「これがイイ」

 

 

                   パフェと君

 

 

が指を指したのは超超超特大パフェ

ちなみにココは某ファミレス

何とも奇妙な団体だろう

男8人と一人の女・・・・・・

「はぁ?!んな高いの買えるわけあらへんやろ?!」

「これじゃなきゃイヤ」

「堪忍してやー(泣)」

「ヤダ」

「うぅ〜〜泣)」

「忍足激ダサだな」

「これがウチの天才か?・・・笑わせるぜ・・」

「Zzzzz〜」

穴戸は呆れたようにつぶやき

跡部は小馬鹿にしたように見下し

ジローは寝息を立てて寝ていた

 

 

時は一時間前にさかのぼる・・・・・・・・・・・・・

マネージャーであるは準レギュラーの部室を掃除していた

汚い・汗臭いこの部屋。準レギュラーには相応しかった

正レギュラーと準レギュラーではやっぱり違う

それなりにやっぱり正レギュラーの方が施設も良い

「・・・・・・汚い・・・・・」

はいやいやながらも部室のかたずけを始めた

(男って何で下半身だけで考えるかな・・・・)

健全な男子中学生だったら一冊は持ってるであろう本

ロッカーの上に山ずみにされていた

(巨乳がそんなにいいかね・・)

本を一冊手にとり眺めてふと思う

はここ数ヶ月で慣れた

というより慣らされた

これもあのナルシスト・傲慢野郎の所為だ

もともとマネなんてやりたくなかったのに跡部とか言う傲慢な帝王に気に入られてしまったのだ

そして追い討ちをかける様に正レギュラー達にもつきまとわれた・・・・と

「はぁ・・・・」

思わずため息が漏れる

乱雑におかれていた本を捨てる為に袋の中につぎつぎといれる

そして一通り部室を掃除して正レギュラーの部室へと向かった

 

 

ー!やっほー!」

後ろからずしっと重みを感じる

正体はオカッパである事はすぐに分かった

「・・・・ガックン・・重いから・・・・」

大量のエロ本と人生ゲームが入った袋を床に置く

「???辛気臭い顔してんな?なんかあった?」

確かに気分は悪い

慣れたと言えど部室であんな物をやっぱり見せられたら気分が悪い

ひょこっと肩から顔を覗かせた岳人をふりほどく

「・・・別に?」

冷めた口調でそう言う

「何だよーつまんねーの」

ちぇっとそっぽを向くと後ろには氷帝の天才こと忍足侑士の姿があった

「ガックンはあかんなー・・は今日アレなんやってv」

「!!?侑士!何でんなトコにいんだよ!」

「何やー・・・そんなに驚く事あらへんやろ〜?」

「・・・・いきなし現れんなって!!」

「何でやねん!のトコ来て何があかんのや?!」

 

 

 

「「イヤ・・・キモいから」」

見事にと岳人の声がハモる

こういう時だけダブルスの忍足より息が良い二人だったり

「キっ・・・・・・!!」(←声にならない)

ショックを受ける忍足の姿は情けない・・・・・・

「なー侑士さっき言ったアレって何?」

密かに天然な岳人

と言うよりかの前でそんな事を聞かない方が・・・・・

「なっ・・ガ・「あーそれはなー生理の日やで♪」

 

言っちゃった・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・ガンッ!!

にぶい音がしたのは言うまでもない

 

 

の回し蹴りをモロにくらった忍足は

 

 

悦っていた・・・・(変態!!)

「・・・もっと叩いてやーvv」

「死ね・・・・・!」

 

 

 

(うわぁ・・・俺もう侑士とダブルス組むのやめようかな・・・)

 

長い回想だけどまだ続く

 

「そーいやその袋何?」

うっ・・・・・・・

あんまし人前で言いたくない様な内容の本

ましてや男

絶対イヤ・・・・・・・・・・

「何でもないよ?」

そう言って例の袋を後ろに隠し足早にその場を去ろうとする・・・・・

足早と言うよりはむしろ走るから!!

「ちょっと!!待てって!」

ちょっと遠くの方でガックンの声が聞こえる

(イヤだ・・・・・!)

これでも足には自慢があった・・・・・・んだけど

前から思わぬ人物にでくわしてしまった・・・・・

あーコイツに出会わばければ・・・!!

「あっ!跡部!!捕まえて!」

(え・・・・??今なんて言った?・・・・あのオカッパ!)

あ・・・・跡部・・・って・・・・ほざきましたか?・・・

「あ゛・・・・?」

(げっ!!やっぱしいるし!!)

そのまま跡部景吾の横を通りすぎようとしたがそうは行かない

あの跡部てある

「なっ!?離せ!」

簡単に捕まってしまったはジタバタと手足を動かすが・・・

「あーん?俺様に会いに来たのかよ?

