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-四間飛車定跡書総合ガイド

東大将棋四間飛車道場第1巻ミレニアム
著者:所司和晴
出版:浅川書房
発行:01/10
価格: \ 1260
対象棋力:初段前後-有段者
評価:
期待の所司先生の本。この本が出るのをどんなに待ったことか。 前作の徹底シリーズが名著だっただけに絶版になってしまったのが口惜しかったのですが、 これでようやく詳細な研究が堪能できるわけです。 しかも内容はミレニアム(西田スペシャル、トーチカ)。 この戦型は今最前線なのですぐに本が古くなってしまう可能性が高いのですが それでも読む価値ありです。 出来れば振り飛車が穴熊に組みに行く順に触れて欲しかったとは思いますが、 もうしばらくして定跡がしっかりしてからでないと難しいでしょう。 「ミレニアム2」出して欲しいですね。

「東大将棋ブックス」は、コンピュータ将棋ソフトの最高峰「東大将棋シリーズ」に収められた定跡講座を元に加筆、修正を加え、再編集したものです。本シリーズは定跡解説の第一人者、所司和晴六段が最新研究を惜しみなく披露しており、ウソ偽りのない新しいタイプの定跡書となりました。豊富な図面を利用していますので、盤に並べなくても変化が頭に入ります。また、パソコンやプレイステーション2をお使いの方はソフトと併用することにより、さらに定跡への理解が深まることでしょう。 東大将棋ブックス四間飛車道場の第一巻は、古くからプロアマ問わず最も人気ある戦法の四間飛車をとりあげています。四間飛車は斬新な藤井システムの出現により、居飛車穴熊人気から勢いを取り戻しました。しかし代わって居飛車側の編み出した対策がミレニアム。本書はミレニアム対四間飛車の最新攻防を徹底解説した一冊です。

第1章 ミレニアムの概要
第2章 6七金型ミレニアム
第3章 6六角型ミレニアム
第4章 5五角型ミレニアム