いろいろなスポーツについてノウガキを書いています。

  • とてつもない違和感・非現実感
    何週間かまえ、ひさしぶりにプロ野球を生で見る機会がありました。そのときに感じたのは、やはりものすごいスピードとボールの飛距離はもちろん、日常にはありえないほど明るい照明の下の、選手たちのユニフォームやシューズの質感でした。どれも日本で手に入れられ得る最高の素材で作られ、最高の手入れがされて、ぴかぴかで輝くばかりでした。スライディングで汚れた土すらキレイでした。ちょうど高校野球の期間中だったため、高校生の(それでも充分お金はかかっていますが)それとは雲泥の差でした。やはり「プロ」は違うーと実感したものです。
    アテネの日差しは、大リーグの泣きたくなるようにキレイなディゲームの日差しとは全く違いました。「がんばれベアーズ」を髣髴とさせる球場、とってつけたようなオルガンでの応援、みごとに場違いな「私を野球に連れてって」‥ここはやはりオリンピック会場で、「プロ野球」の選手が来るところではない、と思いました。違和感を感じました。
    「ドリームチーム」の元祖はたしか1992年のバレセロナでのアメリカのバスケットボールチームです。マジック・ジョンソンやマイケル・ジョーダンを擁し、どのゲームも圧勝で、対戦チームすら勝敗にはおかまいなく、試合後の記念写真がお目当てーといった異次元のチームでした。そのバスケットでさえ今回はベストチームを組めず敗退。テロやケガなどの問題で辞退者が続出したのが敗因といわれていますが(それでもスタート5人の平均年俸は10億をこえていますがー1人あたりですよ!)僕はベストでも勝てたかどうかわからなかったのではないかと思います。92年以来NBAに所属する選手のグローバル化が一気に進み、選手の所属する国が大幅に増えたのです。これは野球にもあてはまり、今回はメジャーの選手は来なくともマイナーに所属する、あるいは日本やその他の国のリーグに所属する選手の数は相当なものだったはずです。
    野球には最近精彩を欠くとはいえ「別格」のキューバもいます。ですから「日本だけがプロ」という先入観は捨てたほうがいいーと僕は思っていました。加えてアジア予選の結果を見れば、そんなに簡単に金メダルは取れるはずはないのです。そして監督のあの事件‥
    どんなスポーツにも絶対はありません。なのに楽勝ムードはずうっと続いていました。予選リーグでの重苦しい雰囲気の中でさえーです。本気で勝とうーと思うならバントでもやるべきだとは思います。しかしその反面、投手には気を使ってローテーションを決めているし、そのおかげで野手が少ないものだから代打や代走も出すことができない。そのバントだって決まればまるで高難度の離れ業を成功させたかのような喜び方。そういうのを「勝つ気がある」とこれまた大喜びするマスコミ。かなりの違和感を感じました。
    ほんとうに勝ちたいのなら、金を取りたかったのなら、なぜ予選リーグ最終戦の台湾に負けなかったのでしょう?これは机上の空論で、本当はどうなったかわからないのですが、リーグ戦の星取表を見れば、日本が台湾に負けるとオーストラリアは決勝トーナメントに出られなくなったかも知れないのです。サッカーなんかでは常套手段でしょ。これはもちろん極論で、優勝するつもりならそれくらいのことはやらなければダメ、ということです。
    オーストラリアに予選で負けてからもそれほどの危機感もなく、全部コールドで勝つつもりの野球をしていた感があります。そのくせ打てずに接戦になると妙に萎縮して送りバントに走る。あれだけ金をかけているのだから(監督のおかげでずいぶんスポンサーもついたでしょうに)予選中に相手の投手を徹底分析して狙い球をきめ、打ち崩していくほうが良かったのではないでしょうか。僕が感じた最大の違和感は、勝ちたいくせに、妙に大きく構えて、そのくせ些細なことに拘って選択の余地を狭くしていくーといった戦いぶりでした。中村ノリや城島はぶんぶん大振りしてホームラン狙い、宮本なんかはコツコツ送ったり盗塁したりーという個々の持つパフォーマンスを炸裂させてやれば良かったと思うのです。
    非現実的な空間で、とてつもない違和感を持ちながら、選手たちもはっきりとそういうことを感じていたに違いありません。当初僕はオリンピック期間中はペナントレースを休むべきだ、と思っていましたが、今では違います。やっぱりアマチュアが出るべきです。あるいは二軍選手が。出場した選手たちには気の毒ですが、よしんばこれが金メダルだったとしても、子供たちが野球をやろうとか、プロ野球がいっそう盛んになるとか、NBAや大リーグのように選手のグローバル化が進むとかーそういうことは起きないような気がするのです。
2004年08月29日 21時25分46秒

  • あれ?
    アテネ・オリンピックの続きです。今日は陸上男子100mについて。
    「世界最速の男」なんて言われ、日本の末続も得意の200を捨てて、あえて挑戦する100ーかつてのカール・ルイスなんてスター不在の今回ですが、なんの。やはり陸上の「華」ですな。
    しかし僕は見ていてすごい違和感を感じました。かつての筋骨隆々な選手が全力を振り絞って‥ってイメージじゃないのです。まるでスロー・ビデオを見ているかのようなゆったりとした前半、後半ももがく様子もなく、今までとはあきらかに走り方が違っています。「ゆっくり」なイメージとは裏腹に、上位5人(だっけ)までが10秒を切るタイム。へえ、100もえらいことになりつつあるんだなあーと思いました。
    そして今朝、スポーツ新聞を読んでいたら、まさに僕の知りたいことが記事になってました。リハビリの大家・平石さんのコラムなんですが、要約するとこんな内容でした。運動のエネルギーは基本的には筋肉の量に比例します。かつての筋肉マンはそのエネルギーを少しでも得るための筋肉トレーニングに励んできました。そしてあのベン・ジョンソンに代表されるドーピングの蔓延。しかし最近のランナーはインナーマッスルと呼ばれる深部の筋肉ーとくに腸腰筋という部分を強化して股関節を緩めて広げやすくしているーというのです。つまりエンジンを強化するのではなく、サスペンションのチューニングで速くなるーといわけ。
    具体的には最初の30mは前傾姿勢でスピードに乗り、後半はリラックスして走りきるーという走法に変化しているのだそうです。そういえば僕が抱いた印象も、ドカン!というスタートをする選手はなく、かつて見たことのないような、妙に力感のない走りだったのです。カール・ルイスも指を広げ、口を開け、ゆるゆると走っていたのが印象的でした。他の選手とはちょっと次元が違っていたのですね。
    そこで僕ははたと気づきました。これって末続がしきりにメディアに登場してアピールしていた「なんば走り」とか「だらっと出るスタート」そのものじゃん!これらの技術は末続がひとりでやっていたのではなく、世界の潮流に乗っかっていただけなのではないですか!たしかに古武術からのアプローチは大胆でしたが、目指すところは皆同じだったのです。でもこれってすごく面白いと思いませんか?なーんだ、と思う反面、日本古来の「技(わざ)」の素晴らしさも証明しているということじゃないですか?
    残念だったのは末続くんがオリジナリティを出して他の選手にアドバンテージをとろうとしたことが、オリジナルではなかったーということです。同じことやってるんだったら、勝負は原点の「筋肉量」になっちゃうんですよね。決勝進出はおろか準決勝にも進めなかった末続。要はもっとトレーニングしろ!というアナクロな結論になってしまったのは大いなる皮肉でした。
2004年08月26日 00時16分12秒

  • アテネ雑感
    ーって、まるで行って来たみたいなタイトルですが、まったくのカウチポテトならぬカウチワインの戯言です。前半も終わころなので、TVを見ていて気づいたことを‥
    <男子サッカー>
    予想通り?予選敗退ーそれにしても点を取られすぎた。曽ヶ端は行かなくても良かったんじゃないでしょうか。それにしても平山はどうしちゃったのでしょうか。3試合でわずか10数分の出場しかありませんでした。あれほど多用して騒がれていたのに。まあ騒いだのはマスコミや我々ですが、スタッフはいったい何を考えて強化試合をしていたのでしょう。チームに合わせるため?彼の成長を待つほど余裕もないし、そんなことはもうひとつ下の世代のチームでやればいいことだし、理解に苦しみます。いっそ彼と心中すればよかったのに。しかし、スタッフも期待していたのでしょう。我々も夢を見すぎました。
    <柔道>
    メダル・ラッシュです。久しぶりにじっくりと見たのですが、ルールが変わって組み手をちゃんと取らないと反則を取られやすくなっているのですね。これ、日本にはめちゃくちゃ有利です。げんに軽量級では「持ったら勝ち」状態でした。反対に重いクラスでは、いままで力任せの印象が強かった外国勢のレベルがあがっているような気がします。井上もそんなところで負けたのではないでしょうか。素人考えですが。
    <水泳>
    「屋根のない屋外プール」というのが話題になっていました。工事が間に合わないからーというのもヘンな話でしたが、これ、日本にとって大ラッキーだったのでは?と思います。風の影響などもあって、これまでに世界新は数えるくらいしか出ていません。陸上と違い水泳は世界新で優勝ーというパターンが多かったのです。優勝、入賞のラインが下がったために日本選手がメダル争いに加われるようになったのではないでしょうか。
    しかし、北島ー僕の予想をうれしく裏切りの二冠、立派です。世界新を出したハンセンはピークを選考会へ持っていってしまったようです。予選や準決で出していればビビったかも知れませんが、アテネではいまひとつ脅威とはなり得ませんでしたね。
    <女子バレー>
    これはもう壊滅状態。やはり直前のなんとかグランプリだかが原因です、ぜったいに。他の国はそれを利用していろいろなシュミレーションをしたり、選手を試したりしたはずですが日本はどこへ行ってもTV局の思惑ばかりの「ニッポン、チャチャチャ」ーアホです。オリンピックに出るチーム同士、直前に手の内を見せるわけがありません。そのくらい見ているヒトもわかりそうなものなのにー
    <女子バスケットボール>
    横須賀育ちの立川選手に期待していたのですが、まったくの拍子抜け。アジアを奇跡的に勝ち抜いてきたまでは良かったのですが、背の高い他の地域のチームに対しての準備がまったくできていません。放送してくれるNHKに失礼なほどの体たらく。「バスケット(TVで)やってたねー」と声をかけてくる人が結構いるので、かなりみなさん見ているみたいですけれど「なんだ、つまらん」と金輪際無視されてしまいそうな気がします。
    日本においては、やはりオリンピックは葵の御紋で、出場するのとしないのとでは競技の普及に格段の差があると思うんですよ。もっとありとあらゆる手を使って面白いゲームを、たとえ10分でも見せて欲しいです。
    <ソフトボール>
    打てなさすぎーでしょう。ルール改正でバッテリー間が長くなって打者が有利になったとはいえ、打てなさすぎです。機動力があるーなんてランナー出てからエバってください。その割りに作戦やバントが今ひとつ噛みあわない。今回ははっきり言って実力不足でした。
    おっとピッチャーの高山選手も横須賀出身です。がんばってね。
    <野球>
    バルセロナでのバスケットのアメリカ・ドリームチームは圧倒的なタレントで、対戦相手も試合後に記念写真を一緒に撮って喜んでいたーというくらいでした。今回の日本はどうも中途半端です。プライドだけはスゴイんですが、実力が伴わない。実力もないわけではないんだけど発揮できない。こんなハズではーとイライラ、フラストレーションの溜まる試合ばかりです。
    それも閑散とした特設スタンドに、似非メジャーのオルガンや「私を野球に連れてって」が流れる、超・寒い雰囲気。解説の星野仙一の不遜で不愉快な解説。「長嶋ジャパン」なんてアナクロなレッテルを貼られた彼らも「しまったなー」と思っているはずです。間違いない!
    <女子ホッケー&サッカー>
    一緒に論じてしまうのは失礼かもしれませんが、両方ともまだまだーの競技です。メジャーな存在でないため、お金がありません。だから逆に今回のようにそこそこお金をかけると活躍できるんです。男子のサッカーのようにどうあがいてもW杯で優勝できそうもないよなーと思う反面、女子サッカーなんかはイケそうな気がしますもん。そういう意味で女子バスケットと同じく、負けてもどういう活躍をするかが大事だと思いますよ。
    それにしてもオリンピック出場が決まるや否やスポンサーがついたーなんて、やっぱり日本人はオリンピック好きですよね。出場してからじゃなくて、その過程をサポートして欲しいもんだ。サッカーもこれでWリーグが大盛況になるーなんてことは多分ないでしょう。かわいそうに。
    <体操>
    男子団体優勝ーこれはスゴイ。でも何かおかしい。そうー日本のあとにはアメリカ、ルーマニア‥おいおい中国とロシアはどうしちゃったのよ?どうも世界の勢力図が変わっているようです。憎らしいほどの強さがあった中国はどうしちゃったのでしょう?北京に向けて長期強化策をとっているのでしょうか?それともドーピングしまくりで危うくなったのでしょうか、よくわかりませんが、日本の選手は良くやった。とくに「あん馬」なんてひと昔前は日本が絶対に勝てない種目といわれていたのに。(手足が短いので)今じゃお家芸です。いやあ、日本のワカモノの体格の向上は目覚しいものがありますなーなんて評論家みたいですが。じゃあ女子はどうなのよーと言われるとコトバがない。女子はどうなんですか?
    ‥以上、今日までの観戦ノウガキでした。あ、ひとり忘れてた。アーチェリーの山本選手!もうすっかりおっさんになってしまいましたが、20年ぶりのメダル!すごいすごい!彼は横浜の保土ヶ谷中ー横浜高校なんですよ〜地元だ!今じゃ埼玉の高校に勤めているらしいですけど。こういう人を横浜から流出させちゃいかん!
2004年08月20日 22時02分29秒

  • オリンピックのドサクサまぎれに
    渡辺オーナー辞任。何考えてんだこの人たちは。大学生に裏金渡したって。僕は、裏金はもう慣例化してると思ってますからそれは驚かなかったですが、貰った本人がしゃあしゃあとインタビューに応じていて「全部返したからいいもんね」という態度だったのが許せない。返すなら貰うなよ。彼ー一場選手には1年間の出場停止くらいのペナルティを与えてもいいと思いますよ。
    アメリカが全部いいってことじゃないんですけど、アメリカはいわゆるウエーバー制で、前年の最下位から指名できるんです。だから競争はなし。チームはその指名順をトレードの売り物にしちゃうんです。僕はこの方法を取らない限り、戦力の均等化はないと思います。少なくとも「自由獲得枠」なんてばかげた制度はやめたほうがいい。「職業選択の自由がなくなる」なんておバカな論争を国会にまで持ち込んでの陳腐なルール。「プロ野球」という企業に就職するーという感覚じゃないんですね。ここでも巨人偏重はなくなっていない。
    アメリカの高校生は大学から大学見学のための旅費やお小遣いをもらっても良いーと聞いたことがあります。そのかわり金額の上限や報告の義務がNCAAで定められています。日本では「逆指名」を得るための裏金は一場選手への200万円どころか、所属チームの関係者や両親はては親類にまで金をばらまいているはずです。
    それでもプロ同士の競争なんだからいいじゃないかーという意見もあります。TVでもなんとかーというヒトが力説していました。そりゃあチームごとが独立採算制でお金のないチームがつぶれたり合併!したりするのは仕方ないと思っているようですが、僕は上にも書いたように「プロ野球」というのは12チームでひとつの企業と考えたほうが良いと思ってますから。彼の意見は暴論です。
    穿った見方をすれば渡辺さんは「おまえら、もう裏金は使えなくなるんだぞ。選手は目立てる巨人に集まってしまうぞ。オレの言うこと聞かないとおまえら全滅だぞ」と他のチームを威嚇しているんじゃないのかなーなんて思ってしまいましたが、これ結構当たっているんじゃないでしょうか。
    いずれにせよ胡散臭いことには変わりはありません。日本のプロ野球はイヤだなあ。選手の署名活動も僕には意味のない戯言に見えます。そんなヒマがあるのだったら子供にサインしてあげるとか、ボランティアに精を出して欲しいものです。あんな学級会的な行動じゃダーメ!
2004年08月13日 22時58分41秒

  • 日本ー中国
    <前半終了 1−1>
    ブーイング問題はBBSのほうに書きました。そういう先入観があると、不可解なレフリングにも過剰に反応してしまうところが怖いですよね。まあ、不可解は不可解ですけれど。でもこれがサッカー、政治家は関係ない。
    日本は立ち上がりこそ攻めあぐみましたが先取点を取った後は「あ、このまま楽勝かな」というほど良い状態で試合を進めていました。中東勢と違って東アジアの中国は日本と同じ欠点を持っているなーと感じたのです。それは足元へのプレッシャーに弱いーということ。前線から中盤にかけて日本がプレッシング・ディフェンスを仕掛けると、けっこうめろめろな状態になっていました。やはり日本と同じくボールキープのできる個人技(と、あえてひと括りにしますが)が弱いのだなと思いました。しかし同点にされたシーンやその後はペナルティエリア付近での中途半端な寄りで、何度かピンチを作ってしまいました。
    すごく良い状態と、何か徹底できていない弱さが同居しているようです。ここらへんが課題でもあり、ジーコに対する不満でもあるのでしょう。さて‥
    <後半 トータル3−1>
    日本と中国は良く似た攻めをします。高いディフェンスラインを保つ相手の裏を取る、あるいはサイドを押し上げるーといったプレイが多いです。体格やスピードは日本を上回る中国でしたが、ひとことでいうとワンパターンの感は否めません。日本はセットプレーというアドバンテージがありました。でもこれって「セットプレーでしか点が取れない‥」って批判されていた部分でしたよね。ここらへんも報道や我々の認識のモノの見方がいかに一面的であったか良くわかりますね。結局日本は後半2得点を挙げ、中国を振り切りました。懸案だった裏へのパスは試合が終わる直前に、1本だけ通ったにとどまりました。中国だってそんなことはわかり切っていますよね。だからこそ画一的ではない、独創的な戦いが見たいのですよ。
    確かに、数的には日本のカタチが多かったんですが、精度からいうと中国のほうが良いチャンスを作っていたような気がします。それは中国のサイドの選手が中へ切り込んでくる意識が高かったからではないでしょうか。この大会の日本の失点はこのパターンからが大半だったような気がします。一躍ヒーローになった川口も、ここのシュートには滅法弱かった。
    結局は1対1の強さが必要なんだーってことですよね。人種的には欧州勢に近い、中東のチームに1対1でしてやられるーこれが今後の課題ではないですか。フォワードが点が取れない、というよりも全員がボールを持てないーってことだと思います。
    最後にジーコ、めちゃくちゃ嬉しそうでした。このヒトは勝つことに対する執念が我々の100倍くらいはありそうな気がします。まあ、この着こなしがトルシエの100倍はイケてないおっさんの喜ぶ顔を見たら、スポーツって単純なんだなあーと再認識しましたよ。いやいや貶してるんじゃないですよ。
2004年08月07日 23時29分46秒

  • 神奈川県高校バスケットボール<関東大会予選>その2
    今日は最終日でした。<男子>桐蔭・湘南工大・秦野・法政二・逗葉<女子>金沢総合・上溝南・相女大・秦野南が丘・荏田ーという結果でした。これらのチームが関東大会に行きます。
    今大会を見回したところでは、男子の桐蔭は強い!という印象がいちばん強く残りました。オールスター選手を何人か抱えていて「あれだけ集めりゃあ‥」的な言われ方をしていましたが、その派手なメンバーからは想像できない、実にオーソドックスなバスケットをします。能力のある選手が基本に忠実なことをするほどイヤらしいものはありません。粘って守り、センター陣がしっかりリバウンドを取り、オフェンスでもセンターを中心に着実に攻めます。無理なドライブやシュートはありません。今日は湘南工大にセンターへのヘルプをされていましたが、無理をせず逆サイドのシュートを作る約束もきちんとできていました。また、そのアウトサイドのプレイヤーたちのシュートの良く入ること!これではノーシードから勝ち上がった勢いのある湘南工大といえども付け入る隙はありませんでした。
    その湘南工大ですが、新人大会では県大会にすら出られなかったことを考えれば大したものですが、それだけ桐蔭以外のチームのレベルが低いということで、その差は現時点でかなりのものがあります。たしかに全員で守り、速攻を出しーという良いチームではありますが‥
    逗葉は初の関東大会出場です。おめでとう。でも出るのが少し遅すぎたね。それだけ「初」というのは難しいーとも言えるのですが‥その初々しさをいつまでも大事にして欲しいなと思います。しかし商大ー逗葉と途中までは競っていたとはいえ優位に戦っていたのですが、後半なすすべもなく点差を広げられてしまいました。商大の敗因としてはいろいろ挙げられるとはおもいますが、僕がいちばん気になったのはリバウンドが取れないことです。逗葉もそれほどシュートが入るわけではないのですが、全員が飛び込んでリバウンドを取っていました。ワンゴール入れるまでに4,5回オフェンスリバウンドを取って、ようやく入れたという場面もありました。商大ははるかに大きなセンターを擁するものの、その利点をまったく生かせず終わりました。そこらへんをうまく整理すればベスト4を崩すことは可能なのになあーと思いました。
    女子はあまり目を引いたゲームはありませんでした。秦野南が丘は中心選手の体調不良で思わぬ負けを喫しましたがチーム力はある。相女大との2位争いができると思います。5位の荏田はオフェンス力のなさを強いディフェンスが救いました。代表決定戦の2試合はそのディフェンスの勝利でした。そんな荏田もベスト4のチームには全く歯が立たない。サッカーの中田がよく言っていますが「前を向くことができる」ということは、あらゆる球技の基本でしょう。技術や戦術では手が届かない領域ーといのははっきりと存在するのです。こうしてみると金沢総合がいっけん何の面白味もないゴリゴリと1対1を繰り返す攻めを続けているのも、高いレベルを目指すチームとしては必然なのかもしれません。
    インターハイは男女とも1位の優位は揺るぎそうにもありませんが、2位争いが面白い。とくに男子はどこが行ってもおかしくない大混戦です。またすぐに地区予選が始まりますね!
2004年05月09日 23時01分25秒

  • 神奈川県高校バスケットボール<関東大会予選>
    久しぶりの高校バスケット日記です。見ていないわけじゃなかったんですけどね〜今日はベスト4決め。
    <男子>湘南工大・秦野・桐蔭・法政二
    <女子>金沢総合・相女大・秦野南が丘・上溝南
    以上がベスト4−関東大会出場を決めました。男子は横浜商大・大磯・南・逗葉、女子は逗子・清風・藤沢工科・荏田で残りの代表1を争います。
    男子は桐蔭だけが順当ー他のチームはノーシードから上がってきたり、死にかけたのを何とか勝ってきたり。湘南工大は新人戦の県大会にも出れなかったのを見事に盛り返し復活ー商大を倒しました。商大はせっかく2枚センターがいるのを生かせず、負けてしまいましたが、うまく使える攻め方をおぼえれば桐蔭を倒す一番手だと思うのですが。
    秦野は南を寄せつけませんでした。ここはキャリアの差ですか。しかし今日はシュートが当たりすぎ!入らなくなるとキツいかも。桐蔭は秦野以上にゲーム運びに余裕がありますね。センターも落ち着いているし、他校に見られるような、GやF陣のトリッキーなプレイがあまりありません。ゲームとしては「うまーい」という感じではないのですが、強い。僕なんかに言わせると、そういうチームが強くウマイのです。5番手はどこでしょう。やはり商大かな。
    女子は富岡あらため、金沢総合がダントツのような気がしますが、どうも校名やユニフォームが変わったせいなのかどうかわかりませんが、雑で体力任せのような気がします。まあ、全国レベルの学校ですからそういうのが今の主流だといえばそれまでですが、僕はきちんとスクリーンをかけるオフェンスや、チェンジング・ディフェンスを仕掛けていく昔の富岡や、3,4年前のNBAばりの速攻を出す富岡のほうが好きだな。県内ではそんなことをしなくても勝てるから、がんがん1対1だけで勝っていくーというチーム作りもわかりますけど。近年はインターハイの時期ですら完成途上ですもんね。
    相女大もサイズはあるのですが、動きの質や力強さはまだまだ。でも実業団でもまれてきた本田君がスタッフに入ったのでこれから変わりますよ。僕は南が丘が好きーいつもスゴイ頑張りを見せてくれます。コンスタントに頑張れるというのがえらい。海老名との8決めのゲームはスゴかった。
    5番目を狙っていた?荏田にとって藤沢工科の負けはショックだったのでは?5位争いは混沌としてます。男子ばりのトレーニングをこなしている逗子にもチャンスありですよ〜
    というわけで、今年は日程が変則で2日間隔があきますが、これで選手層の薄いチームにもチャンスが出てきたのではないでしょうか。役員(特に審判)や応援団も一息入れて頑張りましょう。−って最近「毒」がなくなってきたなあ‥
2004年05月05日 20時48分03秒

  • スーパーリーグ・プレイオフ
    放送が深夜になってしまいましたが、バスケットボールのスーパーリーグ・プレイオフ、第3戦にもつれこんでの決着でした。
    最近の男子のスーパーリーグは不況による撤退が相次ぎ、選手の移籍も多く、現有勢力でなんとか頑張ろうーという感じになってきました。今回勝ったアイシンなどは、佐古、後藤、外山、小宮などー撤退したチームからのー失礼ながらー寄せ集めです。対する東芝は生え抜きの選手が多いですが、相変わらず北、節政など経験が豊富な選手で固めています。
    ゲームのほうは東芝の頑張りで盛り上がり、一時あった、眉をひそめたくなるような審判や相手への「ガンとばし」や文句も出ない(あるいは出す余裕もない)好ゲームでした。これなら小学生から高校生までに見せてもいいなーと納得できます。
    外人選手も含めて、これといった絶対的なプレイヤーがいない今、どのチームもディフェンスをよく頑張ります。それをなかなか破れないために、毎試合70点くらいの点数しか入りません。そのへんがちょっと不満ですが、こういうゲームをあと何年か続けていくうちに、このレベルのディフェンスを破ることのできる選手やチームオフェンスが確立されていくのでしょう。
    ただ気になるのは、相変わらずベテランが活躍しているだけで、大学を出て数年の選手がぜんぜん出場していないことです。確かに佐古ー節政、後藤ー北なんかのマッチアップは素晴らしいのですが、もっと体力があり、技術だって高いーと思われる若い選手が全くといっていいほど、いません。これは単に不況で企業が選手を新たに雇えないーということにも起因するのでしょうが、僕にはそうは思えません。はっきり言って大学のバスケットがとてもマジメにやっているとは思えないからです。
    大学のゲームを見るにつけ、目を覆わずにはいられません。見苦しい外見、態度、真摯にスポーツに取り組んでいるとは到底思えません。高校までのレベルは絶対に上がっていると思えるのに、大学に入ると全くといっていいほど伸びが止まり、レベルが下がりさえしています。これは大学のコーチにも問題があると思っています。もちろん他の競技も似たり寄ったりなのでしょうが。
    ここらへんを何とかしないとバスケット界の未来は明るくありません。なんだかんだ言ってもバスケットの競技人口は多いです。でもその底辺の子供たちの目がNBAに向いてしまい、スーパーリーグはつまんないやーと思っている限り、ダメだと思うのです。NBAの派手なところばかり見て、その真似だけをしても、その下のレベルで戦っているNCAAがいかに真面目に、形振りかまわず、死力を尽くしてゲームに臨んでいるかを知らない限り、日本人は強くなれません。これはどの大学スポーツも同じことです。
    ちょっとレベルの上がった(と思われる)スーパーリーグを観て、そんなことを感じました。
2004年03月24日 01時36分51秒



  • W杯1次予選 日本ーオマーン(実況ノウガキ)
    ここのところ、所謂「練習試合」ばかりでぱっとしなかった日本代表。やっと本番です。
    しかし楽勝ムードはどこへやら。全然うまく攻められません。三都主の押し上げくらいしか有効な攻めがない。黄金の中盤なんて言われていますが、オマーンの厳しい当たりに何もできません。前から書いていましたが後ろからの当たりに弱い気がします。ぽっとボールを取られ早い攻撃にひやっとさせられることもしばしば。
    ーと思っていたら高原が突っ込んでPKをもらいました。これはホームならではのジャッジでしょうが、なんと中村、これを外してしまいました。どうもイラク戦からコンディションが悪いような気がするのですが。うわっ、こりゃどうなっちゃうんだろうーというカンジのまま前半終了です。しかし柳沢は弱い、弱すぎる。高原がPKを取ったすぐあと柳沢も似たような状況があったのですが、最後の最後までがんばり切れずノーホイッスルでした。高原は腹ばいに倒れたのに対し、彼はいつもひっくり返ってしまうのです。このへんは高原に一日の長がありますね。やはりダメでもともと、前へすすむ根性が欲しい。
    後半ーやはりジーコも同じことを感じたのでしょう。柳沢→久保という交代がありました。出だしはその久保を基点にいくつかチャンスができましたがそれっきり。相変わらずボール際が弱く奪われてしまうことが多いです。20分には遠藤から小笠原という、攻撃的な交代をせざるを得なくなりました。DFは大丈夫か?
    おーっとというシーンはいくつかありましたけど、決定的チャンスは最後までありませんでした。重い雰囲気で有効なボールが出ないロスタイムーもはや引き分けか‥と誰しも思った瞬間、ほんのわずかのチャンスが久保の足元にやってきました。日本ーゴール!ふう。
    今日感じたのはいわゆる「海外組」。プロ野球の大リーグ帰りの選手が活躍しないのと同じく、ゲームに出ていない選手はやはり「使えない」判断をきちんとされているから使ってもらえないのだーということ。柳沢、中村など、ちょっと買いかぶりしすぎていたのではないかと思います。中田でさえ、それほどいい出来ではなかったと思います。確かに良い選手なのでしょうが、試合に出ていないーということも事実なのです。予選がすすめば代表での(というよりゲームの)カンも戻ってくるでしょうから、一概に「使うな!」とは言いませんが、今日はこの間のイラク戦のメンバーで良かったのではないかと思います。
    でもやっぱり真剣勝負に勝るものはありませんね。オマーンの監督も強かでした。ジーコは理論はないですがさすがの勝負カンを持っています。久保を後半スタートから出したのは、結果論で言っても大正解。3枚目の交代で鈴木をさっと出したのも、勝負に行く意志の強さを感じました。何かドン臭く勝つイメージができたような‥まだまだ先は長いですけれども。
2004年02月18日 21時29分15秒

