2002年版

















1/4
■新年年始

今年から、昨年まで4年あまり勤めた会社を辞めて、4年あまり派遣されていた先の会社に就職することになりました。
今日は入社式。御用始ということで、職場のあちこちで宴会がはじまり、あちこちに飲みに行く。
御用納めと違ってエライ人が挨拶に来るたび気を遣わなければならず、そういう気遣いを大変やっかいに思ってしまうため面倒くさくなり夕方帰る。
じゅんきが実家で待っているので1時間ちょいかけて実家へGO。実家で風呂後、飲み直し。ふう〜
1/2から滞在しているが、起きて朝食後、ういいと居間でくつろいでる間に昼食が出来始め、昼食とともに父母が麦茶を飲むように缶ビールを開けるため
つい一緒によばれてしまい、その後夕食までズルズル。風呂後もついよばれてしまうので、お昼過ぎると寝るまでビールという状態である。
そしてそれは正月に限ったことではないのですね。

1/21
■ナメ猫

昨日、ふにゃおが背中に小さな茶色い小石を載せて帰ってきた。
「むむ? この物体は見覚えがあるぞ…確かでんすけがニラについてたのと同じ色・形! もしや?」とティッシュでそっと取ってみると、な
んと殻がありません。でも、ぬめっとした茶色で黒っぽい筋が入ってて、丸くてツヤツヤ。
眺めてると、触覚が2本出てきた。なめ? いや、なぬ?

じゅんきの「かわいい!」の一言で、でんぞう・でんきちの部屋へGO。

てなワケで、なめなめ観察日記も作ることになるのだろうか。殻持ちのコたちにいじめられないだろうか、殻がないので「乾燥注意報」の発令日に乾燥してしまわないだろうか、でかくなってもカワイイだろうか、心配は尽きず。

1/24
■新年祝賀会

新年会&入社歓迎の飲み会がありました。入社といっても今までの派遣先の人達なので、かしこまることなく楽しく飲めました。とても楽しかったです。たくさん飲みました。おいしかったです。2次会でもたくさんしゃべったような気がするのですが、断片的にしか…トータル10秒くらいしか記憶がなく会話した人には申し訳なく思います。手袋をその店に忘れてきたようなのですが、店の場所を失念してしまいました。自転車で帰ったのですが、家の付近で転倒したらしく朝、肋骨が非常に痛みました。折れたかと思った。左のひじも痛くて体を支えられないくらい。あと、ももや膝に青アザ多数。自転車のカゴがゆがんでいました。翌朝は目が回って歩けず午前半休。気分悪いので飲まず食わずで午後から出勤しました。たいへん反省していますが、楽しかったです。
 

2/1(金)
■カシオペア乗車

午後半休をとりカシオペアに乗るため上野駅へ。防寒具が足りているのか靴が滑らな いか心配。一応、雪山装備を持参。実は「かんじき」も持っていてウケ狙いで持って行きたかったがやめる。上野駅で駅弁と翌朝の朝食用のパンを買い、いざホームへ。最後尾の「デラックススイート」は部屋の壁の半分がガラス張りのため、夕方の停車駅である大宮や宇都宮などでは通勤・通学客に覗かれてさぞかし恥ずかしかろう。我々の2階部屋でさえ郡山の女子高生に覗かれ、コバが身振り手振りで「ジュースおいしい?」「膝のバンソウコウかわいいね」「ばいばーい」など会話していた。田舎の高校生はかわいいですな。自分も田舎の高校生だったけど。
しかし発車前のホームではお揃いのジャンパーのカップルがあちこちで写真を撮り合っていて、この列車はカップル仕様だったことにこの時初めて気付いた。
コバの今までの生涯での北限地は宇都宮、じゅんきは福島、わたしは松島であるので、今回みんな一斉に北限地を更新することになる。車内の自販機のビールを2,3本飲んでから18時ごろ駅弁を食べたが、上野駅の駅弁のおいしいこと! これには大変驚いた。「すこやか弁当」800円、これは素晴らしいです。雑穀入りごはんに手の込んだ懐石風のおかず。ちょっと気分回復。
松島を過ぎたあたりから眠くなってきて、青函トンネルを拝みたいが疲れと少々の車酔いで臥床。コバとじゅんきは連結部分を見に行ったり、ラウンジで景色を眺めたりと終始ウロチョロ。そしてじゅんきは個室内のトイレで車内初うんこ。換気があまりよくないので、しばらく個室中臭う。
ダイニングカーで一杯やりたかったが、21:45〜23:00のみの営業のため体調とタイミングが合わず、あきらめる。ごぉぅぅぅ、の轟音で目覚めると、青森。うっわあ、吹雪。家がぽつりぽつり、窓の灯りも車の灯りも街灯もなし、あるのは防風林ばかり。青森県内の寒村の風景に「イタコの口寄せやキリストの弟の墓など死者を必要とする、死者に癒されるしかない」寺山ワールド・「幸子の幸はどこにある」の三上寛ワールドにしみじみしていると、コバが目覚めラウンジへ。青森駅でのスイッチバックを見に行った模様。室内ではぱんつ一丁だが、部屋から出る時は寒さと社会性を考えていちいち皮パンとジャンパーを着なければならない。
青森駅には海底トンネル見学用のドラえもん列車が眠っていた。いくつものトンネルをくぐっているが、どれが青函トンネルなのかわからない。カーナビを見てみたが、トンネルの中に潜ってしまうと電波が届かないためか、トンネルの入り口の時点から現在位置が動かなくなってしまい、手がかりにはならず。

 
カーナビ。目標になる建物がないとあんまり役に立たないね。

しかしやたらと長いトンネルに入ったので、これがそうかと思い、トンネル事故や海の事故でのゆうれい(怖くて漢字変換もできません)が現れやしないかと怖くなったが、がんばって海底駅 が見えないかどうか目を凝らす。おっ! 「JR」という電光掲示がぴゅーんと通りすぎていった。今のが海底駅? お茶目だなあ。
3時を回っていよいよ眠くなってきた頃に、ト ンネルを抜ける。ここは初の北海道。青森とは風景が違い、なだらかな雪景色にサイロ がぽつぽつ。灯りも結構多い。室蘭、函館あたりでは下車する人も出てきた。そしてウト ウトしてると札幌。下車前に、雪山登山仕様のウール100%のスパッツを履く。

2/2(土)

■小樽・札幌へGO

札幌に着きました。
下車するやスーパー北斗や北斗星などじゅんきの絵本で見た北国の特急がいっぱい。段取り良く事前に調査済みである9:30発のいしかりライナーにて小樽に向かう。札幌の地元の人の服装や靴などをおのぼりさんのようにジロジロ見てみたが、スカートやヒールの靴の人もいる。かんじき持って来なくてよかった。窓から海がよく見える。カモメが波にゆられてまさに演歌の世界だが、なぜか青森で感じたような悲壮な感じは全然しない。40分ほどで小樽へ。ここは横浜、神戸に並ぶ古き良き港町なのですね。小樽と言えば小林多喜二の出身地というくらいしか知らなかった。いざ、寿司屋へ。寿司屋通りに至るまで、すてきな古い建築物を見つけ次第デジカメに撮る。

   

と、最初に見つけた大きな寿司屋にとりあえず入る。少々疲れていたので座敷でよかった。ここで今年1年分のウニ・イクラ・ホタテを堪能し、平目の刺身の分厚さに感激し、観光コースへ。

 
これが1年分のウニ・イクラじゃ。うはははは!

  
分厚いのなんの。平目。

じゅんきの希望で「流氷・凍れ館」へ。受付でいきなりコートと手袋を支給され、入るや氷点下20度の世界。サンマやカニやすずらんが氷漬けになって壁になっている。おもしろいよ。氷のベッドや氷の椅子もあり、何もかも氷。気温が低すぎてカメラを持ちこめないのが残念だったが、氷の美しさはしっかり目に焼き付けてきました。出口であまりの寒さから解放されると暖かいものが飲みたくなり、うまい具合にすぐ喫茶室がある。山小屋風の洒落た造りで、厚めの小さなガラス製のカップに紅茶・コーヒーを入れてもらい2杯目からはお替り自由。しかもカップはお土産に持ち帰っていいそうだ。紅茶にはバターケーキもついてきて380円。おばちゃんが「こっちのコップにしてよ」「やっぱり色違いがいいかしら」と混み合うレジで店員を困らせていた。
休憩後、次はわたしの希望で万華鏡の博物館へ。入り口に置いてあった、ガーベラ等のカラフルな花が万華鏡状態で覗ける仕掛けにはクラクラした。中に入って様々な万華鏡を覗いたが、これはやばいです。まさに見るドラッグ。バーチャルドラッグビデオ顔負け。自然光、ガラスの反射光というのが効く。しかも回転のスピードを自分で調節できるので、自分に最もふさわしい効果が期待できる。アナログバーチャルドラッグ恐るべし。しばらく無言だったコバの目つきがちょっとヘンで「やべーよ」と言葉少なであった。
観光は昼までの予定だったが見るべきものが多すぎて、夕方になってしまう。夜には元同僚のDさんにひさびさに再会する予定なので、とりあえずホテルに荷物を置いてくることにして、北広島に向かう。あーあ、真っ暗になっちゃった。スキーは明日にしようね。
ホテルに荷物を置いてちょいと休憩後、札幌へ。さあて、とDさんに電話すると「この番号は使われておりません」とのこと。慌ててDさんの会社、昔の会社に電話するが留守。そうだ、Dさん行き付けのKという飲み屋の人なら正しい携帯番号を知ってるかも、とKを104で探すも見つからず。とうとう札幌駅の鉄道警察隊の方々に伺うが「Dさんの会社名は?」「Dさんの会社の場所は?」「そのKという店はスナックですか?」と根掘り葉掘り聞かれ、聞き込み捜査に使いそうなめちゃめちゃ詳しい地図でKを探してもらったり、電話で「Kっていう店知らない?」と誰かに聞いてもらったりしたが手がかりがつかめず。あきらめ、Dさんに偶然バッタリ出会うことを祈って雪祭り会場へ。途中で混んでるラーメン屋に入る。コッテリと濃い味噌ラーメンで、ごはんのおかずにできそうだ。
雪祭り会場では雪像にシートを被せてあり、監視員が見張っている。シートで覆えない大きな造形物のウラ側や横などはチラリと拝見できた。ネオンや街灯が透けたり反射してきれい。じゅんきの希望でテレビ塔に昇り札幌市街を眺める。銀座に似て碁盤の目のように整った街並みの真ん中を大通り公園がずどーんと通っていて、まるで銀座の昭和通りに日比谷公園を細長く配置したみたい。ここで働く人がうらやましくなる。Dさんが社長を務める出版社が入っている時計台の裏にあるビルに行ってみた。Dさんと働いてた頃の出版社が入ってたビルの何倍も立派なビルであった。
9時をまわり、じゅんきも疲れてきたのでホテルへ。Dさんの伝言が入っていた。うああ、やっぱり携帯の番号が違ってるよ…。電話するとちょっとヘロヘロ状態のDさん。札幌に宿をとるべきだったな、これは大失敗。そしたらすぐにでも行けたのに。明日の朝温泉に連れて行ってくれるとのこと。風呂に入った後じゅんきもコバも即爆睡。コバが残したビールを飲みつつカシオペアでもらった北海道新聞を読む。道内の一般の方の訃報が全面使って載っているのに驚く。住所は道内各地のアイヌ語由来の地名の数々。行ったことのない遠い町や村に思いをはせ、つい読みふけってしまう。

