大嫌い

 

何かムカムカする

あいつ等見てると無性に腹が立つ

(何で俺がこんなにイライラしなきゃならねぇんだよ!くそっ!!)

今の俺の顔には相当、眉間にしわが寄っていたのであろう。

「??何や?跡部。そないな顔して?可愛い顔が台無しやでvv」

忍足は跡部の顔を可愛いと言うながら岳人とイチャイチャ(←オレにはそう見える)している。

岳人が俺に気づいて「アレ?跡部そんなトコに居たのかよ?」

・・・・ふざけんな・・・(怒)

岳人は俺様の存在自体気づいていなかった・・・・・

俺のオーラにきずかねぇ馬鹿はおまえぐらいだぜ・・後で憶えてろよ

跡部は岳人に睨みを利かして念を送った

岳人は怖れを感じたのか忍足の後ろに隠れた

「跡部もこっち来いやvv可愛がったるで〜vv」

忍足は気持ち悪いぐらい甘い声で、岳人のほうに向いたまま手招きしたがその動作を見てブチッと何かが切れた・・・。

「ざっけんなよ!!(怒)忍足!!お前なんかもういらない!!」

バンっ・・・・・・・

跡部は教室のドアを派手に開けて走り出した

(最悪だ・・アイツが悪いんだ・・・・アイツが・・・くそっ!何で涙なんか出てくんだよ!死ね!!)

跡部は歯をギリギリとかみ締め目的地も定めずやみくもに走った

そのころ取り残された二人はと言うと・・・・・・

岳人は何が起こったか分からず頭上にはてなマークを浮かべていた

「侑士〜跡部どったの??」

忍足は額に手を当て「アチャー」という顔をしていた

「ガックン。スマンなぁーオレ行かなアカン。大事な大事なお姫さん探してくるわ」

忍足はすまさそうな顔をして言った

忍足は岳人の頭をなでて、教室を後にした

「おい?!侑士!どこ行くんだよ!」

忍足は岳人の問いに答えず走り出した

 

 

 

 

跡部が何となくたどり着いたのは屋上だった

キィ・・・・・

放課後という事でさすがに誰もいなかった

静かだと余計に考えてしまう

ここでの思い出が一気によみがえって来た

(ここで・・・・アイツと初めてキスだって・・・・sexだってした・・)

跡部にとってここは思い出がありすぎた場所だった

「なぁ景ちゃん・・・キスしてえぇ?」

「・・・・・・・//////」

「何も言わないって事はええって事やんな?」(ニヤリ)

「・・なっ!?・・・・・・んっんん・・」

重なる二人の影はずっとあった

その後不覚にも女帝は忍足に押し倒されたのだ(笑)

 

(アイツ・・・・・絶対慣れてるぜ・・・)

そんな事をぼんやり考えていた

(・・・・ダメだ・・ここにいるとアイツの事ばっかり・・・)

 

跡部は足早に屋上を後にした

 

廊下を歩きながら跡部は後悔した

(ホントはあんな事言う気無かった・・・)

今の自分の顔は氷帝の帝王の顔ではなく情けなさすぎる男の顔だろうとふと思った

屋上でも泣いたので目が真っ赤になっているのは確実だった

 

廊下を曲がると跡部は絶句してしまった

「・・・・・・!?」

そこには先ほどまで考えていた男の顔があったからだ

「!?景ちゃん?!探しとったんやで!!」

忍足は今にも抱きつきそうな勢いだったが跡部がそれを拒んだ

「・・・・・・・お前が悪いんだ・・・・」

跡部は今にも泣き出しそうな顔で忍足を見た

「うん。分かっとるよ?あれな・・・・・わざとなんよ・・・・」

忍足は「ごめんな?」といった顔で跡部の顔を覗き込んだ

跡部はフルフルと肩を震わせ泣き始めてしまった

歯を食いしばって顔を真っ赤にしていた

ポロポロと雫が目から落ち始めると顔を背ける

(可愛ええ・・・・ヤバイ・・理性切れそうやわ・・・・)

「・・・・ざけ・・・んな・・くっ・・」

嗚咽が聞こえる

「景ちゃん・・・ホントごめんな?好きなのは景ちゃんだけやから」

そう言って忍足は跡部の身体を抱きしめた 

跡部の身体がびくんと震えた

「・・・・バカ・・・お前なんか嫌いだ・・・」

そう言いながらも跡部は忍足の背中に手を回した

「景ちゃん・・キスしてえぇか?」

「・・・・・・・////」

(黙ってるって事はしてええっちゅー事やな)

忍足は涙をなめ取り深く舌を絡めてきた

「ん・・・・んん・・・・・」

執拗に繰り返されるキスに絶えられなくなって腰がぬけそうになったが忍足がぐっと腰を支えてくれている

「・・・・・お・・したり・・」

銀色の糸が離れた唇からいやらしく出ている

「景ちゃん・・・色っぽい・・」

跡部の呼吸は乱れており耳まで真っ赤だった

「ダメや・・・景ちゃん・・もう俺の理性切れるは・・」

案の定・・・押し倒しました・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・ざけんなよ・・・」

跡部のどすの利いた声が響いている

制服を着ながら彼は相当切れていた

「汗)ごめんな景ちゃん!腰痛い?」

「いてーに決まってんだろ!」(怒)

「でもな俺、景ちゃんの事好きやからvvあんまし悪いとは思って・・・・」

ばきっ!!

「・・・・・・痛いわ〜〜(泣)何するん?〜〜(泣)」

「お前なんか大嫌いだ!」

「ヒドイワ〜〜」

 

大嫌いっていわれてもキスだって身体を繋げていたいのは景ちゃんだけやからそれだけは憶えとってな

END

 

 

管理人の後書き

ふーやっと終わりました・・・やっぱエロ描写は書けないです〜。

もっと勉強します。

この話ってありがちですよね・・・・でも管理人が足りない頭を使って書いてみました。

どうでしょう??何だかガックンの扱いがひどいかもですが、管理人ガックン大好きですよ?!

今度、若岳とかやりたいかも・・・・←(実際そんなに余裕ねーだろ!!)

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でわでわvv