  • 日本ーイラク
    恩讐のイラク戦!という物語を作りたかったのか、W杯予選を目前に控えて調整したかったのか「なぜ今イラク?」というゲーム。昨日のロシアとやった方が良かったんじゃないの?と誰しも思うイラク戦。TVのレポートを見ても、ご存知の戦争以降劣悪な練習環境や経済状態から、こりゃ楽勝だなーと思ったのは我々も選手も同じでした。
    甘く見ていたのか、コンディションが悪いのか、序盤から山田卓がケガで交代、その直後不用意なミスからの決定的なシーン。その後も全く精彩を欠いて0−0で前半を終了。五輪世代と違って中盤の安定感はさすがなのですが、いかんせんそこから先がお粗末です。小笠原あたりがFWに入れるボールの「威力」がありません。強弱もそうですが裏表というアクセントも必要なのではないでしょうか。FWがその弱いボールに対し押し出されてペナルティエリアの外に出てしまっています。当然サイドの押し上げるスペースがない。こういう時、中田や中村はどうするんでしょうーということで後半は中村に期待。
    しかしジーコ、ここらへんは強かです。僕なんかは小笠原→中村、柳沢→大久保を予想していたのですが、そう簡単に交代のできない本番を想定したのか、修正する力を彼らに要求したのか、あるいはどついたのかー後半も同じメンバー。これが効きました。いきなりサイドの多用が続き、小笠原→三都主への、それもダイレクトで繋いだパスに柳沢がどんぴしゃ。イラクのDFもあっけに取られる、どフリーでした。
    しかしその後がいけません。前線のプレッシャーが弱くなると、また攻め込まれます。間延びしたところで、中村、大久保が投入されました。しかしこれはダメ。特に中村はやはりコンディションが悪すぎ。だって当日に来日したんですからねえ。大久保も落ち着いてしまった攻撃には全然絡めず。かえってそんな中、いきなりビュッと動いた三都主と久保のワンツーが決まって2−0そのまま終了ーというゲームでした。前にも書きましたがDFから中盤への安定はさすがにフル代表に一日の長があります。しかしそこからコジ開けるパターン、タレントがいない。中田がそれをやるのでしょうが彼自身にも、合わせる相手にもタレントが不足しています。ならばカタチを作るべきだと僕は思うのですが。
2004年02月13日 00時22分02秒

  • 日本ーロシア(U−23)
    国内組のみとはいえ、A代表のロシアとの一戦。今度こその「強豪」じゃないですか。メンバーうんぬんよりもカテゴリーが上のチームですからね。
    案の定、のっけからがんがん攻められています。しかし攻め続けられるとかえって守りやすくなるもの。0−0はわりと難しくはないなーと思っていたらふっとしたスキに、先日の試合では飛び出しがいまいち裏目にでていた闘莉王がビエリばり?の突進。こぼれダマを高松が蹴りこんで先制しちゃいました。
    しかし前の試合で露呈していた中盤のボールが相変わらずキープできません。せっかく守ってもそこからのボールを奪われ、これも課題だったBKのラインの裏にボールを出されてはピンチが続きます。やはり何回かの波状攻撃の中で見事に同点ゴールを決められてしまいました。これは前回W杯のフラット3を基本的に継承する「ヤマモト・ジャパン」の泣きどころでしょうね。まして飛び出し好きの闘莉王が真ん中にいるのですからなおさらです。
    後半に入っても相変わらず危なっかしいシーンは続くのですが、日本はFW平山と田中達を投入。しかしそのプレイを堪能するにはミス→ピンチがあまりにも多すぎます。高さを生かすといってもボールが来なくてはね。フル代表と比べるとここが劣りますね。この前も書きましたがサイドからの攻撃が皆無なんです。なんだかんだ言っても三都主の存在ってアリなんだなあーと。
    しかし観客ー面白すぎです。平山が出てくると大歓声ーはわかりますけど、クロスが上がって平山以外の選手がヘッドすると「お前じゃないだろ」的なため息。キモチはよーくわかります。こういう歓声は初めてじゃないですか。いいのか悪いのか。何かのきっかけとなるのか瑕となるのか。良くわかりませんねえ。
2004年02月11日 21時17分12秒

  • 日本ーイラン(U−23)
    あらあらーいつからイランって「強豪」ってことになってるんでしょう。U−23(オリンピック世代)では日本は世界でベスト8ははずさないーと思ってましたが。他の国は、要はフル代表が強けりゃイイんで、ブラジルだって予選で負けたのは大不覚だったとしても、世界の終わりーってカンジじゃなかったですよね。そりゃめちゃくちゃ叩かれたかもしれないけどさ。
    日本人って、高校野球に代表されるように、そのときどきのイベントに熱中しちゃって先を考えないことが多いです。野球の最高峰はプロ、サッカーはW杯。ああ、あの選手は楽しみだなーくらいにしておけばいいものを、マスコミと挙って持ち上げたり落としたり。ま、確かに強化は必要なんですけどね。
    さてーそれほど「強豪」とは思えないイランU−23戦、序盤から両チームとも危なっかしいチャンスが多くて、楽しめました。若いーってカンジです。その中で前半の白眉はやはり平山でしょう。デカいんですがバランスが非常に良く、得点したときもボールとは逆方向にすうっと動き、フリーになっていました。彼を離してしまったイランのDFのミスともいえますが、数少ないチャンスを良く生かしました。何度も何度も惜しいチャンスに得点できない大久保とは好対照です。こういうのって持って生まれたモノのような気がするんです。でもその他の状況では大きなDFを背負ってしまうと足元が覚束なくなってしまうところもある。しかしー確かに良い選手なのは認めますが、このくらいの選手って18−23歳のあいだにはいないのでしょうか?情けないといえば情けないです。闘莉王もそうです。点が取れるーということが売りですが、そりゃ水戸では通用していたかもしれませんが、国際マッチであれだけ前線に上がってプレイできるのでしょうか?今日も戻れなくて危ない場面が何度かありましたよ。話題先行のような気もします。
    試合じたいは、前半途中からあまりきちんとした攻撃もできず、カウンターをくらってひやりとさせられる場面も出てきました。そして後半に入ってFKを叩き込まれ同点にされてしまいました。これはGKの経験不足といった印象でした。あとはわっと観客を湧かせるものの、決定的なチャンスというのはありませんでした。平山の頭に合わせる意図もあったのですが、単発で効果的ではありませんでした。いままでの日本のやり方とは正反対だからでしょう、何だか慣れていないようでした。それよりも終了間際の胸に合わせるようなソフトなプレイの方が良かったように思います。彼は良くやったと思いますが、フルタイム出場する選手ではないように思います。ここぞというときのターゲットマンとして使うのが現時点ではいいのではないでしょうか。ゆくゆくはオールラウンドなFWとして活躍してもらいたいけれども。上でも書きましたが、彼におんぶにダッコーというチームではないはずです。それと中盤のリーダー的な選手がいませんね。中盤をすっ飛ばして攻めようとするから平山へのボールが強すぎてあとが続かないように感じました。小笠原のような存在が欲しいですね。
    結局1−1のドロー。それにしても昨日の鹿島スタジアムといい、今日の埼玉といい、お客さんが全然入っていませんね。「ヨーロッパ組」がいないと商売にならないのでしょうか。「サポーター」っちゅうのは出る選手が違ったって応援に行くモンでしょう?
2004年02月08日 21時27分33秒

  • 日本ーマレーシア
    信じられないかもしれないですけど、対マレーシア戦は18年ぶり、対戦成績も負け越しているらしいです。ここ数年の日本の上昇度がいかに飛躍的だったのかが良くわかります。エラそうなことを言っている川淵サンあたりも、この国にはなかなか勝てなかったのですね。
    両者の差はもはや完全に逆転ー圧倒的な差があります。はっきり言ってこれでは練習相手のユースや大学生でも同じような感じです。
    前半で3点取った日本ー後半すぐに1点を追加した後、DFを4人総取替えしてきました。これはスゴイというか「ありえない」っす。ジーコの思いっきりの良さといえばそれまでですが。そしてその後にはFW、MFを4人ーこれもありえないっす。「ありえない」というのは4人代えるということではなく、スタートの選手と総取替えしたということです。確かに欧州組はおらず、誰が出ても一緒、という感は否めなかったですが、そこは小笠原、久保、三都主などはやはり「目玉」。彼らと組んでこその控えの存在があるはずです。本山、久保のどちらかと黒部を組ませるということをしなければ、ベンチ組ははっきり言って試合に出ただけで、使いみちも持ち味もわからないと思います。そういう交代は練習でやって欲しかった。練習試合ーといえども彼らはプロ。お金とって見せてるんですから。
    案の定「目玉」を欠いたベンチ組はおろおろとボールを回すだけ。組織だった攻めの形も作れず1点も取れずに終わってしまいました。とくにDFから中盤にボールがつなげない、サイドの押し上げが全くできていないことが気になりました。たしかに長いW杯予選を戦っていく中で「これぞ代表」というチームが出来上がっていくのだとは思いますが、今日は前半の「目玉」は感じられたけれども、その後が続いていないーという印象を受けました。
    具体的には強いチームとやると精度が低く役に立ってるとは思えない三都主は、この中にあってはやはり抜けているんだなーということと、小笠原はノープレッシャーではかなりのモノを出すーということです。おしなべて代表レベルの日本選手の個人技能、フィジカルのレベルの高さ(もちろんマレーシアと比べてですが)には驚かされました。これがそのまま、もっと強いチームに通用すれば頼もしいのですが。さいず、フィジカルで劣る次のイラク戦が見ものです。
2004年02月07日 21時09分03秒

  • ファニーサイド・シービスケット・そして‥
    馬が走っているともうそれだけでダメーもちろん競馬も好きなんですけど、馬そのものも好き。僕にとって去年から今年にかけては競馬の収支なんかどうでもいいような、素晴らしいことがいっぱいありました。
    まずファニーサイド。詳しい話は抜きにして、そんなに裕福でない何人かのグループがオーナーになった、そんなに大したことのない馬が、アメリカのクラシック戦線に突如現れます。1冠めの勝利はマグレ扱い。騎手も「電気ムチ」を使ったーと疑惑をかけられました。(後に嫌疑は晴れる)しかし2冠めも勝ってしまったではありませんか。最近の競馬は日本でもそうですが、金がモノをいいます。素晴らしい血統の、高貴な姿をした、高名な調教師の厩舎馬が強い。それに一石を投じたのがファニーサイドだったのです。駄馬ーまでとはいいませんが、大金持ちのオーナーの金にモノをいわせた持ち馬たちを蹴散らすファニーサイドに人々は熱狂しました。迎えた3冠目は惜しくも負けてしまいましたが。
    人々はファニーサイドにある馬の面影を重ね合わせていました。その名はシービスケット。奇しくもその物語が映画となり、ファニーサイドの活躍とともにアメリカの大きな話題となっていたのです。
    その映画「シービスケット」は今週日本でも封切られました。僕はさっそく見に行きました。いやはやーこれが実話なのかと思ってしまうほど「出来過ぎ」の映画です。実話じゃなかったらあまりにクサすぎて脚本家は叩かれてしまうでしょう。
    子供を事故で亡くした資産家、サーカスの動物使いから資産家に見出された調教師、そして大恐慌のとき両親に売られた草競馬の騎手。その3人の男が、役立たずの烙印を押された、小さく、気性が激しく、しかし負けず嫌いの1頭の馬を見出します。まるでファニーサイドのような鮮烈な登場に、恐慌で疲れた大衆は熱狂します。自分たちの人生を重ね合わせるように。
    しかし頂点に立ったシービスケットと騎手はそれぞれ大きなケガを負ってしまいます。もう再起不能かーというケガに敢然と立ち向かう騎手と調教師。それをやさしく見守るオーナー。そして彼らは復活するのです。
    うーん。映画自体はとてもよく出来ているけれど、前に書いたとおり、あまりにも現実離れしたお話しなのでちょっと戸惑ってしまうほどです。
    しかし!それに追い打ちのリアリティを与えてくれた男がいました。日本のジョッキー岡部幸雄です。昨日、なんと399日ぶりの復活を果たしたのです。まだ若手ならわかります。馬でも1年以上のブランクはざらにあるのです。しかし岡部騎手の年齢はなんと55歳!
    武豊以前の「天才」「神様」は岡部でした。ところが永年にわたる騎手生活で身体的なダメージが蓄積し、休養に入ったのが1昨年。その間、リハビリがうまくいかなかったり再度ケガをしたりで、このような長い休養になってしまったのだそうです。普通辞めますよね。しかし彼は諦めず、昨日復帰初勝利をあげました。表彰式の彼を見て僕はびっくりしました。白髪頭の彼の髪の毛が坊主刈りになっていたのです。よく「頭を丸めて」「決意の断髪」とかいいますが、何かキレイごとの匂いがして僕は素直に感動はできませんでした。しかし彼の姿には執念のようなモノを感じました。その風貌と相まってなにか鬼気迫るものさえ覚えました。
    意志や努力だけではなんでもうまくいくとは限りません。運とか他人の力も必要でしょう。もちろん「善」の力だけでもダメです。キレイごとじゃないのは知っています。それをすべて踏まえて「がんばる」からこそ、人は感動するのだなあーと思いました。いつもはヒネクレている僕ですが、昨日は、円らな馬の目を通してものごとが見えたような気がしました。ちょっと恥ずかしいのですが。
    ファニーサイド・シービスケット・岡部幸雄ーそれに続く「何か」に期待してしまいました。
2004年01月26日 21時27分15秒

  • 横綱ー大見得を切る
    ここのところ毎日相撲を見てました。そして14日目の今日、優勝が決まりました。朝青龍ー世間は喧しいですけれども、好きですよ僕は。しかし相撲界っておもしろいところですよね。土俵以外のこととか旭鷲山との確執とか、礼儀を知らないなら理事長かなんかが呼びつけて怒ればいいものを、マスコミを通してのコメントしかしない。「師匠」と呼ばれる人も師匠なんだからさ、叱りつければいいのに。自分たちの興行の中のひとつのコマなんだから。プロゴルファーなんかとはちがうでしょ。「横綱」って地位はスゴイんですね〜。いえ皮肉でも何でもなく。理事長と言えども師匠と言えども横綱には一目置かねばならない。それほどの地位なんだ、横綱って。僕はこれすごく良くわかります。だったら細かなことはガタガタぬかすな!と思いますね。スーツでアントニオ猪木と会おうが関係ないじゃん。
    朝青龍の四股、素晴らしいです。あんなに足が高く上がる四股を踏める力士は久しぶりです。引退した貴乃花の若いころや千代の富士以来じゃないですか。相撲も正攻法で教科書通りの反面、イザとなると大技、荒技が繰り出される。僕は好きです。今場所、やれ帰国しなかったとか稽古を無断で休んだとかつまらないことでマスコミに叩かれましたが、取り組みをTVで見ているだけで判断すれば「スゴイ」としか言いようがありません。
    金太郎や五月人形のような風貌や体型、制限時間いっぱいに塩を取りに行くときのマワシをすぱーんとはたく動作ー相撲取りってカッコいいなあ、と思う瞬間です。でも最近気になることが‥彼は最後の塩で、タオルで顔を拭いたあと、それを写しているカメラに向かってキッと「ガン」をとばすようになりました。勝ち名乗りの時も自分を撮っているであろう正面のカメラにも「見得を切る」。まさかと思っていたのですが、ここ2,3日でその思いは強くなり、今日の優勝の瞬間には確信に変わりました。優勝の瞬間のガッツポーズは今や誰でもやりますが、彼は「カメラ目線」してます!
    たしかにカッコはいいんですが、それが意識的に行われているとしたら、ちょっと興ざめ。たまたまいつもやっている動作や表情を有能なカメラマンがしっかりと捉えているーというのなら納得しますが。いえいえ、最初はたしかにそうだったのかもしれません。TVを見ていて気づいたのでしょうね、きっと。
    あのよくわからなかった貴乃花でさえ、優勝決定戦で武蔵丸を破った瞬間のあの「鬼の形相」は意識はしてなかったでしょう。朝青龍の「カメラ目線」は「無意識じゃない」とわかって(感じて)しまったからには、ちょっと割り引きしてカンドーしなければ。カッコいいのは認めますけどね。
    そうとなれば勝ったとき、彼が心の底から「よし!」と思えるような相手がいないーということが問題ですね。必死で戦えば他のことには構っちゃいられない。そうなりゃ土俵の上でケンカになろうが風呂場で大乱闘になろうが関係ないと思います。最後にひとつー彼はプロレスやその他の格闘技に行ってはダメです!彼は相撲が似合っている!
2004年01月24日 18時39分23秒

  • 女子バスケットボール・オリンピック予選
    下の新人大会のことを書いているあいだ、TVでは女子バスケットボールのオリンピック予選が放送されていました。予選リーグでは大敗している韓国相手だったので「どうせ負けるんでしょ。明日が勝負だからね」と思っていたのですがー女子は世界的にアジアのチームは強いのです。中国と韓国が世界選手権で上位に入ったため、アジアの枠は3つ。台湾との3番目の枠の争いといわれていました。
    しかし大変なことが起こってしまいました。最初は両チームともあまり気が入っていなかったような感じでしたがー韓国は「ま、フツーに勝つでしょ。負けたって台湾に勝ちゃいいもんね」日本は「今日はムリしないで明日台湾に勝ちゃいいもんね」って感じ。
    しかし!前半を1点リードで折り返すと、日本はそれまでのゲームでずっとスターターだった大山、浜口をベンチに下げ、立川(横須賀商業出身!)薮内らが大活躍。一方、韓国はすんなり点を取るところはさすがなのですが、どうもそれが今ひとつ続かない。ホーム(仙台)の声援(でも客がいなさ過ぎ!)と審判のおかげ?でなんと第2延長までもつれ込む大接戦になってしまいました。
    それを制したのはなんとなんと日本。矢野の驚異的な3ポイントが要所で決まり、必死のルーズボールで勝ちきりました。すごいすごい。だって韓国、世界で4位なのですよ。
    しかしアマノジャクな僕は「なぜ?」と思っちゃいます。試合の後、こういうことを考えました。
    ①「日本が後半で見せたチーム構成こそ、日本のスターターだったのではないか?」浜口、大山らのベテランは相手によく知られている。ベストメンバーを温存!これアタリだったら僕はスゴイ!&内海コーチ、あんたはエライ!
    ②これは差別でもなんでもないですよー「台湾、嫌われているんじゃないの?」国同士あるいは協会同士の感情など僕にはわかりませんが、たぶんー99%ー韓国は明日、台湾には勝つでしょう。どうせ勝つなら日本にオリンピック出させてあげるよ〜という意志がはたらいたのではないか?韓国は第2ピリオドで日本を引き離すチャンスはありました。そこでの不可解ーとまではいえなくても頻繁な選手交代。はっきりいってその時間帯、僕は「あ、やっぱり負けだな」と思ってましたから。
    ③「これはウラなんかないんだよ!」単純に考えて、予選リーグ(日本大敗)の結果をみた韓国のコーチは「ま、今日はそこそこでいいや」とタカをくくって戦っていた。しかし若いメンバーにして(ヤケクソで)息を吹き返した日本にベンチも選手も大慌て。「こんなハズでは」という間に負けちゃった。スポーツは何が起こるかわからないー
    まあ順当に考えて③だと思うんだけれど、そういう奇天烈なことも考えちゃうほど劇的な、歴史的な勝利でした。リアルタイムで見逃した人は残念でした!
2004年01月18日 21時31分09秒

  • 神奈川県新人大会
    ひさびさに神奈川の高校バスケットボール。新人大会最終日です。
    結果は男子ー1位・桐蔭、2位・法政二、3位・商大、秦野 女子ー1位・富岡、2位・藤沢工科、3位・荏田、秦野南が丘 となりました。
    1位と2位のチームが新人関東大会に行くのですが、今回は男女も大混戦ーと言えば聞こえはいいのですが、はっきり言ってすごい低レベル。
    特に男子は身長や能力に勝るチームが気ままにシュートを打ってリバウンドを取り、速攻も出さずディフェンスもせずーという何とも情けない内容。
    とくに優勝した桐蔭はせっかくいいメンバーを揃えているのですから、もう少しきちんとバスケットをしてもらいたいなあーと思います。選手は決してフマジメにやっているのではありませんから。
    低レベルながら法政二、秦野、商大は去年のチームで得た経験を生かし、苦労して勝ち上がってきました。「当たり負け」しない技術、精神力がベスト8のチームを上回りました。
    女子は藤沢工科、秦野南が丘が大躍進してきました。とくに藤沢工科は全員1年生のチーム。ただし今度も勝てるかというと?です。秦野南が丘は現時点での能力を100%出し切り、勝ち上がってきました。こちらも次回は?
    富岡は毎年この時期は新チームになったばかり。1対1の攻防しかないのですが、準決勝では荏田に大苦戦。1Pでは20点近くリードされましたが、荏田の中心選手がケガで退場ーそれがきっかけになって引き離しはしましたが、僕の印象では最近の富岡の選手はおとなしく「しっかり感」がないと思います。荏田は小さいのですが非常にアグレッシヴで今後が楽しみ。
    しかしこの週末は寒かった〜!土曜日曜と公営の大きな体育館でのゲームだから暖房が入っていて助かったものの、高校の体育館だったらみんな凍えてボールも手につかなかったのでは?上位のチームの選手はこういう良い環境でゲームができることを感謝せねば。
2004年01月18日 20時45分53秒

  • サッカー天皇杯
    元旦といえば天皇杯決勝ー今年はジュビロとセレッソです。天皇杯の試合をずうっと見てきましたが、引き分けじゃダメなので点を取りに行く試合が多く、2点差を逆転!なんて試合もありました。言ってみれば大味な試合ーということですけど、見ていても面白い試合が多かったのも事実です。
    さてー決勝は?というと一転、重苦しい試合になってしまいました。試合開始直後、セレッソの森島痛恨のどフリーはずし(大久保にパスしちゃった)やジュビロのバー直撃はあったものの、双方のプレッシャーがキツく、チャンスをファールで止めに行くような展開でした。
    さあ、そうなるといわゆる「流れを変える」交代が求められるわけですが、セレッソが早々に西沢を投入ー流れは良くなりかけたのですが、どっこいジュビロには御大ー中山クンが控えています。西沢効果が実を結ばぬうちに、出たぁ〜!出てきただけで国立の雰囲気がガラリと変わります。千両役者!でも中山自体、遮二無二動き回ってイエローぎりぎりのプレッシャーをかけ、ルーズボールに飛び込み、クロスに対し相手を「つぶす」くらいのことしかしないんですよ。そして案の定、彼が基点となり得点が生まれました。いかにも彼らしい「質より量」「ヘタな鉄砲も‥」のプレイでした。
    セレッソは大久保を擁して一瞬の走り出しで、いともカンタンに点を取れる能力を持っています。森島、西沢といった同じタイプのプレイヤーもいます。でも中山のような汚れ役はいなかった。大久保も自分の存在感をアピールできているのだから、自分が「つぶれて」他を生かすことも考えた方がいいんじゃないかーと思いました。奇しくも森島がどフリーのボールを大久保にパスしてしまった冒頭のプレイ。セレッソは大久保に限らず、チーム自体が「大久保」というイメージに固執してしまっているように感じました。
    でも中山のようなプレイでは日本では通用しても、国際試合ではダメなのでしょうね。大久保もそうですが、日本であれだけ点を取れて国際試合で取れないのは、プレッシャーとかそういう類のモノではないーと本人も含め自覚をしないといけないのでしょう。
2004年01月01日 15時44分16秒

  • トヨタ・カップ(実況ノウガキ)
    横浜Fマリノスが市立船橋に大苦戦(PK戦)の体たらくーその数時間後、同じ横浜で同じ「サッカー」というスポーツだけど、全く別の次元の試合が始まりました。
    去年も書いたと思うのですが、今のハイレベルなサッカーではお互い動くに動けないような膠着した試合しか見られないー結局PK戦で決まってしまうような戦いになってしまうような気がします。そして個々の選手の圧倒的なレベルの差ー年俸も10倍以上ーなにせブラジル代表がミランにいるんですから。ここ何年か、南米のチームは固く、汚く守りに来ます。さてーミランはどうやってそれを切り裂くか。まあ結局、イチフナとマリノスみたいなモノかーと思いながらキック・オフ。
    1点ずつは取りましたが、さしたる盛り上がりもなく、一進一退の攻防が続きます。そのレベルはとても高い。それもディフェンス。特にミランはカテナチオの面目躍如ーといった感じで、クリアのボールがすぐに攻撃につながるところなんか、涙モノです。プレスもがむしゃらに行かずにじんわりと真綿で首を絞めるようなプレッシャーをかけます。最終ラインがこれまたいぶし銀。マルディーニ、カッコいい!
    かたやボカのディフェンスもミランに仕事を全くさせてくれません。ミランはTVでも言っていたけど、サイドにボールがいかないから、真ん中ばかりをこじあけようとして失敗する。ポストも使えず、FW2枚が完全に死んでいました。判定ではボカの勝ちだけど、勝負は延長・さらに再延長・PKへ。
    ああ、やっぱりね。こうなったらボカの勝ちですよ、やっぱり。ハマりましたよね。でも代表目白押しでも、自国の代表戦への召集、チャンピオンズ・リーグとフルに1年戦い続けている欧州勢。ミランの延長での消耗振りには目を覆いたくなるほどでした。そして何ヶ月も前からミラン戦の準備してきたボカ。終了間際にミランのFKをものの見事にラインを上げ、ミランの選手を3,4人置き去りにしてしまった、オフサイド・トラップの見事さは素晴らしかった。あの時間であの統率力!意思の統一が感じられ、身震いするほどでした。
    それにしても日韓戦、今日の天皇杯と比べると、なんたるレベルの違いか!イチフナ・マリノスなんて書いてゴメンナサイ!
2003年12月14日 22時16分35秒

  • サッカー、マラソン‥
    今日(12月7日)は一日ヒマで、ずうっとTVを見ていました。こういう日って年に数日なんですけど、やっぱりイイですね。
    さてーまずは福岡国際マラソン。高岡が注目されてましたけど、僕は日本ではじめて認められたラビット(ペースメーカー)の存在に興味がありました。
    面白いですね〜1キロを3分のペースで引っ張るんですが、彼らがきっちりラップを刻んでいても、ちょっと早い1キロがあったり、遅い1キロがあったりする。そうすると集団がバラけたり、また密集したりするんですねえ。そして何より、30キロまで同じペースで引っ張ってもらうと、あんなにたくさんの選手が付いていけるんです。20人くらいはいたと思いますよ。いつの間にか、マラソンもすごいレベルアップしているんだなあーと思いました。
    結果は高岡が日本選手ふたりに引き離されて、女子の高橋と同じように一発でオリンピックの代表を得ることはできませんでした。なんだか騒ぎすぎですよ。今日勝った国近はベストが2時間10分くらいの選手です。能力が拮抗している今、一発カマせば平気で4,5分短縮してくる選手はたくさんいるのです。それをあたかも絶対のように報道するー毎度のことでウンザリです。高橋のときもそうでしたが、つまらない人間ドラマが多すぎる。
    肝心のレースは、ラビットがいなくなった直後からみんなキョロキョロ落ち着かなくなり、ペースも乱高下。あそこでビュっとマイペースで高岡が抜け出せば、楽勝してたんじゃないかな。それもこれも「勝たなきゃ」という重荷が多すぎたんじゃあないでしょうか。
    そういうふうに選手が思ってしまう、選考方法にも問題が多いと思いますよ。海外でもどこでも早く走ったヤツから選ぶよ、とか、コイツは実績あるからもう決定だよーとかでいいと思います。あるいは一発選考会とか。各マラソンのスポンサーやTV局の思惑が大きいからこうなっちゃうんでしょうね。まあ、いろんなマラソンを作ったからこそ、日本選手が活躍できるようになったーという功績もあるんでしょうけど。
    これで高橋と高岡はもう1回選考レースに出るのかな。

    さてーサッカー。東アジア大会ってなに?欧州選手権みたいなモンだっていうけど、マジメにそういうこと言ってるの?ま、体のいい練習試合でしょ。少なくとも代表のゲームが見られるのと、ヨーロッパ組がいないのでJリーグで活躍してる選手が出てくるのがいいですね。
    しかしジーコ、4バックやめちゃいましたね。プロ・コーチって自分の色を出したがるからトルシエみたいにひとつの戦法に固執しがちなんですが、ジーコはエラいのか?はたまたポリシーがないのか?僕はディフェンスシステムなんかは、戦況に合わせて変えるべきものだと思ってます。だから彼の行き方には賛成なんですけど、またそれをマスコミがなんだかんだ言うこと!そして「フラット3とは違うんですよね」なんて言っちゃって、フラット3だっていいじゃん!勝てば。具体的な分析を何もせずに、ただ白黒をはっきりつけないと気がすまないマスコミや、それに依存するファンー何とかして欲しい。
    さて試合。韓国以外は勝って当たり前なんですが、歯切れが悪い。技術的なところは抜きん出ているのだから、もっとガーンと行って欲しい。大久保なんかかわいそうになっちゃう。あせってオフサイドを連発、シュートミス‥なぜ彼を使うのだろう。行けない(1対1ができない)選手は使うべきではないと思いますが。行けない、切れないのなら、もっと早いプレイを心がけるべきでしょう。アレックスなど抜けもしないのにボール持ちすぎ!早くクロス上げろよ!それもいいボールを。僕は中国戦の序盤でみせた小笠原からの早く、裏に出すようなボールで攻めるのがいいと思うのですが。後半になると、優位に立っていたと思われていたキープ力さえ、香港の選手に追い立てられる始末。奥、山田が出てきた終盤の方が単純な早いプレイで、攻めることができていたような気がします。
    結局、儲けモノのPKで得た1点しかとれず終わってしまいました。僕はヨーロッパ組がいないからーというのは関係ないと思います。ロナウドやジダンみたいな圧倒的な選手がいるならともかく、今の日本の選手は誰が出ても同じだと思います。ただ、「こういうときはここが空いている」というような共通認識みたいなものが欠けているだけです。カンタンにいえば「経験」ということなのでしょうが、それも圧倒的な差ではないと思います。
    韓国もそれほどいい出来ではないようですが、さすがに日韓戦ー彼らはヤリますからねえ。良くて引き分けかなあ。
2003年12月07日 21時11分33秒

