4月13日(金)

●エリモジョージ死す 昭和51年春の天皇賞馬…29歳

“気まぐれジョージ”の愛称で親しまれたエリモジョージが10日午前4時頃、繋養

先のえりも農場(北海道えりも町)で老衰のため死亡。29歳だった。通算成績は44

戦10勝。昭和51年の天皇賞・春のほかに宝塚記念、京都記念(2回)、鳴尾記念、函

館記念、シンザン記念の重賞勝ちがある。6日に倒れ、再び立ち上がることなく亡

くなったという。

 

●ステイゴールド再び海外遠征プラン 秋、トゥザVと共に

ドバイ遠征で大活躍したステイゴールドとトゥザヴィクトリーに、再び海外遠征

のプランが浮上している。ステイは仏GI・凱旋門賞(10月7日、ロンシャン競馬

場、芝2400m)か、米GI・ブリーダーズCターフ(10月27日、ベルモントパーク競

馬場、芝2400m)。トゥザはブリーダーズCのクラシック(ダ2000m)、ディスタフ

(ダ1800m)、マイル(芝1600m)などが目標になる。

                             (4月11日)

●武豊大活躍 3鞍2勝&2着 シャンティー競馬場

武豊騎手は10日(日本時間同日深夜)、シャンティー競馬場で3鞍に騎乗。2Rドゥ

シュカ賞(3歳牝馬、芝1900m、14頭)はアルタルナで快勝、3Rノースイースト賞

(2歳牝馬、芝1000m、6頭)もサプリミエールで1着となり、2連勝を飾った。4Rの

マンディネ賞(4歳上、芝2500m、16頭)でもニッポンピロクール(せん6歳)で2着と

大活躍だった。

                             (4月12日)

●フジノテンビー、ゲート試験

スプリングSで14着に敗れた後、6日に笠松の中山厩舎から美浦の畠山吉厩舎に転

厩したフジノテンビーは、13日にゲート試験を受ける。「体はでき過ぎているく

らい。来週からNHKマイルC(5月6日、東京、GI、芝1600m)へ向けて調教の

ピッチを上げたい」と畠山吉調教師。

 

●レディパステル、デザーモとのコンビでフローラSに

7日のミモザ賞を快勝したレディパステルが、ケント・デザーモ騎手=米国=との

コンビで22日(東京、GII、芝2000m)のサンスポ賞フローラSに挑むことになっ

た。デザーモ騎手は、当初28日から短期免許で騎乗する予定だったが、1週早まり

東京の開幕週から騎乗をスタートする。

 

●シングンオペラ、中央転厩

中央での活躍が目立っていた公営船橋の実力馬シングンオペラ(牡3歳、父オペラ

ハウス)が、11日に美浦の高市厩舎に転厩した。同馬は船橋・岡林厩舎から中央に

5回出走。ひいらぎ賞2着、水仙賞2着、山吹賞2着と3連対し、GIII共同通信杯で

も4着になるなど高い芝適性を示していた。大目標はダービーで、転厩初戦はプリ

ンシパルS(5月4日、東京、オープン、芝2200m)になる予定。

 

●武豊、1鞍騎乗で9着 サンクルー競馬場

武豊騎手は11日(日本時間同日深夜)、サンクルー競馬場で1鞍に騎乗。5Rバナッ

サ賞(4歳以上牝馬、芝2100m、10頭)でシェザ(5歳)の手綱を取り9着に敗れた。

 

4月10日(火)

●フジノテンビー中央転厩

昨年のデイリー杯3歳Sの覇者で、公営・笠松の中山厩舎から美浦・畠山吉厩舎へ

の転厩が決まったフジノテンビー(牡3歳)が6日、午前零時5分に美浦トレセンの検

疫厩舎に到着。午後3時すぎには厩舎の馬房へ移動し、馬名登録とともに中央への

移籍を完了した。7日から調教再開。5月6日のNHKマイルC(東京、GI、芝

1600m)を目標に調整が進められる。

 