2/3(日)

■スキー・温泉・ヒコーキ

コバとわたしは2回目、じゅんきは3回目のスキー。なだらかな斜面、やわらかい日差し、さらりとした雪。家族でスキーを楽しむには絶好の環境なのだが、いかんせん未だにスキーを履いて歩けないのだ。ズズズと開脚し始めると足首が折れそうになり座り込むこともできず苦しんでいると見知らぬ人に助けてもらう、ということを繰り返し、1時間後には数メートルほど滑れるようになった。が、停まれないので尻餅にて停まる。非常に疲れた。じゅんきとコバは何とか真っ直ぐには滑っており、楽しんでいるようだ。
10:30にホテルのロビーでDさんに再会をやっと果たす。車で露天の温泉に連れて行ってもらい、鉄分たっぷりの温泉にて雪を見ながらカシオペア乗車以来の疲れを溶かす。露天風呂の奥で男湯と女湯が岩でゆるく分けてあり、コッソリ行き来できるところがオツ。じゅんきを呼ぼうと隙間から男湯を覗くと、金髪の兄ちゃんと目が合ってお互い気まずくなってしまう。そのうちじゅんきの声がしたので「おいで」と女湯に誘ったが、恥ずかしいのか来なかった。境目には女湯側は恥ずかしいのか他に1人しかいかなった。その1人というのが、岩に半身ベッタリ前かがみになって、背中と脇腹を男衆に丸見えにしている若い女性であった。バックシャンに自信があるのか。かなり長い間その姿勢のままだった。
上がってジンギスカン鍋。肉も野菜も甘くて大変おいしい。漬物もごはんもサラダもビールも。ずっと食べ続けていたいくらいだった。じゅんきはラム肉や野菜をおかずに丼飯を平らげ、Dさんに「どんぶりめしの似合うやつ」と誉められた。また、よく言われるのだが「じゅんき、ジジくせえぞ」とも言われ、「いやいや。」と応えるじゅんきに「いやいやときたか!」とさらにジジくさく思われてしまった。しばらくして、Dさんのトレードマーク(チャームポイント?)のヒゲがないことに気付く。
「あれ? Dさん、ヒゲは?!」「今はヒゲじゃなくてハゲなんだ」「あ、そういえば」。なんとなくスッキリしてると思ったら、頭髪もヒゲも刈り込まれていたのであった。Dさんに千歳空港まで送ってもらう。初めてヒコーキに乗るので、緊張する。夜通しかけて札幌に来たのに1時間半で東京へ帰れるなんて嘘みたい。AIR DOという札幌の航空会社の方々はとても優しく、初搭乗する者にとってありがたかった。しかしヒコーキって狭いんだね。初めて車を路上で運転する時みたいに飲み物・食べ物いっさい受けつけず、緊張しているわたしの横でいきなりビールがぶがぶ飲むコバの神経を疑ってしまうよ。じゅんきは「夕張メロンキャラメル」を立て続けに食べていた。離陸する時にグルグル回るのは船と一緒ですね、目が回る。上昇する時は上から何かに(気圧?)ぐぐぐぐと押しつけられるのが気味悪かった。逃げようがないところがイヤな気分。スチュワーデスさんがヌイグルミやお絵描き帳を持って子どものいる席を巡っている。優しいなあ。下界は雨らしく窓の外は雲ばかり。
温泉後に雪山仕様を解除してしまったので、羽田空港に降りてみるととても寒い。初ヒコーキ酔いでしばしうずくまる。その後東京駅で駅弁買って帰ろうとしたところ、現金3万入りポーチがないことに気付く。そしてコバ一家の所持金合計が1300円ほどであることも発覚。帰りの交通費だけでもギリギリだなあ。途中下車すると乗車賃が足りないので、持っていたオレンジカードを総動員してなんとか自宅近くのターミナル駅へ。そしてコバのカードで食事をして帰途。隣の家に預けていた亀を引き取り、お風呂に入って即寝。濃い旅行でした。
 

2/9
■井の頭動物園

いつも各地のお土産をいただくまいははさんに札幌土産を届けるついでに、インドカレー&井の頭動物園ツアーへGO。
マトンカレーがとてもおいしかった。緑色のゼリーをつついて遊ぶじゅんきに「食べ物で遊ぶんじゃない」と叱る。
井の頭公園にはハリネズミの赤ちゃんが目当てだったのだが、不在。新聞に載ってたと思ったんだけどな。そのかわりデカいヤマアラシがいた。
タワシ状の毛が歩くたびにザワザワ音を立てている。あんなのにじゃれつかれたら、痛そう。

 
ゴワゴワ

ワラビーが狛犬のように2匹並んで鎮座してじっと動かないのがおもしろかった。

 
「狛ワラビー」 photo by まいははさん

 
あうんの呼吸。(管理人撮影)

モルモットが大量にひしめき合っている。ふにゃお柄のモルモットを発見。
あっちで食い、こっちで寝、とまいははさんはご自身のペットである大量のカタツムリをだぶらせて見ていたようだ。
寒さのせいか、丸くなってうずくまっている動物が多かった。
りすは大きなゲージに放し飼いになっていて、人間はその中に入って観察できる。いたいた、チョロチョロ走っている。
ゲージを出ようとした時に切り株でポーズをとってくれたりすがいて、まいははさんがすかさず撮影!

 
photo by まいははさん

まいははさんにはカタツムリの縁でドイツに友達がいて、ドイツ製のカタツムリ菓子をプレゼントしてくれました。
殻部分がカラフルなグミ、身の部分は何だろうクリーム色で弾力のある飴でできています。身の部分が凄くリアル。さすがドイツ製、仕事が丁寧です。
殻部分を食べてなめくじにしたり、身を引っ張ったり曲げたりして遊んだら「食べ物で遊ぶんじゃない」とじゅんきに叱られた。

湯沢屋でまいははさんと別れ、じゅんきは最近気になっているレゴのコーナーへ。お正月から欲しがっているハリー・ポッターのレゴの前へ。
「買うんなら自分のお年玉を使うこと」と言ってあるので、何でも溜めこむ性癖のあるじゅんきは真剣に悩んでいるようだ。
「そんなにお年玉溜めこんでどうするの?」と聞くと「いっぱい溜まったら広いおうちを買う」そうだ。
溜めこんでいるガラクタを処分すれば、タダで狭いおうちも広くなるというのに。
 

2/19
■半天の短くなりし寒すばる

プラネタリウムに行ってから、以前に増して夜空を眺めることが多くなったコバ家。以前は北斗七星しか知らなかった星座も、いくつか覚えました。
目の良いコバとじゅんきはオリオン座のそばに「すばる」が見えたと言う。
どれどれと帰宅後じゅんきと屋上に行くと、「あのポツポツポツの3コ並んでるのがオリオン座のまんなかで、そのちょっと上の赤いのが×××(ごめん、もう忘れちゃったよ)。あっちのビカビカ光ってるのがシリウス。あそこのピカーって点滅していないのが木星。惑星は点滅しないから」と驚くべき記憶力。
しかし真冬の屋上は寒く、昨年おばあちゃんに買ってもらった愛用の半天がもはや袖が短くなってしまい、「寒いから今日はこのへんで」とじゅんきが部屋に駆け込む。「せんせい、ありがとうございました」とわたし。しかし「寒椿」ならぬ「寒すばる」なんて言葉があるのだろうか。

これから父の趣味でもある俳句を真似して俳句モドキをたしなんでみたいと思っております。ヘナチョコですが4649ね。

2/21
■椋鳥の足音しげく猫柳

木の芽があちこち萌えてきました。萌えるってこういう意味なんだよ、ネット小僧たち。
20分のちゃり通勤では住宅地や畑を縫って市内縦断するのですが、なんかやたらとカサカサ音がする一角がある。
そばを通ると、嘴と足が山吹色の椋鳥がたくさん枯葉の上を歩き回っているのだった。
雀なら珍しくもないけれど、椋鳥がこんなにたくさん歩き回っているのは…やっぱり珍しくないか。
猫柳はそこにあったわけではないけど、カワイイ木の芽代表ということで。

しかしこれでたくさんの椋鳥のガサガサというの足音が聞こえてくるだろうか。
枯葉の上を歩いているってわかるだろうか。
嘴と足がきれいな山吹色で、それが地味な茶色の枯葉の上でチョロチョロしててカワイイということがわかるだろうか。
それらが伝わらなければ「それがどうした」って感じですな。むずかしいですな。