  • 日本ーアメリカ(実況ノウガキ)
    今やアメリカと互角に戦える球技はラグビーだけかも?というW杯最終戦。とはいってもサイズ、フィットネスは完全にアメリカ。試合も早々から縦にがんがん突破されてリードされます。日本はやはり疲れているのかな。数はいるんだけど選手層が薄いもんね。ミラーなんか肩で息しています。
    サイズの差でどうしようもないんだけれど、パントやキックオフのハイボールがすごく弱いです。マイボールのラインアウトも。そこからどんどん押し込まれ、突破される。タックルの出足も良くないです。10−20とリードされて前半を終了してしまいました。
    後半やっとアメリカを止めはじめた日本ー今日は相手があせりはじめミスやペナルティを重ねてますね。ついにPGを3本入れて19−20と追い上げます。しかしリードはリード、パスダミー一発で縦を抜かれてトライされ19−27。ああ、ここでまたズルズルいっちゃうのかと思ったら相手ミスから取り返し、また1点差!これはいける!
    さあ、これからは決定力があるとはいえない両チームの行ったり来たりの大変面白い攻防が続きます。しかし!最後の最後にやはり縦の突破でトライを奪われ、やはりこのゲームも「善戦マン」‥26−39で終了。押していた時間帯でのミスに見えないキックの弱さが命取りになった気がします。もうすこし奥深くに蹴ることができていればチャンスになったのではないでしょうか。ミラーは良くやりましたが、もう少し早くSOを交代させる手もあったのでは?
    日本に勝つ国はタックルを受けても倒れながら体勢をうまく立て直してボールをつないでいる印象があります。日本はスピードはあるのですがディフェンスに当たるとバタッと倒れてしまい、たとえマイボールになっても時間がかかってしまう。あるいは相手ボールになってしまう。そこらへんの余裕のなさが今回目につきました。やはりデカくて早い選手を作るのが急務だと思います。大畑だ小野澤だーと快速ウイングがもてはやされますが、今回のゲームでそのポジションに求められたのは、突破力より味方がサポートに来てくれるまでのボールキープ力やタックルの能力です。牛若丸のようにサイドライン沿いを快走する、ワセダ型のラグビーの余韻がまだ残っているのが日本ラグビーの最大の弱点ではないでしょうか。
    でも面白いゲームではありました。願わくば決勝トーナメントの中継も見たいんですけど‥もしやこれでオシマイじゃないよね、テレビ東京さん?
2003年10月27日 23時45分45秒

  • 日本シリーズ第7戦
    第7戦ーというより総括ということで。終わってから言うのもナンですが、こうしてみるとダイエーっていうのは強かったんですね。甲子園で3つ負けたのは前にも書きましたけどちょっと王監督の采配が上滑りしていたということで、地力が違いました。
    阪神はやはり下り坂にかかっていました。足掻いても調子が悪ければどうにもならない。アセリが大振りを呼び、力みを生む。そして公式戦の功労者たちに期待とリスペクトをかけすぎました。伊良部、ムーアは使うべきではなかった。シリーズ中によい結果を残したピッチャーを使うべきでした。星野監督は全くといっていいほど仕事をしませんでした。選手をハグすることで活躍するのなら世話はありません。
    前・野村監督が新聞で面白い見方をしていました。シーズン中は同じチームと3連戦しか戦わないけれど、シリーズは最低4試合、そして今回は7試合ー印象の度合いが違うーというのです。いくらデータを揃えても昨日打てなかったピッチャーや、打たれたバッターには苦手意識が絶対に上回るはずです。ジャンケンでたまたまグーを出して勝てたら、負けるまでグーを出し続けることが大事なのではないでしょうか。そういった意味での「勢い」が今回は両チームにはありませんでした。ダイエーは采配ミス、阪神は完全にコンディション不良。そして最後には結局地力の差。サヨナラはありましたが緊迫したシーンは少なかったような気がします。江夏の抑えの場面が小説になるような、人智を尽くした戦いではなかったような気がします。
    メジャーも重苦しいゲームが続きましたが、いつ何時何が起こるかわからない緊迫感は感じました。それに比べ日本シリーズって所詮お祭りの域を出ないような気がします。マスコミの報道に踊らされ、スポーツ新聞に脚本を前もって書かれたようなー一見華々しいゲームがなんだか色褪せて見えました。
2003年10月27日 21時27分14秒

  • 日本ーフィジー(実況ノウガキ)
    日本シリーズが終わると慌しくキック・オフ。日本はなんとか1勝をここであげたいフィジー戦です。フィジーは7人制がめちゃ強い。身体はさほど大きくないのですが、ボールハンドリングやステップがすばらしく華麗です。そのかわりスクラムやモールワークにはそれほど熱意が感じられないので(とはいってもソコソコですけどね)日本は結構ヤルのではーと思ってみていました。
    しかし、その鮮やかなボール回しや、クイックスローからのアタック、強さはないものの、しなやかでなかなか倒れない個人技などで前半を13−16とリードを許してしまいました。フィジーがするりーと抜けていく場面で、日本の選手は遮二無二突っかかって行ってノックオンやボールを離さなかったり、グラバーキックをしてしまったりしていました。ちょっと勿体無い。それでもミラーのドロップゴールはめちゃスゴかったですよ。さてー後半は?
    うーん。いつでも取れそうなフンイキなんですが肝心なところを止められたり、いわゆる「浮きダマ」の処理がもたついたりしてなかなか点になりません。反対にちょっとした隙を突かれてトライされてしまいます。もどかしい。フィジーはディフェンスも上手です。強くはないのだけど、きちんと止めてきます。日本は突っかけていくスピードはあるんですが、行き過ぎてひょいとかわされてしまう。フィジーのようなプレイに接していないからかもしれません。(でも日本の社会人チームにフィジー代表が6人いるらしいんですが)
    あーん。そうこうしているうちに集中ができなくなった日本、なんと31−13と大量リードされちゃいました。あれほど動けていた選手たちもここへきてさすがに辛そう。パスもキックの精度もガクンと落ちてきちゃいました。パントを上げても追いかけられないほどの消耗でした。日本がこういう「カミカゼ」的なことをするしかないーというのは良くわかるんですが、前にも書いたけどやっぱり前後半をこれで通すのはムリがありすぎます。今日なんかは10点くらいリードして(できたと思います)後半を迎えればまだ勝機があったけど。
    結局41−13という大差でノーサイド。最後は以前の情けないジャパンに戻ってしまったような体たらくでした。ま、仕方ないけどね。今日は前半のもたもたしていた部分でもっと点を取れていればーと思わせるゲームだったから。こうなったら最後のアメリカにはぜひとも勝ってもらわなくては。だってアメリカですよ‥ってこれがまた強いんだよなぁ。
2003年10月23日 23時41分51秒

  • 日本シリーズ
    阪神ーダイエーの4戦目。たった今、金本がサヨナラホームランを打ったところで、ラグビーに切り替えて見ながら書いています。
    王監督ー策を弄しすぎです。はしゃぎすぎーといってもいいくらい。なぜ新垣なのでしょう。ケガをして出てきたばかり、そして過去をほじくるのは好きではありませんが、オリックスに指名されたときの対応でわかるようになんとも気の弱そうなカンジ。あまりにもこの修羅場には不向きです。なぜセットアッパーや抑えを使わないのでしょう。
    やたらと早い代打攻勢もそうです。最後のチャンスに使える代打がいませんでした。ベンチを映すカメラで捉えられた彼の姿は、最前列に乗り出して、相手がエラーするとスタンドのファンのように手をバシバシ叩いての大喜び。ちょっとイメージ狂いました。もうちょっと重々しくてもいいでしょ。
    何でもメジャーばかりホメるのもなんですが、一見凡戦のようにみえるメジャーのほうが、指揮官の選手へのリスペクト、シーズンの締めくくりを戦っているんだーという威厳、荘厳さが感じられるのです。むやみに代打を出さないし、投手起用なんかも奇を衒わないし。監督が辞めるニュースががんがん飛び交う中での(それでいて本人は何も語らない)なんとも薄っぺらい「熱戦」でした。
2003年10月23日 22時46分24秒

  • 日本ーフランス(実況ノウガキ)
    前半を終え、16−20!ラグビー・ワールドカップ、予選リーグ第2戦。日本対フランスです。前回のスコットランド戦では、ボロカスに書かせてもらいましたが、いやいやーこの前半は大健闘でしょう。早い出足でプレッシャーを掛けると、あら不思議ーかなりフランスはあたふたとミスを繰り返してくれました。日本は、ムリな突破を試みてダウンボールできずに相手ボールになってしまうーという前回の欠点を修正してきました。いい形で次のサポートにつなげることができています。
    しかし長丁場の序盤のリーグ戦で相手はメンバー落ちの1,5軍、「シャンパン・ラグビー」と表現されてきた華麗なパス回しは影を潜めています。さて、相手も締めてくるであろう後半はいかに!
    あら!早々にPGを決めなんと1点差に。しかしその後、これではいかんーというフランスが見栄を捨て、ラインアウトからのモールやスクラムをぐりぐりと押し込んでトライを重ね始めました。日本はFBやウイングまでボールが回り、抜けないーと見るやグラバーキックをしてしまいます。それがミスになり相手ボール、取られてノーマークで走られてしまうというケースがかなりありました。一方のフランスはさすがーというべきか、ウイングまでボールが行ってもなんとか2対1とか有利な状況を作れる「余裕」が感じられました。
    奇しくも、日本が1本返したプレイは、ウイングが勝負に行ってなんとかボールをつなぎ、それを逆サイドまで回してトライーという形でした。高速で丁寧につなぐーというのがこれからの日本の課題になるのではないでしょうか。
    しかしそれを目指すにしても、回すボールが出てこないことには話にならないのです。やはり体格、スピードに劣る日本には「善戦マン」(ちと古いか)の称号しか与えられないのでしょうか。結局29−51という大差がついてノーサイドになってしまいました。
    それにしても異様なフランスのユニフォーム‥たしかにピッチリしていれば相手につかまれないんですけど、ちょっとね。フランスといえばアディダス!あとはカンタベリーかアンブロでしょ。ナイキの出番じゃありません。めちゃくちゃカッコ悪いです。
2003年10月18日 23時40分50秒

  • ヤンキースーレッドソックス
    ヤンキースがようやくワールドシリーズを決めました。まさに薄氷の勝利。
    試合は完全にボストンのペース。クレメンスがKOされたあと、先発投手をがんがんつぎ込んで、ようやく追いついたヤンキース。いっぽうボストンは完全に次の試合(ワールドシリーズ)を想定した投手起用でした。もっともマルティネスは快調でしたけどね。それだけにちょっと引っ張りすぎた感はありますが、まあ正攻法でした。ヤンキースは果敢にも、押さえのリベラに3イニング投げさせました。次の回からは誰が投げるんだろうーと誰もが不安を抱いた瞬間の、ブーンのサヨナラHRでした。最後まで押していたのはあきらかにボストンだったのに、ヤンキースの火事場の馬鹿力にやられてしまったーという試合でした。
    僕は常に、ビッグゲームは普段通りやらなければ負けるーと書いてきましたが、ヤンキースのトーレ監督は最後の最後で奇策ともいえる大バクチを放ちました。それが先発投手陣の押さえでの起用とジオンビーの7番降格でした。今日はその2つがものの見事に大当たり。捨て身の作戦にボストンはしてやられましたね。
    ヤンキースはこれでワールドシリーズなわけですが、今日のツケが回ってくると思います。つまり先発投手を投げさせてしまったことと、リベラの3イニング投球です。そこに穴が開かなければ、有利と見ます。
    松井がいたため、今回かなり真剣に試合を見てきましたが、両者のゲームは、山場のない凡戦のくりかえしのように見えました。でも今から思うとすべてが山場なので起伏が見えなかったーといってもいいように思います。特に目立った作戦(代打や送りバントなど)もなく、がっぷり四つに組んだゲームだったのではないでしょうか。無策ーというより動くに動けなかった、というような。動いた方が負けるーその閉塞状態において鮮やかなバクチを打った(打てた)ヤンキースの底力というのは賞賛に値します。
    松井はたしかに良くやりましたが、いかんせん「器が違う」という感は否めませんでした。技術的なものよりも、ドラマを作りだす能力ーカリスマがいまいち不足していたような。来年、再来年に期待したいと思います。
2003年10月17日 14時54分54秒

  • ラグビーW杯・日本ースコットランド
    「スポーツの秋」とはよく言ったもので、ビッグ・ゲームが目白押しです。しかし朝はメジャーを見て昼は競馬とゴルフ、夜はラグビーにサッカーと、本当に幸せな環境になりました。今日はラグビーのワールドカップ。オーストラリアは時差がないからいいよね。
    開幕戦のオーストラリアーアルゼンチン戦を見て「こりゃ全然次元が違うな」ってカンジだったんですが、日本はどうだろう?スコットランドは予選リーグの相手としては恵まれているほうだと思うのですが、それにしても圧倒的な身体の大きさと速さの違いにはイヤになってしまいます。ラグビーってそれほどやることに違いはないんですが、日本は何でも全力でやらないと通用しない。そこに余裕のなさが出て、ミスや倒されたあとのラックの球出しが遅れることになるのです。自動車の排気量の差かな。
    やはりゲームは肝心なところでミスが出て常にスコットランドのリード。日本はたまにスピードに乗った攻撃を繰り出しますが、スピードに乗るーということは味方からも離れてしまうということでサポートがなくなってしまうのです。だからタックルされたり外に押し出されて終わり。素人目には(僕も素人なんですが)「惜しい!」と思うプレイも結局点にならないのです。
    後半ようやく「ビューティフル」なトライを1本取りました。しかしどんなに美しいトライでも点は同じ。ごりごりとサイド攻撃を繰り返す無骨なスコットランドに追いつくことはできませんでした。日本は一時「日本らしいラグビー」ということで、いわゆる「ワセダ型」のラグビーを標榜してきたのです。でも、しょせんボールと陣地を取れなければラグビーは勝てないーということがW杯を通じてあきらかになったのでしょう。ランに主体を置いてはいるけれどオーソドックスなものに変わっていきました。そうするとまた最初の命題に戻ってしまうのです。「大きさと速さ」というところに。
    研ぎ澄まされた剃刀のような日本のプレイをフルゲーム続けることは果たして可能なのでしょうか?残念ながら、この試合で日本がリーグ戦を勝ちあがる可能性はまったく消えたといってもいいでしょう。スコットランドも、ね。
2003年10月12日 23時41分55秒

  • 日本ールーマニア
    日本代表、遠征の2試合目。久しぶりに川口が先発です‥が、開始早々やっちゃいましたね〜超日本贔屓でウザいアナウンサーはムトゥを褒めるべきだーなんて言ってましたが、解説の清水さんも苦笑いなんじゃないでしょうか。ありゃ取らなきゃダメですよね。
    前半はなにかいいようにかき回されてしまいました。日本はチュニジア戦で成功した裏への一発パスばかり狙っていたような気がします。そればっかりじゃ見え見えだって。プレッシャーがそれほどなかったのでまあまあ反撃はできましたが、心ときめくシーンがなかったですね。
    後半開始早々は日本がプレッシャーをかけ出して、いいシーンが出てきました。そのまま慣れられちゃったかなーと思った矢先、くるっと反転した柳沢に中田からの絶妙なパス!あれ?柳沢、ひと皮剥けたのかな。きっちり決めました。その後もかなりいいチャンスを何回か作りましたが、そのぶんピンチも増えます。僕にはアレックスがどうも気に入りません。攻めも守りも中途半端。中を切れず、サイドが押し上げざるを得ない日本の宿命かな。
    今日は中田がやはり目立ちました。身体じたいの強さが素晴らしい。後ろからファウルをされても単純に倒れてしまう日本選手の中で、そのままプレイを続けて相手を警告にしてしまうような彼の強さを全員が身につけて欲しい。でもあんまり怒らないほうがいいよ。キミに怒られたあとイナモトくんは不貞腐れたのか悲しくなったのか、おかしくなっちゃったから。
2003年10月11日 21時11分31秒

  • 日本ーチュニジア
    たまたま風邪引いて仕事を休んでいたら再放送をやっていました。(おてんとうさま、ごめんなさい)
    相変わらず1対1の弱さを感じましたが、さすがにディフェンスは誰が入ってもレベルが高くなったように思います。4バックでもフラット3でも、システムが基本として選手にインプットされてきたようです。これってトルシエの置き土産なんじゃないかな?代表でディフェンスが強調されてたから、代表を目指す日本人のプレイヤーは(選ばれるように)それに値するプレイをするようになったーそんな気がします。W杯を経て日本のディフェンスのレベルは上がりました。最近の失点パターンは似ています。今度はそこを強化すればいいのです。そこらへんにはちょっと光明が。
    「黄金の中盤」はあんなモノなのかなあ。「黄金」って感じじゃないですけど。所詮マラドーナやバッジォのようにひとりで(または複数で)ディフェンスを切り裂いていくことはできないです。まあ世界的にディフェンスのレベルが上がっていく中で、もはや往年の彼らのようなプレイは夢なんですね。特に日本選手は、ああいう献身的なプレイでいかなければダメなのでしょう。そうしてみれば無難なプレイです。
    なんだかマグレみたいな点の取り方だったけど、あれだけ圧縮されたラインに対してパスをつないでビルドアップしていくのは無理だったのでしょう。あの1本だけでなくディフェンスに戻られても強い1対1からラスト・パスやクロスを出すことができたなら完璧です。
    まあ、勝ててよかったなーというゲームでした。目だった選手は、三浦アツ(やたらとドリブルするアレックスよりずっといい)と中澤(デカイ‥読みが良かった)でした。何だか懐かしい二人が活躍できて嬉しかったです。
2003年10月10日 22時06分32秒

  • ひさしぶりです
    ずうっと掲示板でノウガキをたれてしまっていて、こちらを全然更新していませんでした。楽しみに待っていてくださった方々(いないか、そんなヒト‥)すみません。
    さてー野球もプレイ・オフになってしまいました。日本はいかにも間延びしてしまって、つまらないです。これは日程の組み方の違いのようです。日本は中止にしたゲームはシーズンのあとの方にくっつけるのですが、移動距離のハンパでないメジャーはそれぞれのチームの都合の良い日程にこじ入れてしまうのです。だからダブルヘッダーとか急遽組まれたりするんですね。わりとお客さんを無視してやってますね。雨が上がるのを3,4時間も待ったりして。どっちがいいのかはわかりませんが、間延びしちゃうのは確かですよね。
    さて、メジャーのプレイ・オフが佳境に入ってきました。松井にも注目しているんですが、ヤンキースと対戦するレッドソックスとアスレティックスのシリーズはめちゃくちゃ面白かったです。結局、レッドソックスが2連敗のあと3連勝して引っくり返したのですが。最終戦などはボストンのセカンドとセンターが大激突。センターは救急車で運ばれていきました。ストレッチャーに乗せられたその選手が最後にすっと手を上げて観客がそれに気づきヤンヤの大声援。かと思うとそれを心配そうに見ていたベンチ前のボストンの選手に向かってヤジをとばした観客と選手があわや乱闘!というシーンまで。
    これは日本の試合では絶対にないシーンです。汚らしいタンカに乗せられ情けなく連れて行かれる選手。そういう間にもなんとか大騒音を撒き散らそうと必死の応援団。雑音がないから選手へのヤジもクリーンに聞こえるわけです。ものすごい打球が観客席を直撃してもぜんぜん平気。お客さんも試合に集中しているのです。ボールが来たら避ければいい、あわよくば取ってやろうとするくらいですから。ネットだって要りません。
    ジェット風船くらいでしか一体感を出せない日本の観客たち。そういうのが「スポーツ観戦」だと刷り込まれてしまっているヒトたちが、結果的に原を解任させてしまうのです。ちょっと暴論かな?
    いっぽうナショナル・リーグのカブスは何年ぶりだっけ?50年?やっとこプレイ・オフを勝ち上がりました。これは「ヤギの呪い」だったーということです。昔プレイ・オフにヤギを連れた老人が来ていたそうです。いつもヤギの分のキップも買って入場していたのに、ある日入場を拒否されてしまいました。それ以降カブスは勝てなくなってしまったとか。こういうバカバカしくも素晴らしい話がアメリカ野球の真髄ですよね。
2003年10月08日 21時20分21秒

  • 県総体ブロック決勝
    鬱陶しい梅雨空ですが、神奈川県の県総体はいよいよ大詰めに近づき、アツい戦いが続きます。今日はブロック決勝ー横須賀アリーナに行ってきました。
    <女子>
    ○富岡ー海老名
    関東大会で富岡に食い下がった海老名。今度こそーという思いが強すぎたのか、動きが固くシュートが決まらない。富岡ももたついていたのですが、1ピリオドで落ち着かれてしまいました。頑張ってもファウルで止めざるを得ず。思ったより大差でした。
    ○相洋ー清風
    相洋の楽勝ーと思われたゲームでしたが、一発引っ掛けるとコワい清風がゾーンプレスで目覚め、怒涛の反撃!あわやーというところでしたが相洋がからくも逃げ切りました。残り数秒の相洋のスローインミスにはビビッた!
    ○相女大ー秦野南が丘
    こちらも南が丘の出だしが固く、相女大の楽勝かなーと思ったのですが、付き合ってしまい3ピリオドまで一進一退。最後は地力で突き放しましたが、ちょっとお粗末でした。
    ○湘南学院ー上溝南
    ここまで良く勝ち上がってきた上溝南。しかし湘南学院にすべての面で上回られ、完敗。湘南は今日のチームの中でいちばんしっかりしているように見えました。富岡戦が楽しみ。
    <男子>
    さて今日のメインはなんといっても
    ○秦野ー逗子 のゲームでしょう。出だしから秦野は3−2のゾーン。これを逗子が攻めあぐみます。なかなかシュートが決まりません。武器になるはずのディフェンスも惜しいところでかわされたり、ファウルになったり。最後まで乗り切れずに秦野に敗れてしまいました。
    逗子は攻撃的なディフェンスが持ち味です。今日の秦野はそれにやられまいーとして必死にボールを回しました。皮肉なことにそれが程よい「作り」となって、オフェンスのリズムが自然とよくなっていました。以前はノーマークを作るのに苦労していたのが、今日は逗子のプレッシャーをかわすことによって余分なドリブルやパスがなくなっていたのです。
    逗子はどこかでノーマルなマンツーを敷き、秦野のリズムを狂わすべきだったと思います。秦野の選手は強いディフェンスをやっつけることが非常に上手な、能力の高い選手が揃っているのですから。今日は4,5番は作りに回り、7番が良くシュートを決めていました。全員がディフェンスとリバウンドを頑張って、集中していましたね。逗子としてはディフェンスに頼りすぎました。どういうふうに点を取るのかーというヴィジョンが不鮮明でした。
    しかし決して逗子が悪かったわけではありません。今日の秦野はあっぱれでした。今日のゲームが出来ればインターハイも夢ではないと思います。
    ○渕野辺ー東海相模
    秦野ー逗子戦に気をとられ、ほとんど見ていませんでしたが、関東大会の県大会の様子では渕野辺の楽勝ーと思っていました。が、意外な接戦。
    では他会場の結果ー
    ○桐蔭ー法政二 は桐蔭の勝ち。乗っています。
    ○商大ー慶応 は慶応が粘りましたが、ここはさすがに商大の地力勝ち。
    女子はシードチームが4つとも勝ち、男子はシードが2校敗れる波乱。波乱と言うより、どこにもチャンスがあるのでしょう。ずばりーインターハイは女子ー富岡・湘南学院、男子ー商大・秦野、という気がします。明日から決勝リーグ。またまた盛り上がりますね。
2003年06月14日 21時08分10秒

  • 神奈川県高校総体
    今日で男女のベスト8が出揃いました。女子は今週が関東大会なので試合はありません。
    秦野ー舞岡
    舞岡は良く食い下がりましたが結局地力の差で秦野。それにしても秦野、点を取られすぎです。
    湘南工大ー桐蔭
    テックは関東大会県大会のとき、渕野辺にやられたセンターへのダブルチームに全く対応できていませんでした。今日も全く同じパターン。関東大会ではセンターらしいセンター同士の勝負だったので、そういうことはやられなかったのですが、神奈川に戻ってくればやられるーという準備が必要でした。ちょっとお粗末。
    慶応ー厚木北
    慶応の完勝。すべてにおいて余裕があり、危なげない試合でした。慶応は5,6年前、最強といわれた商大を見事に破ったことがあります。今年のチームはちょっとひ弱ですが、可能性は十分です。
    東海相模ー桐光
    両者ともオフェンスが機能せず、ロースコア・ゲーム。点数は競りましたが内容は乏しい。いわゆる「作り」が遅い。それでいてシュートの確率が悪い。これでは渕野辺の速い展開についていけないのではないでしょうか。
    以上、ひとことでした。なんだかベスト4のチームが残りそうな雰囲気がします。しかし高校生は水モノ。どうなるかわかりませんね。
2003年06月08日 20時30分31秒

  • 関東大会を見てきました!
    高校バスケットボールの関東大会(男子)を見に行きました。神奈川のチームがどんな戦いをするのか、他県にはどういうチームがあるのかー会場になった富士吉田のうどんはどうなのか(笑)というのがテーマです。
    神奈川勢ーAブロック・横浜商大が3位、逗子、淵野辺が初戦負けーBブロック・湘南工大が2位、法政二が初戦負けーという結果でした。
    神奈川を出てみると、190cm台の選手がゴロゴロいます。ジュニア強化などで完全なポストプレイヤーではなく、3番4番もできる選手がかなりいます。商大の浅野君は神奈川で唯一のそういうプレイヤーです。結果的に長身選手のいる商大、湘南工大がまあまあの成績をあげました。
    商大は力強さはないものの、インサイドの力で勝ちあがりましたが、準決勝は190台が3人一緒に使える国学院久我山。浅野君のマッチアップは十分対抗できるのですが、他の選手を守り切れず、後半息ぎれして負けてしまいました。
    湘南工大のバスケットは県外ではまあまあ通用します。インサイドが中心となるからです。しかしそこを守られ、外角に合わせもできなくなると苦しく、市立船橋にこれまた4Qで一気に突き放されてしまいました。具体的にはゾーンプレスからゾーンを敷かれ、攻める糸口がなくなってしまいました。しかし、気分良く攻めているときの力強さは、県大会でのもたつきから脱しているのかなーと感じさせられるものでした。
    逗子は久我山との惜しい試合を落としました。長身選手を必死で守り、うまくかき回してシュートチャンスを作るのですが、外角のシュートが惜しいところでことごとく外れ、敗れてしまいました。県内では吹かれなかった巧みなディフェンスがファウルになるケースも多かったようです。法政と淵野辺は見逃してしまいました。残念。
    こうしてみると神奈川の中の戦いと県外でのゲームは多少違っています。神奈川の主流は特にセンターを使わない全員フォワードのようなバスケット。そんな中で湘南工大や商大が苦戦を強いられるのは、大きな選手がそういうプレイヤーにマッチアップせざるを得ないからです。逗子や渕野辺のようなチームにはそういう活路があります。県外ではデカいセンターがいるため、インサイドの争いになります。だから長身選手のいるチームは戦えるわけ。でも最後には3,4番をやれる長身選手のいるチームが外角でもインサイドでも圧倒して勝つのです。インターハイに行けばその状況はさらに顕著になります。
    では小さなチームは勝てないのかーというと決勝に残った千葉の八千代のようなチームがお手本になります。身体を鍛え、何をどうすべきかをしっかり教えられ、とてもスマートで礼儀正しく、がんばるチームでした。身長は急に伸びないのですから、神奈川のチームはこういうところを見習って欲しいと思います。あとは全体的なシュート力の差があるように思えました。敗れはしましたが高崎商業や甲府工業などはシュートの確率が非常に高いです。シューティングだけではなく、脚力を鍛えているのだなーと痛感しました。
    最後にー神奈川の大会は鳴り物(太鼓・ラッパ・メガホンを叩くなど)が禁止されています。その環境でゲームを見ていると、この大会やウインターカップなどでの異常なほどの騒音は耐え難いものがあります。体育館の中でまともに会話ができないほどです。ひどいチームはアップのときからやっています。確かに盛り上がり、控えの選手も頑張れるなどメリットもあるのでしょうが、あれははっきり言ってうるさすぎです。ゲームの機微のようなものもあれでは全くわかりません。神奈川の方針に僕は賛成します。
2003年06月01日 21時37分35秒

  • 関東大会神奈川県予選(5月3日)
    行って来ましたよ秦野!今日でベスト4が決まりました。
    男子ー淵野辺・逗子・商大・法政二
    女子ー富岡・湘南学院・相洋・相女大
    という顔ぶれ。男子では湘南工大と秦野が負けちゃいました。まず、湘南工大。センター陣のオーソドックスなプレイが持ち味のテックでしたが、今日は淵野辺のしつこいディフェンスに完全にリズムを狂わされました。ポストに入ると執拗なダブルチーム。外でもポストへのパスを徹底的に封じる意気込みが感じられました。テックはそういうディフェンスをされるーという準備ができていませんでした。中で踏ん張って外にシュートさせる良いパスを出すーというプレイができませんでした。センターのパス能力というのは意外と大切です。せっかくリバウンドを取ってもガードに早く良いパスができなければ速攻につながりません。囲まれたときの「さばき」がうまくいきませんでした。また正統派のセンター2枚というのも、こうなるとお互いを邪魔しあってなかなか機能しないものです。対応力不足でした。
    さて商大と秦野は今日一番のカードでした。素人ふうにいえば秦野の斉藤君の「不調」が敗因なのでしょうが、僕の意見ではやはり「作り」の部分の不足です。確かに彼の1対1の能力は素晴らしいものがありますが、自分でボールを運び、ドリブルでリズムを取り、そのうえ相手を抜くor外角のシュートを打つーというのは不可能です。ましてそれを40分やり続けるのは。彼の1対1や3Pを作ってあげられるプレイヤーがいません。ガードが「一枚足りない」のです。キツイことを言いますが、ベンチで踊ってるヒマがあったら、1分でも2分でもつなぎのできる選手を育てるべきです。秦野は新人大会の時には一番将来性のあるチームだと思っていたので、キツイことを言わせてもらいました。
    もうひとつ秦野の弱点を言えば、1年生のセンターです。素晴らしいプレイヤーだと思いますが、やはり1年生です。ディフェンスでリバウンドを争い(あるいは取り)味方が攻めていけば即3P‥オフェンスリバウンドを頑張り、またディフェンスーこれでは休む間もありません。最初は競っていたリバウンドも徐々に商大の2枚のリバウンダーに制圧されるようになってしまいました。スタミナがついたらどんな選手になるのか楽しみではありますが、明日から、そしてIH予選を考えると、ゲームプランを少し考えたほうが(短時間でも休ませるーとか)良いと思います。でも、今日のMVPは商大の8番の選手です。目立たなかったですが、斉藤君に対して素晴らしいマッチアップでした。さすがに最後は疲れて、かなり決められていましたが、今日ははっきり言って「彼の日」でした。
    商大は秦野のゾーンにあたふたする時間もあり、ガード、フォワード勢の「カン違い」なプレイも目立ちましたが、全般的には秦野の能力を上回るプレイヤーたちがしっかり仕事をしたーという印象です。浅野ー若生のマッチアップも見ごたえがありました。また、かなり激しいそのマッチアップに必要最低限の笛しか吹かなかったレフリーにも拍手。
    しかし今日の主役は初関東を決めた逗子でしょう。ずうっと応援した甲斐がありました。逗子の選手はバスケットを、そしてバスケットの試合をとてもよく知っています。それは初めから知っていたのではなく、地道に教えられ、経験していった賜物だといえるでしょう。粘り強いディフェンスとブロックショット、とんでもないところからブロックに行きます。それもまた計算されつくし、練習しているからこそ成功する。リバウンドやルーズボールからの球出しの早さも素晴らしい。そして攻め切った詰めのシュートの正確さ。単なる「ガンバリ」じゃないのがスゴイ。「今日は横浜のシュートが入らなかった」と言えばそれまでですが、なぜ入らなかったのかーというところまで観察できなければいけません。逆山の湘南工大が破れ、淵野辺と決勝をかけて明日戦いますが、注目したいチームです。
    明日からは順位決定戦。ずばり決勝は逗子ー商大、関東の5つ目の切符は湘南工大には相性の良い秦野ーという予想をしておきます。さてどうなりますか。
2003年05月03日 20時23分25秒

