Ice Ninja
忍者
 このページの主旨


ここに書いていることは、私個人の流儀である。
スピード・スケートあり、フィギュア・スケートあり・・・
また、実用的かつ具体的な技の方法や知識を記することより、
ステーティングに関する独自の解釈や考え方を提示することを目的としている。
素人の観点から、スケート靴と氷で何が出来るか、ということを考え、
自分の経験を踏まえてまとめて行くことにする。
ある程度滑ることができる様になったが、ただ滑るだけではつまらない。
さて、何かパフォーマンスになる技を身に付けられないか・・・
というところから、少し深入りしているだけである。
ゼロからの挑戦、それが氷忍者だ!

第一に断わっておかなければならないのは、このページが
専門家の監修を受けず自己流を貫いているということである。
自己流が敬遠される理由として考えられるのは
1. 先人に敬意を払わず独りよがりになること。
2. 興味本位になること。
3. 危険に関する知識、経験が足りない可能性があること。
4. 適切な練習段階を無視して無理なことをする可能性があること。
5. 経験者が客観的に見ると分かるが、自分では気づけない部分が多いこと。
6. 安易な練習しか行わず、練習が片寄ったり、悪い癖がつく可能性があること。
7. 目的のレベルに到達できなかったり、回り道になったりすること。
などであるが、それを自覚しその傾向を何らかの方法で補う様にして
私は滑っている。基本的には、単にスケーティングを楽む立場である。
自己流を選ぶことは、個人のリスクと考える。
先人の築いたものは、しっかりとしていて偉大だ。
何万人もが100年かけて築き上げて来たものをひとまず置いて
その道のりをゼロから一人で辿ろうとするなど何と無謀なことか。
しかし、安易に習ったのでは見えて来ないものだ。
先人の築いたものの価値が。
それと同じものが自分に築けるか、考案出来るか?
と問われた時、安易に習う資格が自分にあるか・・・ということにもなる。
どういう考え方を元にしてその技が成り立つのか、
なぜそういう考え方に落ち着いたのか、
それを自分の言葉で説明出来るように、氷を踏みしめながら。

なぜ忍者なのか・・・

言うまでもなく、忍者は身軽である。
鎧などつけず、敏速な動きで身を躱し高い防御力を得る。
音もなく忍び寄り、風の様に走り抜け、軽々と跳躍する。
無駄な力をセーブして、体力を温存する。
日頃の鍛練でしなやかに自らの体を鍛え上げる。
こういった忍者らしさが、不思議とスケーティングの機能と似ているのだ。
また、高度なスケーティング技術は、普通の人から見ると、一体どうやったら
出来るか分からない程に、難しく不思議に見える。
それはまるで忍術を思わせるものがある。
よって、スケーティングを忍術という武術になぞらえて考えて行く。

ともかく、自己流ならではの発見が、このページにあれば幸いである。

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