添削大歓迎です。BBSなどで添削してくださると大変嬉しいです。
修行中なのでガンガン添削してやってください。

2/22
■椋鳥の足黄色くて猫柳

17文字で音・温度・湿度・匂い・陰影・空間・時間の広がりを表現したい。
「俳句は写真、短歌は映画」という言葉を聞いたことがある。
確かに天才アラーキーの写真からは撮影場所の湿度や温度や匂い、撮影の瞬間以前・以後のその場の様子などが伝わってくる。
出版社にいて制作の仕事が好きだったせいか、やっぱり何かを表現したい。うまく伝えたい。

2/22
職場で電話を取った時のこと。久しぶりに「男の人にかわって」とジジイに言われた。
「どうしてですか?」って闘いたかったが、忙しくてそんなヒマがないので一旦保留にして「今おりませんが」(ほんとはいたけど)と言おうとしたが、「今」と言った途端ブチッと切られた。このクソジジイはあっちこっちで嫌われてるんだろうな。しかし今どきこんな化石ジジイがまだ生きていたとは。
クソジジイと会話してイライラする機会がほとんどない今の職場の環境が恵まれているとも言える。

こういう化石クソジジイと闘っている全世界の女性、「強くなりたくて強くなったんじゃないわよ! クソジジイと闘ってるうちに強くなっちゃったのよ」ね!
だからそこらのクソジジイに何重にも輪をかけた超化石クソジジイの巣窟で堂々と闘ってる真紀子さんを見ると、どうしても応援したくなっちゃう。
 

2/23
■こどもの城・ウエディング2次会

渋谷に行く用事があったので、以前から行きたいと思っていた青山のこどもの城に行ってみた。場所は青学のまん前。
渋谷駅を降りて「肥後ばってんの方だよね、で、246沿いに行けばいいんだよね」と言うとコバが「道玄坂を登るの!」と思いきりバカにして反論する。
管理人「それじゃNHKに行っちゃうよ」
コバ「それはあっち!(と109方面を指す)」
管理人「そっちは電力館じゃないの?」
コバ「それは向こう!(と宮下公園方面を指す)」
と、いちいちコバにバカにされる。確かにわたしは重症の方向音痴であり、コバは旅行先でもすぐに土地勘をつける能力がある。
自信満々のコバに仕方なく付いて行くこと30分。ヤマハを過ぎて道玄坂を登りきり「ほんとにこっちなんでしょうか。こんなとこ初めて来ましたけど」。コバ、絶句。そして渋谷駅へ逆戻り。
お腹がすいて「牛丼屋だ〜」「ラーメン屋だ〜」と鼻をヒクヒクさせてむずかるじゅんき。
先ほどわたしが言った「肥後ばってん」の跡地のまん前を通り、246沿いに六本木方面へGO。青学のマークが見えて、やっとひと安心。
こどもの城は、こどもが喜びそうな遊びがいっぱいあった。ボールプール、アスレチック、管になってる滑り台。壁にお絵描き、工作教室などなど。
おとな500円、こども400円だから、遊園地に行くよりもずっとお得でいろいろ楽しめる。アスレチックで遊ぶ子どもたちの中で、黒の長袖に灰色のスパッツを履いたきりっとした顔立ちの男の子がいて、なんだかおぼっちゃまオーラを発していた。仕草が上品で、ちょっと控えめな態度。やっぱ違うな。家がお金持ちかどうかは別として、がさつな家庭ではないことは確か。でもあまりこういうことをうらやましげに書くと、Hやしまりこみたいなので、やめておく。
壁にお絵描きコーナーではじゅんきは「米」とか「ピー」とか描いていた。青山だけに英語やハングルなど国際色豊かな落書き。赤・青・黄しか絵の具はないのに(これがミソなのでしょうな)、紫や深緑など様々な色を作り手形をつけてる子、脚立に上ってひたすら1色で塗りつぶす子、隙間にチョコチョコ小さな絵を描く子、といろいろ。

本来の用事である渋谷のビヤホールへGO。大学の友達の結婚式の2次会があるのだ。旧友や先輩と話ができて、とてもうれしい。話してる間、学生の頃に戻ってしまう。自分に関しては、学生の頃からほとんど精神的に成長してないんじゃないかとも思う。知らない人もたくさん来てるのに、知らない人と歓談できないという欠点も未だに克服できず、しかもつまんない時に「つまんないの」と顔に出してしまう(らしい)のには情けなく思う。こういう場は友達を作ったりネットワークを広げる絶好のチャンスだというのに。絶好のチャンスって思ってないんだろうな。別に広げなくていいや、って思ってるんだろうな。こういう自分に腹立ったり、投げやりになったり。そういう自分を昔から受け入れてくれる友人や先輩たちはなんてやさしいんだろう。これ以上交友関係を広げるのは自分には無理だと思うから、今の交友関係を大事にしたい。もっともっと話していたかったが、23時近くなりじゅんきが眠いと言うので帰途。

2/24
スケートしたいとじゅんきが言い、早起きするが、こちらは少々疲れ気味。せっかくの休みなんだからゆっくりしていたい。
しかもコバは「体調が悪い」と仕事を休み布団にもぐり込む。いいなあ、わたしも休日くらい布団でゴロゴロしていたいよ。
スケートしたいと泣き出すじゅんきに「こっちだって休みの日くらいノートパソコンでネットの設定したりキーボード弾いたり溜まった新聞読んだり本屋で立ち読みしたりしたいよ!」と半泣きで反論。また後悔。仲直りに公園でキャッチボールして、すき焼きをじゅんきと囲んで一緒にスーパーで買った「紫色のお風呂」に入って早寝。コバの知らないところで、こうしてどんどんじゅんきとの距離が近くなっていく。
 

3/1
■雨やんで手袋暑し沈丁花

えりまきしないで出かけて寒くないかな、と心配して職場にチャリをこいでたら、手袋さえ邪魔になってきた。
今の季節は大好きな梅の花や沈丁花が咲くので、1年でいちばん好きですね。えりまき・手袋がいらなくなって身軽になれるし。
旅行後1か月、先月は財布のヒモをちょっときつめにしてました。そんなある日、
 じゅんき「スキヤキ食べたい」
 わたし「お財布カラッポだからだめです」
 じゅんき「じゃあ、これ使って」
と自分の貯金箱を持って来た。「ひろい家を買うために溜める」と言っておもちゃも買わず溜め込んでいた貯金なのに、スキヤキのためにはあっさり使うんかい。食いしん坊だなあ。今朝は「今晩はフォークとナイフでステーキが食べたい」とぬかしよる。
わたしは小さい頃「これが食べたい」と母親に言うことがほとんどなく「おいしいね!」と喜んで食べることもあまりなかったので、母はじゅんきに「あんたは食べたいものをはっきり言うところが偉い」と言って喜んでいる。食いっぷりもいいしね。自分も子どもらしい子どもでいればよかったな。

3/7

イスラエル軍人の軍務拒否が増えているとのことで、ひさびさにうれしいニュース。
「テロリストをかくまってる疑い」というだけで、パレスチナの民間人を無差別に殺したり家をブルドーザーで壊したりが毎日続いているけど、なんでそれほど問題にされてないのか。パレスチナ人はテロリストをかくまってるから? ナチスがユダヤ人ていうだけで殺したのと同じじゃないのか? ナチスの過ちを克服すべく戦犯を処刑したり糾弾したりしてきたのは何のためだったのか。現役の人種差別主義者やホロコースト実行犯がガザ地区にいっぱいいて、今も虐殺を実行中であるというのに。
そんな中で、内部から疑問と反戦意識が生まれ、育ちつつあるというのは素晴らしいことだと思う。戦時下ということで非常に勇気もいるし危険を伴うこととは思うけど、極東から応援したい。

3/13

昨日は職場関係で5人で飲み会。1軒目はそのうちの1人の希望で、薄暗く静かで落ち付いた雰囲気のお店。2軒目は普通の居酒屋に4人でGO。静かなお店だったので初めは緊張していたが、次第にいつもの居酒屋の調子でちょっと騒いでしまった。2軒目ではみんな1杯しか飲まず、ツマミもモズク3丁だけだったせいか、1軒目の1人分の金額よりも2軒目の全員の金額の方が安かった。1軒目を紹介してくれた人が「居酒屋の方がよかったのかな。お店間違えちゃいましたかね」と気にしていたが、そんなお店にのんべ2人を誘ってしまったことが間違いだったかもと思った。2軒目は気兼ねなく大騒ぎできる居酒屋ではあったが、酔っ払いが大喧嘩していた。さっきまでいたところと、なんというギャップ。

3/14

ホワイトデーということで、職場の男性の方々がまだ18時だというのに、続々と「お先に」と帰って行った。家族サービス? うらやましいなあ。
さて、じゅんきだが、先月探りを入れたとことバレンタインデーにチョコをもらったらしいが、その後お返しをしたのか、またもや探りを入れてみると「ちゃんとしましたよ!」とのこと。かなり照れている様子。そのお相手の子の家には何人かで遊びに行ったらしいが、なかなかの豪邸だったようで「お金持ちのいえに行ったよ!」と言って帰ってきた。どれくらい広いのか聞くと、「いえのなかで、たかおにができるくらい」で、「2かいも部屋がいっぱいあって、まいごになりそうになった」だって。隣で親戚が歯科医院を開業しているらしい。逆玉の輿に乗れるといいね。今からがんばって、何とか乗っておくれ!  

