医学書からのノート
乳癌-1.乳癌は基本的には解っていない病気
癌の正体は、私達自身の体内細胞の突然変異である事が判ってきました。この癌細胞は正常細胞を食べながら増殖していき、この増殖スピードが速くなると癌も進行するのです。 その突然変異は稀な現象ではなく、むしろ日常茶飯事的である事も判ってきました。しかし通常は私達自身の防衛体力により、癌細胞を自己浄化していると言う訳です。と言う事は、何かの原因で、癌細胞の発生率が増大するか、または防衛体力が低下すると、この癌細胞浄化バランスが崩れてしまう事が解ります。 近年、日本人の癌発生率が増加傾向にあるとも言われていますが、これには見方が幾つかあって、寿命が延びた結果として癌にかかる可能性が高くなったと言う見方が有力です。昔は癌になる前に、別の病気で死んでいたと言う訳です。 即ちまとめると、 ①癌は老化の一種である。 ②癌の根源は自分自身である。 となります。老化は防ぎ様がないと考えてしまうとそれまでですが、わざわざ老化を早める必要はないとは言えるはずです。つまり、癌細胞の発生率が増大したり防衛体力が低下する原因を作らない事が肝心です。しかし残念ながら、その原因が何かはまだ良く分かってないのです。従って、予防や治療がかなり可能になってはきたものの、やはり癌は治らない場合もあると言う事です。 |
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