ZAXの思い出 アンソロジーに参加した話 |
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○ZAXの管理人深海さまからアンソロジー案内のメールをいただいたのが2002.1月上旬のこと。
その後刻々と(?)送られてくるメールには、参加表明された会員さまのお名前が紹介されています。それがまた、普段からこっそりひっそりとお世話になっている、憧れの作家さんばかりなんですこれが。
どうしよう。
生れてこの方、本なんて学級文集ぐらいしかしたことないよ・・・・。
でも!でも!!
憧れの作家のみなさまといっしょに、さも一人前のよーに名前を連ねられるなんて、こんなうれしおいしい機会(笑)はそうそうないわっ。深海さまも初めてでもいいですよって言って下さってるし、行け、行くのだ私ーーー!
ぽち(参加希望のメール送信)
「ひいいい〜〜〜〜。やっちゃったよ〜〜〜〜ばかだよ〜〜〜〜」←勢いだけで参加希望してしまい今さらながらパニくっている
『参加受け付けました』(管理人さまからのメール)
「ひいいい〜〜〜〜。うけつけられちゃったよ〜〜〜〜。やっちゃったよ〜〜〜〜」←すでに混乱気味
小野、なんだかものすごく不純な動機により、生れて初めて本作りに参加決定。
1月下旬のことでございました・・・。
○原稿の締め切りは3月上旬だったです。
なんていうか、
「ああ、修羅場って・・・・こういう意味だったのね」
という日々でした・・・。
特に〆切り前後、仕事の関係で私個人のスケジュールが「もともと睡眠不足のまま徹夜で書き上げそのまま職場へgo!」とゆー事実上の二晩連続完全徹夜となってしまい、そのせいもあって管理人さまには文字通り多大なごめいわくをおかけしてしまいましたです・・・・。深海さま。本当にお世話になりました・・・・。はふ。
話を考えている間はひたすら楽しかったのですが、書き始めると、
「とにかく書き上げなきゃ」
「だめだよ〜〜うまく書けないよう〜〜」
「とにかく〆切りに間に合わせなきゃ」
「だめだよ〜〜まにあわないよう〜〜」
と、ネットでは感じたことのない言うに言われぬ振り子のよーな心の動きに翻弄され、これまた言うに言われぬプレッシャーもあって、某名セリフのごとく「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!」と自らを必死に鼓舞しつつ、出来上がった時は放心状態。「うれしい」「終わった」以前に、
「間に合った・・・」
の一言だけが頭に浮かんでおりました。
晴れた麗らかな午後のことでございました・・・・。
○五月上旬、深海さまより小包到着。
待ち焦がれていたアンソロジー本だ!ついに我が手にーーーーー!
ぱらぱら
「わはははは!!(爆笑)」
ぱらぱら
「姫〜〜〜(ほろり/感動)」
ぱらぱら←自分のところ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
大冷汗。
なんか・・・・だらだらと愛想ないよ・・・・妙に白いし・・・・。
あぁっあれだけ見直したはずなのに誤字脱字がっ。
うっかり読み直してしまい、もはや硬直。
別人な姫&魔剣士。ぶれまくる視線。脈絡のない場面転換。急流下りのごとくひたすら流れ落ちていく展開。さらには薄味とか書いたくせにむしろなにげにあぶらっこいオチ(しかも締まりきらず)。誰か私を止めてくれ。
憧れの皆さまのお作と一緒に自分の書いたものがなんらかの形になる、本になる、ということ自体がとても感動的でした。
その過程はとても苦しい。
そしてものすごーく恥ずかすぃくもあり・・・・・情けなくもあり・・・・。
でもでも。
やっぱり一言で言うなら、楽しかった、です。
ZAXのみなさま、お世話になりました。ほんとうにありがとうございました〜!
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