4/1

学校が春休みってことで、実家にじゅんきと泊まりに行った。しかしわたしは平日は出勤しなければならない。じゅんきだけ実家にしばらく置いといて、わたしだけ自分の家に帰ってこようと思っていたが、じゅんきが「1人でお泊まりはまだできない」と言い出した。やむなく、実家から出勤するはめに。往復の交通費、2000円・・・風呂・食事付きだけどね。しかしもうすぐ2年生だというのになんという甘えん坊なのだろう。しかし、こんなに頼ってもらえるのは少しうれしい。

4/2

試用期間が終わり、晴れて正社員となった。正社員は今までで3回目ですなあ。今までの2回は小さな出版社でした。1回は「働いても働いても仕事は山ほどあって、しかも週休1日で残業代もボーナスも無、でもいい人ばっかり」、もう1回は「9時5時完全週休2日で残業は年に30分くらいなのに給料もボーナスもドッカーン、でもやな人ばっかり」、さて3回目はどうでしょう。

4/7

コバ家の法事で西多磨霊園へ。桜が散ってしまい、残念・・・のはずが、コバ母が秋のうちからお墓の周りに植えていたチューリップが見事、1周忌にぴたりと花を咲かせた。遠くからいらした親戚の方々も、喜んでおられた様子。コバ関係の親戚の方々は皆さん優しくてきさくで、親戚づきあいっていいなあ、という気持ちになる。わたしはきっと恵まれているのでしょうな。

4/20

ずっとウザかった階下の猿顔の住人が引っ越したようだ。ふにゃおやふにゃおの友達を拉致・監禁・シャンプーで勝手に洗浄したり、近隣の大人にも子どもにも文句つけたり、夜中音楽を流したり大声で会話したり、挨拶しなかったり、と枚挙にいとまがないが、うちはなんと通報されて夜中にパトカーが4台来たこともある。そのせいで神経がピリピリして友達を招待することをずっと憚ってきた。とっても損した。もうこれからは堂々と友達を呼べる。やったー!! しかしあの猿の軍団、ソファーなど大量の不法投棄をして出ていった。不法投棄の一部である電灯の傘にはホコリが3mmほども積もっていた。猿の家、そうとう汚かったんだな。
これで「静かにしな!」を言わなくて済む。なんとラッキー。

5/6

家族で多摩動物公園に行く。まずはじゅんきの見たがっていたコアラ館へ。なんとコアラが地面の上にいた。どうやって歩くんだろうと見ていると、なんと後ずさりを始めた。そしてバックしながら木の下へ移動。そして木に両手でつかまるや、わっせ、わっせと木こりのように登り始めた。そして木の梢に到着して木のまたに腰を掛けて、休憩。相当疲れたのか、肩で息をしている。他のお客さんも、微笑。木の上で生活しているくせに、木に登るだけで息が切れるなんて。
キリン・シマウマ・オリックス・ダチョウが共存しているところでは、昼寝しているオリックスの角を借りて別のオリックスが自分の頭のかゆいところを掻いているのが、おもしろかった。インド象のゲージには水が絶えず上から滝のように流れており、「あれで水浴びしないかな」と言っていると本当にしてくれた。鼻で水を吸いこみ、背中にざっばーんと掛ける。肩にも背中にもくまなく掛けて、見ている方もサッパリとした気分になる。と、水浴びが終わってキレイになったところに、砂山へ歩いて行き今度は砂を背中にざっばーんと掛け始めた。あーあ、せっかくキレイになったのに。でも何か、象にも理由があるのでしょう。
その後、映画館へ。じゅんきもコバも楽しみにしていたクレヨンしんちゃんだが、おじさん1人で並んでまで観る人がいることにちょっと驚く。

5/11

じゅんきの履く靴下が次から次へと穴が開く。しかもつま先、かかと、中央部、とおよそ土踏まず以外の箇所はことごとく穴が開く。不思議。いちいち繕っていたが、とうとう繕い切れない大穴をボコボコ開けてくれるので、靴下を買いに出かけた。しかしこのところお手ごろ価格の子ども用品を売っている店が相次いで閉店しており、「うわあ、また閉店!」とさまよいつつ、行く先々で寄り道していく。まず、長崎屋の跡地の薬局で足の裏にイボを持っているじゅんきのために「強力イボチョン」なる薬を購入。「強力っていうのがコワイ」と怖がるじゅんきがかわいくて、つい「効きそうだからこれにしようよ」と強引に決めてしまった。そしてユニクロの跡地の本屋で「ジョー&飛雄馬」を購入。わたしには大槻ケンジ「猫を背負って町を出ろ!」、村上龍「希望の国のエクソダス」、一橋文哉のグリ森事件のルポと文庫ばかり3冊。現代小説の本を自分で選んで買うなんて初めてかも。
帰り、近くのレストランへ。わたしは生ビール飲みつつ「グリル3種盛り合わせ」をつまみ、じゅんきは食後アップルティーを飲みつつ「ジョー&飛雄馬」に夢中。ちょっと優雅なディナー。

5/19

高尾山に行き、圏央道の造成に反対してるお宅にお邪魔して山菜をいただく。スギナを天ぷらにしてポリポリのスナック菓子っぽくしたり、タンポポの若い葉を生でむしゃむしゃ食べたり、たけのこをホイル焼きにして山椒味噌でいただいたり、と珍しい体験をした。蔓が茂ってやっかいな葛の芽を摘んで天ぷらにしたり、からすのえんどうまで天ぷらにしてくれた。「どれが食べられるか」ではなくて「どれが毒草か」が判断基準。毒草以外はおいしいかまずいかだけであって、だいたいの草は食べられるとのこと。珍しいキノコがあるというので探したが見つからず、「イノシシに食われちゃったな」とあきらめていた。イノシシが相手じゃしょうがないですね。触覚が異常に長い小さな虫がぶんぶん飛んでいて、「変なやつ!」と言われながらも人気。「宮崎アニメに出てくる不思議な生き物みたい」と表現する人もいた。

5/20

職場には野球場もテニスコートもサッカー場も体育館もあり、昼休みにスポーツを楽しむ人が多い。ご苦労様なこと、とこの数年思っていたが、なんとテニスを始めることになった。きっかけは同僚が「一緒にやろうよ」と言うので「そう? それじゃ」というわけです。バイクの中型免許取ったのも、同僚が「一緒に取ろうよ」と言うので「そう? それじゃ」というわけだった。30分ほどしかしてないのに、腕がクタクタでしばらくマウスが動かせなくなってしまった。数日で筋肉痛は起こらなくなってきたが、寝付きが抜群によくなったのが大きな変化。

6/9

先日買った紫蘇の苗が少し生長してきた。花を摘んだらわき芽が出てきたので天麩羅にしてみると、これがまあ何ともお上品なお味。おほほほほ。コバもじゅんきも食べればいいのに。

6/15

じゅんきの授業参観。「はーい、はーい!」と手を挙げる子たちの中で、じゅんきはというと手を挙げたかと思ったら頭をボリボリ掻いたり、反対側の耳を掻いたり。ええい、まぎらわしい奴。でも気持ちはわかる。1年生の時と違って、授業中に席を立ってうろつく子はいなくなった。でも後ろ向いたり、椅子に座りながら床に手を着いたり、ものさしで背中掻いたり、と落ち付きはない。
参観後、ボーリングとゲーセンのどちらかに行きたいとじゅんきが言い出し、じゃんけんで決めたらゲーセンになった。コバとじゅんきがゲーセンに行き、わたしは電器屋に行ってPCカードを買うことになった。PCカードさえ買えば、ADSL導入可能になる。さてと、と出かけようと思ったらふにゃおが寝ている。こいつを置いてくわけにはいかないなあ、と1週間分溜まった新聞を読み、だんだん疲れて来てふにゃおをなでてたら眠くなってきて、ついウトウトしてしまった。うわ、電器屋行かなきゃ。コバに今日中にADSL導入する約束してしまったのであった。まだ眠り続けるふにゃおを置いて、電器屋へGO。2駅先の電器屋へチャリで行ってさっさとPCカードを買って帰って戻って来たら、まだふにゃおは眠っていた。大あくびを2つして起きて、伸びをして、まだうだうだしている。ADSL設定したら画像のたくさんあるページがサクサク映るようになった。ほほう、これは便利! コバたちがあまりに遅いので、キムチ炒飯を作成してポテチを皿によそい、居酒屋風メニューを並べてビールでも、と思っていたらじゅんきから電話。「いまなんじ?」「9時半ですけど」「ええええーっ!!! くじはん?!」(さらに後方ででかい声で「えええええーっ!!!」の声)。コバによると、地下のゲーセンには時計がなく、時間を忘れて遊んでいて6時ごろだと思っていたそうだ。「爆弾」という名のおみやげ持参で帰宅。

6/18

残念ながら日本VSトルコは日本の負け。トルコは2軒知ってるトルコ料理屋のどちらも抜群においしくてトルコ人の店員の方もいい方だったので、とても印象はよい。でも、日本が負けたのはちょっと残念・・・とトボトボ帰り道、八百屋の店先にボール紙の裏に汚い字で「よくやった JAPAN」「感動を ありがとう」と書いたものを野菜の段ボールに立てかけてあった。これは日本が負けて1時間以内のこと。そうだなあ、選手には「よくやった」「ありがとう」の二言ですね。「負けたのはあいつのせいだ」と監督や選手に文句言ったりしてる人もいるけど、腹立ちますね。無農薬でも激安でもない、目立たない八百屋のおやじにしてやられました。
そしてその夜、これで韓国も負けたらダブルパンチの落ち込みだなあ、と思いつつ見てしまった韓国VSイタリア戦。コバもじゅんきもすっかり眠ってしまって1人で観てたけど、1人で盛り上がってしまいました。アナウンサーもやたら盛り上がってたけど、イタリア人視聴者もいるということを全然配慮しないで韓国全面応援して大喜びしてたのがよかった。

