花火
金「ねぇ、ロザリア、夏休みって好き?」 ロ「?・・・・えぇ、それは」 金「私も好きだったわ」 ロ「?」 金「もう、夏よねぇ。暑いわよねぇ」 ロ「・・・・・・・はぁ、つまり陛下は夏休みがほしいのですね?」 金「違うわっ。私じゃなくてアンジェリーク達によ。私も女王候補だったころほしかったのよねぇ」 ロ「それはいけませんわっ。アンジェリーク達にもやるべきことがあるのですものっ」 金「・・・・・・・・・・なら、一日だけでもいいと思うの。だめかしら?」 ロ「さっ、まだ書類が片付いてなかったのだわ」 金「ねぇ、ロザリアってばぁ」 ロ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 金「ロォザァリィアァ」 ロ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 金「(無視する気ね)」 ロ「(はぁ、いつも陛下はこうですわ・・・・・花火大会ぐらいなら・)」 鋼「ほんと陛下もお祭り好きだよなぁ」 緑「陛下のこと、そんなふぅにいっちゃダメだよ」 風「そうだぞ、ゼフェル花火大会なんて面白そうじゃないか」 鋼「ったく、おまえらもお祭り好きだよな」 緑「なんだよぉ・・・ゼフェルだって楽しみなくせに・・・・・・」 鋼「うっ・・・・・なっなんっ・・・・・・・・」 風「そうだよな」 緑「ふふふ、ぼく、アンジェに一緒に花火見よぉって誘っちゃおうかなぁ」 鋼「はぁっ?・・・なっ・・何言ってんだよっ////アンジェは、オレのもんだっ!!」 風「・・・・・・・・・・・・・」 緑「・・・・・・・・・・・・・」 鋼「(はっ)・・・そっそのなっ・・・・だから・・・////っで、なんでおまえらに、そんなこと言わなきゃならねぇんだよっっっ(怒)」 レ「何話してんですか?」 鋼「げっ、レイチェル」 レ「んっ「げっ」っとはなんですかっ」 緑「こんにちは、レイチェル」 レ「あっ、こんにちはマルセル様、ランディ様」 緑「今ね、花火大会アンジェと行こうかって話してたんだ」 レ「へぇ、それならさっき、ワタシアンジェと一緒見ようって約束してきたんですよ。いいでしょう」 鋼「へっ・・・・・・・・?」 レ「アンジェとラヴラヴするのよ」 鋼「なっ・・・・・/////」 温「何話してるんですかぁ?」 鋼「おっ、アンジェ」 レ「なんでワタシは「げっ」っで、アンジェは「おっ」なんですかっ」 鋼「それはっ・・・////」 緑「だってゼフェルアンジェのこと、好きだもんね」 鋼「好きだって・・・/・/・・・・・」 温「ゼフェル様、私のこと嫌いですかぁ?(涙)」 鋼「そっ・・・そんなことあるわけないだろっ・・・・・・///」 レ「アンジェ、男なんて、世界中に五万といるんだから、ゼフェル様のことはもう忘れな。ねっ?」 温「でっ・・・でも、私やっぱり・・・ゼフェル様のことが・・・・///」 鋼「だぁーーーーーー。何でレイチェルアンジェのこと、なぐさめてるんだよっ。オレアンジェのこと嫌いなんて言ってないぞっ」 緑「泣かないでよぅ、アンジェ、今花火大会アンジェと行きたいなぁって話してたんだよ」 温「私とですか?」 緑「うん、そうだよ」 風「アンジェ、・・・っそのさっオレと、・・・//その・・・・//花火大会・・・・・・いか・・・行かないか?・・・・」 鋼「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、何でランディの野郎がアンジェのこと誘ってるンだよっ」 温「ごめんなさい、ランディさま、私レイチェルと行くんです・・・・。あっそうだ、みんなで行きませんか?ねっ。いいでしょレイチェル」 レ「でも、ワタシとアンジェの愛の逃避行は?」 温「だめっ?(うるうる)」 レ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ばーんっ ばーんっ ぴゅるるるるるるるるる ばーんっ 鋼(アンジェ達遅いよなぁ、何かあったのか?) 温「恥ずかしぃよぉ、レイチェル」 レ「大丈夫、可愛いよアンジェ、アンジェのこと見たら、どんな男でもいちころよっ」 温「でも、こんな短い浴衣・・・・・」 レ「知らないの?今これ流行りなんだよ。あっ、ゼフェル様達だよっ、ちゃんと前向いて!!」 レ「こんばんは」 鋼「?どぉしたんだよアンジェ、出てこいよ」 温「/////」 レ「ほらっ、アンジェッ」 温「う〜ん////」 カラカラ(下駄の音) 鋼「(かっ可愛い、見惚れちまうぜ)」 緑「わぁ、アンジェ可愛い」 温「ほんとですか?」 風「ほんとに可愛いよ///」 鋼「おい、ランディ、おめぇが、赤くなるなっ。ほんと、いけるぜアンジェ/////」 温「えへへ、よかったぁ/////」 レ「二人の世界を作らないでください」 わんわんわんわん (犬、レイチェルに突進中) レ「きゃぁっ」 風「犬だっ。かわいいなぁ」 緑「ほんとだね。かわいい」 レ「ワタシって、犬に好かれるから、犬も、本能で、天才が分かるのよ。んっ、でもこの犬の顔、ばかっぽい、ワタシ賢い犬が好きなのよね」 風「何言ってるんだい、レイチェル。可愛い顔してるじゃないか」 わんわん どんっ(マルセルにぶつかる音) 緑「あっ、僕の帽子!!取ったなぁ」 風「ははは、その犬マルセルの帽子が、気に入ったんだよ」 緑「でも、これ僕も気に入ってるのに」 わんわん どんっ(レイチェルにぶつかる音) レ「きゃっ・・・いっつぅ・・・・・・」 風「だいじょうぶかい?」 レ「あぁぁぁぁぁぁワタシの下駄」 緑「僕の帽子もっ」 レ「あの犬取って逃げてったっ。待てーーーーー」 緑「僕もっ・・・待てーーーーー」 どたどたどたどた 風「アンジェ、ゼフェル。俺も行ってくるから、ちょっと待っててくれ」 温「行っちゃいましたね」 鋼「ふっ・・・・二人きり・・・だな/////」 ぴゅるるるるるるるるるるるるるるるるる どっかぁーん 温「・・・・・/////」 鋼「・・・・・/////」 温「花火きれいですね・・・・・」 鋼「あぁ、きれいだな・・・・・・・」 ほのぼの ぴゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる どっかぁぁぁぁぁぁぁぁっぁーーーーーーーーん 鋼「・・・・・最後の花火っぽかったな」 温「帰るんですか?」 鋼「////帰らねぇのか?」 温「・・・・///もうちょっと・・・・・ゼフェル様といたいなぁって・・・・」 鋼「//////」 温「だめですか?(うるうる)」 鋼「そんなことねぇよ/////」 温「・・・・・来年も、あったら、もし私がいたら・・・・・来ましょうね(にっこり)」
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