呼吸困難
(1)呼吸困難とは
呼吸をするのに努力を要する状態です。
(2)原因
多くは呼吸器系の疾患により起こりますが、その他にも中枢性、呼吸性、血液性、心臓性、心因性、代謝性、薬剤などといった原因があります。
(3)症状は
- 呼吸が速い(多呼吸)
- 口唇が紫色(チアノーゼ)。
- 鼻孔を広げる(鼻翼呼吸)。
- 呼吸がゼーゼー(喘鳴)。
- 頚部、肋間が呼吸時に陥没(陥没呼吸)
- 起坐呼吸(座って苦しそうに呼吸する。)
(4)治療は
- 呼吸困難の程度にもよりますが
- 気道の確保
- 酸素投与
- 状態により人口呼吸器を用います。
- 原因に対しての治療を行います。(抗生物質、輸液など)。
- 多くは入院が必要です。
(5)家庭での注意は
- 安静と保温。その子供にあった楽な姿勢を取らせてください。
- 少量頻回に水分をあげて下さい。
- 呼吸や一般状態の変化があれば医師に連絡してください。
(6)将来の見通し
- 急性疾患に伴うものは病気が治ればよくなります。
- 慢性疾患に伴うものは、治るもの、繰り返すもの、持続するものなどいろいろです。
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