●武豊、2日連続勝ち鞍 ロンシャン競馬場

武豊騎手は5日、仏ロンシャン競馬場で5鞍に騎乗。3Rの準重賞フィンランド賞

をスナタカで制して2日連続勝利を挙げた。その他の結果は、2Rナンテール賞は

キュピドンで着外、4Rコンピエーニュ賞はアルナミクスで2着、6Rラグランジュ

オーベル賞はアスチュリーで着外、8Rボーヴェ賞はザルドゥーンで7着。

 

●京王杯SC 外国馬選出

京王杯SC(5月13日、東京、GII、芝1400m)に出走する外国馬が選出された。テ

スタロッサ(豪、牡5歳)、ベルトリーニ(UAE、牡5歳)、チャイナヴィジット

(UAE、牡4歳)、スリーポインツ(UAE、牡4歳)、マーフース(UAE、牡4

歳)の5頭で、補欠馬は繰り上がり順に(1)ゾーニング(UAE、牡4歳)、(2)シャ

ドークリーク(米、牡6歳)の2頭。

                              (4月7日)

●7日中山11R 第19回ニュージーランドT(GII)

 キタサンチャンネル鮮やか逃げ切り重賞初V

高橋亮騎乗の3番人気キタサンチャンネルが、後続の猛追を退けて逃げ切り重賞初

V。クビ差の2着にネイティヴハート、3着にはエアヴァルジャンが入り、以上の

3頭がNHKマイルC(5月6日、東京、GI、芝1600m)の優先出走権を獲得した。

 

●7日阪神11R 大阪−ハンブルクC

 アンカツ旋風!メジロサンドラ1着

公営・笠松所属の安藤勝騎乗で4番人気のメジロサンドラが、2番手追走から直線

で抜け出して快勝。2着はインから強襲したサニーサイドアップ。1番人気のタガ

ノブライアンはスローで逃げたが、直線で失速し9着と惨敗した。

 

●7日中山9R ミモザ賞

 レディパステル快勝

ミモザ賞(3歳500万下、牝、芝2000m)は、2番人気のレディパステル(美浦・田中

清厩舎)が、好位追走から直線で抜け出して快勝。タイムは2分2秒5(良)。「以前

のようにカッとなる面もなく落ち着いていたし、スムーズに流れに乗れた」と、

蛯名騎手は確かな成長力を感じ取っていた。

 

●田中清師、通算200勝

7日の中山3Rでグルメシャープが快勝し、田中清隆調教師(49)は、平成2年7月23

日の開業以来、1872戦目でJRA通算200勝を達成した。これまでに、平成9、10

年のGI・フェブラリーS(シンコウウインディ、グルメフロンティア)、11年の

GII・産経賞オールカマー(ホッカイルソー)など重賞8勝を挙げている。

                              (4月8日)

●8日阪神11R 第61回桜花賞(GI)

 テイエムオーシャン圧勝

1番人気のテイエムオーシャンが、スピード、パワーの違いを見せつけた。好位2

番手から楽に抜け出し、1分34秒4(桜花賞史上2位)の好タイムで、2着のムーンラ

イトタンゴに3馬身差をつけて圧勝。本田騎手、西浦調教師とも、クラシック初制

覇となった。2番人気ダイワルージュは3着、3番人気ハッピーパスは4着。

 

●ダイワルージュ制裁 ゲート再審査

桜花賞は、ダイワルージュがゲート入りを嫌がり、スタート時間が3分ほど遅れ

た。これにより、ダイワルージュはゲート再審査の制裁を受けている。

 

●8日中山11R エイプリルS

 エアスマップ快勝

横山典騎乗の2番人気エアスマップが、好位追走から直線で鋭く抜け出して快勝。

2着には人気薄のシンボリビンテージが食い下がった。1番人気のラティールは直

線伸び切れず6着に敗れた。

 

●8日阪神9R 忘れな草賞

 アスクコマンダー好タイム勝ち

忘れな草賞(3歳牝馬オープン、芝2000m)は、中団を追走したアスクコマンダー

(栗東・伊藤雄厩舎、父コマンダーインチーフ)が、直線で差し切り勝ち。2分0秒

0(良)の好タイムで快勝した。「2000mという距離も馬に合っていたし、馬自身も

すごく良くなっていた」と騎乗した武幸騎手。今後はオークスが目標となる。

 