違うから!!ってか有り得ないし!!

ニヤッと口を動かすと跡部はの腕を引き寄せそのまま腰に手を置く

「な・・・触るな変態!!」

ばちーん!

足の次には手が出た

まぁグウじゃないのが唯一の救いだろうか

「いってぇな・・・・まぁそんな気の強ぇトコも好きだぜ?」

ニヤッ・・・

ぞくぞくっ!

やめてくれ・・・・・

アタシは好きじゃないから!

「アタシは嫌いなの!」

この勘違い野郎が・・・・・・!

「ああん?お前もそろそろ落ちろよな・・・俺様の何処が悪い?完璧だろ?」

そのナルシーなトコがイヤなんだってば・・・

 

 

 

「あっ!先輩!?何してるんですか?!」

そう言って走ってきたのは鳳だった

「あ・・・・チョタ・・・」

(ちッいいトコで邪魔しやがって)

鳳は来るなりグリンと自分の方にを向かせ肩に手を置き焦りながらこう言った

 

 

 

先輩!!跡部部長と一緒に居たら妊娠しちゃいますよ!??」

あぁ・・・・コイツはまともな奴だと思ったのに・・・

 

 

属性同じだったんだよな・・・・そういえば・・・

 

「はぁ・・・」

「やっぱり何かあったんですね?!」

「鳳・・・テメェ・・・・」(キレ)

「何ですか?跡部部長。俺たちの邪魔しないでくださいねvv」

何故か邪魔の所だけ強調する鳳

黒いから・・・チョタ・・・

「何か・・・疲れた・・」

てゆーか・・・何か忘れてる・・・・?

さり気なく手に肩を置いて隣で歩いてるチョタはもう気にしない

「あーーーーーー!!」

 

「どうしたんですか先輩?」

「ふ・・・袋・・・が無い・・」

「??」

あたふたしながら回りを探すがソコには少し向こうを歩いてる跡部しかいない

 

 

 

「アイツか・・・・!!」

あのオカッパめ・・・・・

あんなかにはエロ本が入ってるのにぃーーー!

「チョタ・・・・突撃するから・・」

「??ハイ?」

何の事だかサッパリの鳳はと一緒に部室に向かっただった

最悪な場合が脳裏に浮かぶ

あのオカッパの事である

がエロ本を読んでる」何てこといいかねない

まず最初にダブルスを組んでいる忍足に言うだろう

それをあっさり否定する様な奴じゃあない

むしろアイツは悦ってそうだ・・・・・・・・

 

 

ガンっ!!

弾の様に入って来たが最初に目に入ったモノは・・・・・・・

 

「なぁなぁ・・岳人・・・この子に似てへん?vv」

忍足が指を指していたのは貧乳ながらも・・・

って違う

エロ本の女

岳人の反応は

「何言ってんだよ!!侑士!コッチの方が似てるって!!」

ちなみにこいつ等エロ本に夢中でと鳳の存在に気付いてない

の顔は青ざめ怒りで拳が震えていた

そして鳳は恥ずかしさで顔を赤める・・・んじゃなくて

「アハハ」っと黒い笑みを浮かべていた

きっと白い彼なら頬を赤めて可愛い反応をするだろう

「忍足・・・・岳人・・・・・・殺す・・・・・・・」

重低音とただならぬ雰囲気にやっと気付いた忍足と岳人

「「・・・ぁ・・」」

彼等の額にツツーといやーな汗が流れる

「ははは・・・・コレな・・・がっ岳人が持ってきたんやでェ?」

「・・・・・・・・・・・」

「何言ってんだよ?!侑士がに似てる女探そうって言ったんじゃん!!」

 

 

ピきっ・・・

「死ね・・・・忍足・・」

 

チーーーーーーーーーン

 

ご愁傷様
(南〜無〜♪)

 

「わぁーーーー許してくれやーー!」

部室には忍足の悲痛な叫びが響いた

「・・一人敵が減ってよかったな・・。先輩v」

黒い笑みを浮かべ喜ぶ鳳

岳人はちびりそうになっていた

(怖ぇ・・・・)

 

 

 

 

 

「何やて!?がか?」

「うん・・・・・はねェ・・・甘い物が好きなんだよ〜」

眠たい目をこすりながら答える

今にも寝てしまいそうなジロー

(寝る前に答えてもらわんと!)

