将棋で一番大事なのはやはり終盤戦の力。寄せの強い人が将棋そのものも強い。寄せはひらめきが大切。どのようにねらっていけば、相手の玉を詰む形や受けなしの形に持ち込めるか、それをイメージして指し進めるのが極意となる。本書は、その力を養うために寄せ方のエキスをたっぷり詰め込んだ。また著者の実戦をふんだんに使ってプロの考え方や手筋の使いこなし方を紹介した。終盤力をつけたい方に贈る秘伝の1冊である。
目次 第1章 対居飛車編 頭金が基本 頭金での詰みを読む 玉は下段に落とせ 下段に落として寄せきる ほか 第2章 対振り飛車編 桂で美濃玉を直撃 ねらいの桂打ちが炸裂! 7一へ角(銀)を打ちこめ 先手7一銀をベースに寄せる ほか