本書は三間飛車、四間飛車、中飛車を超急戦で破ってしまおう、という画期的な発想で企画された。開戦してから速攻の連続で勝ってしまう。プロの公式戦を元にしているので手順は保証済み。70〜80手で終局するので面倒な手順を覚えなくてよく、先手番のスピートを最大限に生かしている。さらに従来の本になかった"終盤編"を用意した。『これにて良し』から勝ち切れない局面の何と多いことか。"終盤編"では相手玉を詰ますところまでを解説しているので、勝利へのナビゲーターとして大いに活用していただきたい。 対振り飛車に超急戦で戦う事を主眼にした一冊。振飛車側に主導権を取られるのが嫌い、という居飛車党に最適。とにかく玉の囲いは最小限、ひたすら攻めまくる手法を伝授。 さらに、対振飛車急戦での長年の懸案である「定跡書にある居飛車良しの局面から、玉の薄さをつかれて逆転負け」という事態を解消するために、最終章に「終盤の戦い方」を用意。優勢の局面から勝ちきる技術も習得できる。 中・上級者向き。
第1章 対三間飛車 基本図までの指し手 後手8二玉型三間に対する超急戦 ほか) 第2章 対四間飛車 後手4三銀‐後手4一金型四間に対する超急戦 後手3二銀‐後手5二金左型四間に対する超急戦 ほか) 第3章 対中飛車 居飛車先手5八金右からの超急戦 第4章 終盤の戦い方 強気な応手で優位拡大—終盤1‐対三間飛車1 実戦に学ぶ攻守のバランス—終盤2‐対三間飛車2 ほか