  • 神奈川県高校バスケットボールー関東大会予選
    ベスト8が出揃いました。予想通りーという部分と意外な部分がありましたね。僕はこれまでのゲームをほとんど見ていないので、あくまでも推測なんですが、ノウガキを聞いてください。
    まず女子ー海老名は惜しかったです。顧問の先生が転勤になっちゃったんですが、富岡に良く食い付きました。富岡はここのところずうっと元気がない。ガッツのあるプレイヤーが欲しいところです。荏田が厚木北に負けちゃいました。厚木北はたしか大型のチームです。スコアを見るとリバウンドの差かな、と思います。ベスト8で注目は横浜清風です。冬にちらっと見ただけですが、かなり破壊力のあるチームです。男子みたい。僕はひそかに目をつけてます。相女大には?だけど5位狙い。
    男子ですが、桐光が敗れる波乱ーといっても横浜もかなり強かです。地区予選で20点以上負けていた試合(対南)を4ピリで引っくり返したーというノリのよさを持っています。あの爆発力を持ってすればーこの結果も肯けます。しかしベスト4がけの相手の逗子はさらにヤります。僕はいままで数大会、逗子を高評価してきたのですが、やっと来た!スタープレイヤーはいませんが、強力なディフェンスと堅いシュート力で初の関東を決めるでしょう。逗葉はあっけなかったーというよりも法政二高の勢いについていけなかったのでしょう。ダテに関東で好成績をあげてません。チームとしてのキャリアも十分で、大切なゲームを決して逃さない集中力を持っています。(いってみれば伝統ですね)惜しかったのは慶應です。ここもすごく頑張ります。違う山だったらーと悔やまれます。案の定ーというかいまいちだったのが桐蔭。某掲示板では大人気?のチームですが、いくらいい選手を集めてもここぞーという時に勝てないのでは仕方ありません。
    なんといっても見逃せないのが秦野ー商大ですね。商大は高さとパワフルさを前面にだせば強いと思うのですが、いつも「ええカッコしい」のバスケットになってしまって負けるパターンが多いのです。秦野が「きっちり」やれば秦野有利ーと見ているのですが。ここでもリバウンド争いは必須です。
    新人戦のベスト4が男女とも1つずつ消えるーという結果になってしまいましたが、やはり今年は混戦(というより低レベル)だから仕方ないとしても、新人戦後のチーム作りを考えさせられることになりました。確かに強化の時間は取れるのですが、いわゆる「ゲーム勘」が戻らない。練習ゲームや遠征試合でゲームの数は増やせてはいるけれど、1ゲームきっちり戦う(相手も、審判も)という経験はなかなかできないものです。地方に遠征に行ったり、招待試合に行ったり(新潟などでやってます)はあるけれど、どんなテーマでゲームをやるか、というノウハウがないチームは「こんなハズでは」と思っている間に負けてしまうことが多いようです。またまた某掲示板をけなすようですが、練習ゲームでいくら勝ってもダメってことです。
    5月の3,4,5日はじっくりと今挙げたチームを見てきたいと思います。さて、どうなるのか?結果はまたレポートします。
2003年04月30日 21時12分14秒

  • サッカー日韓戦
    欧州組がいない日本がどんな戦い方をするのだろうーと思って観ていましたが、結果は勝ちでも思うところはいつもと変わらず。ひとこと「前を向けない」
    中田、小野、中村を擁してでさえできないことが、小笠原、アレックスにできるはずもありません。特にアレックスについては買いかぶりすぎの気もします。ボールを持って効果的なパスが全くできていませんでした。彼はやはり昔の北沢のような「かき回し役」が適当なようです。小笠原はその風貌通りのニートでスマートなプレイを時折見せますが、こちらもあくまで「伏兵」的存在でしかありません。
    日本はパスが弱い。パスのタイミングやコースに自信がないのでしょうか。それとも受け手のトラップ技術の拙さから来るものでしょうか。ともかく弱い。後ろからのプレッシングにも弱い。倒されても笛が鳴らずにプレイ・オンされることも多いようです。パスをもらう前の、ディフェンスとの戦いが不十分なのでしょう。
    韓国もそれほどのテクニックがあるわけではありません。でも彼らは前を向く意志を持っています。意志がプレイを作るのです。日本がゴール前でトラップミスを繰り返すのに、韓国の選手は不思議なことにディフェンスと絡まりながら、ボールが身体にくっ付くように前進していきます。ブラジルの選手のように華麗なトラップや身体の使い方はないというのに。
    皮肉なことに、決勝点を入れた永井は、ボールを持った瞬間、解説の金田さんが「自分で行けぇ!」と叫んだのを聴いたかのように、切り替えして勝負にいきました。トラップが大きすぎ、ディフェンスの足に当たったボールが再び彼の足に当たり、なんともいえないループシュートになったのです。華麗な何十本のパスより、オウン・ゴール(みたいなモノでした)でも1点は1点、勝ちは勝ち。しかし‥!
    交代で退いたとき、スタンドに向かって毅然とした態度で敬礼をした韓国の選手がいました。軍のチームの選手なのでしょうか、それとも「決め」のポーズ?でも僕にはその眦の険しさに韓国のスゴさを感じました。心の底から「敬礼」してましたもん。あんな表情ができる若者は日本にはいません。軍隊がいい、というわけではありませんが、韓国の儒教の精神は日本が失い、とりもどさなければいけないモノだと思いました。敗れて韓国なお強しーです。次は(五輪予選かW杯予選か)絶対にヤられますよ。
2003年04月16日 21時23分32秒

  • 日米プロ野球
    BBSにも書きましたけど、松井はそんなに調子よくないと思います。今日の中継で大島さん(意外と理論派)が言ってましたけど「松井はホームランバッターとしてアメリカに行ったのだから、とことんそれで勝負して欲しい。今のライナー性のヒットでは意味がない」僕もその通りだと思います。結果を出したいためにコンパクトになりすぎ、早いカウントから打ちすぎだと思います。走塁で褒められているようでは、ね。もっとじっくりいって欲しい。はっきり言って5番はー今のところー荷が勝ちすぎると思いますよ。それにしても彼への外角攻めの徹底には恐れ入ります。大味なイメージのメジャーですが、なんのなんのーとても
    その他の大リーガーはそこそこ働いていますよね。活躍に一喜一憂していた時代は終わりましたね。松井も早くそういう状況にしてあげたいところです。
    さてー日本の野球では、僕は「出戻り」大リーガーに注目していました。伊良部はまあまあですが、吉井とマック鈴木は完全に期待を裏切っています。僕はこのことに大リーグのスカウティングの恐ろしさを垣間見ました。はっきり言ってメジャーで契約されなかったーということは「通用しない」というレッテルを貼られたということなのです。「昔の名前」は通用しないのです。その判断を冷酷に下すアメリカ、「名前」が大好きな日本。チームの組織力の差が歴然としています。オリックスがダメーというよりも、メジャー恐るべしっーって感じです。使えないから契約しないーということは、契約をされている選手たちは「使える」と判断されているということでしょう。「通用するかしないか」という議論は意味がないんですね。メジャーの中継ばかり見ているせいか、日本のプロ野球のひ弱さやいい加減さがとても目につく1週間でした。
2003年04月06日 22時37分48秒

2003年04月03日 23時47分35秒
高校野球
今日で終わりました。横浜、残念でした。
試合の後、表彰式を見ていたんですが、何なのでしょう、アレは?長々とした講評ーやれバントの確率が悪いだの、ワイルドピッチが多いだのーどれほど高校野球に精通しているか知りませんが、わけのわからんおっさんに、くどくど言われる筋合いではないでしょう。おまけに応援団賞まであるんですね。壱岐高校が受賞したとこなんぞ、見事に見え見えです。
こういうカン違いなセレモニーを堂々とマジメにやる神経がわかりません。これほど現実とのギャップがある行事は他に類を見ないでしょう。「高校球児」を美化し、持ち上げるーそしてそれを商品化するマスコミと大人たち。最近では持ち上げておいて、スキャンダルを大々的に報じて一気に突き落とすことまで商売にしています。
チームはチームで、合宿所を作り、県外から良い選手を集め、大金を使って強化しています。授業料免除なんて当たり前ーそれ以上のコトが行われているのは誰でも知っているのにね。
高校野球(なぜか皆さん『甲子園』と言います)でいつも思うのは「今年は絶対に優勝や!」と眼を三角にしている大阪人や星野カントクが、なぜ阪神は甲子園を使えないんだ!と文句を言わないのかーということです。「球児」の将来を考えるのなら、何会場かに分けて、休養日を入れるのがいちばんです。今回の引き分け再試合なんて、あきらかに不利です。案の定、再試合で勝っても準決勝でコロリと負けちゃいました。
この話題になるといつも怒ってます。でも地元・横浜高校が負けると、やっぱりガクッとくるのは悲しい性ですな。

2003年03月28日 21時00分01秒
日本vsウルグアイ
イラク攻撃のおかげで?日本で見ることができたウルグアイ戦。僕は日本のWCでの成功は長期間の合宿の賜物ーと思っているので、こういう短期間で集まって試合をするパターンでは、日本は弱いと思います。
案の定、前半はリードされて終わりました。確かにボールキープの割合は日本ですが、それはなぜかというと「持たされて」いるのです。「中盤でボールを支配」なんて良さそうに聞こえますが、相手が「そこでボール持ってってもイイよ。ぜーんぜん怖くないもんね」と思っていればボールを持つのはカンタンです。そこから前線に突破するということが前半は全くできていませんでした。惜しい(あるいは得点にからむ)シーンはタマに成功するダイレクトなプレイだけでした。これはたまたまできた良いトラップのおかげです。極論すれば「マグレ」です。
後半早々に同点にしましたが、攻め続けているようでいて、全くと言っていいほどチャンスにならない。前をほとんど向けず、スピードに乗ってボールももらえない。相変わらずの攻撃です。やはりどこかに穴を開ける、ひとことで言って突破力のある選手がいなければダメです。
トルシエからジーコに監督が代わって「おもしろくなる」「攻撃的になる」なんて騒ぎ立てていても実態は同じです。同じであるならば、ディフェンスのシステムは構築したけれど、オフェンスまで手が回らなかったトルシエを続投させても良かったような気がします。でもやっぱりオフェンスの「切れ」は持って生まれたモノなのでしょうか。行き当たりばったりの、その場しのぎ的な采配(ゲームだけではなく)でしかないと感じました。
こうしてみるとやはり大切なのはJリーグ内でのレベルアップです。前線でディフェンスを切っていけるプレイヤーがぜひとも必要です。鈴木は完全に役不足、高原、黒部も所詮ポストプレイヤーでしかありません。誰かいないのか!?

2003年03月24日 21時57分04秒
ひさびさにNCAA
デュークVSノースカロナイナ・ステートの一戦をたまたま観戦ーESPNにて。
僕はカレッジ・バスケットボールが大好きです。NBAは「超人」の世界ですが、NCAAは「普通」のバスケットです。それでも日本人からみれば、みんなスゴイ身体能力です。このあたりのチームと全日本がゲームをしたら2〜30点差くらいで負けちゃうと思いますよ。そのほんの一部しかプロで活躍できないのですから、アメリカのスゴサがわかります。個性あるコーチのもと、なんでそんなにバカみたいに一生懸命になれるの?っていうくらい愚直にチーム・プレイに徹したバスケットをします。あまりにも集中しすぎて「うそぉ〜」というような、とんでもないミスもしますが、作戦、戦術、コーチのフィロソフィーがはっきりわかってとても面白いです。
その中でもデュークは僕のお気に入りです。「コーチ・K」と呼ばれる素晴らしいコーチがいて、ずうっと強いチームを作っています。スーパースターがいるわけでもないのですが、ものすごい練習量に裏づけされた、多彩なオフェンスと粘り強いディフェンスが身上のチームです。
今日は一時15点リードされたゲームをのこり2分くらいに追いつき、引っ繰り返しました。勝負所での地を這うようなスタンスからのスティールが圧巻でした。あのものすごく低いスタンス、「デューク魂」とも言うべき集中力ー高校生にぜひマネしてもらいたいところです。
ノースカロナイナ・ステートは大魚を逸しました。5点ほどリードの残り5分から、オフェンスが機能しなくなりました。デュークのディフェンスが厳しくなったーといえばそれまでですが、僕にはベンチのプレイ・コールに問題があったのではないかと思います。その頃から彼らはアイソレーションで、能力のあるガードの選手の1対1を繰り返し仕掛けました。最初の数プレイは成功したのですが、ここぞーというところで連続スティールを喫してしまったのです。僕はあのコールはちょっと早すぎたんじゃないかな、と思います。
前にも書きましたが、普段と違うことをやるーっていうのはとても大変だし、負担も大きいのです。勝っているのにそこに逃げ込むーというのは、ありがちですが、基本的にはやってはいけないことなのでしょう。でもコーチの心情としては、それがゲームに勝つプランだったのでしょう。難しく、面白いところです。
いやあーしかし、コーチ・Kーカッコいいなあ。あれはホントに男冥利に尽きますね。

2003年02月25日 22時37分42秒
久しぶりのラグビー
ラグビーの日本選手権は面白かった〜。スコアが競ったーというのもありますが、それ以上に、奇をてらわずに真っ向からぶつかった好ゲームでした。「ぶつかった」などと書くとFW戦のイメージがありますが、そうではなくFWもBKも満遍なく機能していたーということです。
早明戦が華やかなころ、重戦車FWの明治に対し、展開で対抗する早稲田ーという図式ができ、ことに弁慶に向かう牛若丸のような早稲田の人気はすごいものでした。僕は、その早稲田びいきの風潮が、まだ日本のラグビーを取り巻く状況にはびこっているような気がしていました。小さなスクラムハーフ、華麗なステップを切るセンター、そして「俊足」のフルバック‥それは早稲田びいきが残した遺産であり、障害でした。ちょっと考えればわかるのですが、BKにボールを供給するのはFWの仕事なのです。ラックやモールでボールが出せなかったらBKの出番はありません。それを忘れちゃったわけではないのでしょうが、一時のジャパンは「速い展開」を標榜し、ゲインラインを突破できずに、ディフェンスの前でちょこちょこパスをしているだけーというゲームを繰り返していたような気がします。
この日のサントリーとNECはちょっと違っていました。見ているほうにはあまり面白みはないかもしれないサイド・アタックの連続。ゲインラインをごっついハーフやセンターが突破していく。素早いラックの形成から、もう一度サイド‥何が勝因で何が敗因か、なかなかわからない一進一退の好ゲームでした。
早稲田びいきの時代の幕を引いたのは関東学院です。ガタイが良く、フィジカルに優れた選手が当たり前のプレイを高レベルで繰り出すーゲームの前から勝負はついていました。その代表的な選手がNECの箕内選手でした。久しぶりに見た彼のプレイは「グローバル・スタンダード」と呼ぶにふさわしいものだったと思います。
僕はどのスポーツに関しても「奇をてらっては勝てない」と言い続けてきましたが、ラグビーも例外ではありません。小柄な日本人はスピードで勝負ーというのは幻影なのだと思います。よほどそのスピードと精度を上げなければ世界には通用しません。日本のラグビーのトップを久しぶりに見て、その思いを強くしたと同時に「これじゃW杯は勝てないんだろうなあ」とも思い、少し悲しくなりました。


  • 2003年01月27日 23時03分39秒
    スーパー・ボウルもサップの年

    最近はそれほど人気のないアメリカン・フットボールですが、僕が中・高生の頃はかなりの人気でした。そのころ強かったオークランド・レイダースと、たぶんその頃チームが作られたタンパ・ベイ・バッカニアーズの対戦でした。
    大方の予想ではリーグ№1のオフェンス力を持つレイダースが優勢で、僕も49ersにいたジェリー・ライス(なんと40歳!)のいるレイダースを応援していたのですが、なんとタンパが予想外の大差、大量得点で初優勝を飾りました。職場でYahooの速報を見た僕はびっくり。さっそく夜再放送を観てみました。
    大一番ということで選手のイレ込みは半端じゃありません。プレイごとのトラッシュ・トークや小競り合いの連発。そういう雰囲気がベテラン揃いのレイダースを狂わせたような気がします。ベテランには独特のワザや雰囲気があります。それをコンスタントに出せるメンタルも。一方のタンパは大エキサイト。それが裏目に出ることももちろんありますが、今日の彼らには良い結果となってあらわれたようです。いつもならそういう挑発を軽くいなすベテランたちが圧倒され、いつものワザを出せずに終わってしまいました。
    もちろんスカウティングの勝利でもあるでしょう。インターセプトしまくりのディフェンス!そうそうタンパのほうは、ディフェンスの№1チームでした。ディフェンスのタンパが予想外の高得点ーと放送では言っていましたが、それはウラを返せばレイダースのオフェンスの強さを、タンパのディフェンスがはね返したためにおこった高得点だったのです。地道にダウンをすすめて来るチームとの戦いはロー・スコアになりますが、一発ロング・ゲインができるオフェンシヴなチームに対してでフェンスが機能するーということは、パス・インターセプトやファンブルというかたちとなってあらわれます。そしてそれはそのままTDにつながってしまうのです。
    レイダースのパスは5つ(たしか)のインターセプトという最悪の結果になってしまいました。シーズン中にそのパスを完璧にプロテクトしてきたオフェンス・ラインを崩したのはタンパのディフェンス・ライン。QBに襲いかかり、中途半端なパスを投げさせてインターセプトを誘いました。そしてその中心だったのは、サップでした。やはり今年はサップの年だったのでありました。

  • 2003年01月20日 22時53分21秒
    貴乃花…

    まあ日本人は「引退」ですべてを水に流せちゃうシアワセな人たちですから、彼の足跡を振り返る、今夜のTVの大騒ぎは目を瞑るとしてー僕にはひとつ許せないことがあります。それは師匠・親方・父親である二子山親方との関係です。この親子(もしくは師弟)気持ち悪いです。入門のとき親子の絆を切ったーこれはわかります。だったらなぜ、アドバイスを無視したり、自分のスポークスマンをやらせていたのでしょう。それって恩のある師匠にするコトでしょうか?では、母と離婚してしまった憎き父ーとしてとらえていたら(僕にはこっちのような気がしますが)そんな人に自分のことを語らせようとするでしょうか?どちらにしても彼が報道陣に何も語らず、親方がマスコミに対応していた理由にはなりえません。父がイヤだったら「なんで勝手にしゃべるんだよ」と自分が出てきて語ればいいのです。僕には彼の心理状態も、会見でやっと語った貧しい語彙に縁どられたコトバも皆目わけがわかりませんでした。
    たしかにプロの運動選手が自分のケガを逐一報告する義務はありません。言いたくないことは言わなければいいし、失礼なマスコミにはきっぱりと拒否反応を示せばいいと思います。ただ、彼らはお客さんの入場料でメシを食っているのです。「相撲道に邁進する」なんてカッコいいことを言ったところで、お客さんが観に来てくれなければ意味がないのです。
    彼には「カン違い」というコトバを送りたいと思います。傲慢でも不遜でもそれがない選手はいろいろなカタチで愛されます。あとはやはり彼のご両親にも責任はあると思う。「親子の縁を切った」としても、その時点で「子育て」を止めてしまってはダメでしょう。彼とそのお兄ちゃんは、あきらかに「あの時」のまんまです。
    スポーツ医学をちょっとかじったことがある立場でいえば、ヒザは完治したのかもしれませんが、相撲をとるリハビリを怠ったのが引退を早めた原因でしょう。彼は「相撲をとる」ことを練習しませんでした。野球選手でも陸上の選手でも、専門の動き(投げる・打つ・走るなど)をゆっくりから始めて、試合のスピードや強さまでレベルを上げていってようやく復帰できるのです。補強運動ならマスコミの目の届かないところで充分やって、それができたらしっかりと稽古(相撲)をするべきでした。結局、そういうこと(長い目で見てあげること)を許さなかったマスコミ=我々が彼の引退を早めてしまったのだともいえるのでしょう。ただーもう一度言いますが、彼が適切な時期や場所で、自分の言葉をつかって、しっかりと色々なことを説明できていたらそれは回避されたと思います。誰かがそれをしっかりと教育するべきでした。その点はすこし残念です。
    しかし相撲取りのケガが絶えません。相撲をひとつのスポーツとしてとらえ、強化・運営していかないと相撲協会はたいへんなことになってしまうと思いますよ。

  • 2003年01月19日 19時22分39秒
    神奈川県高等学校新人大会

    神奈川県バスケットボールについて最近あまり語っていなかったのですが、決して観ていなかったわけではありません。今日(1月19日)は新人大会の準決勝・決勝が行なわれました。詳しいスコア等は他のサイトで確認していただくとしてー
    男子は湘南工大、法政二、秦野、桐光
    女子は富岡、相女大、荏田、湘南学院
    ーという結果になりました。上位2校が2月に行なわれる関東大会に出場します。(埼玉県上尾市・桶川市)
    大会は無事終わり、会場の平塚総合体育館もたくさんの観客で盛況でしたーが…ゲーム内容ははっきり言ってここ数年なかったくらいの「おそまつ」な内容でした。関係者のみなさん、すみません。
    まず男子。湘南工大は相変わらずオーソドックスなセンターを軸としたバスケットを展開しました。決して素晴らしいセンターを擁するわけではありません。でもそのセンターがきちんと攻め、リバウンドを頑張り、ボールをつなぐーという基本的なところが(低レベルな中でも)ちゃんとできていたーというのが勝因でしょう。他のチームは湘南工大に勝るオフェンス力や絶対的な身体能力を持ちながら、それを生かしきれているーとは言えません。対戦相手にたいする「対策」や「対応」もできていません。たまたまシュートが入ると勝ち、最後まで入らないと大敗を喫するというのがパターンみたいです。これは2位以下の3チームすべてに共通することです。その中で、秦野は昨年からの能力の高い選手がいるので「たまたま」の確率が他のチームよりもちょっと高く、爆発力は持っています。今日も桐光をあっというまに引っくり返してしまいました。これが常に維持できれば巻き返しは期待できます。
    女子もやはり低レベルです。走る・跳ぶといった基本的な運動能力はあると思うのですが、ストップができないーという場面が目立ちました。バスケットって面白いのは、どんなに早く動けてもストップできないと反則(トラベリング)になっちゃうことです。ただやみくもに突っ走り、突っ込み相手に止められたり、自分からバランスを崩したりーというのが多かったようです。女子の順位の差はそういう能力に長けている選手が多い順番だったような気がします。富岡もこのままではちょっと苦しいかなーと思いました。
    とくに男子は最近県外で勝てません。今年も苦しいと思います。県外は190cmを超える選手が多いし、トランジションが早く、ハイ・スコアのバスケットをするチームが多いです。具体的に言うと100対80くらいのゲームができるのです。県内のゲームではハイ・スコアのゲームはなかなかありません。かといってディフェンスがいいーというわけでもないのです。ここらへんが課題かなーと思っていたら閉会式で高体連部長の浮田先生(元・湘南工大監督)が同じような感想を述べられていました。
    やはり全国では能代、関東では土浦日大あたりがコンスタントに強いのはそういう基本的なバスケットを続けていることが大切なのだなーと感じました。
    今シーズンはまだ始まったばかりーこれからの各チームの成長を願っています。

  • 2003年01月03日 21時58分55秒
    箱根駅伝

    このイベントに文句は一切ありません。思えばスゴイ企画です。現代じゃとても考えつかないし、関係各所が許可するとは思えません。僕は横浜に住んでいるので、このコースはスタートからゴールまですべて知っている道です。ただしクルマで走るだけ。この距離を片道5人でリレーするなんて、はっきりいって異常です。いえいえケチをつけているのではありません。驚嘆のひとことです。関東の大学はこのレースを中心に回っていると言って過言ではありません。ただ、このレースに入れ込むあまり、バーン・アウトしてしまったり、本来の個人種目の調整に支障をきたしてしまったりする選手が多いのも事実です。でもやっぱり面白い。正月2日、3日の我が家は駅伝中継がBGMとなっています。
    ただ、最近TV局の演出が過剰で、それだけが不愉快です。箱根は長いですから、だらだらと中継してても間延びがするーいろいろ取材をしたり、過去の結果や映像をながすのは常套手段です。でも僕が見たいのはリアルタイムの全体の順位と、先頭が入れ替わる瞬間のかけ引きやラップ・タイムの推移などです。○○選手のおばあちゃんが云々ーなんてエピソードを悠長に紹介しているスキに、ものすごい揺さぶりをかけたりしているのを見落としたりしちゃうんですよ。今年もそういうシーンがいっぱいありました。なんのために第1中継車ーなんてつくってるんでしょ。あんなの映像だけ撮るスタッフがいて、本当に競技を知っているディレクターが面白そうなシーンを次々とスイッチングしていけば、スタジオでだって事足りるはずですよ。
    あと、記録面の情報不足。サッカーもそうなんですが、ぱっとチャンネルを変えたとき「どっちが何対何で勝っている」という情報をわざと知らせないようにしているとさえ思ってしまいますー視聴率稼ぎで。いつチャンネルを変えても「お、駒沢トップだ」とかすぐにわかるようにして欲しいなあ。これはもうインターネットの仕事かー今年なんか駅伝のドラマ作っちゃいましたからね。スゴイですよねー日本テレビ。
    もうひとつ気になったことがー復路は雪になりましたよね。箱根はかなり積もっていました。あれって何の処置もなされなかったのでしょうか。中止を検討したとか、除雪をしたとか。誰かが転んで大けがをしたらどうするんでしょう。僕はそれが大いに気になりました。TV中継のために定時に無理やりスタートさせたーなんてことはなかったのでしょうか。
    箱根はもう20年以上興味津々で見ています。実は僕の出た大学は常連校なので。友人が走ったり、同期生が他の大学の監督やってたりしているのです。箱根を走ったーなんて人もたくさん知っています。だからこそキチンとした形でこれからも残っていってもらいたいーと思うのです。
    レベルは年々あがっているのでしょう。こうも注目度が高くなれば、どの大学も強化してきますから。結局、高校のとき優秀な成績を収めた選手を多くリクルートできたところが強いのですから。平均20Kmを走るのですから「まぎれ」もあまりないでしょう。数年前までは「ブレーキ」や棄権が多かったけれど、最近は選手のコンディションも格段に良くなっています。給水をするようになったのも一因かも知れません。これが陸上競技全体の底上げになってくれればいいと僕は思っています。一時の大学ラグビーのように、内輪で盛り上がった競技も、海外で通用しなくなると下火になってしまいます。「エキデン」は陸上の種目にはありません。箱根で鍛えられた選手が5000mや1万mのトラック種目で活躍することを願っています。

  • 2003年01月01日 15時46分31秒
    天皇杯サッカー決勝

    「鹿島 VS 京都」
    大晦日に夜更かししても観なきゃならない天皇杯ーおお、すごい観客だ!アントラーズばっかりみたいだけど。なーんだ京都かよ、おもしろくないじゃんーという心無い?しかし正直な気持ちをみなさん持っていたと思います。
    しかしトーナメントでは何が起こるかわからないーというのがサッカー界の常識、あっけない鹿島の先制点から凡戦を予想した僕はバカでした。前半を0−1で終え、リポーターのおバカな質問をふふん、とハナであしらったエンゲルス監督ーやってくれました。後半は超攻撃的な修正をほどこしての同点劇、その後もスピードに乗った攻撃で鹿島を翻弄し続け、ついには2−1と逆転してしまいました。さすが横浜フリューゲルス最後の天皇杯をもぎとった手腕の持ち主です。勝負師ですねえ。
    鹿島は前半を観たかぎりでは小笠原ー柳沢のラインがさすがに強力で、これに秋田、本田、中田の強力DFがからめば楽勝ーという感じだったのですが。敗因は「受け身」ということでしょう。解説陣は京都のMFを前に置いたことを強調していましたが、それほど高度な指示ではなかったはずです。でもその単純な指示を、それを懸命に遂行しようとする意志にかえることによって全体の流れがガラリと変わってしまいました。これは選手の若さや資質にもよりますが「これをやれば勝てる」という指導者のもつ集中力にも関係すると思うのです。エンゲルス監督、ダテに日本で長年メシを食ってきていませんでした。日本語できちんと選手とコミュニケーションできるーということも大切だと思います。
    鹿島はトータルでは絶対上ですが、肝心の爆発力に欠けます。リーグ戦タイプのチームです。でもリーグ戦でも肝心のゲームを落として磐田の後塵を拝しています。スタート陣の高齢化、固定化が懸念されるところです。それと柳沢が中心となる日本代表のFWの「爆発力」にも不安は大いに残ります。結果的に点にはなったけど、あのループシュートは入れて欲しいんですよね。
    一発勝負ではさすがに「紛れ」はありますがそれは待っていても(相手のミスでは)やって来ないー自分から飛び込んでいかなければやって来ないーというのが今日の感想でした。

  • 2002年12月21日 20時49分06秒
    久し振りにNBA

    こっそりとNBAが始まっています。この季節はアメ・フトのシーズンなので「こっそり」やってます。いやいやーマジメにやってるのですが、新しいメンバーやシステムを思索している最中ーってとこですか。何しろプレイ・オフまで何ヶ月もあるのですから。この試行錯誤の状況がとても参考になります。
    さて今日のカードは76ers対レイカーズです。レイカーズ、調子悪いですね。今日もアイバーソンの大当たりでリードした76ersをやっとこ追い上げ、OTに持ち込みました。しかし、並みのチームならそのまま押し切られちゃうところを4Q半ばまでシャックを温存して追いついちゃうんですから、やはり地力はある。追いついてシャックを投入して、さーて余裕で逃げ切りーと思ったら勝ちきれませんでした。
    シャックが絶対的じゃなくなってきました。それともコンディションがまだ万全でないのかースピン・ムーヴその他に「キレ」がありません。圧倒的な威圧感に欠けます。彼がベンチに下がったときのバック・アップも弱い。頼みの綱はブライアントだけーって感じ。
    それにしてもブライアントはスゴイ!まさに「クラッチ・シューター」いや、彼の場合は3ポイントあり、アリ・ウープありの「シューター」以上のクラッチ・プレイヤーです。でも「クラッチ」の場面が多すぎます。あれじゃ最後の最後の局面でチョンボしちゃうだろうなーと思っていたら、案の定OTでの決め手が鈍って負けちゃいました。
    アイバーソンは同じような大車輪の活躍でしたが、彼の場合は純然たるバック・コートのプレイヤーですから消耗はそれほどなかった。他のプレイヤーを上手に使っていました。でも最後のフリー・スローを2本落としてピンチになっちゃったところを見ると、彼もギリギリっだったのかも。
    しかしラスト・プレイでブライアントを囮にした見事なバック・ドアのフォーメーション!フォックス!そのパスが取れないか!?

