天使のクリスマス


 がやがや がやがや
 今日はクリスマス・・・・オレとアンジェのクリスマス
 プレゼントも用意したそんで、ここはオレの家
 すぐそばにあるアンジェの笑顔
 なのに・・・・・なのに
鋼 「なんでおまえらがここにいるんだぁぁぁぁぁ」
風 「ははは、別にイイじゃないか、クリスマスだし」
緑 「そうだよゼフェル、クリスマスはみんなで祝う物だよそうですよね、ルヴァさま」
鋼 「だぁーーーーーールヴァまで」
地 「えぇ〜。そうですねぇ。しかしクリスマスというものは恋人たちがですね・・・・・」
鋼 「そぉーおもうんなら、さっさとかえりやがれ!!」
 ごんっ
鋼 「いてっ。なにするんだよ!!」
夢 「こらっっ!!目上の人への言葉使いってもんがあるだろ、ゼフェル」
地 「あぁ、オリヴィエ。なにも殴らなくても・・・・。いいんですよぉ・・・・」
栗 「あの・・・・・」
夢 「もぉ、ルヴァは甘いんだから。こういうのはちゃんとしつけないと」
 ピンポーン
栗 「あっ。はい」
 がちゃっ
レ 「アンジェー。来たよーメリークリスマス。」
チャ「いやー。女王候補さんメリークリスマス。はい、これ差し入れな。あとでたべてな。それにしてもゼフェル様の家は機械ばっかりやな」
栗 「レイチェル。チャーリーさん!!」
レ 「おじゃましまぁ〜す」
栗 「えっ!?」
鋼 「だぁーーーー。どんどん増えてきやがる!!なんでオレん家に来るんだ!!」
レ 「あぁーそれ私がよんどきました」
鋼 「なっ!?レイチェルなんでだよ!!」
レ 「なんでって楽しいじゃないですか」
鋼 「(プチッ)・・・・とにかく・・・・かえれぇーーーーー」
栗 「あの・・・ゼフェルさま。追い返さなくてもお料理作りすぎちゃったし・・・・」
鋼 「あ!?」
栗 「だから、みなさんでいっしょにパーティーしませんか?」
レ 「きゃぁー。さすがアンジェ。」
チャ「女王候補さんおおきに」
緑 「わぁ、アンジェありがと」
風 「アンジェうれしいよ」
夢 「やっぱアンジェだね☆誰かさんとはちがって心がひろいね☆」
地 「あぁ〜。ありがとうございます。でもいいんですかねぇ」
鋼 「だぁぁぁぁーーーー。アンジェ、オレは嫌だぜ」
緑 「ブゥゥウ。なんだよぉ」
栗 「あの・・・・・。ゼフェル様はみなさんのことがお嫌いですか?」
鋼 「いっ・・・・そんなことねぇよ」
夢 「よし!!じゃぁ決まりだね☆ぱぁーッと騒ぐよ」
鋼 「・・・・・・・・・」
 反論するきもねぇ・・・・・。
 オレとアンジェのクリスマスが・・・・。


緑 「すごぉ〜い。レイチェル、一気のみだぁ」
風 「おぉ、やるな。よし俺も ごくごく」
夢 「こぉ〜ら。こらこら、あんたら未成年でしょ。お酒はだぁ〜め」
レ 「えぇ〜でもオリヴィエさま。ほらアンジェ」
夢 「んっ?」
地 「ぁあ〜アンジェ。そんなに飲んじゃいけませんよぉ〜」
栗 「るう゛ぁさまぁ〜このじゅぅすおいひぃ〜ですねぇ〜」
鋼 「なっ!?アンジェ何してるんだよ!!」
栗 「あぁ〜ぜふぇるさま。だいすきvvvvvvv」
鋼 「///////」
レ 「きゃぁ〜。このままちゅぅしちゃいましょぉ〜」
鋼 「なっ」
チャ「レイチェル。悪のりはいかんで」
夢 「ほらほら。コップはなして」
緑 「ふわぁ〜。僕眠くなっちゃった」
風 「んっ。もう十時か」
地 「そろそろ帰りましょうかねぇ」
夢 「そうだね。ほらマルセル、ランディ、いくよ」
チャ「ほら、かえるで。たちやレイチェル」
レ 「ふぅ〜ん。はぁ〜い」
夢 「じゃね。明日」
 きぃぃぃぃ。 がしゃんっっっ


鋼 「ふぅ〜。やっと帰りやがッた。アンジェおくるぜ」
栗 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
鋼 「アンジェ?・・・・・・・」
栗 「・・・・・すぅ・・・すぅすぅ・・・」
 ねてる//////
 可愛い・・・・・・。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 ほっぺた柔らかそうだな
 ちくしょぉ可愛すぎるぜ・・・・・・・。
 ゼフェルの顔がアンジェのほうに近づいていく
 そっと優しく触れたとき・・・・・・
栗 「(ぱち)あっ・・・・/////」
鋼 「ごめっっ・・・・」
栗 「いえ・・・////」
鋼 「・・・・・・・・」
栗 「あのっ///かっ帰ります!」
鋼 「ちょっとまてよ!送る・・・」
栗 「はい・・・・・」
 いくか・・・・・
 今日あんまり話してない。
 そういや・・・・あいつ、今日・・・・
 あんま笑わねぇ。


 きぃぃぃぃぃ  がちゃんっっっ


 女王候補寮前


栗 「ありがとうございました」
鋼 「あぁ・・・・いや。別にいいぜ」
栗 「あの・・・・これ」
鋼 「なんだよ」
栗 「マフラーなんです。クリスマスだから・・・・・」
鋼 「まじかよ!?ありがとよ////」
栗 「いえ・・・・・うまくできたか・・・・・」
 そうだ。ペンダント。アンジェへの・・・・・・・・。
鋼 「これ・・・・・やるよ・・・・」
栗 「えっ・・・・・////」
鋼 「ほらっ・・・・あけてみろよ」
栗 「はい////」
 かさかさ ぱかっ
栗 「わぁぁぁぁぁ」
鋼 「どうだよ」
栗 「可愛いです。ありがとうございます(にこ)」
鋼 「/////」
 今日一日の一番の笑顔だぜ////
 可愛い・・・・・。
栗 「ゼフェルさま?」
鋼 「・・・・・・・・」
栗 「・・・・・/////」
 アンジェが目を閉じる。
 近づいていくアンジェのくちびるが・・・・。
 そっとふれあった
 そうするのが当然だと感じた。
 空から白く冷たふわふわした天使がおりてきた
 いくつもいくつも・・・・・
 ホワイトクリスマスだ・・・・・。
 唇を離し、互いを愛おしく一時も離したくないというように
 抱き合った二人に天使が降ってきたのだ。

 

〜fin〜