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-四間飛車定跡書総合ガイド

東大将棋四間飛車道場第4巻4五歩
著者:所司和晴
出版:毎日コミュニケーションズ
発行:02/04
価格: \ 1260
対象棋力:初段前後-有段者
評価:
期待の所司先生の本、第三巻。相変わらずマニアックな内容で読み応えがある。
振り飛車が後手番の時しか載ってないのが難点ではあるが、
千葉先生の講座やこれにて良し!?で紹介された37歩と叩く手が載っていて、それだけで読む価値あり。
もう一つ重要なのが手待ちの仕方について興味深い示唆がいくつかあるということ。
「仕掛けのタイミングを探して」のところでも少し言ったようにこれについて書いてある本はほとんどないからである。

「東大将棋ブックス」は、「東大将棋シリーズ」に収められた定跡講座を元に加筆、修正を加え、再編集したものが「東大将棋ブックス」です。 本シリーズは定跡解説の第一人者、所司和晴六段が最新研究を惜しみなく披露しており、ウソ偽りのない新しいタイプの定跡書となりました。豊富な図面を利用していますので、盤に並べなくても変化が頭に入ります。 なおパソコンやプレイステーション2をお使いの方はソフトと併用することにより、さらに定跡への理解が深まることでしょう。 藤井システムの登場により、勢いを取り戻した四間飛車。居飛車側の対策として急戦が見直されているが、本書は▲4五歩早仕掛けの最新定跡を徹底解説した一冊だ。▲4五歩早仕掛けは「振り飛車には角交換を狙え」という格言にそった作戦で、古くから定跡化されている。▲2四歩の突き捨てを角で取るか、歩で取るか、四間飛車側は頭を悩めるが、近年、△2四同角に対して▲9五歩と玉側の端歩を突き捨てる作戦が現れた。本書を読まずに四間飛車は語れない。

第1章 先手4五歩早仕掛けの駒組み
第2章 後手2四同角型
第3章 後手2四同歩型
第4章 二枚銀戦法
第5章 その他の形