  • 2002年12月15日 10時35分24秒
    大人の思惑で…

    「第81回全国高校サッカー選手権(30日開幕)の岡山大会決勝で、誤審から対戦相手がVゴールを認められず、その後のPK戦で相手を破って優勝した水島工のエースストライカー(3年)が、選手権に出場しないことが14日、分かった。」という報道ご存知ですか?
    マスコミの論調は①「誤審」だったのだから勝ったチームは辞退しろ②再試合しろ③両校出場させろーというものでした。そこへきて不出場ーという事態。
    サッカーの「誤審」といえばW杯のイタリアを思い出します。でも思い出してください。誰が見てもゴールだと思った(というと語弊はありますが)あの世界最高峰の試合でさえ、再試合などありませんでした。抗議した選手は警告さえ受けていました。あの試合の主審はもう陽の目をみることはないでしょうが、それについて軽々しいコメントは出しませんでした。FIFAでさえそうなのですよ。
    あれを「誤審」と判断した日本サッカー協会はいったい何を考えているのでしょう。確かにどこかでコメントしなければならない事とは思いますが、全国大会のあとで充分だったのではないでしょうか。この事件の「主犯」は間違いなく彼らだと思います。
    しかしマスコミは出場校の水島工と高体連をヤリ玉にあげています。「子供の将来を…」なんてわかったような論理を振りかざし…水島工の選手は、彼らの言う「将来のある子供」の一部なのではないのでしょうか。また、岡山県高体連サッカー専門部のメンバー(おそらく常任委員会だとおもいますが)が再試合や両校出場に消極的で、そのなかには水島工の顧問の先生もいるーおかしいではないか!という意見もありますが、高体連は顧問の先生が集まって、ほぼ手弁当で試合の運営や審判をしているのです。水島工の先生がいて、何の不思議もありませんし、僕はむしろ、チーム作りだけでなく、そういう仕事にも積極的な方なのだなーとしか感じられません。
    審判は人間です。絶対にミスはあります。そして実際に必死で戦う選手を前にすれば「ひいき」なんて絶対にできません。それが自然にできればW杯も吹けますよ。もし再試合や両校出場ーということになったら、全国各地の予選で微妙な判定で負けたチーム全部を考慮しなければなりません。あのミスジャッジほど極端ではないにしろ、そんなケースは何十試合とあるはずです。
    「審判は絶対」と言っているそばから何のタイミングもわからず「誤審」と発表した人が、この事件の一番の加害者です。手弁当で一生懸命審判をし、試合を運営している多くの地元役員をないがしろにしています。そういう無責任な「つけ」が彼らに回ってくるのです。何かにつけて父母やマスコミが、彼らのそういう「ミス」に大声を上げて非難するー選手だけは別だと思っていませんか?選手が一番ひどいんですよ。判定に抗議したり、悪態をついたりーそれは彼ら自身の問題だけではないのです。
    もちろん僕は審判がミスをするのを容認しているのではありません。あの試合の審判団は何らかのペナルティを受けるべきですし(主審よりもむしろ線審)日本協会のコメントも必要だったと思います。でも少なくとも大会が終わってから発表すべきだったーと思っています。
    大会に出ない水島工の選手に一言ーたしかに君の判断は美しいかもしれないが、その行為では誰も幸せにはなれない。実力だろうがラッキーだろうが、スポーツは勝てばいい。勝つために君がしてきた努力や、両親や先生や周りの人が尽力してくれたことを無駄にしてはならない。
    異論はあるかと思いますが、僕の見解は以上です。

  • 2002年11月24日 23時36分20秒
    トヨタF1から思うこと

    NHKでトヨタのF1チームの番組をやっていました。F1はホンダのフル参戦以降、はっきり言ってあまり興味も知識もなかったので、バカなことを書いていたらごめんなさい。
    まず最初に感じたのは「時代が違うなあ」ということです。ホンダがモーター・スポーツを標榜したのは、そのノウ・ハウを市販車に生かそうーというのが目的だったと記憶しています。ですからスタッフも日本人(あるいは自社の人間)でした。ところがトヨタははっきりとF1参戦をヨーロッパを中心としたイメージ戦略としてとらえています。スタッフもF1経験者をヘッドハンティングしてドイツに基地を作りました。
    いい悪いは別にして、今はぽっと出の社員あがりのエンジニアじゃF1はやっていけないーということですね。それだけ技術は進歩して、もはや「プロジェクトX」みたいなことは起こらない。カネで勝ってこないといけない。本社も、フィードバックもいらない(別に市販車に応用するわけではない)から1年目からはやく結果を出せーというスタンスでした。
    これってあんまり共感できない図式です。たとえ今のF1には市販車にフイードバックできるモノなんか何もない(もっと数段上を行っちゃってる)としても、自動車メーカーなんですからクルマ好きが応援できるくらいには入れ込んでもらいたいのが本音です。カネに物を言わせて人を集めて、ハイ参戦ですーじゃ、ね。
    では何が僕の目にとまったかーというと「テクニカル・コーディネーター」という役割です。これは別に目新しいポストじゃなくて、どのF1チームにも、市販のクルマの開発にもあるものです。でも痛感したのは、これからどの分野にもこういったポストは必要で、重要な役割を果たすのだなーということです。
    もちろんモーター・スポーツも「スポーツ」ですが、生身でやるスポーツのチームにも大事だなーと思ったのです。プロではもう当たり前なのかもしれません。どこだかちょっと忘れましたがサッカーの監督で、チームの練習を全く見ない人もいるそうですーコーチに任せて。技術や戦術が細分化され、高度になるにしたがってそれぞれの専門家は自分の領域には詳しくなるけれども、他の領域(たとえそれが同じ種目でも)には全く疎くなってしまう。それをコーディネートする作業が必要になってくるのです。アメリカン・フットボール(NFL)などはもうそんな感じですが。
    最初にもどりますがー僕はトヨタがあまり好きじゃありません。横浜生まれとしては、やはり地元・日産を応援してしまいます。これはちょっとクルマ好きの子供だったら誰でもそうだと思いますよ。小学校の頃、一度は日産の追浜工場に見学に行ったはずですから。でも免許をとり、実際にクルマを買う頃にはすっかりホンダ党に変身していましたね。4台乗りましたから。それほどホンダの、モータースポーツにかける情熱はユーザーにアピールしていたのです。何もしないよりは数百倍はマシですが、それでももうちょっとバカになってのめり込んで欲しいーそんなことを感じさせる番組でした。

  • 2002年11月20日 22時00分27秒
    「個」の力は…

    「ジーコ・ジャパン」とは絶対言いたくない日本代表ーアルゼンチン戦です。「個」の力を重視するーと言い切ったジーコ監督。僕はまだ日本にはそれだけのタレントがいないと思っています。それは前にも書きました。トルシエが良いーというわけではありませんが「個」の効率をあげる「システム」はまだまだ必要だと思っています。
    さてゲームは後半開始早々に2点を叩き込まれ、負けてしまいました。文字通り「叩き込まれた」と言っていい得点でした。オフサイドラインの裏をつかれたとか、そういう類のものではなく(もちろん一本のスルーパスが起点にはなっていましたが)サイドをつかれフォローしてきた選手に引きつけられた瞬間に逆サイドに振られ、マークがずれてしまった結果の、いわゆる「どフリー」での得点でした。
    これはシステム云々ではなくディフェンスの技術(もちろん読みも含めて)の差です。そしてボールをもった選手のキープ力の差、走りこんだ選手の判断の差、シュートを決めた選手のシュート力の差でした。
    いっぽう日本も点をとられた後の果敢な交代からのヤケクソ的な(失礼)攻撃が新鮮でした。でもパスは回るしサイドは突けるけれど、いわゆる「タメ」がない。味方がゴール前に走りこむまでキープしておけないのです。そしてクロスの技術も受けた選手のシュート力も足りないー唯一終了間際高原がサイドを突き、普通の日本選手ならポーンとクロスを放り込むところを反転し、中へ切れ込み中田浩にあわせたプレイのみが「国際的」なレベルだったのではないでしょうか。鈴木にもその片鱗は見えますが、まだまだです。サントスに至っては舞い上がってしまっているだけに思えました。中村はやはり線が細すぎます。あれではいかにテクニックがあろうとも効果的なプレイは望めません。
    結論ー「個」の質を上げなければ勝てないと思います。リフティングが何万回できるーとかそういうレベルの技術ではなく、試合運びを含めたゲームを戦うための技術が欠けています。もちろんフィジカルも。日本人って戦術的なモノは全部チーム・プレイだと思っているけれど「2対1の局面はこう守る」とか「後半出だしは注意する」なんて「個」のレベルの戦術(常識)だと思います。ドーハで負けた時に「なぜ時間稼ぎにコーナーでキープしなかったんだ」と武田が責められましたが、そういう賢さを当時の選手は習っていなかったのです。そういうトータルなレベルを上げなければ何十人ヨーロッパでプレイしようが変わらないと思うのです。そして痛感したのが若い世代の層の薄さです。本人たちには悪いですが、奈良橋、中西が出てどうするんだーと思います。
    今日は面白かったけど2年後はどうなるんだろうーという今日のゲームでした。

  • 2002年11月06日 20時08分27秒
    NBA開幕!

    このタイトルも去年の今ごろ書いたような気がします。NBAは長ーいシーズンなので、どのチームもまだ手探り状態なんですが、今日はキングスVSマジックを観ています。
    僕は選手の動向とかぜんぜん詳しくないので、誰か教えて欲しいんですがキングスのメンバーはこんなふうになっちゃったんですか?ディバッツは?クリスティ、ストヤコビッチは健在のようですが…これじゃちょっと苦しいでしょう。
    それにつけてもグラント・ヒル復活!僕は好きですねえ。それほど運動能力が高いわけじゃないんですが(でもスゴイけど)ディフェンスとの駆け引き、引きつけてパス、そして自分の1対1−そのバランスが素晴らしい。決して早くも高くもないけれど、プレイの選択能力は圧巻ですね。アイザイア・トーマスを彷彿とさせます。ポジション的にはちょっと違いますが。それと彼の知的なかんじも好きです。頭良さそうだもん。
    それにつけても解説の河内さんー僕がプレイしていた頃のスターですが、センテンスごとに「〜をですね」という喋り方、なんとかなりませんかねぇ。他人のことは言えませんけど。
    今年もできるだけNBAは観ていきたいと思っています。でも僕はそれほどコアなファンではないので、時々とんちんかんなことを書くかもしれません。そういうときは心温かいご指摘やご指導をお願いしますね。

  • 2002年11月02日 16時56分43秒
    野球小僧を知ってるかい

    やったね!松井メジャー行き決断!
    前にも書きましたが、彼にはぜひ行ってもらいたかった。イチローもすごいですが、いかんせんあのプレイスタイルは、果たして本当にアメリカの人たちに受け入れられているのか?という疑問がありました。新庄や田口はやはり役不足(打力不足)でした。正攻法の松井がどんな活躍をするのか(あるいはできないのか)ものすごく興味があります。
    しかし気になったのが記者会見での発言。僕は常々ドラフトで逆指名する選手たちが「わたくし、◎○●太郎は読売巨人軍を…」という言い方がめちゃくちゃ気に入りませんでした。なんですか、あの「ワタクシー、◎○●太郎は…」って?誰だってカオ見りゃわかりますよ。案の定、松井も「ワタクシー」でした。巨人に配慮したのでしょうが、いかにも優等生的な答え。まあ、彼の場合ホームラン打っても面白みのない、愛想だけはいい受け答えですから仕方ないか。でもメジャーではしっかりコメントして欲しいなあーと思います。しっかり英語勉強してね。
    これは松井と関係がないんですが、野球がらみで気になったことが。シーズンも終わり「珍プレイー」が放送される時期となりましたが、先日見たものに本当にびっくりさせられました。それは各球団のマスコットの着ぐるみたちの行動です。僕はスタジアムに行かないので知らなかったのですが、マスコット同士が殴りあったり、ドロップキックをしたりーというシーンが放送されたのです。彼らはいつもああいうことをしているんでしょうか?メジャーでも?いつも愛嬌を振りまいて子供にサービスをしている姿しか映らないのでわからないのですが、ああいう暴力的なパフォーマンスに観客がウケているーというのはちょっと異常です。それを編集して面白おかしくアナウンスをつけたものをスタジオのゲストが大笑いしているー信じられませんでした。
    僕は「乱闘は子どもの教育に悪い…」なんてバカげた意見だと思っています。でもあの感覚はちょっと許せません。TVのメジャーではセブン・イニング・ストレッチで「私を野球へ連れてって」には家族や友人が肩を組み、大声で歌っています。本当に楽しそうで涙が出そうになるときがあります。日本ではゲームそっちのけでメガホンを叩き、一投一打の機微なんてまったく無視。マスコットの暴力に笑い、バックネットのTVに映る場所に侵入しては携帯電話を片手に手を振っている。選手はといえばホームランを打った味方を出迎えるのに、思い切り頭を叩いたり、挙句の果てには「カンチョー」…本当にイヤになります。
    そう、松井には天真爛漫な「野球小僧」になってもらいたい。野茂やイチローみたいにマスコミ不信になり、木で鼻をくくったコメントしかしないのではなく、恥ずかしげもなく「子供やファンのために」という言葉を口にできる選手に。アメリカではそれは全然恥ずかしくもなんともありませんからね。

  • 2002年10月30日 21時56分30秒
    大誤算・大失態・大打撃

    そういえば去年の日本シリーズごろから、このページをはじめたのでした。もう1年か。
    日本シリーズ、書こうと思ってたら終わっちゃいました。巨人の4連勝ー呆気なかったです。戦力が違うーと言えばそれまでですけど、西武はちょっとひどすぎました。
    去年の今ごろ書いていたのを思い出します。普段と違うことをやっちゃ、ゼッタイにだめーと。西武はそれを犯しました。すべては松坂です。大誤算、大失態、大打撃でした。、
    そもそもケガをして戦列を離れた選手をいきなり日本シリーズの第1戦の先発に使うとは、シーズンをフルに戦ってきた石井や西口をバカにしきっています。僕が彼らだったら許さない。それも打撃がいいーなんて7番に使ったりして。はるか昔ーたしか阪急の上田監督の時代だったかと思いますが、終盤ケガをした選手をもうダメだーと思わせておいて、シリーズの秘密兵器として使って成功したのが頭をよぎったのでしょうか。さらに追い討ちをかけるように、今日の第4戦ー好投の西口をふたたび松坂に代えてまた決勝打をあびるーという体たらく。
    とにかく「語るに落ちる」というやつで、コメントのしようがありません。百歩いや一万歩譲って、それだけの奇策を弄さなければ勝てないーと伊原監督に思わせるほど巨人の戦力はスゴかった、ということでしょうか。
    それにしても西武の来シーズンすら心配になってくるほどの結果でした。あ〜つまらん。

  • 2002年10月26日 14時59分20秒
    サッカー U−20代表

    U−20のアジア選手権やってます。現時点で日本はベスト4に入っていて世界選手権の代表権を手にしました。まずはめでたい。このクラスの日本代表は結構強いんです。というよりも、サッカーの強い国はあんまりこういう代表に力を入れていないみたいです。本国のクラブ組織がしっかりしているから、全体として強化する必要がないからーと僕は見ています。
    日本はこうやって下の世代からコツコツと共通したポリシーで強化していかなければなりませんし、実際W杯で活躍した、小野、稲本、中田なんかはこのクラスでも光っていたのです。現在のU−20はギリギリの年齢でなく、世界選手権のことも考えて高校生も選ばれています。つまりこのまま歳をとってオリンピック、W杯ーと継続性を持たせたい、と考えられているのでしょう。
    そこでジーコ監督に目を向けてみましょう。彼は「現時点で最高の選手を使う」と言っています。たしかにブラジルやイタリアなど好選手が目白押しの国ならわかりますが、日本は残念ながらそうではありません。彼の持論ではワールド・クラスの選手が常にいることが条件になります。たまたま今は数人いるからある程度は太刀打ちできますが、あと数年したらどうなるのかは全く予測できません。
    トルシエの「フラット3」があたかも悪の根源みたいに言われていますが、この前のアジア大会、そして今回と、若い代表チームはまだ3バックで戦っていますよ。これはフル代表からいちばん下の世代まで、代表のポリシーを徹底させた結果ではないでしょうか。それがジーコに果たしてできるのか、あるいは念頭に置いていないのか、僕にはとても興味があります。
    日本が、放っておいても選手が育つレベルの環境にあるとはちょっと思えません。W杯で、せっかく強化システムがある程度の成功をみたのですから、それを継続させていく意志の強さをサッカー界に期待したいと思います。

  • 2002年10月10日 16時59分47秒
    サッカー日本代表

    ジーコ監督のもと、新しい代表が発表されました。ジーコさんは評判イイですね。マスコミを裏切らないからね。
    ではジーコで勝てるのでしょうか?彼のポリシーはわかりやすいです。現時点での最高の選手を招集し、最低限の約束事を確認し、あとは選手にまかせるーこれは王道です。いかにもブラジル代表だった彼らしい。でもその「個」のレベルが低かったり、コンディションが悪かったら?
    ずばりージーコではランキング通りの結果しか出ない、と思います。たしかにW杯ではいい結果を出すことができました。でもそれはトルシエがシステムをつくり(そのシステムの是非はともかく)選手をそこにあてはめ、出てきたものだと思うのです。その結果だけを見て選手は語れません。ゲンクでろくに試合に出してもらえない鈴木がいい例です。
    はたして日本にはもうシステムは不要なのか?それだけ「個」の力はついてきているのか?いってみればとても興味深いゲームです。
    しかし僕はジーコがあまり好きじゃありません。PKのボールにツバを吐きかけた、あの行為を僕は忘れることはできません。

  • 2002年10月10日 16時43分02秒
    アジア大会ー開催中です

    アジア大会ーやっていますが見ている人は少ないんじゃないでしょうか。日本チームの成績もいまひとつぱっとしません。やはりオリンピックや世界選手権と違い、コンディションの悪い選手が多いようです。それはその種目ごとに選手やチームが目標とする大会が全く違うことが原因だと思います。
    水泳などはパン・パシで燃え尽きちゃってますから、パン・パシなど目もくれなかった中国にこてんぱんにやられました。陸上ははじめからそんなに高いレベルじゃないし、サッカーはひとつ下の世代の代表を送っていますから。
    でも水泳の北島選手や柔道の井上選手のように世界のトップレベルの選手にはあまり関係がないのですね。勝つヒトは勝つ。
    こんなモンでいいだろー的な代表しか送っていなかった野球なんかは冷や汗ものでしたよね。「ドリーム・チーム」の韓国、台湾に負けるのはともかく、中国のレベルがめちゃくちゃ上がっていました。北京オリンピックではマズいですよ。
    こうしてみると各種目における日本の位置がよくわかります。しかし相変わらずのセンスなしのTV放送(特に民放、特に期待薄の陸上をなんとか盛り上げようと空しい努力をしていたTBS)には毎回辟易とさせられます。NHKも期待種目に絞っていたのでしょうが、僕としてはアジア大会らしいセパ・タクローやカバディ、ボディ・ビルなんかがぜひ見たかったのにーどうせ日本人が活躍できないんなら、そういうのを中心にやるーという太っ腹なところが欲しいですね。僕はカバディのルールが知りたいっ!

  • 2002年09月13日 21時15分56秒
    「海辺のカフカ」について

    久し振りに(というか初めてかな)本を読んだ感想を書くことにします。村上春樹の「海辺のカフカ」出たばっかりですがさっそく買い込んで一気に一晩で読んでしまいました。
    村上の作品には「メタファー」が散りばめれています。この作品にも「世界はメタファーだ」という言葉さえ出てきます。彼の小説はメタファーやテーゼに満ち満ちていて、それをどう取捨選択するか、感応するかによって読者とのかかわりが異なってきます。慣れない人には風変わりなあらすじと屁理屈や説教の連なりにしか受け取れないかもしれません。でも小難しい哲学論やら形而上学やらが理解できなくても全然かまわないのです。そういう小難しいことを喋っている登場人物そのものがメタファーだと思えばいいのです。
    彼の作品は、とても奇妙なエピソードを積み上げていながら、とてもリアルな情動を読む者に喚起してしまいます。僕は彼の作品を読むたびに、頭ではストーリーを追いながらも、僕の最も奥深いところに、孤独や諦観、感傷のドレープが降りてくるのを感じずにはいられませんでした。でもそれはその絶望感からすれば妙に懐かしく、温かみのあるものなのです。
    そういうところが彼の素晴らしいところだと思います。

    さてー彼は今回はその能力を駆使して、ひとことで言うと「スポイルされた少年の再生」を描いています。もちろんこんな要約は馬鹿げています。そこには児童虐待やジェンダー、老人問題といった、現代の日本が抱えている問題を包括しながら、いわゆる「村上ワールド」をしっかりと展開しているのです。そういった意味では読者の期待は裏切られてはいません。

    でも少し気になった点もあります。
    それは「村上的メタファー」が妙に鼻につくところです。彼の持つブラック・ボックスに投げ込まれたメタファーは、輝くような普遍性をその作品に与えてきました。しかし僕たちはあまりにも「村上的なもの」に触れすぎたのではないでしょうか。良く言えば「良く練れた」ー悪く言えば「無難」な感じを受けたのです。
    メタファーとしての「影」とか、メタファーとしての「図書館」などは言うまでもなく「メタファーとしての『カフカ』」は「メタファーとしての『村上がメタファーとしてとらえているところカフカ』」とー僕には感じられてしまうのです。例えは悪いですが「ちあきなおみのモノマネ」は、今では「『コロッケのちあきなおみのモノマネ』のモノマネ」でしかないーというのと似ている気がします。それでいつも感じる「普遍性」の重みが足りないような気がしたのです。
    でも、そこらへんは彼にとってはとっくに折り込み済みのことなのかも知れません。僕たちのここらへんを刺激してやれば、こういう回路でこういう反応があらわれるーというノウ・ハウを完璧に会得しているのでしょうね。たしかにそういう意地悪な見方をしていても、いつのまにか作品に没入していってしまうーストーリー・テリングの素晴らしさには驚嘆せずにはいられません。

    最後にーラストの「風の音を聞くんだ」という言葉に僕は意表をつかれ、思わず泣けてきそうになりました。カフカ君はこの先、ひと夏でプール一杯ほどのビールを飲むようになるのでしょうか。

    <ご意見がありましたら掲示板に書き込んでください。ぜひ語り合いましょう。>

  • 2002年09月02日 22時01分12秒
    車椅子バスケットボール

    車椅子のバスケットボールの世界選手権が、北九州市で行なわれていました。NHKで男女の決勝戦を放送していましたね。僕もすこしだけかかわったことがあるのと、高校は違いますが当時のバスケット仲間が交通事故でケガをしてしまい、プレイしているーということもあって、興味深く観ていました。
    ボール・ゴール・コートなどは全く同じですが、選手各々が障害の程度によってポイントを持っていて、オン・ザ・コートの合計が規定を超えてはならないーなど独特のルールもあります。僕が最初知らずにいたのは「日常、車椅子で生活していなくてもプレイできる」ということです。普段は杖を使っている人もいました。健常者もできるんです。
    選手はやはり身長(座高)が高い人が有利です。あとは障害の程度で、イスの上で身体をよじることができたり、お尻でふんばれる人は有利です。これは僕なんかが窺い知ることのできない感覚です。僕等がイスの上に座っていると上半身だけ使っているように錯覚しますが、実際はずいぶん下半身を使っているんです。ポイントはそういうところを基準にして算出されるらしいです。
    観ていて驚くのは(これは実際に観た方がいいのですが)ものすごい迫力。「ファウル」というのは自転車同志の事故みたいなモノです。彼らもごろごろ転げ落ちます。最初に見たら「危なすぎる!」とはらはらするんじゃないかな。でもプレイヤーは全然平気ー助けも借りず、また車椅子に乗り込んでいきます。審判は車椅子を取ってきてあげるだけ。
    いちばん感じたのは、彼らも純然たるアスリートであること。トレーニングしているし、僕なんかより数十倍は体力や筋力があるでしょうね。車椅子も競技仕様でカッコいいですよ。だから「かわいそう」という視点で見るとすごくイヤそうです。プライドも高い。態度が悪いーと言ってるんじゃないですよ。一流の選手ってみんなそうじゃないですか?ごく普通の人たちです。いやいやーごくふつうのアスリートです。
    僕たちがいけないのはそうやって彼らをひとくくりにしてしまうことですね。障害がある=かわいそう という図式しかない。個人が消えちゃう。僕はこの競技に接してから障害をもつ人たちへの視点が変わりました。
    残念ながら日本はそれほど強くないです。でも世界選手権に出場でき、ある程度勝てるんだから、本家のバスケットボールよりも数倍レベルは高い。どんな競技でも世界を目指して努力する姿には頭が下がります。
    最後にー僕の車椅子バスケットボールに関する知識はとても拙いものです。これを読んだ方で「違うだろ」と感じた方がいらっしゃたら、遠慮なくご指摘ください。メールでも掲示板でも結構です。もし興味を持たれた方は「神奈川県バスケットボール協会」のHP(検索かければすぐにわかります)をご覧ください。車椅子だけではなく、知的障害者を対象にしたバスケットボールもフォローしているはずです。

  • 2002年08月24日 22時43分50秒
    パン・パシフィック水泳

    何を隠そう(そんなのばっかですが)僕は中学1年まで競技水泳をやっていました。今でもスポーツクラブで泳ぐんですが、体力が全く無いため、そこらへんのおばちゃま達より距離は泳げません。そのかわりフォームにだけは自信あります。−そんなわけで水泳を観るのは好きです。
    ただねえ。TV朝日が去年の世界水泳からフォローしているんですが、一時のバレーボールみたいなノリで観ていてゲンナリしてしまいます。
    ①なぜタレントを使うのか?
    なぜ優香?彼女自身は好きなんですが、意味ない。もっと意味ないのがナンちゃん。せっかく鈴木大地や岩崎恭子(キミも何やってんだか)あたりを擁していながらスタジオで松岡修造の大コーフンに相槌を打つくらいしか使ってないじゃん。
    ②コールにまでカメラ入れるな!
    コール(召集所)はレース前の選手が最後の集中や体ならしや駆け引きをする場所です。そこにいきなりナンちゃんが登場しても何の解説もできないし、選手の邪魔です。これに文句を言わない主催者はよほどTV朝日に金を出してもらっているのでしょう。
    ③メダル、メダルって騒ぐな!
    パン・パシフィック水泳大会は文字通り「環・太平洋諸国」の大会なのです。ヨーロッパの選手は出てきません。だから日本選手が上位に来るのは当然なのです。アメリカ、オーストラリア、カナダか日本ーというのがパン・パシでのおおまかな序列でしょう。メダルを取れて当然ーまではいかないにしても争う位置には最初からいるんです。おまけに世界水泳とオリンピックの端境期に行なわれるため、これに勝ってもマークがきつくなるだけです。もちろん勝ったり、いい記録が出たりすれば自信やきっかけになる選手もいます。でもこんなに騒がれ、2年後には過大なプレッシャー(日本人は得意)を受けることを考えれば、この騒動はマイナスだと思いますよ。
    ④いったいソープは何者?
    たしかに彼のパフォーマンスは素晴らしい。でもあれ、完全にTV朝日の回し者ですよね。プロ活動の一環なのだから仕方ないといえばそれまでですが、あまりにもソープ、ソープと騒ぎすぎる!しかし横浜の会場ー満員でしたね。TVの影響力はおそるべし!僕も1回くらい見にいこうと思っていたのですが、やめました。ソープ、うざい。
    ⑤たまにはホメる。
    世界記録のラインがずーっと動いていくアレは観ているものにとってすごく面白い。ただ、この大会ではあのラインを超えていく選手はほとんどいないと思いますけど。
    水泳って陸上と違って記録の進歩が著しいんです。泳法の進歩もあるし。そういうのを観るのが僕は好きです。平泳ぎなんて僕が競技をしていた時からめちゃくちゃ変わったんですよ。今日も女子の1500mを勝ったアメリカの選手、完全にオシリが水面に出るような素晴らしい上体の「浮き」が見られました。解説者はきちんと指摘していましたが、アナウンサーはそれに全く反応せず、2位をいく日本選手の応援ばかり。そのうちトップを映さなくなっちゃうんじゃないかと心配しましたよ。
    とにかく「パン・パシ」は世界的な大会でもなんでもなく、海外のマスコミにも取り上げられることなく、「日本、強いぞ」という誤ったイメージを一般の人に植えつけていくのです。
    でも水泳選手ってホントいい身体してますよね。いえいえエッチな意味ではなく。子供にはゼッタイ水泳習わせたほうがいいですよ。いろいろなスポーツの基本になります。

