四間飛車の散歩道 No.10

つい指してしまう手

先日「アマの将棋ここが悪い!4四間飛車戦法」を買って読んでいたんですが
思わず間違えてしまった問題があったので紹介したいと思います。
図は四間飛車対棒銀の典型的な図に見えます。

良くある定跡の局面を思い描いて深く考えもせずに67金を回答しました。
同じ事を考えた人もいるのではないでしょうか。
ところが正解は▲4六角。
▲4七歩型を生かした指し手というわけですね。
さてここから気になって調べたところ
棒銀の定跡書では全て▲4六歩型の解説になってました。
後手四間飛車の場合は△6四歩を突かせてから攻めるか、
四間飛車の上手い手待ちにより△4二金型での仕掛けでした。
つまり棒銀には▲4六角の反撃が最有力で居飛車はそれを避けたいということのようだ。
よく考えると▲4六角を実現したいがために▲4五歩という変化もあるわけだから
あながち間違いではないのかもしれない。
どなたか教えていただけませんか。


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