嗚呼GRT馬主連合会

田中のちょっといい話

東京優駿。クラシック・オブ・クラシックスですよ。行ってきました、府中まで。しかし仁川と淀の右回りしか見たことのない人間にしてみたら、左回りっていうのは、ちょっと不思議なもんです。5月27日、当日はあいにくの雨模様。芝コースも重馬場なので、「あの長い直線をしても、差し馬は届かんやろ」と見込み、7R(3歳OP駒草賞)を柴田善騎乗の6番人気から買いました。結果は逃げ残りの2着で1700円余りの“好デビュー“と相成りました。しめしめと、今度は馬券を買いませんでしたが、8R(古馬1600万むらさき賞)は後藤騎乗のせん馬(3番人気)を、スタート直前「これの単勝や!」と予想しました。するとこれまた前、前からの競馬でスルスルとゴール。“2戦2勝”に味を占めた私は、9Rのダービーでも、逃げるキタサンチャンネルの「後ろにくっつく」(後藤)というルゼルから大勝負に出ました。…とっころが…。和田のテイエムサウスポーが敢然と大逃げ。すっかりペースを崩されちゃいましたよ。しかし府中の目の前に馬主連合会員が越してきたというのは結構なことです。はりきってパシってくださいね。

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その12★6月2日

ファングがきさらぎ賞に出走して以来アップしてなかったので、約3か月分の報告がたまってしまいました。この間に馬主連合メンバーの田中君が東京の方に転勤になってしまいました。東京地区では関西の平場のレースの馬券は買えないそうで、「PATにでも応募せなあかん」そうで田中君の為にも早く2頭が全国で発売されるレースに出走できるようになって欲しいものです。

★シルキーファングの8走目★

 シイていえば・・・骨折したぐらい

それでは、さっそく報告です。まずはファングからです。きさらぎ賞惨敗の後、やはり陣営もダートでこその馬と判断したのか、次のレースに3月3日、阪神での条件戦(ダ、1400m)へ矛先を向けてきました。鞍上は塩村騎手。適鞍、適距離、しかも前回のメンバーと比べると、飛躍的に楽なメンバーで勝利への期待も大きかったのですが、レースでは大きく出遅れてしまい、直線追い上げも届かず6着に敗れてしまいました。(詳細別掲) 「ピュアのスタートの良さと、ファングの末脚があれば大きいレースの一つも勝てるで・・・」と思うのはみんな同じのようです。【1106】⇒成績表へ

★シルキーファングの9走目★

その後、陣営も出遅れ癖をどうにかしようということでプール調教を行ったりもしたようです。また、少し軽い外傷を負ったこともあり、出走も少し間があきました。結局4月14日また阪神の条件戦(ダ、1400m)に出走の運びとなりました。しかし、今回我々馬主メンバーには嬉しい変化がありました。鞍上が塩村騎手か四位騎手に替わったのです。四位騎手といえば、武豊騎手が海外遠征で不在の今、関西リーディングを守っているまさしく関西No.1ジョッキーです。陣営が塩村騎手に限界を感じたのか、我々の「塩村おろし」の願いが通じたのか、とにかく四位騎手に白羽の矢がたったわけです。しかも調教にも跨ったということで、我々は今度こそ「500万卒業」が確かなものになったように思えました。しかし、レースでは結局今回も大きく出遅れてしまい、5着に敗れてしまいました。(詳細別掲) 前回と殆ど同じようなレースになってしまったわけですが、最後の上がりは出走メンバーで一番の時計だったそうで、やはり出遅れが悔やまれます。今回の乗り替わりを最も喜んでいるであろう阿部君に言わせれば「今回は四位にファングがどういう馬かを理解してもらう為のレース」だそうなので、次に期待することにしましょう。【1107】⇒成績表へ

★シルキーファングの10走目★

そして次のレースの出走は5月4日でした。ゴールデンウィークということで変則開催により金曜日の出走となりました。山羽君も「今度はファングに1万円はつっこむで」ということでしたが、かつて有馬記念に「背番号」万円を突っ込み、「武、武、武ェ〜!!!」と絶叫してた頃も今は昔、すっかり大人しくなったようです。今回舞台は京都に移り、ダートの1,800mへの出走となりました。鞍上は前走と同じく四位騎手です。「四位なら同じミスはしない。」誰もがそう思いました。陣営も「今回は勝ちにいく競馬をする」ということで、期待も一段と強くなりました。そしてレースを迎えました。スタートは僅かに出遅れてしまいましたが、今までと比べれば誤差の範囲といったところです。後方からの競馬となりましたが、 コーナーから4コーナーにかけてです、さすがは辣腕四位騎手。捲くりに捲くって4コーナー付近では先頭を窺わんばかりの3番手の位地取りでした。まさしく勝ちに行く競馬をしたわけですが、この後がいけません。前の馬をつかまえるどころかスローペースが災いしてか、前の馬とはグングンはなされてしまい、挙句の果てに大外を回った不利もあってか5着に敗れてしまいました。「京都の1,800mダートは前が止まらんのや。」(山羽)とは言え、競馬で勝つというのは本当に難しいようです。プール調教をしてもダメ、鞍上を替えてもダメ、万策尽きたとかと思いきや、厩舎陣営は我々よりも勝利に貪欲でした。「府中の直線」今度はこれに活路を見出そうとしています。東京のダートへの出走を計画しているようです。しかしここでまた問題が発生しました、ファングが骨折してしまいました。ただ症状としては軽いようなので、3ヶ月ほどで完治するそうです。秋口か年末の復帰かと思います。とにかく「無事是名馬」です。ファングの元気な姿が一日も早く見られるように祈るばかりです。【1108⇒成績表へ

★シルキーピュアの5走目★

遅れてきた女傑?