  • 2002年08月24日 00時12分15秒
    「甲子園」に対する4つの(またはそれ以上の)疑問

    僕は高校野球があまり好きではありません。見ることは見ますけど。今、教育やその周辺で問題になっていることがそのまま手付かずで継承され、さらに改悪の方向に向かっているのに、マスコミや一般の人たちはそれを問題視もせず騒いでいるからです。そこでご批判を承知で、どこがおかしいのかを羅列してみることにします。
    ①なぜ甲子園球場で開催されなければならない?1回戦が終わるまで何日も待たなければなりません。おまけに組合せのアヤでAチームは中3日、Bチームは中1日ーといった事態も出てきます。はっきりいって不公平です。出場チームからは文句が出ないのでしょうか?血気盛んな高校生を2週間も宿舎にしばりつけておかなければならない、先生達に同情します。あ、あと阪神タイガースにも。1、2回戦は一斉に別の会場でやりゃいいのです。そして高校ラグビーみたいに休養日を作る。投手を酷使しすぎるーと言っておきながら手段を講じていません。これじゃ良い投手を複数擁する「野球学校」が勝つのが当たり前。
    ②なぜ夏はトーナメントを作らない?これ、わかります?夏は決勝までの勝ち上がり表がないいんですよ。その都度抽選していくんです。その結果①に書いたような変則日程が出てきます。これはきっとスカウティング防止なのでしょうが、今はビデオもあるし意味がありません。トーナメントを作れば何日後の何時に試合があるのがわかるし、コンディションも作りやすい。だいたい一生に一度の勝負をする試合の日程がわからないーということを指導者が受け入れていることが信じられません。
    ③なぜバッテリーが話す時、グラブで口を隠す?あれはプロの真似ですが、1発勝負の高校野球に必要でしょうか?なにか放送コードに引っかかるコトでも話しているんでしょうか。プロは1年間同じ相手と戦うんですから、「傾向と対策」は必要ですけれど。それにしても読唇術のプロでも雇って解読するんですかね?
    ④ファウルボールを取った人にあげます?ファン・サービスの一環だそうです。ファン・サービス?いつからプロになったのでしょう?高野連はお金持ちです。そういうことができる。年度末には儲かった分を全学校に野球ボールの形で還元しています。長期間の甲子園でも宿泊費などは全部高野連が負担しているのです。もちろん入場料収入とかありますし、協賛の新聞社から莫大な協賛金が出ているわけですが。だからといって贅沢に使ってもいいーということにはならないと思うんです。そういうお金があるからマスコミの描く「理想の高校球児」を演じなければならないのでしょう。そしてそれは我々の上の世代が心の奥底に持つ、アナクロリズムを継承しているのです。
    以上ー思いついたまま書きなぐってきましたが、基本的に僕はスポーツ好きです。高校野球も面白いのですが、他の高校スポーツの実情とはあまりにもかけ離れているのです。ですからこんなことを言っているのです。近年の高校生はしっかりとしたトレーニング論で鍛えられている選手が多く、レベルは高いと思います。でも何かこじんまりとしてしまって面白くない。これは他のスポーツにも言えることですけれどね。

  • 2002年08月17日 22時49分51秒
    松井は誰かに似ている…

    ジャイアンツの松井選手がホームランを量産しています。彼のホームランはスロー・ビデオで見てもあまり面白くありません。実際のスピードで見ると、ものすごい速さでバットを振っています。「僕はヘッド・スピードで勝負する」とも言っています。他の選手とはちょっと次元が違います。メジャーのパワーヒッターは腕の力でヘッド・スピードを出していますが(そう見える)彼は下半身主導で振っているように感じます。そして彼のホームランを見ると、僕は必ずあるアスリートをイメージします。
    それはタイガー・ウッズ。
    この2人の共通性に気づいている人はいないのでしょうか?それとも周知の事実?強靭な下半身のリードで一気にクラブを、あるいはバットを振りぬくーそこには「ボールをヒットする」という意識はありません。単純に物理学をすれば、ボールの重さが一定なら、飛距離はヘッド・スピードで決まります。
    よく「ゴルフは止まっているボールを打つんだから簡単だ」と言われます。我々のレベルでは確かにそうかも知れません。しかし、プロ・ゴルファーはいろいろな局面(ライ)でいろいろな球を打ちます。100ヤード離れたところに立っているキャディの持っているカゴに全部ボールを入れる能力をもっています。そのように高度なレベルになれば、それはある意味でコースやスピードの違う球に反応する野球選手に匹敵する技術なのではないでしょうか。
    僕が見る限り2人のレベルは、その世界において傑出していると思います。ですから松井選手にはぜひともメジャーに行ってもらいたい。彼がどのくらい通用するのか見てみたいーと思います。

  • 2002年08月10日 22時32分20秒
    「体・技・心」

    NHK−BSで、ゴルフの青木と丸山の対談番組をやっていました。いやー面白かった。TV朝日の全英オープンの解説での「おばさんトーク」(語尾が全部疑問形?)には辟易したけど、この日の青木選手は決して気になるものではありませんでした。番組は各人の活躍(今季の優勝や過去のシーン)をうまく編集したVTRを見ながら語り合うーというものでした。つまらない司会もなく、最近のTVでとても気になるテロップ(言っている言葉がそのまま)もなく、本音にとても近い両者のコトバが聞けて、すごく興味深かった。
    そこで両者の一致したところは「心・技・体」ではなく「体・技・心」だということ。体がなければ何もできないー青木選手は今でも30分のストレッチやダンベルを使ったトレーニング、壁を指先で何回も叩く、末梢の血流を良くするトレーニングなどをしていました。そのふくらはぎのスゴイこと!とても60歳の体ではありません。最近はあまり目にすることがなかったゴルフのプレイも、短いクラブなどは全くのアメリカ流の、強烈なバック・スピンがかかる力強いものでした。
    丸山選手は多少煽られ気味だったのですが、いつものおちゃらけた雰囲気ではなく、青木選手へのリスペクトが感じられる、好感のもてるものでした。
    いやいやー大リーグの日本人を取り上げた次回といい、NHKはやっぱりバカにしたもんじゃないです。料金は払ってあげるべきでしょうね。

  • 2002年08月03日 22時15分54秒
    骨には異常ないようです

    今日、広島ー巨人の中継を観ていたんですが、巨人の黒田・高橋がケガをしました。前日、元木も自打球を当てて痛がっていましたが、こういうときに必ずアナウンサーが発する無意味なコトバに「骨には異常がないようです」というのがあります。たしかに骨折は痛いし、治るのに時間もかかります。でも骨以外のー関節の靭帯損傷や筋断裂(肉離れ)や捻挫は軽いケガなのでしょうか?答えは断じてノー!です。
    かえって骨なんかより時間がかかることがあります。骨は固定してれば必ず治るんですから。関節や筋肉の故障は、清原なんかを例にとればわかりやすいでしょう。靭帯など選手生命に直結します。それを「骨には異常ない」とは…骨に異常がない、という取材ができたのなら、どこのどんなケガなのかをきちっと伝えるべきです。こんなことに目クジラを立てるなよ、と言う方もいるかもしれませんが、マスコミの対応って一事が万事ーこういう紋切り型の表現なのです。
    今日、高橋がケガをしたシーンを何度もリプレイしていましたが、カンジンのケガをした(であろうーと思われる)瞬間がなかなかわからず、的外れな場面を何度も繰り返していました。高橋はカカトを押さえて痛がっていたのです。それを見ていればカンタンにわかったのに。
    特に解説者に言いたいのですが、ケガや痛みについてもう少し詳しく説明して欲しい。専門的なことじゃなくて、自分が選手だったときのケガのケアだとか「違和感」なるものがどのくらいの痛みなのか、とか。少なくても僕はそういうコトを彼らに聞いてみたい。誰か「骨には…」と言ったアナウンサーに、「骨に異常なけりゃいいってモンじゃないんですよ」と言ってくれないかなあ。でなけりゃ、解説者なんていりませんよ。はっきり言って僕にもあのくらいはできます!

  • 2002年08月02日 09時27分43秒
    牛島選手のボール

    中日・川上ノーヒッター達成!
    それもいつも「うっす!」とか「ずべべべべ」とかおちょくられている、NTVの巨人戦で!(わからないヒトはごめんなさい)こりゃ日曜の朝が楽しみだ。
    ノーヒッター自体に何もケチをつけることはありません。いつもエバっている堀内や江川が「いやあキンチョーしました」って興奮していて面白かったです。関川のファイン・プレイにも拍手!
    でも昨日の中継でいちばん興味深かったのは、イニングの合間に紹介される、選手のいろいろなエピソードです。中日・井端の話ー川崎出身の井端は幼い頃、当時の川崎球場(大洋ー現・ベイスターズの本拠地)に良く行き、たまたま中日・牛島投手から硬式のボールをもらったそうです。彼はそれ以来牛島選手のファンになり、もらったボールで一生懸命練習しました。ボールが擦り切れるとまた球場へ行き、牛島選手から何度もボールをもらい、練習し、進学し、中日の選手になりました。彼はそこで牛島選手と同僚になります。そしてそのことを話すと牛島選手は「あーあれはお前だったのかぁ」と。彼はいつもボールをもらいに来る、井端を覚えていたのです。
    いやぁ。僕はこの手の話しにヨワいーもうめろめろです。今の球場って選手と観客の接点が少ないですが、当時はまだあったんですねぇ。何をかくそうー僕も川崎球場には良く行きました。湘南電車(東海道線)にひとりで乗って。当時ベンチの上から中を覗けたんですよ。僕は「折れたバット」に執念を燃やし、試合が終わるとベンチの上から身を乗り出し「折れたバットくださーい」って叫んでいました。今考えれば、選手ってバットが折れるとイヤじゃないですか。そこに小僧が叫んでも不機嫌が倍化するだけーでも!くれたんですよ!それも王貞治大先生がっ!
    それは僕が「バット」として認識していた物体とは何億光年もかけ離れた代物でした。重く、美しく、松ヤニの匂いがぷーんと漂う、異次元の物体でした。−そしてそれがきっかけとなり僕はプロ野球選手に…ハナシはそううまくいくモノではありません。人並みには原っぱで野球やりましたけど、本格的にやるまではいきませんでした。
    でも昨日の井端のエピソードは良かったなあ。なんでも感動ドラマ仕立にしちゃうTVとはいえ。牛島氏!ドカベン・香川と浪商でバッテリー組んでいたのは忘れてあげます!アンタはええヒトや!

  • 2002年07月13日 08時15分14秒
    日米のオールスターを観て

    プロ野球日米のオールスター戦がありましたね。(日本はもう1試合ある)なんだかとても違って見えたので書くことにします。
    まず、日本ー完全に役者不足です。超一流ってわけでもない投手に1,2イニングを全力で投げられるとなかなか打てません。守備もどうってことはありません。スリリグなシーンなんてひとつもありませんでした。
    加えて主催者とTV局に、選手へのリスペクトが全くありません。試合中のベンチ裏に呼び出してつまんないインタビュー、解説の東尾が先輩風を吹かせるだけの、中身の全くないモノでした。だいたい今どきベンチでの座り方なんて気にするヤツなんていると思います?先輩に気後れしてーなんて。そういうカビの生えた話題しか提供できない解説者に高い金払うのはもう止めたほうがいいです。選手へのリスペクトもないですよね。つまらない受け答えを聞いて、その選手に憧れる子どもなんていません。選手はプレイを見せなきゃ。また殿堂入りしたOBを試合途中で表彰する企画がありましたが、選手はイヤイヤ並んでいたし、客だってゼッタイにトイレ・タイムでしょ。TVだってまともに紹介してませんでしたよ。ゲームの始めだと客がいないから、とか中継の中ごろにこれを置けば、CMを入れやすいとか、そういう発想に違いありません。もっとも「オレも殿堂入りしたい」と選手に思わせるほどの権威もありませんからね。その中で、表彰の時イヤイヤながらもきちんと帽子を取っていた選手と、取っていなかった選手がいました。先輩を敬うーって最近は廃れてきていますが、唯一プロ野球だけはそういう名残りがあって、それはそれで僕は好ましく思っています。でもジャイアンツの松井なんかは、プレイヤーとしては好きなんだけど、そういうのが希薄ですよねぇ。元木とタメ口だったり、カンチョーしたりー彼も確か帽子は被ったままでした。清原は脱いでいました。単純かもしれませんけど、僕は彼の方が人間的に好きですよ、トレーニング方法はダメですけど。
    殿堂なんかは、どこにあって、どうやって決まるのかーなんか僕はアメリカの知識の方が多いです。それほどフリークじゃなくても。その球場にきたヒトなんかよりも、もっと一般に見識を深めるためにも、表彰されたヒトの昔の活躍をビデオにまとめて紹介するとか、そういうの位は主催者もTV局もやってもらいたいですよね。
    アメリカは、TVと実際の観客を見事に分けちゃっていますよね。観に行ったヒトには、実際の試合を観てるんだからそれを堪能させる。TVを見ているヒト達にはパッケージされた「番組」を提供するーといった色分けが鮮明にされているような気がします。選手のコメントなどは事前にきちんと撮って編集しておく。過去のスーパースターやスーパープレイも随所に流せるよう準備しておくーこういう手間をきちんとかけているのを感じます。
    今年は佐々木を始め、両リーグともクローザーの不調が目立ちました。ゲームの流れに乗って、メンタルもしっかり準備しないと、いつなんどきガツン!といかれるのかわからないーという世界なんでしょうかねー深読みかなあ。ともあれプレイの質は段違いです、やっぱり。
    面白かったのは延長をやり、引き分けになっちゃったこと。僕なんかは9回で終わりかなーって思っていました。打ち切りも仕方ないよねーって。そうしたら観客の大ブーイング!「野球には引き分けがない」って発想は、サッカーの不人気とともに理解はしていたつもりだったんですが、オールスターにまでそれを要求するのか!?とびっくりしました。だって投手いないんですからーもっとも観客はそれを知らなかったんだとは思いますが。でも翌日のメディアはその事情を知っていても袋叩きですからね。もとはといえば両監督が、選手を全員出してあげたいーと配慮した結果なのですが。
    まあ、お国柄といってしまえばそれまでなんですが、アメリカは見るほうも選手も「リスペクト」が感じられました。やはりプロの選手を目の当たりにして「おおーっ、すげえなあ」と感嘆するのがスポーツというモノでしょう。そして偉大な記録を残した選手には、選手からも尊敬の念が沸き起こるのがフツウでしょう。残念ながら日本にはまだまだそういう文化がないような気がしました。

  • 2002年07月06日 17時32分27秒
    中田の番組

    昨日、中田選手の番組をやっていました。
    あらためて思うのは、きちんと企画をして、お金も使って、しかるべきスジを通せば、あんな映像やインタビューが取れるーってことです。試合前のミーティングやロッカーにカメラがいるなんて、僕には信じられない。やはり彼らはプロなんだなあ、と実感させられました。そして、あの空港で追っかけたり、バス乗り場で待ち構えたりする「報道陣」ってなに?とも思います。その日の新聞やニュースのアナを埋めるためだけのモノでしかない。それに一喜一憂する我々ーちょっとレベル低いです。あんな状況でマトモな答えを期待する方が無理でしょ。
    さてー中田選手は僕が前に書いたコトを、ほぼ踏襲して語っていました。ひとことで言っちゃえば、サッカーはやはり「前を見る」ことが大切だって、ね。そのための個人技である、と。その集積がシステムなのですね。
    まあ、いつも僕が力説しているノウガキを彼が証明してくれたかたちになり溜飲を下げましたが、ひとつ疑問に思ったことがあります。それは彼のマスコミへの対応です。あんなに横柄だったのがこの豹変振りはなんなのでしょう。取材側が、答えるべき質問を的確にしているからか?(取材陣の質の向上)彼が変わったからか?(中田の意識の変革)よくわかりません。
    ただ、お金がからんでいるーとだけは思いたくはないんだけどなあ。

  • 2002年06月30日 18時20分05秒
    神奈川県ー県総体決勝リーグ最終日

    決勝リーグが終わり1週間たってしまいました。男子は1位ー横浜商大 2位ー湘南工大 女子は1位ー富岡 2位ー相女大 という結果になっています。男子は商大が島中君がケガから復帰して湘南工大を追い落とした恰好。女子は素質のある選手をそろえた相女大が、悲願のインターハイ初出場ー(かな?)でした。
    なぜコレを書くのが遅れたのかーというと、男子の秦野の問題をどう語ればよいかを決めかねていたからです。
    秦野は桐光にリーグ緒戦で勝ち、湘南工大に大差で破れ、最終日を迎えました。湘南工大は秦野、桐光に勝ち、最終試合を前にー①秦野が22点差以上で商大に勝つとインターハイ②それ以下の点差で勝ってもダメだが、優勝は湘南工大=ウインターカップ③商大が勝てば文句なく優勝=ウインターカップ という状況でした。インターハイは2校行けるのですが、今年は優勝=ウインターカップということがあって優勝することが例年より重要だったのです。
    さて、秦野は3Qあたりからリードを奪いましたが、22点差にはなりません。そのまま4Qに入ると商大が追い上げ、残り2分ほどで3〜5点秦野のリードでした。(このあたり間違っていたらすみません)そこで秦野ベンチは中心選手の2年生2人を、3年生に交代させたのです。結果的にはプレッシャーをかける商大に対し、秦野はリードを守りきれず商大の勝利ーとなりました。
    秦野は3年生が頑張ってここまできたチームです。確かに2年生の力は大きいですが、シュートまでの「作り」は彼らのおかげでした。最後の瞬間を3年生で戦わせてあげたいーというベンチの気持ちは痛い程よくわかりました。これで負けてもともとーと皆納得していたようにも感じました。
    ただしーこれはスポーツです。予選やリーグ戦の取り決めも「なんとか勝とう」という全チームの姿勢をもとに作られたものです。そして湘南工大は必死に秦野を応援していましたーウインターカップに出たいのでーほんとうにいろいろチームの思惑があり、お前なんかに何がわかるーと言われればそれまでですが、僕はやはりスポーツをやる以上はとことん勝利を目指すべきだと思いました。負けてチームの和が生まれるーというチーム作りってちょっと違うと思う。
    W杯を引き合いに出していいものかどうかわかりませんが、観ている限りどのチームにも「引き分けでいい」という意識はなかったように思います。秦野も、あれははっきり「負けた」んだーという認識を持って今後に生かしてもらいたいと思います。負けて「よくやった」というのは本当に日本だけです。
    でも偉そうに書きましたが、最後は本当にチームの問題であって、ましてや高校生の部活動に「こうすべきだ」とは断言できないーということは自分でも重々わかっていることだけは書き留めておこうと思います。秦野はシーズン当初から注目し、好きなチームでした。(最後のほうの踊りはちょっとねーと思いますが)来年度も頑張って欲しいと思っています。

  • 2002年06月24日 21時11分32秒
    「システム」の中の「個」

    W杯も準決勝・決勝を残すのみとなり、あっさり熱も冷めました。韓国が素晴らしいことを成し遂げていくのを、純粋に称えているヒトはあんまりいないんじゃないですか?いくらキレイごとを言ったところで、すんなりと熱狂の対象をシフトしちゃうほど、我々はそんなに厚顔ではないと思いますよ。少なくとも僕はね。
    ここ数日は日本代表の「総括」に忙しいマスコミです。選手のインタビューやプレイを検証する企画が多いです。その中で僕が関心をもったのは中田英です。この発言はもう数日前の話ですがー彼は木で鼻をくくったような答えをするときもあれば、結構核心を突く発言をすることも多いので、敗戦後はどういうコメントをするか楽しみでした。だってフランス大会を決めた、あのジョホールバルの勝利の直後にさえー他の選手が大気圏くらいまで舞い上がっているなかでー「せっかく盛り上げてくれたんだからこれからはJリーグも盛り上げてください」みたいなことを言ったんです。僕はすっかり感心しました。
    今回、彼はシステムについてこういうふうに言及しています。
    ○我々はよくがんばった。システムを身につけ、チームもまとまった。
    ○でもこれからは「個」が頑張らなけりゃいけない。「個」を強く出していかなければダメ。
    要約するとこんな感じだったと思います。僕は、うんうんいいコト言うじゃないーと頷くいっぽうで、「あっ、こりゃ誤解されるな」とも思いました。
    日本のマスコミは権威が好きなくせに、それに造反する選手をあたかも自由の象徴のように扱います。それを面白おかしく取り上げて「確執」とか騒ぎ立てるんです。中田が言ったことは、ゼッタイにこう取られたでしょう。
    ○監督の言うことをハイハイ聞いてちゃ勝てないんだよ。
    これは違いますよ。彼が言いたかったのは、システムの中の個人のレベルを上げなければいけないーということです。個の力がもし1のレベルだったら、それが11人集まって、1+1+1…=11ですよね。そこでシステムをきっちり習得してチームとしてのレベルを上げたとします。相乗効果で掛け算ができるチームになったとします。でも1のレベルの選手ではいくら掛け算ができたとしても、1×11では、やはり11にしかなりませんよね。彼が言ったことはその個のレベルを2とか3に引き上げる努力をしなくちゃならないーということです。そうすればシステムは22とか33の力を発揮するのです。
    この大会で日本選手がドリブルでディフェンスを抜いてーつまり前を向いてプレイしたのを見たことがありますか?スルーパスを受けてーとかじゃないですよ。あのロナウジーニョみたいなプレイです。あれを「身体能力の差」なんて言っているうちはダメです。システムの虜になってしまえば、次回は予選を通りませんよ。
    そして中田はまた同じことを言いました。Jリーグが盛り上がれば、選手はホンモノのホーム&アウェイのゲームの差も体験できるーみなさんJリーグをもっと観てくださいーと。

  • 2002年06月20日 20時56分55秒
    県総体最終日

    県総体もこの週末を残すのみとなりました。今年はウインターカップの切符もかかっています。最終日、小田原アリーナのTV中継が楽しみです。
    TVのカードは、男子が商大ー秦野、女子が富岡ー相女大 ですね。男子は湘南工大が負けてしまって波乱含みです。インターハイへの2チームはどこか?ウインターカップ出場は?
    楽しみですね。

  • 2002年06月17日 23時47分40秒
    ゲタを履かせてもらっていますけど…

    はっきりいって僕は自分がいろいろなスポーツに詳しいーと自負してきました。そのスポーツの歴史からはじまって、技術や代表チームのレベルなどについても結構自信がありました。前に書いたと思いますが、僕は「三菱ダイアモンド・サッカー」からのファンで、金子ー岡野コンビの解説(彼らはサッカーとは言わず、フットボールと言っていました)から始まって、西ドイツやメキシコなどのW杯の衛星中継を眠い目をこすりながら一生懸命観ていたクチです。だからにわかファンのきいたようなゴタクには100倍ほどの反撃を加えることができる自信があります。
    でも今回ワールド・カップを日本で目の当たりにして「サッカー」についての認識が変わりました。
    ①ホームの利ーって本当にある。
    ②本当に日本の気候が味方になる。
    以上です。
    ①はもちろん認識はしていました。でも日本って野球でもJリーグでも、あれほどの圧倒的な声援って今までなかったじゃないですか?確かにマナーは悪いけれど、あのパワーはさすがに地元が有利になりますね。相手は自分達のペースで試合ができなくなります。バスケットボールだったら何十点も入るんですからそのプレッシャーも分散されますが、サッカーは1点取れば勝てるんですから。アウェイのチームはやはり守備的にならざるを得ないでしょうね。
    ②僕は最初これを冗談だと思っていました。おいおいー勝負にならないから気候でも持ち出すしかないのかよーって。でも予選リーグで強いと言われていたチームがひどくスピードが落ちたり動きが悪くなったりしたのを見て、認識を新たにしました。でも今日あたりのブラジルとかベルギーを観ているとさすがにもう3週間近く滞在しているだけあって動けてきましたが。
    そして以上の2点が、日本や韓国が履かせてもらった「ゲタ」であることにも気づきました。そしてもう1点。僕が「冗談でしょ」と思っていた有利な点(すなわちゲタ)だけで肩を並べられるほど、世界のレベルは低かったのです。もちろん日本が高くなったーとも言えますけど、昔夜中に「うぉーっ」とTVの前でのけぞったようなプレイをしていた世界の一流選手たちが、ゲタを履いているとはいえ日本の選手と同じ土俵でイイ勝負をしていることに、ちょっとがっかりもしました。ヤツらはもっともっとスゴイんだーと思っていたのです。
    個人技が封じられ、システムや戦術やコンディショニングが幅を利かすーどのスポーツも究極まで突き詰めればそんなところに落ち着いてしまう…「グローバル・スタンダード」というちょっと場違いなコトバを思い出してしまいました。
    でも明日はその履かせてもらった「ゲタ」で目一杯がんばってもらいたいものです。

  • 2002年06月14日 23時12分53秒
    トルシエ監督に質問

    わけのわからんアナウンサーや解説者、久米宏にかわって僕がインタビューしたいと思います。

    ①ベルギー戦で破綻したフラット3の概念を変えたのはあなたですか?(指示したのですか?)それとも選手が勝手にやっていたのですか?②「日本開催の利」声援・審判・気候ーについて、これほど有利だったと予測していましたか?
    ③稲本・中田を交代させたのは「スターはいらない」というあなたの持論を証明するためだけの意図だったのですか?つまり「誰が出ても同じ」ということを印象付けたかったのでは?
    ④あなたをあれほど酷評した日本のメディアをどう思いますか?彼らに対する意地も多少ありましたか?
    ⑤はっきり言って「今回はなにもかもラッキーだった」と思っていますか?

    質問は以上です。ただのエキセントリックなフランス気質丸出しのヤツだとばかり思っていたあなたがますますわからなくなってきました。すみません、もうひとつー
    ⑥国民栄誉賞をもらえるとしたらどうしますか?

  • 2002年06月11日 11時00分21秒
    ちょっとイイお話し

    女子関東大会で素晴らしいチームを発見しました!埼玉県の県立児玉高校です。
    試合の方は1回戦で市立船橋(2位)に負けてしまったのですが、その後2日間会場の後片付けを、それはそれは一生懸命手伝ってくれたそうなのです。最近は県大会の最終日など手伝ってくれるチームが増えてきたようですが、児玉高校の「お手伝い」の姿勢の素晴らしさには役員の人たちも舌を巻き、感動していました。
    今回の大会は開会式の後の会場設営も、県内チームが手伝ってくれて非常に助かったそうです。とてもいいことだと思いませんか?
    それにひきかえ男子は…いまひとつそういうムードにはなっていないのが残念です。もちろん手伝ってくれるチームもありますが。
    選手は試合だけ頑張ればいい、という意見もあるかとは思います。そのための補助役員の生徒もいるんですから。でも、自分達の試合を運営してもらっている人たちへの感謝は忘れてはならないと思います。
    ちょっと道徳的に過ぎるーと思われるかもしれませんが、そういう部分をきちんと指導されているチームを応援したいと思うのが人情じゃありませんか?

  • 2002年06月11日 10時42分25秒
    神奈川ー県総体も終盤

    W杯もいいのですが、神奈川のバスケットボールも書かなくてはいけません。
    15日ーブロック決勝、16,22,23日ー決勝リーグという日程になっています。23日の試合はTVKで放送されます。さてーそこに出てくるチームは?
    <男子>
    湘南工大ー緑ヶ丘 桐光ー霧が丘 秦野ー法政二 横浜商大ー秦野南が丘
    シード校(前に書かれている)有利ーとはいえ、勝ち上がってきたチームと、関東大会に出場してきたものの、これが県内緒戦となるチームが対戦するブロック決勝は、番狂わせの多いところでもあります。秦野ー法政二が一番おもしろそうですね。緑ヶ丘、霧が丘とノーシードの新しい顔ぶれがベスト8に入ってきました。観戦に行く方々には、こういうチームをぜひ応援してもらいたいです。
    <女子>
    富岡ー旭 生田ー東金沢 相女大ー海老名 横浜清風ー荏田
    富岡はコンディションが悪く、関東大会では東京成徳に負けてしまいました。強い時はそういう場合でもなんとか勝っていたのですがー
    海老名、荏田に期待です。特に海老名は県総体に強く、台風の眼になる可能性充分。相女大も関東大会でいいゲームをして本来の能力を発揮し始めてきました。荏田は清風にリベンジです。
    決勝リーグがある、ということも手伝って、2位争いが、男女とも本当に熾烈です。ウインターカップもメジャーになってきましたが、やはり高校生のバスケットはインターハイがメインです。蒸し暑い季節となりますが、頑張って欲しいと思います。

  • 2002年06月10日 09時38分31秒
    女子関東大会

    W杯で浮かれていましたけど、神奈川県の高校バスケットボールのスケジュールも佳境を迎えています。忘れちゃいかんな〜
    インターハイ予選のほうは男女ベスト8が出揃いました。関東大会予選のベスト4に挑戦する顔ぶれもずいぶんと変わってきましたよ。最終日はTVKで中継(録画)もあるので Check it out !
    さて女子関東大会が横須賀市・逗子市で行なわれました。結果は、Aブロック・富岡、相女大が2回戦負け、生田は1回戦負けーBブロック・海老名が2回戦負け、横浜清風、東金沢、荏田が1回戦負けーと良い結果は残せませんでした。最終日は神奈川勢がいない寂しい大会となりました。
    特に富岡は全国でも優勝を狙えそうだという前評判だったのですが、予選から感じていたようにコンディションがいまひとつのような気がします。それだけでなく、全体的に元気もない感じです。インターハイに向けて巻き直しをはかるにはいいのかもしれませんが、今の状況をどかーんとはね返す力があるのかどうか、心配になってきました。
    一方、相女大は同じ2回戦負けとはいえ、1対1の能力の高さを生かし、いいゲームをしました。激しいディフェンスへの対応が課題ですが、良い経験になったのではないでしょうか。
    インターハイ予選についてはまた改めてー選手・役員の皆さん、ご苦労様でした。

  • 2002年06月09日 22時59分27秒
    ジャパニーズ・カテナチオは…

    日本ーロシア
    1:0で勝ちました。1点も取れずに敗退を予想していた身でエラそうなコトは言えませんが、勝つにはこれ!という試合をしましたね。
    今日の日本は「フラット3」の影が薄かった。森岡がいなかったせいもあるでしょう。機能していなかったーというよりも僕は意識せずにそれを行なえたのだ、と思います。ナントカのひとつおぼえではなく、状況によっていろいろなコトを選択できるーその選択をチームが同じ意図で同時にできるー洗練されてきた、ともいえます。
    でも実際はイタリアのカテナチオが高級な超合金でできた錠前であるのに対し(今大会はちょっと錆びてる)日本のそれは鋳型で作ったうえに、仕上げの処理もしていないような不細工な「カギ」ではないかと思います。見かけは悪いが機能はちゃんとしているのだけど、時々調子が悪くなったり、開けようとすると指を切ったり、なんにもしなくても自然に開いちゃったり。
    具体的には身体を張るのはいいんですが、荒すぎるしファウルも多すぎる。前にも書きましたがスライディング・タックルが下手。イエローももっとあったような気がします。でもこれでいいんじゃないかとも思います。システムより気迫、集中力で守るー「もういいや、こんなカギ開かなくてもいいじゃん」と相手がイヤになるような、そんなドン臭いカギで上等!観ている方は心臓に悪いですけどね。
    さてーこうなると決勝トーナメントにいける!という安直な「世論」が今日のドン臭さを忘れさせないかだけが心配。イイ気になってるとやられるよ!それから柳沢!そのうちシュミレーション取られるぞ!いい加減にしとけ!
    やはり自信は何よりのアドバイスです。稲本は化けました。そしてバタバタ倒れる柳沢をずーっと使い続けるトルシエは彼のどちらの選手としてとらえているのでしょうか?
    ①調子が悪いから、とベンチに下げるとますます自信をなくす。
    ②不調の時はベンチに下げ、自信を取り戻す機会を与える。
    ともかく次を勝てないと意味がない。今日でよーくわかりました。中田・小野はカッコいいことやってて良し!彼らとはギャップの激しいその他で日本は勝つ!
    それにしてもフジテレビー意味のないカットの連続、スローの多用ー歴史的な瞬間に審判を追ったり、グラウンドを捉えていなかったセンスのなさ。スポーツは「月・9」じゃないんです。ちゃんと見せなさい、イナカ臭い。

  • 2002年06月04日 22時24分52秒
    「システム」の功罪

    日本ーベルギー
    2対2の引き分けでした。結果的には良しとせねばならないんですけど、内容ははっきり勝っていた試合でしたね。
    トルシエは能力の低い日本に良い「システム」を植え付けました。いわゆるフラット3を基本にした、ライン・ディフェンス。規律を重視し、スターを作らないーそのシステムは日本人に合っていたと思うし、今日の結果につながったのだと思います。良くやりました。
    でも今日の失点は、その「システム」の破綻の結果でした。難しいタイミング(リスタート後のこぼれ球)でラインを上げてオフサイドを取るのはやはり不可能でした。あれはやはり力で踏ん張って欲しい。点の取られ方があっけなさすぎ、はっきり言ってシラケます。ぐっちゃぐっちゃにされて押し込まれた方が納得がいきます。
    それにひきかえ、韓国の勝利の要因は最低限のシステムの中での個人の「踏ん張り」を生かしたことにあると思います。韓国の選手って泥臭く、力強いですよね。最後の最後はそういう部分だと思うんです。ヒディングはそういうところを良く生かしていると思います。
    両者ともさすがに開催国ーよくトレーニングされた、いいチームを作りました。でも「国民性」をより生かせたのは韓国のようだったーと思います。それともわが日本人は、サッカーに必要なファクターをなんら持たない国民だったのでしょうか。フーリガン、フーリガンと騒いでいる中で狼藉をはたらくのは案の定日本の若者です。そういうところ、何か引っかかります。
    でも両国とも好スタート!良かったです!

