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-四間飛車定跡書総合ガイド

東大将棋四間飛車道場第3巻左4六銀
著者:所司和晴
出版:毎日コミュニケーションズ
発行:02/02
価格: \ 1260
対象棋力:初段前後-有段者
評価:
期待の所司先生の本、第三巻。相変わらずマニアックな内容で読み応えがある。
振り飛車が後手番の時しか載ってないのが難点ではあるが、
千葉先生の講座やこれにて良し!?で紹介された37歩と叩く手が載っていて、それだけで読む価値あり。
もう一つ重要なのが手待ちの仕方について興味深い示唆がいくつかあるということ。
「仕掛けのタイミングを探して」のところでも少し言ったようにこれについて書いてある本はほとんどないからである。

「東大将棋ブックス」は、コンピュータ将棋ソフトの最高峰「東大将棋シリーズ」に収められた定跡講座を元に加筆、修正を加え、再編集したものです。本シリーズは定跡解説の第一人者、所司和晴六段が最新研究を惜しみなく披露しており、ウソ偽りのない新しいタイプの定跡書となりました。豊富な図面を利用していますので、盤に並べなくても変化が頭に入ります。また、パソコンやプレイステーション2をお使いの方はソフトと併用することにより、さらに定跡への理解が深まることでしょう。 「東大将棋ブックス四間飛車道場」シリーズもいよいよ第三巻!急戦の王道といえる左4六銀戦法の最新定跡を徹底解説した一冊です。藤井システムの登場により、勢いを取り戻した四間飛車。居飛車側の対策として急戦が見直されています。左4六銀戦法は最も研究の進んでいる分野で、ある変化は詰みまで定跡が確立されていますが、近年、四間飛車側の新対策として3七歩が現れました。本書を読まずに四間飛車は語れません。

第1章 左4六銀の駒組み
     左4六銀の駒組み
第2章 先手6九金型左4六銀
     後手3七歩の変化
     後手3六歩の変化
     後手4五歩の変化 ほか)
第3章 先手6八金型左4六銀
     後手6四歩型
     後手1二香型
     その他の形