「東大将棋ブックス」は、「東大将棋シリーズ」に収められた定跡講座を元に加筆、修正を加え、再編集したものが「東大将棋ブックス」です。 本シリーズは定跡解説の第一人者、所司和晴六段が最新研究を惜しみなく披露しており、ウソ偽りのない新しいタイプの定跡書となりました。豊富な図面を利用していますので、盤に並べなくても変化が頭に入ります。 なおパソコンやプレイステーション2をお使いの方はソフトと併用することにより、さらに定跡への理解が深まることでしょう。 藤井システムの登場により、勢いを取り戻した四間飛車。居飛車側の対策として急戦が見直されているが、本書は▲4五歩早仕掛けの最新定跡を徹底解説した一冊だ。▲4五歩早仕掛けは「振り飛車には角交換を狙え」という格言にそった作戦で、古くから定跡化されている。▲2四歩の突き捨てを角で取るか、歩で取るか、四間飛車側は頭を悩めるが、近年、△2四同角に対して▲9五歩と玉側の端歩を突き捨てる作戦が現れた。本書を読まずに四間飛車は語れない。
第1章 先手4五歩早仕掛けの駒組み 第2章 後手2四同角型 第3章 後手2四同歩型 第4章 二枚銀戦法 第5章 その他の形