慎ながらこの時始めて思いました。講談社漫画文庫で売ってます。次は「VERSION」だな。
さあ、帰って実験レポートを仕上げねば。後二日で出せなかったら単位落としちゃう。こんな感じで暮らしています。最近晩酌をしています。酒は安い焼酎を飲んでいたら、先輩に「その年で晩酌焼酎はヤバイ」
と言われたので、今はちょっとがんばってターキー飲んでます。ワイルドターキーおいしいです。
(2/20)
大学は、後期試験に突入しました。ぼくは留年のかかったテストとなります。絶対留年しないようがんばりたいです。
さて、最近ブックオフに行って、また漫画を買ってきました。藤子不二雄の「エスパー魔美」です。父親が画家で、ヌードモデルやってる魔美です。男子ならよく覚えているでしょう。
すごく有名な作品ですよね。それも、漫画よりテレビアニメの方が。
主題歌を覚えている人も結構いるのではないでしょうか。で、漫画を読んだんですけど、これが面白いんです。もっと子供向けの話しかと思っていたら、ストーカー行為をする同級生が出てきたり、
交通事故で娘を亡くした父親が、轢いた車の運転手に復讐するとか、「藤子・F・不二雄異色短編集」のようなおもむきです。
それで、超能力に目覚めた魔美が、同級生で、太めで運動神経はあまりないけど博識で勇気のある少年高畑さんと一緒に、困った人を助ける、というのが大体のストーリーですが、
ストーリーが毎回いい味出しているんです。魔美の父親の絵を買いに来たサラ金の女社長と、同じ絵を買いたいという、女社長の幼なじみのおじさんが出会う、とか、
売れなくなった歌手が、自宅に入ってきた強盗に歌を聴かせて改心させて、自身も立ち直るとか、まるで「人間交差点」のようです。そこに魔美と高畑さんが加わることにより、
ドラえもんなど、ぼくらがよく知っている藤子不二雄の世界の中で話しが楽しめます。
ぼくは小学生のとき一度読んだ記憶があったのですが、今読むと、出てくる大人の悲しみと、それを救う魔美の純真さにすごく惹きつけられました。藤子不二雄はやっぱり素敵だ。そう思いました。
あと、高畑さんはぼくの理想の男の子になりました。
ほんと、漫画の話だとよく書けるもんだと自分で感心してしまいます。さて、もう一つ買った本が、坂口尚の「石の花」です。講談社漫画文庫から出ていたのを、あらすじを読んで、すごく読みたくなったので買いました。
作者の坂口尚さんは、かつてあった「COM」という雑誌においてとても人気のあった人だそうで、とてもいい漫画を書いたけど、1995年に亡くなられたそうです。で、僕が惹かれたストーリーというのは、
第2次世界大戦が始まる前のユーゴスラビアで平和に暮らす少年クリロが、ある日ナチスドイツの侵攻によって家族と別れてしまい、友達を殺され、幼なじみの少女フィーは連れ去られ、兄貴はナチスの手下だった。
そしてクリロはパルチザンというゲリラ組織に参加していく・・・と、これだけでなんまら面白いとおもったのです。そして、ユーゴスラビアというのは多民族国家で、いまでもニュースで「セルビア人とクロアチア人との対立が・・・」というのがありますが、
この時代から、民族同士の対立があり、ナチスという祖国を脅かす敵に対して、団結できずに内乱も起こしてしまう、といった背景が、クリロのストーリーという本筋に深みを与えていて、これはすごい、と思いました。
で今、全5巻のうち3巻までしかなかったので残り探しているんですが、文庫は絵が小さくなって不満です。特にこの作者は結構コマが細かいし、そのうえ書き込みも細かいので、文庫サイズでは読みづらいです。でも単行本は絶版で、値段も高いし、しょうがないんですけど。
ユーゴスラビアの第二次世界大戦、読んだことのないモチーフです。残り2冊を早く探そう。
さあ、部屋に帰って、モーニング読んで飯食って勉強しよう。
(2/15)
