2003年6月26日〜7月2日  誕生から生後1週間の記録
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    2003年7月2日
悲しいお知らせです。昨日のお昼過ぎ、レッドくんが、後を追うように夕方チビテンちゃんが天使になりました・・・。この二人は、最後まで苦しそうな息遣いをしていました。一番大好きな哺乳でさえ、飲むと余計に苦しくなってしまうし、さすっている背中には、この世に産まれてわずか1時間で打った注射(呼吸を促進するため)の跡が痛々しく、この世で生きた5日間は、きっと苦しくしんどい日々だったに違いありません。ソフィーちゃんのお腹にいるときは、きっとこれから楽しいことがいっぱい待っていると信じていただろうに、なにもしてやれなくってごめんね・・・。お空の上では、思いっきり深呼吸して、待ってくれてる天使達といっぱい遊びまわってね。
    2003年6月30日
見てみて!今まで、血色悪かったお顔が、ピンク色になってきたよ♪でも、後2〜3頭がすぐれやんけど・・・。一日一日少しづつ良くなってくれているみたい。がんばれ〜!
     2003年6月29日
7頭のBABY達、生きています。まだ、「元気です。」とは言えないけど・・・。今は、哺乳のたびに、息をしていることが嬉しいです。
夜7時過ぎ、いよいよ手術台にソフィーが乗った。両手を縛られているソフィー。前回より息が大きい気がする。「お願い、助けて。」祈るしかない。
5分もすると、先生が第一子を取り上げた。泣かない。舌を出したまま首がぐったりとしている。やっぱり、BABYはだめなのか・・・。そんなことを思っているや否や、次々とBABYが取り上げられる。気がつけば、病院のスタッフ4人、先生の奥様そしてパパと私、みんなが懸命にBABYの背中をさすっている。どれぐらいたったんだろう。かすかに‘みぃ’と言う声が・・・。「生きている!」あっちでも、こっちでも、顔色がピンクになってきた。
ソフィーちゃんの手術が終わった。まだ動けないし、乾いた舌を出したままだけど、しっかりとこっちを見ている。「よかった・・・。」終わって見れば、お腹には9頭ものBABYがいて1頭は死産、もう1頭は、とうとう息をしなかった。けど、7頭のBABYが、弱弱しいながら、助かった。ソフィーが、命がけで守った小さな命、パパとママが一生懸命元気で大きくなるよう育てるからね。ソフィーちゃん、ありがとう。そして、お疲れ様・・・。
ソフィー、がんばって。
いざ、出産へ。
2003年6月26日(木)、ソフィーちゃん、この日も何も食べない。低血糖のせいで、口の中は真っ白。目も充血している。おすわりしたまま、コックリコックリしているだけで、寝ない。昼から友達のみかちゃんが来てソフィーを見て「ソフィーちゃん、顔色ないやん。」と心配している。夕方になって、もう、ソフィーの体力が限界に来ていると判断。前嶋先生に連絡をとり、緊急に帝王切開することになった。お腹のBABYにしてみれば、まだ危険な日にち。でも、ソフィーの命に代えられない。