びっくりしました。デットーリ、2日連続(JC,JCダート)のG1勝ち。
 両レース共に道中好位につけて直線内からスルスルと抜け出して他馬との叩きあいを制して
ゴール。あれだけ普通の馬に乗りながら2日連続の優勝(穴馬だからマークされなかったという
意見もあるかもしれませんがデットーリ程の騎手がノーマークな訳がありません。)
 日本の騎手も外人の騎手と比べてペース配分や位置取り等の道中の技術に関しては遜色ない
と思うのですが、直線に入ってからの叩きあい(へこたれそうになる馬を懸命に持たせる技術)は
格段に海外の騎手のほうがうまいです。
 これは動物愛護の関係でイギリスの競馬ではムチを入れていいのは10回までとかの制限が
あるのですが日本は制限ありません。そんなムチに頼れないルールの基での競馬なのでそれ以外
の技術(例えば馬に負担を掛けない乗り方等)に長けているのかなと思います。
 その上、叩き放題なので日本人騎手と外人騎手の差というのはまだまだ縮まらないでしょう。
事実今回も上位3位は外人騎手でしたし。

それにしても今回のレースは惜しかった。予想の通りファルブラヴとシンボリクエスエスの1-7の
馬連で買っていたのですがナカタニ騎乗のサラファンがファルブラヴとデットヒート。
テレビ見ていたらサラファンが死角になっていたので”来た〜”とぬか喜びしてしまいました。
 岡部騎乗のマグナーテンは巧く逃げたがさすがに最後は差されて4着。でも馬の実力を100%
出し切れたんじゃないでしょうか。
 武のジャングルポケットもあの乗り方しかないだろうなあ、という乗り方で掲示板を死守。
もともと直線の長い東京コースで力を発揮するトニービン産駒なので小回り中山では絶対不利。
直線後方から一気に追い込みよく5着まで来れたもんだと思います。

こうやって見ると掲示板に乗ったのは一流ジョッキーばっかりですね。

 さていよいよ今年のレースも終盤に差し掛かり、今週は2歳牝馬G1の阪神ジュベナイルフィリーズ
です。結構荒れるんじゃないでしょうかね。

では、自信の無い予想と簡単な説明です。
◎シーイズトウショウ・・・堅実な成績でタイムも優秀。人気は無さそうだが能力上位。
○オースミアスカ・・・調教を見る限り一番良かった。鞍上ペリエもプラス材料。
▲アドマイヤテレサ・・・武騎乗。2歳で上り33.7は秀逸。キャリア1戦がマイナス材料。
△トーホウアスカ・・・2馬身出遅れも末脚炸裂で3着。気性が若いので不安定だが
注リリーキャスケード・・・経験豊富。タイム優秀。1200M以上は未知数。

 ピースオブワールドは思い切って外しました。過酷なローテーションと騎手の腕に疑問だからです。
父は偉大なジョッキーだったので早く天才の血を発揮してほしいところですが・・・。
 ワナは調教では軽めの追いきり。強く追えないのはテンションが上がり過ぎてるのか疲れが
溜まっているのか?いずれにせよ狙いにくいので消し。

おそらくペースは速くなるので好位からの差し馬が台頭するのでは!?

                            
第54回阪神ジュベナイルフィリーズ 12月1日の予想