6/19

村上龍の「希望の国のエクソダス」を読み終えた。小説ってこんなにおもしろいものだったんだ。わくわくしてしまいました。かっこいいなあ、村上龍。もっと読もう。

6/20

仕事で動詞の辞書データベースを扱っているのだが、何じゃとて、てな動詞がいっぱい登録されている。「かじりそこなう」とか「ぐずらぐずらする」とか。

7/4

仕事で東京国際展示場へ。いろんな3D技術の結晶を見てくる。楽しかったのは、顕微鏡みたいなのを覗くと、「練り歯磨きチューブ」「つかむとパフパフ!と鳴る手動クラクション」もう1個は忘れた、の3つの映像が見える。そして歯医者さんのドリルみたいな金属の腕でつながっている箸のようなもので、覗いて見えている映像をつっつくと、なんとリアルな感触が伝わってくるの。練り歯磨きチューブは、ぐにゃあっとした感じ。パフパフは、ボヨヨンとした弾力がある。
人がたくさん集まっていたのが、見世物小屋風のブース。暗幕を張った小さな舞台にはきれいな白人のモデルのようなお姉さんがしゃべったり歩いたり、マッチョな男性のダンサーが踊りまくったり、巨大な骨格がクルクル回転したり、これすべて立体映像。背伸びして覗きこんでいる人達がいかにも見世物小屋を覗いている風でおもしろかった。
感心したのが、モニターに映っている3D映像の電話やピアノにマウスで近づくと、音まで近寄ってくる。画像上ピアノの右に立てば、ピアノの音が左に聞こえるの。すごいね。
行きに帰りのゆりかもめの切符を買ってしまったのが残念。水上バスという手もあったのだ。暑くて咽喉も乾いてたので、帰りに水上バスで生ビールでも飲んだら最高だったろうなー。
ゆりかもめを降りて、新橋は久しぶりだったのでちょっとウロウロする。駅前の古いデパートに入り、スダンドのミックスジュース屋さんがまだ営業していたのでとてもうれしかった。ここでキウイジュースを1杯。ここでは「ピーマンとオレンジとりんごね」というとその通り生ジュースを絞ってくれるのだ。地下はなかなか場末の雰囲気たっぷり、まだここは昭和なんじゃないかと思えるような貴重な場所。平成生まれの若者が昭和を見てみたいなら、ぜひここへ。本屋で「月刊国文学」の「発禁処分特集」を購入。国文学科の学生の頃には一度も買ったことがなかったな。カウンターのみの小さな渋い居酒屋が軒を並べていて、「築地直送」の看板が魅力的でとても入りたかったが勇気が足らずあきらめて駅へ。
東京駅での乗り換えでもちょっと寄り道。イタリアの食材フェアをやっていて、なぜか売ってたインスタントクスクスのインド味・地中海味を購入。コバへのお土産はドクロマーク印の激辛ポテトチップス。じゅんきには火星人型グミ。

7/29

昨年と同じく千葉の千倉へ家族旅行。ビューさざなみはいつ乗っても快適。平日なのでガラガラだし。荷物を宿に預け、まだ昼前だというのに早速海へ。ちょっと波が高い。ここは昨年台風が来てて遊泳禁止になってしまっていたが、今回は幸い台風はいなかった。なのにこんなに波が高いとは。地元らしい子どもたちも、浮き輪やゴムボートではなくサーフボードで遊んでいる。砂に埋めたり埋まったりしながらのんびりする。夕方宿へ帰って温泉に入ろうとすると、薄曇りだったのにかなり日に焼けてて、温泉には苦しみながら入った。その後は旅行のメインである宿の御馳走。質も量もすごいの。でかいアワビのステーキやら近海物のお刺身などを、苦しくて動けないくらい食べまくり。

7/30

千倉は台風がいなくても波がどっぱーん!なことがわかり、電車で2つの館山に行く。千倉に比べると水溜りのようにおだやか。昨日の日焼け痕の痛みは、海に入ると冷やされて少し収まった。海の家でイカのお刺身を頼むと、柔らかくて甘いお刺身が氷の上に大量に盛られて出てきた。紫蘇の葉が添えてあったので、ちぎってしょうゆに入れるとこれまたオツなお味。

7/31

宿を後にして、潮風王国へ。昨年とてもおいしかった岩牡蠣がなく、残念。クジラの御造り、クジラのカツカレー、地魚御寿司を注文。クジラの御造りは馬刺しのよう。やっぱりクジラはおさかなじゃなくて動物なんだ、と実感できるパワフルな味。高価なものだったが、おいしかったのでお替りした。クジラのカツは不思議な味だがカレーに合っていた。マンボウの刺身というメニューもあったが季節ものだということで頼めなかった。潮風王国は海岸に建っており、歩いてすぐのところで磯遊びができる。
 

8/1

楽しい旅行の後、現実を目の前にしてじゅんき休みたがる。その気持ちはとてもよくわかるので、有休をとってつきあった。
でも学童で宿題をやる現実とは違った、家での現実というのもあり、朝から片付け・掃除・雑巾掛けなどをやってもらった。
午後図書館に行き、わたしはムーミン単行本を3冊、じゅんきは野球の攻撃編・守備編・もう1冊と計3冊の野球入門書を借りた。こいつは前は恐竜の本をたくさん借りて、もっと前は鉄道の本ばっかり借りていた。

8/6

関戸橋の花火だったが、屋上では夜風が冷たく早々に引き揚げる。
発見! 枝豆を枝付きで買った場合、枝からハサミで切らないでそのまま茹でると野趣もあり楽でもあり、おいしいですよ。

8/10

じゅんき誕生日! 前日予約しておいた名前入り板チョコ付きの丸いケーキを受け取り、ろうそく8本立てて記念撮影後、紅茶とともにいただく。我が家では「紅茶にケーキ」という光景は年に1回だなあ。
甘党のいない我が家では「3人前」のチョコレートケーキの4/1が余ってしまい、Rちゃんちにお裾分け。
うなぎと「ジョー&飛雄馬」を購入してコバ実家へ。コバ兄もいて、早速古い野球盤で遊ぶ。「消える魔球」のほか豪速球の投げ方や「打倒・消える魔球」「打倒・打倒・消える魔球」などの技を伝授してもらう。

8/11

多摩川に行く。天気がよく、川はお湯のように温かくなっていて泳いでる人がいっぱい。河原で飲むビールはおいしいね。バーベQやってるグループがたくさんあってうらやましくなった。

8/17

じゅんきとともに実家へ。巨人ファンになったじゅんきに父感激。ナイター中継を見ながらさっぱりわからない話で盛り上がっている。各選手の出身高校まで覚えているじゅんきの記憶力には驚く。

8/19

実家に一人で泊まれないじゅんきのために、実家から片道千円かけて通勤。乗換えるまでの55分熟睡。学生の頃に渋谷の漫画書店で買った「オバケのQ太郎」「パーマン」の各第1巻をじゅんきに与えると、読む読む。ついでに水木しげるの妖怪の漫画も貸したら、ちょっとひいてた。

8/21

コバと待ち合わせて実家へGO。子持ちの友人が、配偶者と2人きりになったときに何を話せば良いかわからなくなったと言う。そういうものなのかな。うちはなんだかくだらないことばかりべらべらしゃべっているなあ。

8/22

恐竜博に行く。高いところから見下ろすと骨がたくさん。コバ合掌して「なむあみだぶつ」。あんなでかい骨が出てきたら、ヤマタノオロチだの龍だのなんだのが本当にいたと考えて当然だ。羽根の生えた恐竜の化石にはびっくり。

8/23

我が家のミニミニ甲子園toto(1校につき10円)ではわたしが賭けていた高校が見事優勝。しかもいくら有名校に賭けていたとはいえ3人とも準決勝まで残ったのもすごい。

8/24

近所で青森のねぶた祭りの山車が出てるらしいから見に行こうとじゅんきを誘うが、チラシを見るなり怖がって拒否。怖がり。

8/26

夜、消灯するとブンブン羽音がする。カナブンブンであった。窓を開けて外に出したいじゅんき。しかし「今、窓を開けるともっと悪い虫が入ってくるからやめよう」と言うとじゅんき怯える。
「いや、悪い虫っつうのは蚊やなんかです」と弁解しても「怖くなった」と訴える。怖がり。

8/29

近所の児童館で夜店祭りがあった。「おばけやしき」が設置されていたので「入ろうよ」と言うとじゅんき「もう十分涼しいから、これ以上涼しくならなくてもいいです」と断る。怖がり。

9/8

刑務所で製作した物品を販売するところへ行って来た。目当ては刑務所内を撮影したというビデオ。でも実際の刑務所内はドキュメンタリーのほんの一部にちょっと映るだけで、ちょっと期待はずれ。おもしろかったのは、ソフトボールの試合の風景。ここでは「檻の中ルール」というのが2つあり、1つは野外での運動は40分の規定があるため、40分で勝敗が決まらない場合にはじゃんけんで決めるとのこと。もう1つは、場外ホームランはなんとアウトになるのだそうだ。ボールさえも檻を出てはいけないのだって。
展示してあるパネルを見て初めて知ったのだが、府中刑務所ができたきっかけがなんと「浅間山の噴火」なのだそうだ。風が吹けば桶屋が儲かるような話なのだが、①浅間山が噴火した ②灰が降り曇天が続き、農作物の生育に影響が出た。すなわち凶作 ③売るものがなくなってしまった農民が仕事を求めて町に出た ④でもすぐには仕事は見つからない。やがて貧窮のあまり泥棒になる者が増えた ⑤たくさんの泥棒を収容できる大きな牢屋が必要になった ⑥そして出来たのが、石川島監獄。後の府中刑務所なんだって。
刑務所で作られたA4サイズの畳(300円弱)と、少年院で作られた賽銭箱型のマジック貯金箱(1500円)を買って帰る。

9/15

引出しの奥から「ヒーローカード」が出てきた。「ヒーローカード」とは、小学校で何かいいことをしてもらったとか、いいことをしているのを見たら、「今日のヒーロー」として「○○君がぞうきんひろってくれた」「○○さんがケシゴムかしてくれた」などと書いて本人に渡すもの。引出しから出てきたものを読んでみると「おかあさん」がヒーローとして挙げてあった。内容は「まんじゅうたのんでくれた。」
生協でまんじゅうを頼んであげたことが、それほどうれしかったのか。十五夜の団子作りはできなかったものの、かわりの栗大福でもかなり喜んで食後に2つも食べていた。