  • 2002年06月02日 19時28分26秒
    イングランドースウェーデン

    だんだん馴染んできました。ワールド・カップをやっているーという状況に。埼玉のスタジアムが外国っぽいからかも知れません。ナイジェリアとアルゼンチンで目が慣れたのかも知れない。
    いままだ前半ですがイングランドのペースです。1−0。ヘッドで1点取ったんですが、いやいやーキャンベルって選手のゴールを背後から撮ったスローをやったんですが「ここでボールに当たる」って空中の1点に体をひねってジャンプし、頭をぐいっと突き出してジャストミートさせました。こりゃすごい映像でした!アナウンサーなどは「タイミングぴったり」なんて偶然のような言い草だったのですが(僕もそう思ってました)なんのなんの、ちゃーんとワザ使ってました。
    バティのヘッドも凄かったけど今日のスペシャルはこれ!
    ベッカムも前回の体たらくがあったので(人気もあるしーあまのじゃく!)いまいち好きになれませんでしたが、なんですか、あのキックは??彼はボールを蹴っていません!「ボールの芯」を蹴ってます!右サイドから中へ入れるボールのすんごいこと!
    いやいやー「100年早い」ってコトバを我が同胞のチームに送りましょう。キミたち良くやってるよ!負けても仕方ないよ!
    あーあ、もうこんなこと言ってます…

  • 2002年06月01日 21時24分17秒
    ドイツーサウジアラビア

    やばーい。
    プレイ・オフでやっとこさ出場を果たしたドイツ。最近はブンデス・リーガふうのプレイも流行ってないし、どことなく影の薄かったドイツ。
    対するサウジ。日本のライバル。いつもFWの速さにたじたじとなっていた日本。決してサウジは弱くない。
    それがどーだ。ドイツ怒涛の前半4得点!いやあヨーロッパ勢、強いです。サウジのFW勢、なーんにもできません。日本どうなる?
    フィジカルが違うーって言い訳は通用しません。それ承知でやってるんでしょ。
    それにしても日本人、ドイツ応援してる場合じゃないでしょ。サウジがコケ負けしたらアジアの代表枠、必ず減らされますよ。アジア勢を応援せにゃあ!−とは言っても往年のミュラー、フェラー、そしてそしてベッケンバウアーで育ったサッカー中年にはムリか。

  • 2002年06月01日 19時45分13秒
    ワールド・カップ!

    はじまっちゃいましたーって書き方もヘンなのですが、実感はまさにこれ。ホントに各国から選手やサポーターが来るんだろうかーって直前まで思ってましたもん。本当に始まっちゃいました。これにはバブルの頃からのJリーグや企業の思惑があって、今ではそれも訳のわからぬ方向に向いてきてはいるとは思いますが、はじまっちゃったカラにはもうこっちのモンです!−楽しみましょう。
    アイルランド対カメルーン
    試合展開や得点経緯などは他のメディアや実際に観た方におまかせするとして、僕としては2つほど感じるところがありました。
    その1−スライディング・タックルについて。
    前に「外国選手は足が長い」って書きましたけど彼らのスライディング・タックルってすごいです。ボールに触れたあと足が絡まってファウルをとられることも多々ありますが、確実にボールまで足が届いています。芝の上を滑っていく距離まで計算づくでやります。これってやはり芝と土のグラウンドの差なんでしょうか。やったことがあるヒトはわかると思いますが、土の上でサッカーをマジメにやると、必ずどこかにスリ傷ができます。ラインの上などで滑るとさあ大変、石灰が発熱してヤケドします。また、日本の指導者の「スライディングしてボールを取るなど卑怯なマネするんじゃない」的な指導の賜物か、日本選手はすごーくヘタクソですー足もホントに短いし。
    まあ、単純には言えませんが、これって日本の滑らないDFと比べると約3〜4倍も守備範囲が広いってことです。これはマジメに誰か日本選手に訊いて欲しいですねえ。そのへんのところ。「球ギワに強い」とか「リーチ(足の)がある」って解説者諸氏は簡単に仰りますけれど。
    その2−日本人レフェリー!
    この試合での最大の感激は日本人の上川さん(?たぶん)ですよ。僕はこの方は知りませんでしたが、スゴイことじゃないですか?彼が日本人で初めてーって訳でもないんですが(高田さんーという方が確かいらっしゃったと思います)。でも国内開幕戦のレフェリーですからね!評価が低くては抜擢もありえません。
    日本の審判事情はバスケットボールもそうですが大変プアーです。Jリーグも聞いたところによれば数万円しかもらえないそうですね。でもこの数万円も僕にとっては「わーお!」ですね。バスケットの審判なんか数千円、高校生の試合なんか1日2回吹いても500円ですからね。
    そういった中で、彼も本業の傍らレフェリーとしてのキャリアを積んでいったに違いありません。選手と違って国際大会にホイホイ行けるわけはありませんし、職場での理解を得るのも大変だったと思います。そうやってこの舞台に立った彼に拍手!いつもJリーガーに文句言われているとは思いますが、これからは大イバリでそんな小僧どもにイエロー突きつけて下さいね!「俺ぁ、W杯吹いたんだぞ!」ってね。あなたのほうが数段えらいっ!
    試合終了後、両チームの選手から握手を求められたあと、ふーっと一息ついた彼にはまだ笑顔は戻ってきてはいませんでした。なんか、カッコ良かったですよ!

  • 2002年05月25日 21時13分50秒
    日本ースウェーデン

    いよいよW杯まで6日です。
    今日は最後の試合、日本ースウェーデンです。
    いきなり小野ー右サイドという意味不明のラインアップ。こりゃまた新聞でめちゃくちゃ叩かれるんだろうな。トルシエってホントに意固地です。叩かれれば叩かれるほど「奇策」を弄するー日本を勝たせたいのであれば、彼を持ち上げてヨイショしてイイ気にさせるしかないのにね。
    さて、試合は小野を除けばごくごくまっとうな試合でした。お互いに激しい「削りあい」も当然ないし、TV用のあんまり意味のない試合ですもんね。これで一喜一憂されても困ります。
    しかしいつも感じるのは日本選手の「当たり弱さ」です。抜けないし、抜かれるし。そりゃ代表選手同士ですから面と向かって1対1で突破するのは難しいですがーアレックス、カン違いするなよーバスケットボールでいうミート(ボールもらい)の時のスピードが攻守ともに遅い。身体能力に加えて次のプレイを予測するのが遅いです。
    「予測」というとなんだか超能力のような受け取り方をされるかもしれませんが、実は数プレイ前から自分にかかわる局面を「予測」するには結局1対1の能力がモノをいうのです。ボールを見てドリブルしちゃダメーみたいな初歩的なことなんです。そういうことを相手がいても平気でできることが大切です。
    中田なんかことさら上体をまっすぐ立ててプレイしますが、あれは前が見えるように意識的にやっているのだと思います。彼が唯一対抗できる選手かな。
    あとはやっぱり「足が短い」なあーこれは悲しくなりますよね。競り合いもそうだけど、ひょいっとアウトサイドで浮かせるパスなんか、できないものなあ。
    日本には「ひっぱる」「ためる」と解説者が言うようなプレイができません。どうしてもピンポイントのプレイになりがちです。それにしても鈴木!オフサイドになってもシュート打てよ!笛なんか聞こえないよ!って。ゴルフの格言を彼にプレゼントします。「Never up, Never in」(カップに届かないパットは決して入らない)気合だよ、き・あ・い!

  • 2002年05月18日 18時36分54秒
    ワールド・カップ代表決定!

    日本代表が発表されました。
    相変わらずの大反響ー賛否両論。
    トルシエって人はなんだかなあー話題づくりの名人ですね。これ、意識してやっているのならすごいパフォーマンスです。監督が岡田さんあたりならぜーんぜん盛り上がらなかったろうなあ。でも、まったく意識的じゃないようなんで、これも困りモノなんですけどね。
    さて、23人ー秋田、中山が入り、中村、名波が外れたことが大きな話題になっています。それについてー
    秋田ーいいんじゃない、とは思います。彼のフィジカル・フィットネスの強さをもってすれば。ただ、呼ぶのが遅すぎます。聞けば99年以来代表のゲームに出ていないらしいじゃないですか。フランス大会の時は個人的なガンバリ・ディフェンスで、その典型的な選手が果たして評価が喧しい、フラット3の一員足りえるのでしょうか?そこんとこだけが疑問。
    中山ー彼を待望する意見は多かったですよね。でも僕に言わせれば「誰でも同じ」。触ればゴール、という状況を作らない限り、日本のFWのいわゆる「個人技」じゃ点は取れないと思います。ムード・メーカーとしての存在として○。でも彼も呼ぶのが遅すぎました。
    ヨーロッパにはこのメンバーで行くべきでした。だって練習ゲームとは言っても「スタメン」でゲームしたことありますか?そもそも「スタメン」は誰?監督はシュミレーションできるかも知れません。トルシエはその能力に長けているのかもーでも選手はけっしてそうではない。戸惑うと思いますよ。
    名波ー彼は好きなのですが、いかんせん故障上がりでは怖くて使えません。ロナウドだったら別ですけどー仕方ない。
    中村ーなぜ日本人は中村が好きなのでしょう?ひょろひょろとしているがFKやパスに輝くものを見せるーそんな牛若丸的なところがみんな好きなんでしょう。でも僕は相撲のところでも書いたけど「小兵」はキライです。最近彼も逞しい体になってきて、身長も決して低くないけど、やはりいかんせんカラダで負けてます。
    「小兵」は正攻法のライバルに圧倒的な差をつけない限り負けます。サントスの速さ(とはいっても日本の中で)小野の輝き・中田のフィジカル・福西、戸田、明神の守備…中村のアドバンテージはFKだけです、はっきり言って。パスを通すことにかけては中田と小野で事足ります。
    別に彼をキライなわけじゃありません。横浜の人たちはみんな彼のファンです。地元出身だしね。でもヒステリックにトルシエを問いただすのはナンセンスです。彼が監督なんだから。
    あと新聞を見ていると「トルシエは名波と中村が嫌いー」というような記事がありました。ではトルシエは中田が好きなのか?川口は?キライだって愛してたってイイ選手は使う。当たり前です。また、おなじような選手がいて1人は好きで1人はキライだったら絶対に好きな選手を使うはずです。それってフツウじゃないですか?そもそも何故嫌われるのか?(もしトルシエが「本当に」彼らのことをキライだとしても)彼らが嫌われる「何か」を持っていたんじゃないでしょうか?
    ここらへんは野村カントクを嫌い、星野カントクを慕う阪神の選手たちによーく似ています。好き・嫌いで使われるのなら好かれるような選手になればいいし、納得できなかったら諂わなければいいしーもちろん使われないことを承知の上でー
    選ばれなかった選手たちはプロなので、納得しているのではないでしょうか。願わくはこういうタッチで、トルシエの采配にまでイチャモンをつけて欲しくはないです。彼の人間性を云々して本末転倒な発言や報道をして欲しくない。僕たちは日本を応援しているんじゃないですか?バレーボールが金メダル取ったときに松平さんの采配に誰か文句つけましたか?(古いですね)
    僕はホントに応援したい!文句言ってる人たちも応援しますよね。だったらもう少しチーム全体をリスペクトすべきです。プレイ・ステーションの自分で作ったサッカーゲームじゃないんだから。

  • 2002年05月07日 22時32分41秒
    たまには「プロジェクトX」

    いやあー泣かせるぜ!プロジェクトX…
    今日はホンダのマン島レースの話だったのです。
    僕はクルマが大好きでした。今は何だか醒めてしまったけど。もちろん当時は「カー・グラ」つまり「カー・グラフィック」という月刊誌を毎月買っては貯めこんでいたんです。カー・グラは1冊2㎏くらいあったんじゃないでしょうか。「エンスー」なるコトバもこの雑誌から生まれたんです。
    僕は今は外国車に乗ってますが、国産ではホンダが大好き。ホンダ車には4台乗りました。どこもやっていない新技術を取り入れるのが大好きで、そりゃ効率悪いだろ?って技術もムリを承知で取り入れちゃうんです。そして、モーター・スポーツが大好きなメーカーでした。(でしたーっていうのもヘンですが)

    プロジェクトXではホンダの創世期のマン島レースへのチャレンジを取り上げていました。「ドリーム号」じゃやっぱりドラマになりにくかった?川島さん、久米さんっていう、故・本田宗一郎氏のあと社長になった人たちが開発したんだなあーはじめて知る事実のおもしろさ!「痛快!」とでもいえる行動力!
    そしてそれがマン島での1〜5位独占につながるのです。ライダーもすべて日本人ですよ。外国のコンストラクターやドライバーなんか使わないのですよ!

    最後に当時レースで使ったバイクをスタジオで始動させるんですが、久米さんが「もういっかいイジリたいなあー」と。「右が(たぶんバルブ)ちょっとおかしいからー」云々と。
    いやあ、70のジイさんがですよー元・ホンダの社長ですよ!
    はっきりいって僕はちょこっと涙が出ました。やはり日本人ってすごかったんだなあーって。そういう技術に裏打ちされた自信と献身的な努力ーモータースポーツだけでなく、すべてのスポーツで花開いて欲しいものです。
    奇しくも今日は、「日本ーレアル戦」です。先輩達の築いてきた日本の在りようとは、すこーしアプローチが違うような気もするのですが。もう少し日本人的なアプローチをしてきてくれたなら、僕はもっとサッカーを応援できたような気がします。
    しかしー歴史的な日には違いないと思います。それがたとえTV主導の「営業」だったとしても。古くからのサッカー・ファンは絶対にそういう感慨を持っているに違いありません。「あの、レアルと!?」

    「人生意気に感ず」
    選手はクールに振舞うのも結構ですけど、こういう気持ちも忘れずプレイしてもらいたい。
    番組がおわったあとで僕の思いはサッカーへと繋がっていきました。

  • 2002年05月05日 22時55分48秒
    神奈川県関東大会県予選

    最終日の結果です。
    <男子>
    1位 湘南工大 2位 桐光 3位 秦野 4位 横浜商大 5位 秦野南が丘
    <女子>
    1位 富岡 2位 生田 3位 相女大 4位 清風 5位 海老名・荏田 7位 東金沢

    男子はやはり湘南工大が強かった!他の4チームは外角中心ですが、テックはセンターを中心にディフェンスリバウンドからの早攻めが持ち味です。外角も決してない訳ではないのですが、他のチームが外で回して打つのに対し、1回センターに入れてから打たせるーというオフェンスをします。
    ベスト4の他のチームでは外角中心で行けば秦野がやはり能力が高いです。横浜商大は中心の島中君が故障している中、健闘しました。彼が戻ってくることができればさらに良くなるのではないでしょうか。
    女子は富岡が悪い状態ながらも圧勝しました。しかし全国を狙う立場からすると物足りない部分があります。清風、東金沢はうれしい結果となりました。特に東金沢は富岡と統合される中、独自の立場でよく頑張りました。統合される両校が関東大会出場なんて素晴らしいと思いませんか?
    しかし、富岡をのぞくと男女とも関東、全国では苦しいレベルにあります。湘南工大も外に出れば同じようなバスケットながら、個々のレベルに劣る点があります。チームオフェンス、ディフェンスももちろん大切なのですが、やはり最後には個々の能力や技術に集約されてしまうのです。毎日の地道な練習が大切ーという結論になってしまいますねー
    ーというわけで、また11日からインターハイ予選の地区大会が始まります。3年生最後の試合です。悔いのないよう頑張って欲しいものです。

  • 2002年05月04日 20時19分22秒
    神奈川県関東大会県予選

    今日の結果ー
    ベスト4のみースコアは…すみません〜

    <男子>
    湘南工大○ー×秦野 桐光○ー×横浜商大
    <女子>
    富岡○ー×相女大 生田○ー×清風

    男子の秦野は湘南工大に大差で負けてしまいました。昨日も書きましたが、これはセンターの差だと思います。センターの能力が違うーというのではなく、センターの使い方の差ーということです。
    湘南工大を除くと、どのチームも外角のシュートを主体としたチームです。特に秦野はー外角は派手でカッコいいのですが、40分間入れ続けられる選手はいません。まして新人大会の時と違ってどのチームもディフェンスが良くなり、スカウティングもできています。どんなに能力があっても、シュートには波がありますから、リードしていてもすぐに追いつかれてしまうのです。
    そこでどかん!とセンターのいる湘南工大が勝つというわけです。どんな優秀なシューターがいても、インサイドに1回はボールを入れておくのと、そのまま打ってしまうのでは40分の戦いの中では大きな差になってしまうのです。もちろんリバウンドの差にもつながるのです。

    女子は富岡が強化の過程で、状態が良くありません。全国制覇したときには、そんな状態でも苦しむことはありませんでした。今日は相女大に苦戦していました。これを乗り切って関東、インターハイと調子をあげていってもらいたいと思います。
    生田は地味なのですが、なかなか器用なチームです。プレイが器用ーというよりも対戦チームに対する対応面ですごく器用なのです。相手がどんなディフェンスで来ても、うまく対応していきます。

    さて明日は決勝&代表決定戦です。これまた楽しみ。それとGW中にもかかわらず毎日働いている役員や審判の方々にも感謝を忘れずに!

     

  • 2002年05月03日 20時14分08秒
    サッカー 日本対ホンジュラス

    この試合はTVで観ることが出来ませんでした。クルマの中でラジオを聞いていました。ですから、あまりエラそうなことは書けません。
    ただーラジオの解説の岡田さんがいいコメントを聞かせてくれました。

    その1−3点「も」とられちゃいましたね、というアナウンサーの問いに、「相手のいるゲームなんだからいつも零封できるとは限らない。それよりも追いついて負けなかったことを評価すべき」という内容のコメントをしていました。そうです!点を取られる=フラット3はどうなんだ?的な発想が多すぎます。球技大会じゃないんだから、相手はそれなりのチームなんだから点は取られますよーもちろん。サッカーは相手より点を1点でも多く取れば勝ちです。0点に抑えると何かボーナスポイントでももらえるのでしょうか。
    トルシエも同じことを言っていました。「フラット3が点を取られたのじゃあない、チームが点を取られ、そしてそのチームが3点取り返したんだ」と。

    その2−フォワードが点を取れない、という問いに「野球みたいに何割バッターみたいな記録があるわけじゃない、要はその機会をいかに多く作るかーです」と。
    おお!その通り!やはり日本のスポーツマスコミは野球的発想しかないのです。1本決めれば「ラクになって」良くなるーって理論はいったい何なのでしょう?

    リプレイを観る限り、日本の失点は宮本あたりが振り切られていましたが、なぜ彼が振り切られたのかといえばサイドが振り切られたのであり、ボランチが振り切られたのであり、FWが振り切られたからです。もっと屁理屈を言えばいい形でシュートを打っていれば、振り切られる隙は与えなかったはず。「個人技にやられた」とひとくちで括りますが、結局は自分達のオフェンスでの個人技の問題なのです。

    岡田語録 その3−「追いつこうと攻撃的になったために、相手の攻撃が逆に封じられるかたちになった」
    攻撃は最大の防御ーなどというコトバはちょっとウサン臭いと思っていたのですが、ことこの試合に関しては正解だったようです。それを冷静に見定めて手を打ったトルシエーちょっと見直しました。
    でも、負けてるからヒステリックになってヤケクソの策だったんじゃあないでしょうね?

  • 2002年05月03日 19時48分16秒
    関東大会 神奈川県予選

    今日でベスト4が出揃いました。
    <男子>
    秦野76−70法政二 湘南工大80−69淵野辺 横浜商大74−55翠嵐 桐光87−76秦野南が丘
    <女子>
    富岡122−56海老名 相女大92−68金沢 生田74−65東金沢 清風68−56荏田

    ーという結果でした。男子はシード校が勝ち上がったのですが、どのゲームも競りました。危なげなかったチームはありません。力が拮抗しているーといえば聞こえはいいのですが、はっきり言っていまいちのレベル。どのチームも外角のシュートに頼りすぎ、リードしていてもシュートが落ち始めると追いつかれるーという繰り返し。
    いつも書いていますが、やはりインサイドのプレイとリバウンドは不可欠です。外角の安定感は秦野がいいとは思いますが、リバウンドを取れないと全くダメ。やはりセンターらしいセンターのいる湘南工大が勝つのかな。
    それにしても淵野辺は惜しかった!ずーっとリードしていたんだけどねえ。

    女子は荏田が清風に負けました。清風は元気がよく、荏田はちょっと萎縮してしまいました。海老名も富岡に1ピリオドは食い下がり、とても良いバスケットを展開しました。最後はサイズの差で、シュートが落ちたりファウルトラブルになってしまいましたが。
    明日(4日)は準決勝と敗者戦です。男子の5位争いが面白そうですね。

  • 2002年05月01日 17時45分07秒
    神奈川県関東大会県予選

    久しぶりに高校のバスケットボールの話題ー
    4月27日から関東大会の県予選がはじまり、ベスト8が出揃っています。
    男子ー湘南工大 淵野辺 法政二 秦野 桐光 秦野南が丘 翠嵐 横浜商大
    女子ー富岡 海老名 相女大 金沢 荏田 横浜清風 東金沢 生田

    男子はシードチームが順当に勝ち上がりました。まあ、競ったゲームもあったようですが。桐蔭を地区で破りシード権を獲得した翠嵐の健闘が光ります。ベスト4はずばり、湘南工大 秦野 桐光 商大 ですか。
    女子も清風以外はシードチームです。県横須賀に競り勝ってきました。横須賀勢は湘南学院も相女大に競り負け、せっかくの関東大会の地元開催出場がなくなってしまいました。残念!
    ベスト4は 富岡 金沢 荏田 東金沢 となるのでは?

    さて、3,4,5日と後半戦です。関東大会は男子は栃木県で行なわれます。結果や感想はまたお知らせします。

  • 2002年04月30日 20時50分55秒
    再びサッカー 対スロバキア戦

    今回は試合よりトルシエ監督について書きたいと思います。はっきりいって、W杯では勝てないと思います。
    彼は何のために監督になったのか?W杯で勝つためでしょう?W杯に使えるような選手を育成するためではありません。
    もちろん、その育成にかけては彼の成功はあきらかです。ディフェンスのシステムを徹底し、「すべての選手が複数のポジションをこなすことができる」ことにおいて、素晴らしい成果をあげたと思います。昨日の選手起用などがそれを如実にあらわしています。
    そこまではいい。しかしゲームに勝つことにおいて、彼は状況の把握、戦術の選択、それの徹底に問題があると思うのです。
    サッカーに限らず、こういう傾向のコーチを僕はたくさん知っています。基本技術を高める、それを使った基本戦術を教える、チームの約束を徹底するーこういうことまではとても素晴らしいコーチは多いのです。ただし彼らは適応力に欠けます。自分達の範疇でプレイが出来ていればとても強いのですが、相手が自分達より格上だったり、個性的だったりすると、対応する術を知りません。ヒステリックになり「基本技能がまだまだ足りない」と、自分達の「城」に閉じこもってしまうのです。
    もちろん基本技能のレベルを上げるのは大切ですが、それと同時にゲームを戦う知恵—戦術も一緒に学んでいかなければならないのです。トルシエにはその部分が欠けているような気がします。
    僕は、昨年までの彼のチーム作りには好感を持っていました。しかしW杯まで1ヶ月になったこの時点で、いろいろな選手やポジションを試すーということを繰り返すのを見ていると、彼もそういうコーチのひとりなのかな、という気がしてきたのです。
    この前も書きましたが、もう海外組を合流させてチームを仕上げなければ絶対にムリです。せめて選手を固定化させて、「合わせ」に入るべき時期だと思います。
    選手はみんなW杯に出たいですから、監督の要求には素直に従います。「このポジションをやれ」といわれればやるし、昨日のような弱いチーム相手にはそういうことが、そこそこ通用してしまいます。これがオリンピックやユース代表だったらとても良い指導だと思いますが、トップチームに対する指導とは思えません。
    誤解を恐れず言えば、選手が自分の言うことを良く聞くもんだから「いい気になっている」と思うのです。これはコーチの醍醐味のひとつで、決して悪いことではないのですが、目の前のゲームに対するリアリティが無くなるほどそれに酔ってはいけないのです。
    いつも言いますが、これはマスコミも悪い。そういう戦術的な批判を繰り返すから、監督も自然とそれを意識していってしまうんだと思います。
    「決定力がない」のは選手の責任だし、戦術の間違いではないのです。だったら決定的なチャンスをもっとたくさん作る戦術をチョイスするべきーそう思いませんか。戦術の選択ミスと選手のミスを混同してはいけません。
    これから海外で試合をしていくようですが、ぜひ今からでもいいから「チームとして」戦っていって欲しいと思います。

  • 2002年04月18日 18時55分26秒
    日本ーコスタリカーお詫び

    昨日、小泉総理が革靴でー云々書きましたが、今朝のスポーツ新聞を見たら、ちゃーんとアディダスの赤いスパイクに履き替えていました。
    アディダスも商売上手ですが、ピッチに出なかった企画はますます賞賛されます。
    でも、なんだかんだ言っても間違っていたのは事実です。お詫びいたします。

  • 2002年04月17日 23時01分41秒
    日本ーコスタリカ その2

    へへー予想的中!やっぱり1対1でした。
    というより、PKをはずしてくれたから実質1対2で負けていた試合でした。
    今日はなんだかトルシエが考えすぎていたような気がします。今日は対ベルギー対策だ、今日は決勝トーナメント対策だ…云々。確かにそういうプランを立てて目先の勝利にこだわらずにチームを作っていくーというのは正しいと思います。でもこれもやはりマスコミーそんなこと言う必要はないと思います。明日は誰を使う、誰は当落線上だーとか。そんなことは選手にだけ言っておけばいいことのように思います。いや、言わなくてもいいとさえ思います。メンバーを発表するときにきちんと説明してあげれば。そういうことをしてもしなくても、トルシエは結構フェアな監督だと思います。
    でもー試合ごとにテーマを公表しすぎました。特に今日は完全に自分が言い出し、マスコミが煽ったワナにはまったような気がします。選手を使うことを考えて、ゲームそのもののコントロールを失いました。さっき書いた時点では小笠原と柳沢の交代だけでしたが、後半は交代のタイミングばかりが優先されていました。あれでは主導権はとれません。相手に対応すべきなのに、自分達同士の対応に腐心してしまいました。
    技術的にはやはり1対1の能力が低いです。センタリングを上げられたのはサントスと中村だけ。それもピンポイントを要求する難しいボールしかありませんでした。うまくいえませんが「タメ」られない。100%でやっと相手に対峙している感じです。強い国の選手には全力でダッシュしている中にも、ある種の余裕が感じられます。身体的、精神的なー身体的な部分の要素には関節や筋肉の余裕ーある種の柔軟性ーも含まれます。ひとことでいえば粘りがない。
    筋力や体力のテストをやれば同じような数値が出てくるのだと思いますが、日本選手はなにか動きがうわついて見えます。まあ、これはもう間に合わないとは思いますがー次世代への課題。
    前にも書きましたが、ちょっと欲を出しすぎて代表をとっかえひっかえしすぎたように思います。やはり固定メンバーでの、ある程度の経験は必要です。応援だって力が入る。
    海外組にも遠慮せず呼び出しをかければいいと思います。小野の優勝がかかってるーといったって、所詮オランダのチームでしょう?こっちは地元のW杯ですよ。選手以外の自治体とか、開催地の人たちとか、いくらお金をかけてると思うんです?プレッシャーをかけるつもりはありませんが、そういう人たちを背負っているーくらいは思ってもらいたいものです。
    今日、良かったのは(もう書きましたが)小泉さんがピッチに入らなかったことです。横浜国際の芝生を管理している方たちへの、大きなリスペクトだったと思います。

  • 2002年04月17日 20時21分17秒
    日本ーコスタリカ

    TV観戦ですー
    いま前半40分ー気づいたことを書き留めてみます。
    まず、関係ないこと。小泉総理が始球式ーそれはいいんですが革靴で登場。おいおい、と思ったんですが、ピッチの中に入らずー良い良い。偉くたって革靴でピッチに入っちゃあいけません。センスのいい演出でした。
    でもできればボールは蹴らないで欲しかったな。それなりのインサイド・キックで良かったですが。僕は無様なトゥ・キックを予想していたので、結構見直しました。そこへいくと石原都知事の始球式は無様でしたね〜あれで「蹴球部」の花形だったらしいですからー歳はとりたくありません。スタンドからボール投げりゃあいいんですよ。いちばんスマート。
    ピッチと言えば、前半すべって転ぶ選手がずいぶんいました。湿気があるので滑るのでしょうか?ホームがこれじゃあ困ります。アディダスの新スパイクがスポーツ新聞の1面を飾っていましたが、キックのスピン云々よりも「スパイクは滑らない!」これがまず最低条件でしょ。
    このまえ良かった小笠原もすぐ下げられちゃいました。このようにゲームにフィットできなければ、交代しても良いと思います。サッカーはあくまで相手あってのスポーツなので、相手の特質に合わせた選手起用は、選手層が厚ければ理にかなっています。でももうすこしフィットさせる「努力」をさせて欲しかったし、小笠原は「努力」をちょっと怠ったね。これでまた「すぐ選手を代えるー」など書かれるんでしょうが、交代をしなかったときは「手を打たない」と批判するーどうすりゃいいんでしょう?
    予想!ずばりー1対1か0対1(負け)でしょう!
    終わったらまた書くことにします。どうなることやら。

