眠る、その前に。










「明日は晴れる」なんて、

天気予報は当てにならない。

今夜だって、窓の外はずっと雨が降ってる。

止みそうにもない、土砂降りの雨。










俺、時々思うんだけど・・・。

にとって俺ってどんな存在?

なぁ、教えてよ?

・・・恋人?

え?

そんな事聞くのはおかしいって?

だって、俺は「ただの恋人」じゃなくてさ。

もっとお前にとって、特別な何かになりたいんだ。

・・・「もうなってる」って?

そうじゃなくてさ・・。

なんていうか・・・。

あ〜、どうやって言ったらいいんだろーなぁ。










ん?

、もう眠いの?

そっか、仕事忙しかったもんな。

いいよ。

ほら、腕枕。

なに?

腕枕なんかして疲れないかって?

あ〜、俺なら大丈夫。

これくらいで疲れたりしないって。

気にしなくていいから、寝ろよ。













・・・、寝ちゃったよな?

寝顔まで可愛いって、俺、お前にベタ惚れだなぁ・・・。

本当はいつだってお前の側にいて、守ってやりたい。

ずっと。

は、ずっと俺の側にいてくれる・・だろ?

ま、俺がお前を手放すワケないけど。










・・・・・あー、やばいなぁ。

寝顔が可愛すぎて襲いたくなる。

我慢するんだ、俺!

は疲れてるんだからさ。

我慢

我慢

我慢・・・・・。










ん〜。

でもやっぱ・・・。

キスだけ。

起きるかな?










・・・・唇、柔らかいなぁ・・。










お休み、

朝が来て、お前が目を覚ましたら。

きっと外は晴れてる。

そしたら一緒にどっか行こうな。

いつもは当てにしない天気予報だけど、今夜は信じてやるよ。










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