続いてピュアです。こちらの方は休み明けのレースで見せ場もなく9着に終わってしまいましたが、それから中2週で3月11日の阪神での未勝利戦(ダ、1,200m)に出走となりました。鞍上は久々の池添騎手です。この日も期待はしてるようでしてないような気持でレースを見たわけですが、この日はいつもとは少し違いました。いつもスタートが良すぎてそのまま行ききってしまうのですが、この日はさすが池添騎手。好スタートを切った後は、デビュー以来初めて後方に下げて競馬をしました。そして最後の直線です。ジリジリと追いこんできて5着でゴールイン。初めて掲示板にも載り、賞金をくわえて帰ってきました。シルクのホームページを見る度にいつ「残念ながら登録抹消となりましたので、出資会員の皆様には書面をもって・・・」のコメントが出るかとドキドキしていましたが、ようやく競馬を覚えたと言うか、競馬らしい競馬をしてくれました。「勝つのは近い将来や」そんな気持にさせてくれるレースでした。【0005】⇒成績表へ

★シルキーピュアの6走目★

それから僅か中1週で、325日、再び阪神での未勝利戦(ダ、1,200m)に出走となりました。鞍上は田島信騎手に戻りました。池添騎手の時のようなレース運びはできるのかな?と思いながらレースを迎えました。しかし、そんな不安も杞憂に終わりました。スタート良く飛び出し、レース中は後方待機と、前走同様控える競馬ができました。そして、4角から最後の直線、外に持ち出した田島騎手のムチに応えるようにピュアはグングン伸びてきました。先頭の馬はだいぶ前の方でゴールインしてしまいましたが、2番手の馬を交わしてゴールイン。そうです、2着に入ったのです。初めて連にもからみ、馬連も6,760円の高配当になりました。これを目の当たりにした藤沢亭は大喜び。今までの成績もさておき、「いやぁ、父を彷彿させるような鋭い追いこみやったなぁ」とか「ひょっとしてファングより出世するんとちゃうか?」なんという景気の良い話もでていました。【0105⇒成績表へ

★シルキーピュアの7走目★

この辺りはピュアは出走ラッシュなんですが、414日の阪神の内国産限定未勝利戦(ダ、1,400m)に出走しました。鞍上は前回と同じく田島信騎手でした。初の1,400mも好材料ということで、期待も高かったこのレース。同じシルク軍団のシルクアスリート(福永)という馬も出走していました。レースでは最近板についてきた中団待機の策をとったわけですが、最後の直線は全く伸びて来ませんでした。結果的には10着に惨敗で「距離が長かった」そうなんですが、皮肉にもこのレース、勝ったのはシルクアスリートの方でした・・・馬券も「シルクどんぶり」まで買ってたんですけどね・・・ピュアの出走はまだ続きます。【0106】⇒成績表へ

★シルキーピュアの8走目★

飼い食い悪い馬やのに、こんなに使いこんでええんかいなという気もするんですが、走る以上は応援してしまうもんで、428日今度は京都の未勝利戦(ダ、1,200m)に出走です。鞍上は田島信騎手。スタート良く飛び出しましたが、道中は控えた競馬。いつものことです。そしてそのまま伸びてこず6着。「もう、なんやねん!」2着まで着順を上げておきながら勝ち切れないピュアにもどかしさを覚えました。【0107】⇒成績表へ

★シルキーピュアの9走目★

陣営はこのあと、515日(火)になんと笠松競馬場で行われた若鮎賞(ダ、1,400m)というレースに矛先を向けて来ました。なんとこのレースでは1番人気を集めたのですが、結果は9頭立ての9着。「笠松の砂は合わん」そうで、レース後の疲れすらないそうです。次走は中京での出走を予定しているようですが、早く未勝利を卒業してほしいものです。中央【0107】笠松【0001⇒成績表へ

なんでスカイブルーなん?

 さて、いつもファング、ピュアの2頭の近況ばかりお伝えしてましたが、最近シルクのHP2歳馬情報なるものが届くようになりました。そうです、この2歳馬の中には我ら馬主連合の秘密兵器、ナリタブライアン産駆最後の大物、シルクモンドー(仮名:シルク9921)がいるのです。この馬は阿部、田中、山羽、土屋が馬主連合発足の際に、満場一致で購入を決めた馬なのです。この度、モンドーの正式名称が決定し、「シルクスカイブルー」になりました。ネーミングセンスの是非はさて置いといて、馬の状態ですが、天栄ホースパークで時計も少しずつ出しており、デビューに向けて順調に調教を積んでいるようで、今から夏以降のデビューが楽しみです。