アレルギー性鼻炎
(1)アレルギー性鼻炎とは
- 主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりです。このため口で呼吸をしたり、いびきを伴うことがあります。また、鼻の痒みや鼻出血を伴うことがあります。
- 一年中を通して症状のある通年性鼻アレルギーと、花粉の時期に一致して症状が出現する花粉症があります。
- 粘膿性鼻汁や頭重感を伴うときは、副鼻腔炎を併発していることがあります。
(2)原因は
- 通年性鼻アレルギーのアレルゲンは、主にダニ、ハウスダストやカビなどです。花粉症のアレルゲンは季節や地域によって異なります。頻度の高いものは、杉や檜(2〜4月)、カモガヤ(5〜7月)、ブタクサやヨモギ(8〜9月)などです。
- その他、タバコ、刺激臭、チョークの粉、急激な温度の変化やスパイシーな食事などは、鼻粘膜を刺激し症状を悪化させることがあります。
(3)検査は
- アレルゲンの検査には、血液検査(Ige-RAST)や皮膚テストがあります。
(4)治療は
- アレルゲンがはっきりした場合は、アレルゲンの除去が第一です。タバコの煙、刺激臭、チョークの粉、急激な気温の変化あスパイシーな食事などの鼻粘膜を刺激する要因は、できるだけ避けるようにしましょう。
- 治療薬剤では、鼻汁の分泌を抑制する作用のある点鼻薬と内服薬があります。
- 抗アレルギー剤の点鼻や内服、減感作の注射を行うこともあります。
BACK