「ジローお前何でそんな事知ってるん?!」

ホントはこれが一番聞きたかった忍足

「ん〜・・・この前ねェ一緒に食べに行ったんだよ・・・・・」

「はぁ?何でやーーー!ジローと一緒にいくんやったら俺も!」

忍足はうめくとジローは追い討ちをかける様に

ちゃんね〜・・・・・「忍足は変態だからイヤ」って言ってたよ・・」

ジローは落ちてくる瞼を緩めついに寝てしまった

「何でやーーーー!!こんなに愛しとんのにー!(セクハラしとんのにーーーーーーー)」

 

 

だからそのセクハラがダメ何だって事に気付かない忍足

 

 

(まぁエエわ・・・・・仲直りする方法が見つかったんやしな・・・くっくっく・・・)

変態っぽい笑みを残し忍足はジローが居る場所から去った

 

 

 

そして部活後・・・・・・・・・・・・

 

忍足はを誘う事に成功

(まぁ・・・おまけ付きなのは今回だけ我慢や・・・・!!)

 

 

 

        回想終了・・・・・・・・・

 

 

ちなみに今座ってる座席の位置は言うと・・・・・・・

   樺地 
         穴戸

ジロー     鳳

      忍足

跡部      岳人
         
    日吉

   

 

と言った具合である

跡部の事だろうから迷わずお誕生日席(樺地と日吉がいる席)に座ると思ったがの隣が一番良かったらしい

唯一癒しなのがジローの隣であった事だった

忍足が隣だったら太股をなでまわす事はあきらかだった

げんにいつかそんな事があってからと言うもの絶対に忍足の隣は座らない事にしている

 

 

「すいません。オーダーおねがいします。」

はっきりしたきりっとした口調で日吉はウェイトレスを呼ぶ

「何や!日吉!まだ呼ぶなや!」

「・・・・・・諦めてください先輩」

「ありがと日吉。後でパフェ少しあげるよ♪」

「いえ・・・俺は・・・いいです////」

そう言って日吉は視線をそらす

「何やー日吉いっちゃまえに顔赤くしよってからに〜・・」

「忍足黙れ」

の声が瞬間的に重低音になった

「・・・・・ハイ・・・すんません」(汗)

(ここで怒らせたら最悪な事態になりかねないのでここは我慢や!)

 

「それにしてもよー・・お前甘いもん何か好きそうに見えねぇよ」

跡部はそう言うとレギュラー陣もそれには納得

はクールに見えるし特に甘い物が苦手そうだという印象の方が大きい

だから今回、パフェと言ったのも以外で仕方なかった

「そうですよね。先輩細いし・・・。正直ビックリしました」

チョタは口を開く

「甘い物は昔から大好きだよ?あたし」

隣にいる跡部はニヤリとした

・・・何だったら俺様が買ってやるぜ?」

「何を・・?」

は?マークを語尾に付け聞く

 

 

 

 

 

「ケーキ屋」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「やめといた方がいいぜ・・・・・」(跡部のトコ何か行ったらケーキ食う前にが真っ先に食われるぜ・・)

「やめとき。そしたら跡部んトコ一生いなきゃいけなくなるで?」(俺のトコにくるんやからなw)

慣れてるので誰も相手にしない

「うん」

「・・・・ちっ」

「先輩wそれだったら俺がまるごとデパート買ってあげますよw」
↑(跡部に劣らずのバカネ持ち)

こちらも慣れてるので相手にしない

というかむしろ可哀想な穴戸さんが止める

「・・・長太郎・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

そんなくだらない話をしていたらウェイトレスのお兄さんが超超超特大パフェを持ってこちらに向かってきた

「お待たせ致しました。超超特大パフェになります」

「うわーでけぇー!!」

岳人は感嘆の声をもらす

その声に反応したのかジローは起きた

「ふわぁー・・良く寝た・・・」

「あっジローちゃんおはよう」

「んーちゃんおはようw」

(ジローの奴・・と何気に仲いいよな・・)

跡部は思った

(今・・・ウェイトレス「超」が一つ足らなかった気が・・・)←日吉の呟き

ウェイトレスの男の人がいかにも重そうなパフェをの前に置く

「・・・・・・・激甘そうだな」

穴戸が怪訝そうな顔で見る

「えーおいしそうじゃん。穴戸も食べる?」

そう言ってはスプーンをとってクリームをすくう

「・・俺はいい!///」

「そう?」

そう言ってスプーンを口に運ぶをジーっと忍足が見ていた

「・・・何・・忍足・・?」

いかにも嫌そうな声の

「・・・一口・・・」

何が言いたいのかはすぐ分かった

「ヤダ」

(即答デスカ・・)

「うぅ〜ヒドイわ・・・ちゃん・・(泣)」

「・・・(シカト)」

「(忍足先輩、下克上です・・)」

先ほどからかなり羨ましそうな顔で見ている岳人の視線に気付いた

「?ガックンも欲しいの?」

「・・・くれんの?」

 

 

 

(ちょっと・・・可愛くない?vv)

