四間飛車の散歩道 No.16

B級戦法の達人プラスの真実ー対藤井システム猫だましー

先日「B級戦法の達人プラス」を入手しました。
一読面白い戦法ばかり。
しかし、ちょっとまった。
そんなに簡単に上手く行く訳ないじゃないか。
というわけで週刊将棋に挑戦(笑)してみることにしました。

本線は上図。
藤井システムの対策として本の始めに載っているものです。
五筋位取りと見せかけて穴熊に囲う手順。
詳しくは本を読んでください。
なるほどよくできていると感心しました。
感心ばかりもしていられないのであら探し。
まずにらんだのは始めの駒組み。
52金は不急の一手のような気がしてなりません。
最近は41金型が流行りですし71玉や43銀で一局ではないでしょうか。
それなら穴熊には組めず通常の5筋位取りになりそうです。

しかしできるなら真っ向からうち破りたい。
いろいろいじり回した結果ひねり出したのが下記の手順。

同型の穴熊になれば端の突き越が生きてくるというのがその主張。
本音を言えば急戦で潰したかったのだが、さすがに週将は簡単にぼろを出してはくれない。(笑)
93桂、8五桂の高飛びも玉が82ではとうてい成立しない。
悔しいが意外と有力な戦法のようだ。
穴熊がいやなら上述の41金型をお薦めする。


back   top