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☆主人公☆
大切な人を救いたいと切実に願う少年 リェト(16)
ロイヤルパープルの髪が、首が少し隠れるぐらいの長さまである。 瞳が、綺麗なすみれ色の少年。 上質のスウェットで作られている肩が出ているスレートグリーンのシャツ。 鮮やかな色のカナリヤ色をした短パンを履いている。 短パンは、膝上十七センチとかなり短めで、両端には、さえた紫の線が縦に一本ずつ入っている。 カジュアルシューズのような靴を履いていて、色は紫紺色をしている。 見た目は可愛いのだが、口調は生意気。 3年前に、恋人ルシトを亡くし、その傷は今も癒えていない。 何でも願いを叶えてくれる神の子が産める『ルルカ族』の民。 だが、神の子は愛している人との間にしか生まれないため、リェトは神の子が産めない。 (
恋人であるルシトが死んでいるため) 『最後の地』へ行って、ルシトを生き返らせてもらうつもりでいる。 率直に言うと、健気。それが逆に、彼自身を苦しめていることになるのだが・・・。
リェトに猛アタック中の異様に明るい少年 スディヤ(16) さえた青色の綺麗な髪。そして、ディープブルーの涼しくなるような瞳。 サンゴ色をした帽子をかぶっていて、首にも、同じくサンゴ色をしたスカーフを巻いている。 他に、ペンダントを首から下げている。 それ以外は普通の格好で、服も割りと地味。 リェトに激惚れの少年。(青年?) 見た目は二枚目なのだが、子供っぽい性格が格好良さを台無しにしている。 素直だが、リェトを人前で口説いたりする度胸も持っている。 二重人格で、攻撃を受け続けると、もうひとつの人格と入れ替わるらしい。 普段は積極的なのだが、リェトのことを心配して静かに身を引く一面もある。 リアクションが大袈裟で、表情が豊か。 リェトと同じく、『最後の地』を目指しているようなのだが、目的は不明。
☆サブキャラたち☆
ホスカート病によって命を落としたリェトの恋人 ルシト(死亡時15) 3年前に、ホスカート病によって命を落としたリェトの恋人。 恋人と言っても、両思いになってすぐにルシトが他界したので、恋人らしいことは何一つしていない。 ホスカート病とは、ホスカートというウィルスが体内に入り感染するのだが、感染ルートは明らかになっていない。 優しく、いつも笑顔を絶やさない前向きな少年だった。 ルルカ族の人間ではなく、自分の居場所を捜して一人旅をしていた。 その途中で偶然リェトと出会い、それからはリェトと共に暮らしていた。
言葉を失った悲しきファナ族の王子 ライブス(12)
青い竜のような刺繍の入ったローブを着た少年。 額に、ファナ族の証であるクリスタルが埋め込まれている。 ファナ族のクリスタルが、闇市で高値で売れることから、人間は『ファナ狩り』を行った。 その時、目の前で両親を惨殺され、双子の姉とそのガーディアンと離れ離れになったショックで 今は、その時の記憶と声を失っている。 ガーディアンのバーオウとは幼少の頃、バーオウを助けたことが原因で出会った。 バーオウに良く懐いており、常に傍らを歩きたがる。
ライブスを実の弟のように大切にしている青年 バーオウ(17) ファナ族一人一人に就くガーディアンで、ライブスのガーディアン。 記憶を失い、さまよっていたところをライブスに助けられたのがきっかけ。 ずっとそばにいて共に育ってきたため、ライブスを実の弟のように思っている。 見た目から冷たいイメージを感じるが、実は謙虚で真面目な優しい人。 ライブスには、ファナ狩りの時の記憶を取り戻して欲しくないと思っている。 何も知らないままの、元気なライブスを見ていたいためだと本人は言うが・・・。
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