黄 克超(こう こく ちょう)

  1949年5月3日、中国重慶市大足県に生まれ、幼時から書道、気功、太極拳、二胡、中国
医学などを学ぶ。20代から黄氏医学の第七代伝人。

  北京中医薬大学日本校気功科卒。千葉大学教育学部国語科留学。東京大学医学部保健
学科留学。英国ロンドンStandon学校留学。杏林大学保健学部スポーツ科学科研究員。東京
電機大学人体科学研究科研究員。

千葉県内、東京都内、文化センター、公民館、コミュニティーセンター、自治館などで、気功、
太極拳、書道、薬膳料理、中国医学などを教える。現在、東京都渋谷区神泉町14−4−201で、
中国医学研究院を開業中。



 

現代医学が発展して、救急車や医療設備はとても立派になっていますが、一方、
治療に時間もかかり、中国の伝統医学から見ますと、かえってマイナスな
点もないわけではありません。機器や薬だけが人間を救うものではないのです。

例えば、電車や飛行機などの乗り物の中や、登山や旅行中、あるいは、医療設備
の乏しい山の中やホテルなどで病気になったら大変です。そんな時、私たち自身で自
分を助ける救急方法を知り、実践できるということは大変素晴らしいことではないで
しょうか・・・・・・」黄氏中国医学研究院の黄克超先生は『命をまもる救急術』一
書の中でこう語る。

自ら書を書き、胡弓を奏し、太極拳に精通し、薬膳料理を作るという黄先生は、中国
重慶市に生まれ、祖父の家は代々の中医で、子供のころから漢方薬の匂いの中で育った。

「どの国の文化も医学から始まったと思います。中国の一番古い書物に『黄帝内経』
がありますが、医学書です。孔子の教育、教養の書はずいぶん後のこと。食事と健康に
ついての知恵を集めた中国の医学は、人間を宇宙とかすべての環境と合わせて一つの
ものととらえ、自然と調和して生きていくことを学ぶという考え方が根本にあります。また
中国では、心身の健康を保ち、一つの完璧な人生を営むには、琴、棋、書、拳と
いうことわざが示すように、音楽(琴)や囲碁、将棋、書道・水墨、太極拳・気功・剣の
分野すべてに精通することが必要だと考えられています」

著編者 黄 克超
出版社 読売・日本テレビ文化センター 中央公論事業出版
刊行日 2003.07

ISBN

4-89514-204-3

  

 


 

花粉症に対して、主な原因は“季節の変化”によるものだと思います。 冬から春にかけ
て冬眠している大地は、目がさめて、万物の生命が動き始め、雪も溶けて、流れの水も
多くなる。体に溜まっている老廃物や水分等、外に出さなければならないので、クシャミや
鼻水などがどんどん出てきます。もちろん、薬を飲む事も一つの方法ですが、もう一つの
方法は、体の体質をこの変化に早く正常に対応できるように改善してゆけばいいのでは
ないでしょうか。

筆者の経験から、気功の体操という方法も、一番、体の反応を高めるのによいと思い
ます。筆者は何年前から多くの患者に教え、90%の人に効果がありましたので、皆さん
も是非確かめてください。

著編者 黄 克超
出版社 (株)創造書房
刊行日 2003.4
ISBN  

 


 

 

自己の力で健康に

自己のパワーできれいに

東洋医学の真髄は“未病先治”。病気になる前に治すことです。すべての病気になったら手遅れです。治しても、
体には損になります。少しの気分の悪さとか、痛みとか、疲れを感じるとか、内臓の不順とか、ひどい病気になる
前に早く治すのが一番の得だと思います。

 

東洋医学の理論は、経絡理論で、血の流れのほかに、気も流れていること、経絡は気の道です。“通則不痛、痛
則不通”経絡がつまっていたら痛みができてきます。ですから、いつでも経絡は通暢すれば健康です。通じていない
と病気になります。

 

健康のためにいつでも経絡の通暢を守りましょう。

 

〒150-0043 東京渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル5C室

℡:03-3464-5662

 


更新日:2003年9月24日