●英グランドナショナル

 レッドマローダー優勝 出走40頭中完走4頭のみ

世界最大規模の障害レース、グランドナショナル(芝・約7200m)は7日午後(日本

時間同日深夜)、リヴァプール郊外のエイントリー競馬場で行われ、R・ゲスト騎

乗で単勝34倍の伏兵レッドマローダーが優勝。タイム10分58秒90(不良)。2着は大

差でスマーティー。出走馬は40頭で完走はわずか4頭。うち3、4着は落馬再騎乗と

いうタフなレースだったが、人馬すべて異常なしという奇跡的な結果となった。

 

●米サンタアニタ・ダービー

 ポイントギヴンV

ケンタッキー・ダービーの西海岸最大の前哨戦、第64回サンタアニタ・ダービー

は7日午後(日本時間8日午前)、ロサンゼルス郊外のサンタアニタ競馬場のダート

1800mを舞台に6頭によって争われ、G・スティーヴンス騎乗の断然の1番人気ポ

イントギヴンが2着クラフティシーティーに5馬身1/2差をつけて圧勝した。

                              (4月9日)

●テイエムオーシャン疲れなし

桜花賞を圧勝したテイエムオーシャンは一夜明けた9日朝、激戦の疲れも見せず、

自厩舎で元気な姿を見せていた。「勝ってよかった。ホッとしたよ。午前2時くら

いに栗東に着いたけど、戻ってきてからも元気だし、カイバもよく食べてる。

オークス(5月20日、東京、GI、芝2400m)は距離が延びるけど、こなせると思う

よ」と西浦調教助手は笑顔をのぞかせていた。

 

●武豊、最高2着 ロンシャンで5鞍騎乗

武豊騎手は8日午後(日本時間同日深夜)、パリ郊外のロンシャン競馬場で5鞍に騎

乗。3Rに組まれた仏ダービーの前哨戦ノアイユ賞(GII、3歳、芝2200メートル)

にダライカで参戦したが最下位6着に敗れた。その他、1Rジュイニュ賞はサンク

ションで2着、2Rクラブギャロ賞はスキーノスで7着、4Rヴェールギャラン賞は

ザハーで5着、7Rラグラシエール賞はトゥータフェで4着だった。

 

●武豊、クロフネとのコンビでNHKマイル参戦へ

フランスで騎乗している武騎手は一時帰国し、5月6日のNHKマイルC(東京、

GI、芝1600m)にクロフネで参戦。2着以内に入った場合は、ダービー(5月27日、

東京、GI、芝2400m)でも同馬に騎乗する予定。

 

●京都競馬場 6月30日から新型の馬券発売機に

JRA(日本中央競馬会)は定例記者会見を行い、6月30日から京都競馬場で、新型

の馬券発売機と払戻機を導入することを発表した。投票券(馬券)が従来より一回

り小型になり、キャッシュカードサイズとなる。また、的中馬券と、投票カード

による購買も可能。的中馬券を換金せずに、次の馬券が買えることになる。今回

の新型機械は、6月30日から京都競馬場において順次導入し、平成14年は京阪神、

15年は西日本、16年から17年に首都圏と発売エリアを拡大していく。

                             (4月10日)

 

 

【お疲れさま】

▼繁殖馬…スイートバレンシア、メジロシャープ、サクラスイートキス、

     リワードムーラン

▼地方競馬…チョウカイカオリン(上山)、メリーラヴ(高崎)、

      トロピカルレディー(未定)、シンボリネブラスカ(未定)、

      ロードハイスピード(未定)、トランスフォーマー(門別)、

      スギノダイチャン(笠松)、オカノヒロイン(門別)、

      キタノアミージャー(佐賀)、イシノジェスト(高崎)

▼乗馬…ベルグリアル、アヴァンセ、ブライトネス、ビバフランス、

    エアファントム、スギノベネツィア、マイシャローナ、

    リアルヴィジョン、ブラーボウォモ、スコッチフラワー、

    イエローバレイ、シェリーシヴァル、スペースキングオー、

    オンワードハーブ、レオカグラ、フジノマッハ、ブライアンマーチ

▼死亡…メジロチェスター、プレミアムオーエル、メディアガール、

    グランドレイナ

【注】関西は主な馬のみ掲載