振り飛車相手に苦戦している方に「飯島流引き角戦法」はオススメです。 本書は画期的な振り飛車対策で、角道を突かずに玉を囲う新作戦です。 対振り飛車に急戦を用いるのは玉が薄くて勝ちきるまでは難しい。そうかといって居飛車穴熊に組もうとしても、藤井システムを始め、色々な対策の前に苦戦をしいられます。 本戦法は安全に玉を堅く囲えるのが大きな特長で、玉の堅さに重きを置く現代将棋にマッチしているといえます。組み上げるまでの手順も簡単で、難しい定跡手順を覚える必要はありません。 推薦の羽生善治三冠が「25年後にはみんな角道を突かなくなっているかもしれません」といっているように、この戦法は従来の将棋観を大転換させるターニングポイントになるかもしれません。 あなたも新しい感覚を取り入れてみませんか?
飯島流引き角戦法の魅力 羽生善治 プロローグ 第1章 対先手四間飛車編 基本的な駒組み 穴熊の含みも持たせた最新形△3ニ銀 居玉急戦は無理筋 4五歩・6五銀対策 対先手四間飛車穴熊(1)(急戦策) 対先手四間飛車穴熊(2)(持久戦策) 第2章 対先手中飛車編 対先手ゴキゲン中飛車の基礎知識 新構想▲7八銀 中田流△5六歩 5筋を交換しないで先に駒組み 桂の活用をみた△1四歩 4三銀・3ニ金型中飛車 4四歩保留型 対先手中飛車穴熊の攻略 振り飛車の新構想△2ニ銀 第3章 対先手向かい飛車編 対先手向かい飛車対策 積極的な動きの4四銀型 対先手向かい飛車5四銀型 相穴熊の戦い 朝日オープンの大舞台で登場 第4章 先手引き角戦法 先手引き角戦法の基礎知識 対後手四間飛車 対後手中飛車(後手ゴキゲン) 第5章 自戦記編 深夜の激闘 対 佐々木慎四段 先手引き角戦法の快勝譜 対 中村太地四段 第6章 まとめ