127文字以内のドラマ(違)            おやつ物語

                  

    
        

         
爆釣 

リ「大漁大漁〜!もぅ最高ね〜!」
ア「リナさんすごーい!リュウグウノツカイ41尾目ですよ!!」
リ「こんな沖で釣りできんのも錨のおかげねっ。おりゃっもう一投!」
ガ「zzzz」
 息継ぎホースの傍らに断末魔の泡が浮いていることを三人は知らない。

        リュウグウノツカイ:深海魚

聖州髪屋敷

昔々、聖州におゼルというキメラがいました。ある日おゼルは生え変わらないかもしれない針金の髪をどっさりテーブルに突き立てて抜いてしまい、世を儚んで錨のよーに井戸の中へ。それ以来井戸からは夜毎髪の毛を数えるおゼルの声が…

    

火事

「あっつーい。暑いですぅ〜!」
「何でビールでそんなに酔うんだ。こら、ドレスの胸元をパタパタさせるな!」
「あ、照れてるー。かーわいーー!ゼルガディスさんだーい好き!!(chu)」
 ぼわん
 酒場1軒+「1人」全焼。命に別状はない模様。

         

女湯にて

「相変わらず生意気な胸ね〜」
「いいじゃないですか。リナさんのは小ぶりでも形が綺麗なんだから。わたしのももっとこう、つん、と形良く…」
「わがまま言わないの!そんだけおっきけりゃ十分よっ」
 男湯に響いてくる乙女の会話。傍聴者二名也。

                

正夢?

「行くぞアメリア!」
「はい、ゼルガディスさん!」
「夫と!」
「妻の!!」
「二人の愛は永遠にクラッシュロイヤルサンダーグレイワーズスペシャルううっ!!とおおおっっ!!」
 ぱち
「・・・ま、まさか、な・・・」

           

仙界大戦

「変な連中が現れたさ師叔!俺っちとそっくりの剣持った男と赤毛の女と」
「プリンちゃん〜!!」
「妖怪仙人までいるさ!何故か一緒に!!」
「そいつ、ナタクの乾坤圏を額で弾き返したんです!岩石系が正体かと!」
 さて、勝敗はいかに。 

        封神演義(藤崎版)より(違)

特訓

「綺麗な夕陽だ」
ざざーん
「日想観てのを知ってるか?」
ざざーん
「夕焼けの海に沈む者も居たそうだ。極楽往生するためにな」
「遠い目で何をぶつぶつ言ってるんですかゼルガディスさん。さあ行きますよ!えいっ」
どっぽーん。
ざざーん
ざざーん…

          

        

               

                            

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