9/16

吉祥寺でまいははさんとトルコ料理を食べに行く。ピザもスープも串焼きもおいしい。でも高いのが辛い。ぜひトルコに行っておなかいっぱい食べてみたいものだ。
その後、大中へ。昔から大中に入ると何も買わずには出られない。秋物の長袖を2丁入手。でももっと欲しかったなあ。
次に雑貨もある本屋さんへ。ここはサブカルチャー本やアングラ漫画がいっぱいあるので好き。なのにここまで来て「パーマン」4巻を買ったのみ。
まいははさんのカタツムリたち100匹ほどをお預かりして帰る。

9/17

まいははさんのカタツムリたちはケース3軒に分かれて暮らしている。1軒につきサラダ菜1枚、朝入れておいたら夜には葉脈だけになっていた。
まいははさんのカタツムリはいつ見てもつややかで丸くてコロコロしてて元気。うちのはつやもなく鮫肌で寝てばっかりで不健康。

9/18

じゅんき近所の湿地帯へ校外学習。校外学習のしおりに自分で書いたらしい注意書きに「ちゅうい!! ケ虫がいたらにげル」とあった。怖がり。

9/19

昨夜暗くなってから帰宅すると、じゅんきの自転車がなく部屋の灯りも消えている。えっ、どこかに出かけたまま、まだ帰っていないのか? 誘拐されたか? あわてて家に入るとテーブルの上に置手紙が。またじゅんき、どっかの家に上がりこんでまだ居座っているのか? と読んでみると、「じゅんきはこば兄がさらっていきました。みのしろ金100万円ようきゅうしません」とあったので、ほーっ。プロ野球チップスを7袋も買ってもらって大喜びで2人で帰ってきた。その後は買ってもらった焼鳥とビールでナイターを見て、ジャイアンツが勝ったところで野球盤ゲームを開始。豪速球をまた伝授してもらい、しまいにはみんなでスクワット対決やらコバの腹筋をサンドバックにしてジャブ&ストレートの練習。

9/20

健康診断を受ける。特に問題なし。今年は思いがけず採血が痛くなかった。やればできるじゃん! 看護士さん。

9/28

地元の地ビール屋で地元の友達としこたま飲む。前後不覚。とても優しい友達に大変迷惑をかける。以後、反省の意で自粛、ハト麦茶生活に入る。

9/29

久しぶりに一家で井の頭公園。まいははさんにカタツムリたちを無事返却する。コバとじゅんきがボートに乗ってる間、まいははさんと並んで座って往来の子ども連れ・犬連れを眺めてぼーっとする。一緒にぼーっとできる友達はやっぱりいいね。帰りに衝動的にウクレレが欲しくなり、小雨が降ってくるし小遣いも少ないのに、一生懸命楽器屋を探す。その辺の人に聞いて歩いていると、竹の内豊が丸刈りになったような長身のすこぶるカッコイイお兄さんが近寄ってきて「楽器屋ならこの先を右に曲がったところに、フェンダーの看板が見えますから」と教えてくれた。思わず付いて行ってしまいそうになるほどかっこよくて優しくて感激。ただしフェンダーじゃなくてグレコの看板であった。コバが売り物のドラムやパーカッションで遊んでいる間に、一番安い4800円のウクレレを購入。その後、家の近くのターミナル駅にて中華お粥のおいしい店で、お粥・スープ・隠しメニューのザーサイで夕食。

10/1

ウクレレ片手に職場へGOの日々。昼休みにお弁当を30分で食べて、あとの30分は広い敷地内の木陰で職場のお友達とウクレってます。ここに来て5年以上になるけど、おない年でしかも音楽の趣味の合う子には初めて会えた。80年代の音楽についていろいろ懐かしい話で盛り上がってます。これから毎週火・木はお昼に外でウクレることにしました。曲は今のところ「Day Dream Bliever」と「聖者の行進」。わたしは昔ベースを弾いていたので、ついストロークが縦にブンブンなってしまうが、お友達のミホちゃんはギタリストであり三味線弾きなので、歯切れのよい音をぺんぺん鳴らしている。楽しいよ。

10/6

小学校の運動会なので、じゅんきの弁当を作成後、ゆっくりと小学校へ向かう。保育園の運動会の時は場所取りにキアイを入れていたが、小学校の運動会の見物はあまり座って見ることがなく、カメラ片手にあっちへウロウロこっちへウロウロ、昼食も子どもは教室、子ども以外はほとんどが家に帰って取るので場所取りにはあまり意味がない。応援合戦は1年生から6年生までみんな一生懸命大声張り上げて、これにはいつも感動しちゃなあ。赤組の歌と白組の歌がメロディーも歌詞も違うのに同時に歌うとこれが意外、ハモるようになっているのだ。これがステレオで聞こえるので、なかなかの迫力。
じゅんきの属していた赤組は、あらゆる競技でことごとく負け、点差が100点以上もついてしまい、次第に応援の気力がなくなってきてしまった。ところが最後の競技「大玉ころがし」の配点が200点と発表され、しかも赤組がこれに勝ってしまい、大どんでん返しになって赤組優勝となってしまった。これには白組は納得いかないであろう。騎馬戦や選抜リレーで必死にがんばり得点を地道に重ねていたのが、最後にあっけなく敗北とは。クラスのお父さんたちと「世の中なにがあるかわかんない」「最後まであきらめちゃいけない」「地道な努力は無駄になることもある」など得られる教訓について語り、苦笑。

10/12

職場のお祭りで、ウクレレ片手におでん屋さんの呼びこみをする。毎年のように迷子になってたじゅんきは、今年はもう好き勝手に行きたいところへ1人で見に行き、お腹がすくと帰って来て、完全に自由行動。そのうちコバとコバ兄が来て、終始ウロウロ。コバ家は携帯がないので、みんながウロウロすると広い敷地内では見つけるのが大変。毎朝じゅんきを迎えに来てくれる近所の4年生のG君とRちゃんが塾の帰りに来てくれて、おでんやフランクなどを買い込み、仲良く木陰で座って食べていた。
毎年大根やらタマゴやら、いつも1品のみやたら売れ残って困っていたおでん屋だが、今年は昼過ぎには完売。いつも忙しい最中によその店から聞こえてきてうらやましかった3本締めを真っ先にやることができて、うれしかった。片付け後、いつもの仕事の部屋の会議スペースで打上げ。泡盛の日本酒割りオレンジジュース少々&ベビースターラーメン入り、という学生の頃よく飲まされたようなものを職場の方が作ってくれて、懐かしくなって喜んでグイグイ飲んでしまった。

10/23

職場の方に高円寺の沖縄料理屋さんに連れてってもらった。すごくおいしかった。特にフーイリチーという麩の炒め煮が柔らかくていい味。ゴーヤも豚肉も豚耳「ミミガー」もおいしかった。泡盛も焼酎よりスッキリしていて飲みやすい。元ちとせのCDがずっとかかってて、店の造りも老舗だけあって渋くていい感じ。総勢5人でしたが、小さいテーブルを囲んで和むには5人以内がベストですね。ご一緒した人たちの人柄にもよりますが、とっても和みました。

10/27
念願の地元のリトルリーグに入団。「朝8時ちょっと過ぎに校庭に集合」と言うので、小学校へ向かうが道すがら「ひょっとしたら、いないかもしれないよ」と言う。なに?! 昨夜ハリー・ポッター4巻を2時半まで読んでて非常に眠いのに無理して起きたんだけど。校庭に着くと、おじさんたちの野球チームしかいなかった。
「今日の練習は午後かもしれないね」。なにい〜?! ちゃんと電話して確認せんかい! 寝るぞ! でも天気がいいから布団干したいなあ。そしたら寝られない。ちぇっ。帰宅し不機嫌になりながら布団干したり掃除したり、うたた寝したり過ごしたが、とても天気がいいので午後までそうしてるのはもったいなくなってきた。
練習が午後の部であるかどうかリトルリーグに入ってる子に電話させるも、不在とのこと。そろそろ昼なので、「お昼ごはんは外で食べよう、でキャッチボールでもしよう」ということになり、駐輪場まで行くと「カキーン!」と小学校の方から金属バットの音が。やってんじゃん! 慌てて家に戻り、昼食を作って食べて、小学校へ向かう。いたいた! 同じクラスの子のお母さんがいたので、いろいろ教えてもらった。そして見学の後、入団の運びに。これからは隔週の土・毎週日曜日に昼前から練習をすることになる。大丈夫だろうか。これから日曜日にキャッチボールの相手をしなくて済むばかりか、1人で優雅に過ごせることになる。本当かなあ?

11/2

地元の大学の学園祭&地元の駅前通りのお祭りにGO。朝食抜きでまずはじゅんきが、おしるこ。次に搗き立てのおもち。わたしはテコンドー部のチヂミは焦げていたので、留学生の店のチヂミ。でも学生さんが片言の日本語で「チヂミ、イッポンネ!」「イッポンじゃないヨ、イチマイ」などと会話をしてて楽しかった。

11/3

コバ一家・ミホちゃん・ミホちゃんの姪っ子カオルちゃんとで、小金井のはらっぱ祭り。おととし来たよりも規模が大きくなってた。お店がたくさんあって、どれもこれもおいしそう。片端から食べまくる。地鶏の焼鳥、タイ風カレー&やきそば、タコス、餃子、クスクス、うどん、各国の自慢料理がたくさん。ほとんど素人が店出してるのに、皆さんお料理上手で、心を込めて作っておられるようで、友達の家に呼ばれてご馳走になっているような素朴な味が、とてもおいしい。コバやミホちゃんとわたしはビール飲み飲み、カオルちゃんとじゅんきは格安わたあめをお代わりしている。とてもくつろいだ1日。