21世紀とか関係ないです。実験レポートが溜まって溜まって、提出期限は とっくに過ぎていて、なおかつ授業も出ていなくて、全部自分が悪いのに、他のことを やる気がおきない。よってこのホームページも今までほったらかしでした。今、 やっと実験レポートのメドが立ってきて(この当て字で正しいのか)、日記でも書いてみっか というわけで書いています。最近読んだ漫画、そして近況を。
御厨さと美の「裂けた旅券」を読みました。といっても、御厨さと美って誰ですかと、ぼくと同年代か年下の方(ぼく21) なら思うはずです。漫画かアニメかSFに詳しくなければ絶対出てこない名前だと思います。だからといって、ぼくがそれらに詳しいからここで取り上げているわけではないです。 まず、名前の読み方がわからない。「みくりやさとみ」です。 登別のブックオフで偶然、「イカロスの娘」という漫画を見つけたのがきっかけで、御厨さと美に出会いました。 先に書いた作品もそうですが、1991年の作品で(「イカロスの娘」は1982年)、絵は劇画出身の人だな、と思わせる絵です。1977年ごろ劇画家になったらしいです。
さて、なぜこの漫画を取り上げたかというと、この作品、というより、作者である御厨さと美に惹かれたからです。この人は、漫画だけでなく、アニメのCGディレクターやらメカニックデザインなどもこなし、CD−I(ってなんだろう)開発会社を設立して 漫画業を中断していましたが、最近、活動を再開しています。なんか、すごくバイタリティーがある人だと思いませんか?それから、ホームページ を見るとわかるのですが(日記とか)、この人、すごい知識量です。国際情勢やら時事ネタやら、なんでこんなに いろいろ詳しく知っているんだろう、と思いました。論調はシニカルですが、かなりの論客だろうな、議論したら強そう、と感じました。 そこらのボンクラの日記(此処みたいなの)とは明らかにレベルの違う日記です。ぼくの狭いネットの世界では、漫画家の方が、はっきりとなにか意見を述べているサイトは見たことがなかったし、作品にみられる、詳しいディテールの描写や、 よく出てくるネガティブな結末(ここで取り上げた作品はそうでもない)は、こういう人だからだろうな、などと考えたりして、 とても興味が持てました。ぜひ一度訪れて見てください。そして、あんまり置いていないけど古本屋や、ネットなどで作品を探して読んでみてほしいです。 「裂けた旅券」は文句なく面白いです。他のは、今読むと辛いものもあります。すごくくらい結末の話も多いです。 でも、なんたって、この人の漫画に出てくる女の子はかわいいのでぼくは好きです。
後読んだのが、週刊モーニングで連載中の、幸村誠の「プラネテス」です。最近単行本が出ましたので購入しました。 これはぼくが取り上げるにしては珍しく新しいです。近未来のお話で、人類が宇宙にだいぶ進出したころの地球とその周りの宇宙が舞台となっています。…と、あらすじなどの紹介は、他のサイトにいけば 素敵な評論がたくさんあるのでそちらを見ましょう。ここに書くのは、ぼくの主観で感じたことです。 でですね、宇宙が舞台なんですけど、すごくリアルなんです。設定が細かいんですけど、全然マニアックじゃないんです。 それから、話がすごく秀逸なんです。主人公は、ハチマキという青年なんですけど、彼の成長していくさまが、多分本筋なんだろうけど、脇のキャラのエピソードも一通りあって、 宇宙に関わる人たちのオムニバス作品、といった感じです。それがすごく質が良いし、 骨子であるハチマキの成長していくさまがすごくかっこいいです。すごくありきたりなオススメ!な文章ですが、 この作品に関するすごく上手なレビューを読んでしまったので、あんまり独自な視点で書けてない気がするのでこれぐらいで。とにかく、マニアックでなく、子供向けでもなく、かといっておっさん臭くない、「マニアックはいやだなと思っている青年」向け漫画ですので、おすすめです。
この日記は、学校のパソコンで打っているのですが、となりにいるムカツク学部生が気になってしまうので、これぐらいにしたいと思います。君はそんなにたいしたレポートを作っているわけではないので、 そんな大袈裟にでかい声で自慢下にしゃべらないでほしい、うるさいから。と思っても「直接言うほどではないな」と思って何も言わない僕でした。