岳人は上目使いでを見ていた

「いいよwガックンあげるwハイアーン」

岳人は先ほどの忍足との違いでぎょっとして驚いた

ぎょっとしたのは岳人だけでは無かった

 

しかし岳人はうれしくなってスプーンに食いついた

「おいしーーー!」

「でしょ!」

二人でキャッキャッっと騒ぐ

まるで女の子同士の様だった

そんな情景を忍足は羨ましそうに見ている・・・

と間接キス・・・・岳人・・許すまじや・・・・・)

それを思ったのは忍足だけでは無かった

「ねぇーねぇーちゃん、俺にもちょーだい?」

ジローはの制服の袖をグイっと引っ張る

(ジローちゃん可愛いなぁwもうw)

「ハイあーん」

「ん」

ぱくり

「おいしい?」

「うんおいCー♪」

はたからみたらそれはとても微笑ましい光景だった

「・・・穴戸さん!!羨ましいです!」

「・・・・・・あぁそうかい・・・(俺に言うな・・!)

(ジロー・・・こん中で一番厄介な敵かもしれへん・・)

「おい・・」

跡部が久しぶりに口を開く

「何?跡部」

「・・・・・食わせろ・・。」

「・・・・・何で命令形なの?」

少し声が低くなる

「・・・う・・・食わせてくれ・・・」

「甘い物ダメやったやろ?!跡部!!」

「うるせぇ!忍足!」

跡部はヤケになって顔が少し赤みを帯びていた

(・・・・・・・・・・・あの跡部がねぇ・・フフフ)

「いいよ。口開けて」

「ん?あぁ・・」

ぱく

「おいしい?」

「・・・・・・・・・・・・・甘めぇ・・・」

「当たり前でしょー。パフェ何だからさー」

パフェが後もう少しでなくなりそうになってた頃

忍足も鳳も限界が来ていた

!最後の一口だけでも!!」

「先輩!俺にも下さい!!」

二人とも涙目で懇願してきた

「ふ・・・人徳の差だろ?なぁ樺地?」

「ウス」

(困ったな・・・チョタにあげたいけど・・・。忍足がおごってくれるんだし・・・)

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

「・・・・ハイ・・。忍足にあげる・・」

そう言っては鳳に申し訳なさそうに頭を下げる

「ごめんね・・チョタ・・」

「いえ・・・いいんです!でも今度一緒に食べに行きましょうね!」

「うん!」

は微笑むとそこには和やかな雰囲気になった

「・・・なぁなぁ・・・・「アーン」ってやってくれへんの・・?」

「って言うか!鳳!抜け駆けすんなよ!」

、俺様がもっといい所つれてってやるぜ?」

そう言って跡部はの肩に手をまわす

「先輩方?先輩は俺と行くんですから・・。ねぇ先輩?」

「うん。でも又今度ね。」

 

 

 

「ってゆーか何で俺の事無視すんのや!!」

忍足がちょっとかわいそうになった

「あ・・・・・ごめん」

!!店出るで!」

「は?え?」

「ええからこい!」

そう言って無理矢理外につれ出される

「・・・・・・・忍足?」

「今から食べ直す!」

そう言って忍足はの腕をとり隣のレストランに入った

 

 

「とゆー事は・・・又おごってくれるんだ♪」

 

「は?え?」

「今度は超超超特大プリンアラモードがイイ!」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・あんさん食べ過ぎや・・・・」

忍足は少しげんなりした

 

 

「けど・・・今回は俺の勝ちや・・・」

そう笑みを残してレストランに入った

 

 

 

 

 

 

 

 

「あんがとー忍足」

「ええねん♪別に♪」

そう言って忍足はに抱きつく

華奢な体が少しよろける

「なっ・・・忍足・・・・・?」

いつものニヤケ顔じゃない忍足

見たことのない真剣な顔

「・・・・・・・」

心なしか声に覇気が無いのも事実

「・・・・・・・・・・・・・?ん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何か胸の当りに違和感が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

モミモミ・・・・・

忍足の手があきらかにあやしい動きをしていた・・・

 

 

 

「もむんじゃねー・・・・この変態が!・・・」

コキン・・・・

 

ちょうどけリを入れた当り場所が良かったらしく

「うーーーーーーー痛。。。。。。。(泣)」

忍足は股間を押さえその場でしゃがみ込んだ

(心配したアタシが馬鹿だった・・・)

 

 

 

「最低・・・・・・・・・・!!」

 

 

 

「男の使いモンだけは蹴ったらアカン!!」

「うっさい!!!」

 

 

 

 

 

 

end

 


後書き
無駄に長くてどうしようもなく駄文。。。変態忍足・・・。忍足大好きですよ!!