11/9

リトルリーグの初練習。じゅんきにとっては4時間もみっちり運動するのは初めてだ。昼ご飯は練習の合間をぬって、おにぎりを2個かじるのみ。お茶も隙を見て急いで飲むらしい。あとはひたすら、走ったり投げたり打ったり捕ったり。小さい体に大きなヘルメットが可笑しい。バットをケースに入れて背負うと、バットが歩いているようだ。大変だと思うが本人はとても楽しかったようだ。クラスのいじめっ子もいるのだが、上級生がいるとおとなしくしているらしい。子どもが育つ環境は、なるべくたくさんの目に囲まれているのが望ましいと思う。変な奴もいて結構。世の中にはいろんな人がいて成り立っているんだなあ、と小さい頃から実感してほしい。それで、いろんな人と出会って、人を見る目を養ってほしい。変に見えても中身はとってもまともな人もいるし、一見ごく普通に見えても中身はとんでもない人もいる。
数年前のはらっぱ祭りで、見た目がとても変な人に出会った。時計君と呼ばれるその人は、どうも薬物中毒のように見えた。行動のすべてがパントマイムなのだ。4,5歳のじゅんきを相手に、勝手に「かくれんぼ」の身振りをして、逃げたり隠れたりする。一切しゃべらない。そうと察知したじゅんきもしゃべらずに、時計君を探して見つけて、指を指して笑う。時計君、「しまった!」とばかり大きなリアクションでその場に倒れる。その後も静かな遊びは続き、ふとじゅんきが空を見上げた。時計君も同じく空を見上げる。と、彼らの目線の先には大きな丸い月が。時計君、大きな身振りで「おお」と感動し「うんうん」とじゅんきに向かってうなずいてニッコリする。あとで聞いた話だが、この時計君は大人相手だととんでもない言動が多く「困った人」として有名らしい。子ども相手だとこんなに心がきれいな人なのに。子どもには大人が見えない時計君の心の奥まで見えてしまうから、時計君も自分のことを理解してくれる子どもにはそれ相応の対応をするのかなあ。
この日は夕方、訪中に備えてミニミニカタツムリを預けにまいははさんが訪れる。お土産のとろ〜りプリンがとても美味。

11/12

久しぶりに飲み会の幹事をした。遅れてくる人が多いので、遅れてきた分の料金を差し引こうと思い、精算わけわかんなくならないように人が来るたび「○○さん ××時」とメモしながら飲んだ。いやあ、アボカドとまぐろの生春巻きはおいしいねえ。岩牡蠣1コ100円程度ってのは安いねえ。突然参加してくれた上司から大枚1枚いただいたことから、精算がわけわかんなくなる。2次会ではスナックのようなところにゾロゾロ行き、慣れぬウーロンハイとポテトチップスのみでお腹が空く。

11/13

職場で防災訓練があり、外に避難した。外に列を作って並んで立って、前に偉い人がテントの席に座ってるという構図は高校以来だ。5階建ての屋上から3人をはしご車で救出したり、怪我人人形を担架で運んだり、ジェット噴射放水器でバシュッ!と消火したり、となかなかおもしろかった。この日のために何度も放送機器のテストをしていたが、日に日に音量がフェードアウトしていき、当日は全くと言っていいほど放送が聞こえなくなってしまった。その次の日くらいから次第に音量がアップしていき、よく聞こえるようになった。何だったのだろう、一体? 努力が裏目に出たとしか思えない。

11/16

小学校の「学習発表会」を見に行く。学芸会のようなものである。2年生は作品展示のみだった。じゅんきの手先は器用とは言えないことがよくわかってしまった。器用でセンスのある子は素晴らしい作品を作る。もし夏休みの宿題の展示だったら「絶対これは親が作ったに違いない」と思えるような見事な出来映えの作品も多々、あった。RちゃんとG君がいる4年生の合唱・合奏を見に行くと、Rちゃんの見事なピアノ演奏に感動。これ、よくベランダ越しに聞こえたなあ。努力の成果。合唱はとても一生懸命できれいな歌声で、思わずじいんとしました。
この日はじゅんきの帰りが2:30過ぎであり、学習発表会を見終わったのが10時頃なので、たまにはじゅんき抜きで外食でも、ということになり、どうせなら激辛とかエスニックなんかのじゅんき連れでは行けないような店にしよう、ということで電話帳で「各国料理」の中でもアジア風の名前の店に片端から電話する。ベトナム料理の店に行くことに決まり、朝食も抜きでハラペコ状態でたどり付く。喫茶店のような小洒落た雰囲気。コバは、牛筋入りのフォー&ミニ炊きこみご飯&生春巻きのセット。わたしはやきそば&ミニ炊きこみご飯&生春巻きのセット。なんと1人780円。安い! そしてとてもおいしかった。また来るぞ! 店を出てから少し時間があったので、近くの陶器のお店へ。土鍋の2段重ねのような七輪が6000円のところ3000円になっていた。うわ、欲しい。買おうとしたら、店のおばちゃんがやたらと抵抗する。おばちゃんの娘がこれよりもっと安いやつを使ったら、1回で割れたそうだ。炭を大量に入れないように、炭を入れる鉢をぬらさないように、洗ったら完全に乾かしてから使うように、鍋敷きは木の板を2重にするように、とくどいほど説明を受け、それでもいいのかと迫る。製造者(この場合は販売者だが)責任を強く感じておられるおばちゃんに敬意を表して購入。まだ時間があったので、プロントにてコバとお茶。じゅんきがいないのにも慣れてきた。土鍋七厘で何を焼こうかと早くも相談。

11/17

早速、土鍋七厘で焼肉をする。ところが炭がなかなか焼けず、白くなるまでガスコンロで焼いても、数分ですぐに消えてしまう。次回からは屋上かベランダで、しっかり焼いてからにしよう。しかしキノコもじゃがいもも、もちろん肉もとてもおいしく焼けた。焼けるのに時間がかかってしまい、野球の練習をしてきて疲れているじゅんきは半分も食べると眠くなってしまった。

11/18

秋の初めくらいから、我が家もビデオレンタルを利用するようになった。じゅんきが気に入るに違いないと思い、わたしも小さい頃から大好きだった「トムとジェリー」を借りる。やはり、じゅんき大いにはまる。ゲラゲラ笑い転げて、大喜びであった。「TRICK」の見逃した分のビデオをコバと見たときには、生瀬勝久の言動にツボを押されたコバは、ひっくり返ってピクピクしながら笑い転げて、何度も巻き戻ししては大笑いして、さらに思い出し大笑いまでしていた。

11/23

旧友のお誘いにより、じゅんきと長野の山奥にバスで行く。まずは小赤沢の真っ赤でとろりとした温泉に。サビのにおい。外から太いホースでジャブジャブ温泉を引いている。時々、ゴボゴボといっては大量に流れ込む。おお、湧いてる湧いてる、と実感。
その後、村長さんのお話を伺いに村の公民館へ。ここ長野の栄村は、公共事業に頼らないでがんばっている村だ。道路1本作るのにも、莫大なお金がかかる。日本一の豪雪地帯で、高齢者が4割を超えるこの村は、坂道や曲がり道や崖が多く、とても危険。道路の整備は命にかかわる。でも「公」に頼むと、国道や幹線から行けるといった中央から見て必要な道路しか造ってくれないそうだ。村民が必要なのは、病院や小学校と集落を結ぶ道なのに。そうした村民が本当に必要な道路を、村独自で造り始めたそうだ。道路を造る時は、道路となる敷地の地下60cmの砂や土をすべて掘って取り除いて、新たに砂利を敷き詰めるのだそうだ。そうすることで地盤を固くするらしい。それだけでかなりな費用だそうだが、村が独自に造る場合、地盤の固さなどは村民がすべて知り尽くしているので、すでに固いところはそのまま上からアスファルトをかぶせるだけにして、費用を浮かしているそうだ。
また、ヘルパー講座を村で開いて、資格取得者をたくさん養成し、村で登録しておいて、一人暮らしの老人にきめ細かなサービスを各集落ごとに行なう制度「げたばきヘルパー」というのもある。げたばきで、近所の人が顔を見に来て、ついでに掃除や買い物、食事の世話なんかもする、といった昔ながらの近所づきあいを制度化したもの。顔見知りで、しかも有資格者だから安心。雪降ろし制度も似たようなものだそうだ。
ひとしきり感銘してから、宿へ。ここは個室がそれぞれ離れになっていて、各「分家」にはコタツと囲炉裏がある。コタツに入るや否や、もう席を立てなくなってしまう。お茶セットの中に、「とうがらし梅茶」なる包みが。梅こぶ茶のように湯に溶かして飲むのだが、これが大変に美味で、ポカポカ温まるのだ。とうがらしの辛味と梅の酸味が絶妙。立て続けに2杯飲んでしまった。スリッパではなくワラジが用意してあり、ワラジを履いて露天風呂に向かう。温泉に浸かると空には満天の星。そして食事は山の幸ばかり。漬物、岩魚の塩焼き、きのこ、どれもさっぱりとして美味。じゅんきは「きびごはん」が気に入ったようだ。3杯おかわりして周囲を驚かす。

11/24

今日もいい天気で、雪化粧した苗場山に朝日が当たり、とても美しい。朝から温泉。宿でおみやげに新品のワラジをいただく。水道水が驚くほど冷たく、おいしく、甘い味すらする。まさに甘露。お茶を入れてきた水筒に、冷たい水道水をキッチリ詰めてチェックアウト。じゅんきはいきなり雪合戦を始めていた。
この日は村の民俗資料館へ。

 