話は全然違いますが、ぼくはいわゆるオタクなカルチャー(アニメ、漫画、ゲーム)が、嫌いではありません。むしろ、大好きです。オタクの域に入れると思います。
でも、オタクな人が嫌いです。これは同族嫌悪かもしれませんが。人から見たら、ぼくだってオタクな人でしょう。しかし、ぼくは、オタクな人特有の、視界の狭さというか、自分らが楽しければ良いという考え方、
その閉鎖性ゆえの独自なしゃべり方、服装、振る舞いがすごく嫌いです。ここらへんは、ぼくは自分自身を何とかしたくて、何とかしていると思っています。もちろん自分では、ですが。
だからなんなんだというと、オタクな人は、もっと社会性を持って欲しいと思うんです。大丈夫とかいっているぼくも、多分オタクな人です。
でも、ぼくは、オタクなものに興味のない人とも、普通に話したいし、カッコよくなりたい。
社会性のあるオタクになりたいわけです。そんな事知るかよ、と言われればそれまでだし、本当はこっちも知ったこっちゃない事です。だいたい、オタクな人全員社会性なし、みたいな論調はどうかとも思います。
でも、現実にオタクな人は、キモイみたいな、ある種の差別を受けていると思うんです。そして、それにはオタクな人側にも理由があると。そう言いたいんです。
ただ、この差別自体をオタクな人は「知ったこっちゃないよ」気にしない人もいますが。それはそれでアリですが、やっぱり、カッコよくなりましょう。
彼女できないもん。今もいないけど。結局問題はそこですね。情けないなあ。今年もよろしくお願いします。
(2001/02/8)
決めました。漫画マニアの本領発揮します。おととい登別のブックオフに行ってまた漫画買いました。まず、秋本治の「平和への銃弾」です。 「こち亀」と全然違うシリアスなベトナム戦争のお話です。10年前位の漫画の、泥臭さがとってもいい感じでした。 それから「寄生獣」の作者の岩明均の、「七夕の国」です。これは面白かったです。現実世界とSFの混ぜ方が6:4ぐらいですごくいいです。 シンプルな絵柄の、その向こうにある世界が想像できて、とても面白いです。4巻で終わってるから寄生獣より 読みやすくて良かったです。恐ろしい能力でも、善いように使えばいいじゃないかという考えに賛同できます。この作者はモラリストですね。 こういう考えの人は世の中にたくさんいて欲しいです。それにしても最近の漫画が出てこないなぁ。今面白いのは週刊モーニングでやってる「プラテネス」です。単行本が12月に出るから 楽しみです。ヤンサンでやっている「ザ・ワールド・イズ・マイン」は言わずもがなです。完結したら単行本全巻を一気に買って一気に読もうと思っているので 今はあんまり読んでいません。あと、月刊アフタヌーンも買っているのですが、この雑誌は連載しているものより読み切りの漫画のほうが数段面白いです。四季賞受賞者作品がとても優れています。 語弊がありすぎますが伊集院静の小説みたいです。いやぁ漫画っていいですね。
ところで、最近肩がだるいです。やる気がないです。授業にいきません。やる気が体にみなぎって
快活に生活したいと思うのですが、そうしないのはこのままでも悪くないとどこかで思っているからでしょうか。
(11/8)
2ヶ月ぶりだ。近況です。
TMN復活コンサートin札幌厚生年金会館のチケットをゲット。「金曜日のライオン」と「GetWild」をやってほしいな。1月が楽しみ。
卒業研究着手要件単位(3年生から4年生になるための単位数)を計算したら、なんとかなりそう(4年になれそう)なことがわかり、ちょっと安心。今期の授業を落とさなければ、だが。
昨日、地元、小樽水族館に古海さんたちを招くため、川端家に招待するも、水族館の営業時間チェックをわすれ、 午後三時に行ったら、「後1時間で閉まるよ」といわれ断念。ぜひリベンジしたい。
