■内容紹介
本書は2手目△3二飛戦法を、プロ棋士として始めて指した長岡裕也四段が解説した本です。 奨励会員の今泉健司三段が編み出したこの戦法が升田幸三賞を受賞したのは、見た目が斬新なだけでなく、これまで無理気味とされてきた、後手番の石田流を可能にしたからです。石田流といえば振り飛車にとっての理想形で、無事に組めれば十分となります。ただし序盤から角交換して乱戦になる変化があり、それらを講座で詳しく解説しました。 感覚をつかむために著者の実戦譜と次の一手問題も載せましたので、ぜひ皆様も実戦で試して、対戦相手をあっと言わせてください。序章 後手番で石田流を目指すと 第1章 △3二飛戦法の基本戦略 第2章 ▲9六歩対策 第3章 相振り飛車 第4章 △3二飛戦法実戦編 △3二飛戦法一号局/対佐藤天彦四段戦 2筋逆襲型/対阿久津主税六段戦 石田流穴熊の戦い/対泉正樹七段戦 相振り飛車の熱戦/対平藤眞吾六段戦 第5章 次の一手 問題1〜31 コラム △3二飛戦法が与えた影響!?