資料館といっても個人の住まいの一部を覗かせてもらうというもの。まさに生きた資料館。空き部屋に、すっかりくたびれた布団が敷いてあり、ハンガーに着物をかけたものが鴨居にズラズラ掛けてある。「おばあちゃんが20才のころの着物」「おじいちゃんが30才のときの晴れ着」と書いた紙がテープでとめてある。この布団には本当に驚いた。とても薄く、さわるとガサガサいうのだ。なんと、綿の代わりに藁が入っているのだ。これは寒いぞ! つぎはぎだらけの敷布のくたびれ具合からして、実際に使っていたものに違いない。こんな布団に触れることができたなんて、なんと貴重な体験なのでしょう。子どもの着物も吊るしてあったが、表は花柄で赤や黄の派手な色使いなのに、ちょっとめくると裏は手ぬぐいとか全然違う色・素材の生地がつぎはぎで縫ってあった。
また別の空き部屋(納戸?)には昔の村の歯医者さんが無料で治療した治療用の椅子だとかトイレットペーパー以前に使っていた「拭くための草」とかが、所狭しと積んであったり、吊るしてあったりした。
館長夫人のおばちゃんが囲炉裏端でお茶と野沢菜・姫たけのこ・たくわんなどの漬物を出してくれた。この漬物がかなりおいしくて、あっという間に皿が空になってしまった。これは商売用ではなく自家用なので、買うことは出来ないが、見事な漬物であった。
おばちゃんに、名産の「猫つぐら」についてうかがう。この地は雪深く、冬は外に出られないので囲炉裏端で藁を編んでいろいろ作るのだが、その中でも猫の昼寝用のかご「猫つぐら」は全国的にその存在を知られるや大ブレークを起こし、今や生産が追いつかないほどらしい。このおばちゃんも作っているのだが、作っているそばから野良猫が入りこんでしまうらしい。1つにつき1匹の仕様なのに、2匹入りこんでいる時もあるそうな。
お昼は「日本一の豪雪記録地点」を持つ信越本線の森宮原駅近くの旅館へ。「どんぶりまわし」という、たくさんの種類のお惣菜でごはんをいただく料理。ここがまた、おいしかった。そばがきもいただいたが、そばというのは練ったり切ったり干したりと作るのが大変なので、地元の昔からの食べ方は粉を練ってそばがきにしてツユで食べるのが普通だそうだ。お惣菜は古漬けになった野沢菜の炒めたもの、古漬けになったたくわんのきんぴら、柿と大根のなます、かぼちゃの煮物、大根と鮭の炊いたもの、卯の花あえ、などなどとってもやさしい家庭の味。ここも山のものばかりだが、唯一海のものである「鮭」が出てくる。これには訳があって、すぐお隣の新潟県から嫁いでくるお嫁さんの実家から送ってもらうことが時々あるので、こういう料理もアリなのだそうな。バスの運転手さんが「新潟に行くときがあったら鮭を送ってやるよ」と言うとおかみさんが大喜びしていた。この地は上越新幹線ができるまでは陸の孤島状態だったそうだ。といっても湯沢からは決して近くはない。山奥だし、当分来れそうもない土地なあと思っていたが、おかみさんにとっては「すごく便利になった、東京なんてすぐだ」と言う。角栄さまさまですなあ。ここでじゅんきは車酔いでしばらく倒れていたものの、起き上がるやいなや野沢菜炒めをおかずに都合ごはん4杯食べて、おかみさんを喜ばせていた。
村の物産を集めたお土産やさんに寄る。キノコやコンニャクいも、りんご、梨、むかご、山芋などなど山の幸がいっぱい。しめじなんと1袋280円・唐辛子入り食べるゴマ・木の箸なんと1膳80円・とちの実煎餅・大きな洋梨なんと200円などを購入。
帰りの高速道路の休憩所で食べた野沢菜入りお焼きがおいしかった。水筒に詰めたおいしい水を飲み飲み、帰途。

11/25

お土産で買って来たしめじを、おつゆとホイル焼きにした。香りが濃くて、歯応えもある。こっちで売ってるのはやっぱりニセモノなんだなあ。とっても安かったので、もっと買ってくるんだった。

11/28

明日は締切が2つもある。そして昨日の18:30まで原因不明のエラーが解決できず、焦りまくっていた。それから解放されて締切には間に合いそうだとわかってからは、すっかりフヌケになってしまい、小春日和でもあり、昼下がりは眠くて仕方がない。あーあ、昼休みに屋上でミホちゃんとウクレって楽しかったなあ。今からまた屋上でウクレレたいなあ。さぞかし気持ちいいだろうなあ。

11/30

朝、生協で注文した「胡弓」が届く。重厚なハードケースに納められていた胡弓は、まるで五月人形の脇に立てる弓矢のような実用品とは思えない繊細な造り。八角形のボディには蛇の皮。弦を巻くペグが異常に大きい。弾いてみる。全然音が出ない。手順書に従い、琥珀のように透き通って綺麗な松脂を、弦をこする弓に付ける。そして弾いてみる。ずずず、と音がした。これではチューニングすら出来ない。先は長い。

12/6

午後半休をもらって、じゅんきは5時間目を早退して職場の旅行ということで、大洗へGO。じゅんきは旅行が大好きなので、荷物を持つのも駅まで急ぐのも、文句ひとつ言わずてきぱきと動いてくれて頼もしい限り。経路や乗換の時間も、いつもきちんと頭に入れていてくれる。おかげでじゅんきがいることで旅行で困ったことは一度もないばかりか、助けてもらってばかりいる。
上野からスーパーひたちに乗って、何とか自由席に座れてくつろぐ。車内の電光掲示のニュースにヤワラちゃんとオリックスの選手の婚約の記事が出て、2人して「ほーう」と感心。水戸で鹿島臨海線に乗り換える。16時半くらいだったので、地元の高校生でいっぱい。「・・・だっぺ」といった尻上がりの茨城弁でにぎやかだった。東京の高校生のようにドアの前や床にしゃがんだりする不届きな輩はいなかった。
大洗で降りて、あんこう吊るし切りショーの会場であるホテルへタクシーでGO。待ち合わせ時間まで30分あるので、あんこう吊るし切り現場で、あんこうの搬入作業などを見る。間近で見るあんこうはとても柔らかく、ずるずるしていた。手際の良い板前さんが見る見るあんこうを骨にしてしまう吊るし切りショーは、なかなか楽しかった。体長1mくらいあるあんこうの心臓が豆粒くらいしかないのにはびっくり。なんでか板前さんに聞いてみると「ほとんど動かないから」だそうだ。納得! あんこうのオスはとても小さく、食用にもならず、網にかかっても捨てられてしまうらしい。網にかからなくても結局メスに食べられてしまうらしい。あんこうに生まれなくてよかった、とじゅんきが言う。

      
 
      

宿はなかなか高級なホテル。食事の後、お風呂に入り、さあてビールでも飲むかと思ったが女性部屋の誰も宴会部屋へ行く気配もビール買いに行く気配もない。金曜日ということもあって、みんなドラマに夢中。じゅんきを連れて「ジュース買ってきまーす」と言ってビールを買いに行くと、マッサージ椅子があった。風呂上がりのボサボサ頭で首にタオル巻いて浴衣着て缶ビール片手にマッサージ椅子にツボを押してもらい「ううう・・」とうなっていると、職場の男性部屋の方々に見つかって「何やってんの」と言われてしまった。

12/7

残念ながら曇天のため、太平洋から昇る朝日は拝めず。車に分乗して焼き物の里、笠間へGO! と思ったら車が1台パンク。修理中に、じゅんきと職場の方のお嬢さんでじゅんきと同い年の女の子が退屈しているので「松葉相撲」を教える。女の子がやたらこの遊びを気に入ってくれて、松葉相撲でチャンピオンになった松葉に名前を付けて可愛がり、その日の夕方まで大事に持ち歩いていた。パンク修理後、干物屋で干物を購入。雨が降ってきて、とても寒い。寒がるじゅんき、カイロをもらう。初めて使うカイロの暖かさに感動するじゅんき。やっと笠間に着き、陶芸開始。やはり粘土で練習しておくべきだった。ふにゃおが端に乗ったサカナ型のお皿と小さな壷を作る。昼食はお蕎麦屋さん。合鴨農法の鴨は食べられてしまって可哀そうと言っていたじゅんきが合鴨そばを頼み、おいしいねえと言いながら食べていた。この日はそのまま千葉の実家へ向かう。

12/12

忘年会その1。中国料理店で食べる食べる。でもおとなしく1次会で帰る。

12/13

忘年会その2。ビール飲む飲む。お鍋がおいしいおいしい。でもおとなしく1次会で帰る。

12/17

忘年会その3。料亭の個室にての懐石料理、ものすごくおいしい。これは! ほんっとにおいしい。からすみの超ミニサイズ握り寿司に感動。みんながガブガブ飲んでる日本酒が飲みたかったが、遠慮してるとおかみさんがお銚子で注いでくれた。殿方はお気楽でいいわよねえ、などと同情されながら。なんだか日本っていいなあと思った。2次会も行こうと自転車ひいてしばらくみんなに付いていったが、みんな次の店ではなく駅に向かっていたのであった。みんなおとなしく1次会で帰るので自分もおとなしく帰る。

12/23

クリスマスイブを前倒しで祝う。スポンジ台にホイップした生クリームをじゅんきと塗りたくってイチゴを乗っける。昨年は嫌がってた、残った生クリームをなめる仕事を喜んでやっていた。Kという某高級スーパーで高級ステーキ用牛肉を購入。今年はシャンパンなどのアルコールは抜きにした。期待の某高級スーパーの高級ステーキ、固いぞ! これにはショック。

12/26

忘年会その4。この日はウクレレ一緒に弾いてるミホちゃんとサシでタイ料理屋さんへ行く。料理もビールもおいしく話もはずんだが、隣の喫煙野郎が迷惑だった。喫煙野郎の向かいはジロジロ変にメンチ切ってきやがるし。それさえなければ完璧だったのにな。シンハービールのゴールデンというやつが、久々に「これはおいしい」と思った。おとなしく1次会で帰る。

12/27

忘年会その5。というか仕事納め。15時から会議スペースで宴会が始まった。記憶はデクレッシェンドである。年明けに締切が迫っているが、どうせ年内には間に合わないので、休み中は締切のことは忘れることにする。おとなしく1次会で帰る。

12/31

コバの誕生日ということで、いつもごくたまに(?)買うMという高級スーパーの高級ステーキ用牛肉を購入。期待した通り、すごく柔らかく、甘く、香り良く、おいしい。やっぱお肉はMで買うに限るね。迷いに迷って日本酒をプレゼントしたが、あまり飲まず。残りは明日、コバ実家へ持ってってもらおう。
 

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