前述の小樽ツアーにて古本屋巡りを行った。「寄生獣」と高橋陽一の「FW(ストライカー)陣!!」を購入。「寄生獣」なんまら(とても)面白い。何気ない日常の絵に、 蛍光インクを一滴垂らしたような違和感がいいです。アフタヌーンの漫画のこういう路線が大好き。ていうかもっと早く読んでおけばよかった。「FW陣!!」は期待どおり。陣にはぜひ日本代表に翼達と一緒に入って 、小次郎とFWツートップをやってほしい。実家に帰ったついでに松本大洋の「ピンポン」を読み直す。これもなんまら面白い。ヒーロー見参です。ペコ、スマイル、オババ、バタフライジョー、 アクマ、孔、ドラゴン…登場人物みんな格好よすぎです。1年のスマイルに一回戦で負ける大鵬高の3年生も格好良いです。中学生のときでは辛いかもしれないけど、若いうちに絶対に読むべき本の一つです。いい漫画といえば、「メロディ」という女性漫画月刊誌でやってる、 雁須磨子の「どいつもこいつも」もいい漫画です。さらに単行本に 入っている「地獄の玉三郎」もいい漫画です。ビーヒアナウって知ってる?です。切ないです。女性向漫画は同年代の男性向け漫画より精神レベルが高いです。男の子も「BoysBe…」ばっかり読んでないで、「LaLa」とか「花とゆめ」を、痒くなりながらも読むべきです。 漫画の話を書くと長く文が書けるなあ。ぜんぜんタイムリーじゃない漫画ばかりですね。良いんです、面白ければ。
…こんな感じで暮らしておりました。合唱団の演奏会が近づいてきています。後一ヶ月なのでやることもいろいろ出てきました。
チャッチャカ終わらせて、忘年会の温泉に行きたいです。そして、TMNライブだ!
(11/6)
富山行ってきました。風の盆は見れなかったけど、良い旅でした。すっごい疲れたけど、 ああいう事またしたい。そのうち旅行記をアップします。
試験に突入しました。いやですね、テストは。でも留年しないようにがんばります。
(9/18)
ぜんぜん更新してなかった春に比べ、なんと5日ぶりの更新!すごいレベル低い。
「ほぼ日」はあんなに面白くて「ほぼ」毎日更新なのになー。
今日は最近読んだ本(含む漫画)と、人に漫画を貸すことについて。
ハインラインという人のSF小説「宇宙の戦士」(ハヤカワSF文庫)
を読んだ。いいですねー軍隊。男のロマンが伝わってきます。
巻末の解説を読むと、ファシズム的思想が入っていて云々という論争が起こった、
ということが書いていますが、あんまり関係なく楽しんで読めました。
軍隊という特殊な社会の中で成長する青年の姿、というのは、とても理不尽な
ことを強いられながらも寮が好きになっていくわれらが明徳寮生にも、
少し通じるものがありますしね。自分からやってみたくはないけど、
観てる分には楽しめる、という感じで、僕が軍隊、戦争に感じる気持ちと同じ気持ちを、
この小説に持ちました。ちなみに映画「スターシップ・トゥルーパ−」の原作です。
あとは漫画で、樹なつみという人の漫画で、「OZ(オズ)」(白泉社) を久しぶりに読みました。もともと、うちの姉ちゃんが持ってたのを中学生のころから 何回も読んでいたのですが、B棟210号室周辺で起こった漫画ブーム (キャプテン翼の作者の本をすべて集める運動のこと)のときに、 ブックオフで買ってきました。やっぱりいいですね。線が細く感じたりするけど、 話がとてもいいです。先輩に貸して、「面白かったー」とかいわれると、とてもうれしくなります。 ずっと面白いと思っていたものを、人と分かち合う喜びですかね。一応少女マンガといわれるものですが (少女漫画とは何だ)、そんな括りはあまり関係ありません。 一つのすばらしい物語が、マンガという形式を持っているだけ、ということです。 男も「花とゆめ」や「ララ」とか「メロディー」を読むべきだ!といいたくなりますが、 「ララ」や「花とゆめ」を読むと背中をかきむしりながら転げまわってしまうのも事実ですので、 そこらへんは、一回読んでみろ、といわざるを得ないのかなとか言ってみたりして。大きい形で全四巻です。
