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-四間飛車定跡書総合ガイド

東大将棋四間飛車道場第8巻銀冠vs穴熊
著者:所司和晴
出版:毎日コミュニケーションズ
発行:02/12
価格: \ 1260
対象棋力:初段前後-有段者
評価:
8巻は四間穴熊対銀冠である。
今も昔も有力な四間穴熊の天敵銀冠の最新の変化を余すところなく示してある。
ただ非常に難解なのでとても級位者には薦められません。

四間飛車穴熊にとって銀冠は天敵といえる戦法だった。玉が堅いうえに発展性や攻撃力があり、穴熊側は作戦負けを強いられるケースが多かった。しかし、堅さよりもバランスを重視する6三金型が発見され、互角の戦いができるようになった。すると、今度は銀冠側が新手法を考案する。6筋で歩が交換され、中盤から一触即発の状態が続くのが最近の流行だ。本書にはそんな最新の攻防がびっしりと収められている。本書を読まずには四間飛車は語れない。

第1章 穴熊VS銀冠の駒組み
     穴熊VS銀冠の駒組み
第2章 後手5三歩・4五歩型
     先手6七金右に後手1四歩
     先手6七金石に後手6二飛 ほか)
第3章 後手5四歩型
     先手6七金右に後手4五歩
     先手6七金右に後手5二飛
第4章 後手7二飛型
     先手9五歩に後手5四歩
     先手9五歩に後手7四金
第5章 先手9五歩早突き型
     先手9五歩に後手6五歩