  • 2002年04月03日 21時59分39秒
    ほほーっ

    おもしろいです。阪神が開幕4連勝ー
    マスコミが書くだけならまだしも、選手自身が「ヤル気にさせてくれる」とはーおもしろすぎます。
    キミ達何億円ももらってるのにカントクがヤル気を起こさせないから活躍できなかったのでしょうか?そういう「ヤル気」は給料の中には入っていないんでしょうか。
    起用してくれなかったーというのなら少しはわかります。チャンスがなかったんですから。でもそうしたら起用されるようにがんばるのが普通なんじゃないでしょうか。プレイをチームの方針にあわせる、とかね。
    僕は基本的にはプロ野球の監督って誰でもいっしょだと思います。そりゃムチャクチャな采配したら問題ですけど。でも某N嶋さんは得意のヒラメキで、それが売りでしたけど。プロレスじゃない!と言いたいです。
    戦力はさして変わらないのに監督で変わったーという発想はおかしすぎるし、選手はプライドあるんかい!と思ってしまいます。本当にレベルの低い話です。

  • 2002年04月01日 08時11分21秒
    高校野球ー城東高校の問題について

    びっくりしました。
    ①ネット裏からあのような情報を流すことがルール違反になること。
    確かにサインを盗む→サインが複雑になる→試合の進行が遅れる という弊害はありますが、対戦相手のピッチャーの配球や傾向を見抜いて攻略法を考えるーということの、どこがいけないのでしょうか?プロ野球でファンサービスのためにスピードアップを謳うのはよーくわかります。でも高校の試合はスピーディーだし、今回はサインを盗むーのじゃなくて投げたボールの傾向をスカウティングしただけでしょう?そんなの何のスポーツでもやっています。
    ②ルール違反をしたのにチームには何のペナルティもないこと。
    百歩譲ってそういうルールが存在することを認めたとして、それが露見したのならなぜそのチームは失格(不戦敗)とならないのでしょう。相手チームはなぜ抗議しないのでしょう。失格にならないような軽いルール違反なのならなぜ城東は辞退を申し入れたのでしょう。ベンチ入りのスタッフを変えるーという罰則処置を知っていたなら辞退なんて言い出さないはずです。
    ③「子供たちには罪はない」という高野連のコメント
    確かに子供たちには罪はありません。それならなぜ部員や監督の不祥事で出場停止や出場辞退なんていうことがあるのでしょうか。その学校独自の指導ならわかりますが、高野連がなぜそれを決めたり発表するのでしょう。
    ④「気持ちを入れかえてー」などと報道するメディア
    選手はメモを使って(どれくらい役に立ったか知りませんが)勝ったのだから当事者です。そしてこのことは今までにも行なわれたはずです。他のチームでもやっていると思います。無線や携帯電話を使えばいいんだからーそれをさも犠牲者のように扱う姿勢はおかしいと思います。

    高校野球についてはいろいろ書きたいことはあります。他の高校生スポーツとはあまりにもかけ離れた古臭い倫理観ですべてのことが進められているからです。今回のことも観客が気づいて露見したのです。そういうルールがあるのなら監視すればいいのです。監視できなかったり、実情に合わなければ(みんなやっているかも知れない)なくせばいいのです。この問題には「正々堂々とやりなさい」という高野連のいかにも前時代的な因習が垣間見えます。「盗む」という意識ーでも野球ってピッチャーのモーションを「盗んで」盗塁したりしません?相手の特徴を観察し、それをもとに攻略するーってスポーツの基本なんじゃありませんか?
    高校生は野球部もバスケットボール部もみんな全国制覇を目指してがんばっています。そのために全精力をかたむけて何が悪いのでしょうか?それに明らかに成績が劣るチームを「21世紀枠」などと称して選出するなど、一生懸命やっているチームをバカにしています。選んでやっているーという驕りが感じられます。

    インターハイなんて酷暑の中、毎日ゲームがあるんですよ。3日も4日も試合間隔が空くなんて考えられません。その間の費用、練習会場ー経費も、裏で働く役員の方の負担も大変なものだと推察します。
    だいたい最高峰のプロ野球をロードに追いやって、その本拠地でだらだら試合をするーなんて異常です。阪神はなぜ文句を言わないのかなあ。不利に決まってるでしょ。

    でも僕は好きなんですよ。勝つために全員が集中し、ベンチはあらゆる策を弄して最後までがんばるーどんなスポーツでも変わりません。だからこそ文句も言いたくなるのです。高校野球ファン、高野連関係者の方、気分を害したのならすみません。


  • 2002年03月21日 20時08分28秒
    日本ーウクライナ

    1−0で日本勝利。
    でもはっきりいってウクライナ弱すぎました。
    日本のディフェンスはかなりピンチがありましたけど、それを崩しきるモノが何もなかった。
    ああいうのって、たとえゴール前で1対1になっても観てる方はぜんぜん危ないっ!と思わないのは何故なんだろう。選手もそう思っているんでしょうか。
    3割打つ4番バッターと8番の違いなのかな。

    日本も1点とったけれど、やはりリスタートからだけだったし、ディフェンスを切り崩してシュートを打ったのは小笠原の1本だけだったような気がします。
    あとは「決定的!」なチャンスは少なかったよに思う。「決定的」とよく言いますが、サッカーの場合それを決めなければいけない、みたいに言われるけれど、きちんと決められる確率ってそう高くはないんじゃないでしょうか。
    野球と似たり寄ったりなのかな。
    だからそれを決めきる確率アップが大事なんじゃないかと思います。そしてそういうチャンスをいかにたくさん作るか。
    ディフェンスからじゃあ強いチーム相手ではムリだし、やっぱりいつも書いているように、1対1を振り切る対人能力を高めるーということが必要なんでしょうね。
    時間をかけてディフェンスを振り切ることは可能かもしれませんが、ボールを受けてから一瞬の振り切りが日本人には足りないと思います。それができないとバスケットでいう、アウトナンバーにできずにディフェンスがどんどん戻って来てしまう。
    サントスも早いことは早いけど世界レベルならごく普通でしょう。もっと強力なチームに前を向いて仕掛けることができるなら強くなったな!と思えるんですが。
    今度のポーランド戦が楽しみです。

  • 2002年03月05日 19時54分05秒
    Wカップー?

    W杯まで3ヶ月くらいしかないんですよね。
    想像できますか?
    あの、夜中に「うわーっ」って叫んでのけぞったプレイが日本で見られるのです。
    ホントに来るのかな、ってかんじ。
    だって聞こえてくるのは、入場券のこととか、フーリガン来たらどうするんだ、とか外国チームのキャンプ地決まる、とかーそういう付随事項みたいなニュースばっかり。
    試合やるんでしょ?キャンプ地になったからって、その国との親善なんてホントにできるつもりでいるのでしょうか?たかがサッカーの世界選手権ですよ。「たかが」−W杯を語るなら僕たちはもっとサッカーについて勉強しなければならないのではないでしょうか。自治体の活性化なんて知ったこっちゃありません。経済効果なんて期待しちゃいけません。サッカーを観ましょう。
    残念なことに、最近では僕らが昔のけぞったようなプレイは、あまり観ることができませんよね。ディフェンスが強固になって、個人技やパワーだけでは通用しなくなっています。ケーブルTVやCSでも毎日のように外国のゲームを観ていますから新鮮な感動も薄れます。
    でも、ここはひとつ、ゲームに注目したいんです。
    そしてサバイバル合宿もいいですが、はやく「これがジャパンだ!」というチームを作って成熟させて欲しいです。やはり「不動のスタメン!」がいないと入れ込むこともできませんから。

  • 2002年02月27日 21時57分14秒
    スーパーリーグ

    いすず対ボッシュ
    BSでやっていたので観ました。
    いすずのリーグ撤退ー仕方ないとはいえ大打撃ですよね。いすずは横浜をフランチャイズにしてスーパーリーグに臨んだのですが、横浜協会が受けた打撃も大きかったに違いありません。
    やはりあの程度の観客動員ではペイするはずがありません。バブル期に夢を大きく広げ過ぎた代償だといっていいでしょう。やはり社会人として、仕事をきちっとしてから練習に励む、といった昔の選手に戻らなければならないのかなあ。
    これでスーパーリーグははっきり言ってトヨタとその部品会社(失礼!)ばかりになってしまいましたね。
    肝心の試合の方はこれも失礼な言い方ですけど、さっぱり面白くありません。どのチームもディフェンスをきっちりするようになって、オフェンスが攻めあぐむ場面が多く見受けられました。いっときはイケイケのノーディフェンス、ダンクすれば客が喜ぶみたいなゲームばかりでしたがーレベルアップしたといえばそれまでですが、補強もままならないチーム事情ではディフェンスを頑張るくらいしか強化できないのではないでしょうか。
    今、女子は男子の一歩先を行っていると思います。いっとき流行ったモーション・オフェンスは影をひそめ、ストロングな1対1でゲームを作っています。ゾーンやフルコート・ディフェンスなんかあんまりやりません。それほど1対1の能力があがって抑えきれなくなっているのです。
    男子は一時の女子のようにディフェンスを破ろうと必死でスクリーンやモーションを多用しています。ゲームがスローになり得点があまり入らないのはそのためだと思います。
    そのがんばっているディフェンスを引き裂くことのできる能力をもった選手がたくさん出てくることが、男子のレベルアップ、リーグの成功につながると思うのですが。
    今日観た限りでは、審判に対するクレーム、選手同士の小競り合いなど、なにかカン違いしているのではないかーと思うばかりでした。はっきりいって子供たちに見せて参考になるようなゲームではありませんでした。
    そんな中でー見つけた!ボッシュの堀くん!神奈川の選手ですよ〜移籍するチームが次々となくなって心配していたら、ここで活躍していました。彼はシブいプレイヤーで僕は大好きです。あと、松下にいる三宅くんも湘南テック出身ですよ。彼はむちゃくちゃ頑張ります。声を良く出すし、会場などでもすごく礼儀正しい好青年です。さすが元NKK!ふたりとも頑張って欲しいです。
    ーふと気がつくとカウンターが2000…
    また自分で踏んでしまいました…

  • 2002年02月24日 21時40分27秒
    国体予選会(1年生大会)

    2月23日、24日と神奈川県の国体予選という名目で1年生の地区選抜チームによる試合が行なわれました。
    国体は単独で出て来る県もありますが、選抜チームもけっこう多いのです。神奈川も男女で少し差はありますが、選抜チームで出場しています。
    さて、この試合は有望な1年生の発掘という意味合いが大きいのです。強いチームの選手はこれから先、いろいろな人の目にとまりますが、負けていくチームの中にはスーパースターも隠れているかも知れませんから。神奈川の国体チームにはBチームというのがあって、下級生主体で活動しています。
    全部を観た訳ではない(それも男子だけ)のでたいしたことは言えません。ただ、前にも書きましたが、ドリブルやパスの技術はあっても、個々の力をチームの力に換える能力が欠けているような気がしました。
    これは選抜チームだから仕方ないことかもしれませんが、ピック&ロールやディフェンスのカバーなどはある程度共通の技術として身につけていなければいけないんじゃあないかと思います。
    アウトナンバーの攻め方、ボックスアウトなどがきちんとできていないのが気になりました。
    よい面ももちろんあります。みんなのびのびとプレイしていることです。普段は自分のチームで先生や先輩に気を使っているんでしょうか。そういう積極性が詰めすぎ、ファウル・トラブルに通じる部分も無きにしも非ずでしたが、もうすこし時間をかけて合同練習などを行い、共通の技能を徹底させればレベル・アップになるんじゃあないかな、と思いました。

  • 2002年02月22日 22時01分34秒
    オリンピックの採点問題

    日本がもうメダルをとれる可能性がなくなったいま、話題は採点問題と微妙な判定問題に集約されっちゃっている感じがします。
    要するに僕たちは冬のスポーツにあまり接した経験がないんだと思います。
    前にも書きましたが、その競技には独特のルールがあり、長年それでやってきたのですから。
    結構どろどろとしたものって、それぞれの競技にはつきものだと思うんですよ。それを全世界に愛国心と一緒にバラ撒いちゃうんですから、不利を被った国が文句を言うのもわかります。
    僕はオリンピックをTVで観るたびに、わからないルールをインターネットで調べては「なるほどー」とひとりで納得してました。
    バイアスロンやカーリングのルールなんて、知ってますか?フィギュアのジャンプの種類は?みなさんあまり知らないはずです。最初から違和感があるものに対して、判定に違和感を持つのですから、おかしいと思うのは当たり前ですよね。
    僕はいつもそんな調子で観ています。抗議や提訴もルールのうちなのですから、ガンガン抗議してダメなら調停でも何にでも持ち込めばいいのです。
    また同じ結論になってしまいますが、日本人の交渉ベタがまたまた露呈されてしまった恰好になりました。本当に勝ちたければそういうところから始めなければー
    警官に銃口を向けて怒られた、なんて次元の低い話題はもうたくさんです。ああいうことをした人を即刻帰国させるくらいの度量がJOCにはないのでしょうか。なんだか国会の答弁を見ているような釈明でしたね。




  • 2002年02月18日 22時43分49秒
    採点競技って…

    またもオリンピック。日本の成績が悪いとはいえ、メディアへの露出度は№1ですから、やっぱり語りたくなってしまいます。
    フィギュア・スケートのペアの採点問題で大騒ぎをしていますが、なにをいまさらーというのが僕の感想です。
    採点競技は審判にいかに「気に入られるか」が勝負。その日その時の演技も重要ですが、そこまでの背景が微妙に反映されるのは仕方ない、と思います。その国の、その競技における歴史、貢献度(お金も含む)、指導者の格などが絶対に影響するんです。
    それに対抗したかったら、長い年月と実績、その競技団体へ貢献する努をしなければなりません。バスケットボールやサッカーにだってホームタウン・ディシジョンはあるわけだし、バスケットボールのルールブックを読めばわかりますが、納得いかない判定に対して、公式に抗議(提訴?)する手順がちゃんと明記されています。大きな声じゃいえませんが、国内での国際試合のときは必ず審判を接待するみたいですよ。
    ジャンプもルールを変えられた、と嘆く前に変えられないよう、その団体の中枢に役員をちゃんと送り込むべきなのです。ジャンプなんか強いし、日本でもW杯やってるんだから(当然金も出しているはず)そのくらいのことはできるハズなんです。
    強かった選手は、引退してオリンピックのTV中継で「よ〜し!」なんて言ってないで、国際的な役員となり発言力をつけるべきなのです。確かにお金にはなりませんが、それは日本体協が補助してあげればいい。ケント・デリカットさんに通訳されて大名行列する役員を出すくらいなら、そういうところにお金を使うべきなのです。
    日本人はそういうことが政治でも苦手ですね。お金を出しておきながら、一政治家の自慢話にされちゃうくらいですから。
    話しがずいぶん逸れちゃいましたが、日本の選手や役員って、そういう時に泣いたり、メディアを拒否したり、結構エキセントリックな反応を示しがちなんですけど、カナダのペアみたいにきちっと会見でも開いて冷静に思っていることを訴えるべきだし、メディアもそこでの見解をちゃんと報道すべきだと思うのですが。(一応していたみたいですが)試合直後の取り乱した映像を面白おかしく流すから「かわいそう」とか「ひどい」とかの反応しか出てこないのだと思います。抗議の電話がTV局に殺到したそうですが、TV局に文句を言えばいいと本当に思ってるんでしょうか。 フィギュアはロシアからお偉いさんが速攻で訪米したりして奥が深そうですが、それにつけても日本は…と思わざるをえません。なんだかいつも日本人を批判しているみたいで自分でも納得できないのですが。

  • 2002年02月17日 22時27分26秒
    またもオリンピック

    日本勢の不振にため息の出る日が多いですが、ヘソ曲がりで本当に申し訳ないんですが、僕は順当ではないかーと思っています。
    やはりWカップとか、なんとか国際大会で1,2回入賞したからってメダルが取れるほど甘くない、というのが正直な感想です。
    たまたまそのときにベストで、他の有力どころが調子悪かっただけなんです。それをそんなに煽るなってーだからそのことをわかっていながら、インタビューに、にこっと笑って「日本のみなさんのためにも…」なんて答えられるほどみんな演技派じゃあありませんよ。
    フィギュアの本田選手だってショートプログラム2位だって、もう大騒ぎして。本人が「やった!メダルいけますよ」って言いましたか?それを言えるのは、フリーに絶対の自信がある選手だけです。よく日本人はそういうブラフを言わないからダメといわれますが、それはブラフじゃなくて大ウソだから言わないんですよ。
    100のパフォーマンスがたまたまできたとしても、その選手の実力は80から90なのです。常に100出せるのは練習から120から130出せる選手だけ。ウエイト・トレーニングの理屈と全くおなじです。
    ジャンプも現在の実力からいったら順当なんでしょ?
    フィギュアの採点問題もありましたね。スキャンダルにはなりましたが、今回が異例のできことではないはずです、絶対。これはまた書きますが、今回は一応終わることにします。
    新しい掲示板を作りました。ぜひ書き込んでいって下さいね。古いほうはしばらくしたら消しちゃいます。よろしくお願いします。

  • 2002年02月13日 22時42分32秒
    それにつけても

    スピードスケート、惜しかったですね。でも、うわーっ、惜しい!!ってほどでもなかったのは僕だけでしょうか。
    清水選手、腰痛でなんにも滑れなかった時期があったでしょ。もとアスリートの端くれとして言わせて頂くなら、「よくぞそこまで」という感じです。
    私事ですが、年末僕はぎっくり腰を患いました。ゴルフに行く予定だったのに。年が明けて、腰も大丈夫だろうと思って練習場に行ったのですが、全くの不調ー技術的なものよりも、何だか筋肉が一回バラケてゴルフをやる筋肉になっていない、と感じました。マッスルメモリーってやつですか。
    清水選手もそんな感じになっていたと推察します。マッスルメモリーが消えないような練習量、イメージトレーニング、そしてなによりも根性を感じましたよ。メディアに無愛想なのはこの際目をつぶりましょうよ。4年前、お母さんにメダルをかけてあげていた姿を思い出しますが、この4年で「成長した」と言ってあげたいと思います。
    それにしても!またもやドン臭いTVのインタビュー!「〜の思い」とかナンなんだ!?たとえばあなたは仕事に出かける前、「仕事への思い」を何か感じます?そして職場で上司に聞かれたらそれをスラスラと語れますか?
    答えようがないーって顔してましたよ、彼。
    どうでした?って彼らに語らせるだけで十分です。レース直後に語れないことでも、あとできちんと語れますから、興味のある人はそういう番組をフォローすればいいんです。なんでもその場でカタをつけようとする、「応援してくれたみなさん」や「TVの前のみなさん」に軽薄に語ることはないですよ。

  • 2002年02月12日 23時14分07秒
    冬季オリンピック

    はじまりましたねー
    僕は例えばバスケットボールなどは世界選手権がメインだと思ってます。サッカーじゃW杯みたいにね。ただ、冬季はオリンピックじゃあなければまず観ることのできない種目がたくさんあるので、その意味では楽しみです。
    それにしても冬季の種目って、すごいですよね。ジャンプも罪人への死刑の一種だったというし、スケルトンもめちゃ怖そうですよ。
    今日はフィギュアのペアを観てましたが、いやあ、ぐっときましたね。なんだろう、ちょっと日本人には無理だなあって思っちゃいました。やはり観客やジャッジとの価値観が同じじゃあないとあんなスタンディング・オベーションはもらえないと思います。たとえ10回転ジャンプが成功したとしても。
    カナダペアは勝てば選曲の勝利だったよなあ。「ある愛の詩」じゃあアメリカの人は燃えますよ。いっそのこと「アンチェインド・メロディ」にでもすれば良かったのに。(ゴーストね)茶化しましたが、いたってマジメに感動しました。
    しかしBSはつまんないなあ。芸能人なんかよぶなって。鈴木大地にはスピードスケートのスタートの瞬間を、ラグビーの大八木にはアイスホッケーやリュージュの恐怖を敵とガツンとぶつかる時になぞらえて語らせればいいんですよ。彼らはそういうフリには絶対に面白い(興味深い)リアクションをすると思うけどなあ。
    これから佳境に入るのでまだまだ面白いことがあると思います。また書くことにします。

  • 2002年02月10日 22時47分40秒
    関東高校新人大会

    男子
    優 勝ー土浦日大
    準優勝ー市立柏
    3 位ー鹿沼東
       −高崎

    女子
    優 勝ー富岡
    準優勝ー昭和学院
    3 位ー日立
       −東京成徳

    以上です。とりあえず今日はここまで。
    選手・役員の皆さんお疲れ様でした。

  • 2002年02月06日 22時04分50秒
    関東高校新人大会

    2月の9日、10日と行なわれます。
    会場は
    9日
    男子 とどろきアリーナ
       川崎市立橘高校
    女子 川崎市体育館
       川崎市立川崎高校
    10日
    男女とも とどろきアリーナです。

    組み合わせは神奈川県バスケットボール協会の
    HPへ行ってみて下さい。upされているハズです。
    詳しくはまたー

  • 2002年02月03日 21時19分39秒
    今日のスポーツ

    今日は何といってもラグビーでしょう。世界のレベルからは大きくかけ離れ、人気も落ち込んだとはいえ、やはり日本選手権、盛り上がりました。
    僕はラグビーの真似事を何試合かした経験がありますが、あれは本当に人間本来の本能を極限にまでむきだしにしながらも、それを恐らくスポーツの中でもっとも厳しいマナーで包まなければいけません。
    観ていた方は分かったと思いますが、試合は惜しいところまで追い込んだ神戸製鋼が、最後にミスやラフ・プレイで届かずに終わってしまいました。せっかくのチャンスなのに何で相手を殴ってペナルティを取られちゃうんだ、バカだなあーと思うかもしれません。
    でも、今書いたように、薄皮一枚の下は殺し合いなのですから、それがちょっと綻ぶと、即座に暴力に変わってしまうのでしょう。そしてラグビーの特徴として、ノー・サイドのあと、クラブ・ハウスで敵味方、審判と運営者だけのパーティがあります。これも同じことです。そういうことをしないと遺恨が残るからだと言われています。それほどの競技なのです。
    だから最後にラフ・プレイでペナルティを取られた神鋼の外国人選手は、落ち込むかもしれませんが、それがラグビーってモンさ、とさばさばしているかもしれません。
    両チームとも、「前へ」とか「魂のタックル」なんて陳腐なことはやらずに、ひたすら大型でフィットネスに優れた選手が、世界の主流になっているラグビーをやろうとする姿勢が見えました。だからこそ、資質で劣るジャパンが世界レベルに浮上することが難しいのですがー

  • 2002年01月30日 22時08分39秒
    ダラス!

    といえば、昔はカウ・ボーイズでした。フットボールのー今では俄然、マーベリックスです。
    前にも書きましたが、ここの外人部隊はすごい!
    ノビツキー、ナッシュ、中国のワン・ジージーまでいます。そして今シーズンからハーダウェイも加わり、
    すごく面白いメンバーが揃っています。まさにマーヴェラス!
    NBA通の方がいましたら、彼らの出身とかをレクチャーして下さい。ダラスに限らず他の外国人選手もー
    特にヨーロッパ系の選手は、もともと人種的に大きい人が多いんですね。
    そして外角のシュートがめちゃうまい。
    だから7フィート・オーバーでもフォワードなんですね。
    うーん、バスケットはやっぱり奥が深い。

  • 2002年01月29日 22時49分38秒
    NBAです

    NBAオールスターのスターターが決まりました。
    EASTはともかく、WESTの5人は凄すぎます。
    GにKOBEとフランシス、FがダンカンとKG、Cがオニールなんですから。
    これはもうオールアメリカンどころかオールオブザワールドでしょ。
    EASTのジョーダンは、投票した人たちの気持ちはわかりますが、ちょっとねー
    できることなら休ませてあげたいですね。
    僕としてはアメリカ以外の選手で1チームつくって欲しいですね。
    最近活躍してる選手多いですよね。残念ながら名前が難しくて僕レベルでは把握できていない。
    どなたか情報をお願いします。

  • 2002年01月27日 22時05分13秒
    今日は本当に日記です

    今日は一日ひまで家にいたのでTVばかり見ていました。こういう時期でもスポーツ番組は豊富で、飽きませんね。
    さて、本日のベスト3はーとは言っても僕なりにインパクトがあった、ということですので。
    第3位 女子マラソン。広山選手は頑張りますが、いかんせん(大変失礼ですが)能力不足という以外にコメントがありません。やはり才能に恵まれなければオリンピックやトップに立つことは無理なのだ、と思います。
    第2位 ジャンプ。これも失礼ですが、オリンピックでメダルを取るのは無理だと思います。せいぜい団体の銅くらい。日本で行なわれたWカップを、今日に限らずずーっと観てましたが、日本の選手が入り込める余地は、現在のところないような気がします。技術的なことはわかりませんが、日本の選手はなんだかキレイすぎて成功か失敗か着地まで良くわからないのに対し、外国の選手は踏み切りで「あっ」と思っても何か強引に距離を出しているような印象をうけました。技術に幅がある、とでもいうのかな。冬季オリンピックはこのジャンプで良くて2個、スピードスケートで1個か2個というメダル数ではないでしょうか。前回地元でやった、そのままの結果を期待してはいけません。
    第1位 じゃあーん。相撲。栃東初優勝—彼は僕の好きなお相撲さんのひとりです。ちなみに好みのお相撲さんは、栃東、無双山、土佐ノ海—ってところかなあ。デカくもなく、小兵でもなしーこういうのが好きです。一時の若乃花(お兄ちゃん)も好きでしたよ。ところが贔屓が優勝したのは良いんですが、本割りでは良かったのに決定戦の勝ち方がいまいちだったなあ。立会いで変わっちゃったでしょ?うーん、堂々と取ってもらいたかったと思ったのは、僕と千代大海だけではなかったはず。
    最後に、NHKのスポーツニュース。こっちはワーストですな。有働女史&男子アナ(ごめん名前が)ーインタビューが最低。栃東、うまい喋りでフォロー。おいおいシロウトさんに助けられるなよな〜

  • 2002年01月23日 20時32分46秒
    神奈川県高校新人大会

    新人大会が終わりましたね。やはり高校生、新チームということで、一筋縄ではいかない結果にーう〜ん、若者の潜在能力に驚かずにはいられません。
    その中で男女を通じてダントツだったのが富岡。県内、関東ではまず負けないでしょう。ただ、スタート以外の選手のレベルアップが、全国的に戦うには必要な気がします。特にリバウンダーね。誤解を恐れずに言えば、もっとドン臭い頑張り屋さんがいるといいと思います。
    男子の湘南工大を破った秦野は、得点能力のある選手が揃いました。攻め方がうまい。斉藤君の3Pばかりが目立ちますが、あれは他の選手の「作り」がいいのです。あと忘れてならないのは全員で飛び込むリバウンド。テックのオーソドックスなボックスアウトに対して、離されそうになったところでよーく頑張りました。
    桐光もサイズ的には苦しいながらもよく健闘しました。常にベンチの指示どおりに頑張り抜く姿勢に好感が持てます。
    商大は能力的には順当なのですが、いかんせん波がありすぎます。もっと勝てるチームだと思いますが。
    女子の生田、荏田、金沢は紙一重だと思います。荏田は金沢のゾーンプレスをうまくしのいだし、生田は荏田をしぶといゾーンで守り切りました。金沢は終始激しいゾーンプレスで一戦ごとに力をつけてきました。この経験で、いわゆる「誘う」ディフェンスができてくれば、さらに強力になってくるでしょう。
    関東大会はベスト4以前に負けてしまったチームにもチャンスがあるような気がします。男子は渕野辺とか法政二とか、女子は海老名、相女大、東金沢、湘南学院、県横須賀など力のあるチームが結構あります。女子関東は7チーム出場できるため、女子2位以下は混戦となるでしょうね。
    はっきりいって富岡以外は県外で活躍するのにはちょっと…という気もしますが、県内の勝利で満足せずに上を目指して欲しいと思います。
    あと、朝早くから体育館の準備をしてくれた生徒のみなさん、役員の方々、本当にご苦労様でした。選手の皆さんもこういう人たちの支えがあってはじめてゲームができるのだ、ということを理解して欲しいですね。
    なお、新人関東大会は2月9,10日ー川崎市で行なわれます。頑張ってください。

  • 2002年01月20日 20時27分41秒
    神奈川県高校新人大会

    <男子>
    1位ー湘南工大 2位ー横浜商大 3位ー桐光学園 4位ー秦野
    <女子>
    1位ー富岡 2位ー生田 3位ー荏田 4位ー金沢
    今日のところは結果までー

  • 2002年01月14日 17時20分09秒
    神奈川県高校新人大会

    ベスト4が決まりました。
    <男子>
    湘南工大 桐光学園 横浜商大 秦野
    <女子>
    富岡 荏田 生田 金沢
    19、20日で決勝リーグが行なわれます。

    うーん、予想とは結構違いましたね。
    新人大会ですから予想通りとはいきませんが、見たところ男女とも2番手争いがとても面白いと思います。

  • 2002年01月13日 18時58分04秒
    神奈川県高校新人大会

    ベスト8出揃いました!
    明日(14日)の対戦は
    <男子>
     湘南工大ー桐蔭 法政二ー横浜商大
     秦野ー厚木北  桐光ー渕野辺
    <女子>
     富岡ー県横須賀 荏田ー海老名
     相女大ー生田  東金沢ー金沢
    となりました(順不同)。会場は相女大と富岡です。
    結果はまたお知らせします。

  • 2002年01月10日 19時23分54秒
    神奈川県高校新人大会

    1回戦が終わりました。
    この時期、正月早々から練習を始めなければならず、コンディショニングが難しいのですが、どうだったのでしょう。結果が知りたい方は掲示板へどうぞ。お教えしますよ。トーナメント表は神奈川県バスケットボール協会のHPに行ってみてください。検索をかければすぐ出てきます。
    さて、このあと12日〜14日と3連休で一気にベスト4が決まります。19日、20日と決勝リーグです。会場は19日ー川崎市体育館 20日ー小田原アリーナです。
    この時期、選手はもちろん審判の人たちも大変だろうな、3日連続で1日2ゲーム吹いたら選手よりハードですよ。ケガしないように頑張ってください。
    プレイヤーも審判には敬意をはらいましょうね

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