それから、黒田硫黄という人の本で「大王」(イーストプレス)です。話がおかしい。そして長編が面白い。 大筋が面白いのですが、まわりがおかしいし、人物がおかしい。そしてほのかにエロいので好きです。「ネオ・デビルマン」という、デビルマンをいろんな人が 書くという集英社の企画でこの人も書いていたのを読んだのがきっかけで好きになりました。本当お かしい。新しい世代ですね。ベルばらとかガラスの仮面の世代と明らかに違う 文化です。これは大事にしてほしいです。勝手に言ってるけど。要注目とかいうんでしょう。しないけど。いや、するね。
あとは、高橋陽一本。ほとんどギャグで買い集めたのですが、割りと面白いです。「CHIBI〜チビ〜」とか、「ACE!〜エース!〜」
とか、絵はキャプテン翼でボクシングやったり野球やったりするのですが、すべての作品を通じて、
この作者は昔の週刊少年ジャンプの血を継承していると思います。濃くではなく薄く。薄くても受け継いでいるだけすごいと思いますけど。
男の生きざまとか、友情とかをストレートに描いていて、「あほだー」とか言いながらも
面白く読めてしまうのには、やっぱりすごいのでしょう。しかし、「BASUKE」とかはほとんどギャグです。
場助町はないでしょう。そしてすべての作品がスポーツマンガで、ラストは彼女に告白する(される)で
ハッピーエンド、というのもぼくらがギャグで買ってしまう原因でしょう。とにかく偉大な作品だ。
この程度の本のレビューは、ネットで検索かけたらたくさん出てきて、面白くてちょっとへこみますが、いいんです。
好きな漫画家で検索かけると、たいがい僕好みのサイトが発見できます。好きな分野を測る目安として、
好きなことを発表しておくのはいいことだ、と今更ながら気づきました。
いやー、長い。書いたなー。きっと今後更新しないからいいか。以上の本が読みたい方は、
僕の部屋(B棟210号室)まで来てください。貸します。いきなりですが、今度富山県に風の盆を見に行こうと思っています。それについても何か書ければいいな。それでは。
(8/11)
4ヶ月ぶりに更新。ネットはやってたけど、読むことばっかりやってまして、更新するつもりが まったくありませんでしたが、それにも飽きてやっと日記でも書く気になったので書きます。 まず今までの出来事。
・寮実行委員(副委員長)になった。
・合唱団の、演奏会準備の責任者になった。
・上記二つのプレッシャーで、情緒不安定に。
・寮実と合唱団一段落でプレッシャー緩和、昨日まで浜益にキャンプに 行き、楽しい気分。
すさまじく短いですが、こういうことがありました。
気になる漫画について。先日、登別のブックオフで、「21世紀の流れ星」という漫画本を買いました。
作者は「岸大武郎」という人で、ジャンプコミックスの単行本なのですが、これがよかった。
この本は短編集ということで、一話完結の作品が5,6編収録されているのですが、
題名忘れた、巻頭の話がとてもよかったです。
舞台は21世紀(多分)の水上都市で、未来っぽく子供は学校に入る前に在宅教育システム
とかいうインターネットみたいなので勉強している時代です。
主人公はその水上都市建設中に死んだ作業員の息子(小学生低学年ぐらい)。
ある日、お母さんにきつく在宅勉強システムで勉強しろ、といわれて家出します。
水上都市を駆ける少年は、お父さんのことを考えて泣いたりするのですが、
知り合った女の子のお父さんが女の子と楽しく話をしているところを見て
悲しくなってボートで海を走っているところでお母さんと警察に保護されて
、お母さんを悲しませちゃだめだ、と少し大人になって、お父さんの写真をなくしたけど
「もういいんだ」とか言って、終わり、という感じの話です。
これは絶対ヒットしないだろう、とかおもいました。でもいい話です。寡作っていうんですか。
かなり昔の作品です。検索しても出てきません。誰か知っている人いないかな。古海さんも知らないし。
だれか助けて!できれば。
(8/4)